コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック(「現代的キリスト教音楽」の意味、CCMとも言われる。)はキリスト教信仰に関係した歌詞に重点を置いた音楽ジャンルである。この音楽用語は、ナッシュビル、テネシーに基礎を置いた白人ポップ、ロック、AOR、AC、キリスト教音楽産業などに使用される。

なお、ボブ・ディランU2[1]などはコンテンポラリー・クリスチャン・ミュージックには分類されない。

前史[編集]

コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック以前にもクリスチャン・ミュージックは、もちろん存在した。南部で活動したクリスチャン・ミュージックの白人音楽家としては、ブルー・リッジ・カルテット[2], The Swanee River Boys, The Blackwood Brothers, Brian Free and Assurance, The Cathedral Quartet, Christian Troubadours, Ernie Haase & Signature Sound, The Florida Boys, The Gaither Vocal Band, Gold City, The Inspirations, Jake Hess, the Imperials[3]などがいた。また、カントリー・ミュージシャンがホワイト・ゴスペル、マウンテン・ゴスペルを録音するケースも多く、オークリッジ・ボーイズ、ウェブ・ピアース、グランパ・ジョーンズらのカントリー歌手がクリスチャン・ミュージックの曲を吹き込んでいる。

概要[編集]

歌詞的にキリスト教であるすべてのポピュラー音楽が、コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージックに分類されるわけではない。

世界のCCM歌手・グループには、シスター・ジャネット・ミード[4]ストライパーエイミー・グラントマイケル・W・スミス,DCトーク、アバロンAvalon,バーローガール en:BarlowGirl, ジェレミー・キャンプen:Jeremy Camp, キャスティング・クラウンズen:Casting Crowns, スティーブン・カーティス・チャップマンen:Steven Curtis Chapman, ディビッド・クラウダー・バンドen:David Crowder Band, ナタリー・グラントen:Natalie Grant,マーシーミーen:MercyMe, ニューボーイズen:Newsboys, クリス・トムリンen:Chris Tomlin, ヒルズソングen:Hillsong, レベッカ・セント・ジェイムスen:Rebecca St. James, サード・ディen:Third Dayその他多くのアーティストがいる。また、ビルボードの「トップ・クリスチャン・アルバムズ」 と 「ホット・クリスチャン・ソングス」 も存在する。

歴史[編集]

コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージックは,1960年代から1970年代初期の「ジーザス運動リバイバル」や、保守・右派の「福音派」の宗教復興運動の間に、ポピュラー・ミュージックの感覚で始まった。初期のポピュラーな「ジーザス・ミュージック」アルバムは、ラリー・ノーマンにより、キャピトル・レコードからリリースされた「この岩の上に(Upon This Rock)」である。伝統的宗教歌とは異なるこの新しいジーザス・ミュージックは、ロックンロールとフォークロックから生まれた。この運動の先駆者にアンドレ・クロウチ[5]がいたという意見もあるが、アンドレ・クロウチは黒人ゴスペルの音楽家なので、この意見には否定的な見解が多い。当初は小さかったジーザス・ミュージック文化は1980年代までに、「何百万ドルもの巨大産業に成長」した。1990年代には、エイミー・グラント、DCトーク、マイケル・W・スミス、ジャーズ・オブ・クレイなどのCCMのアーティストが、主流のトップ40のラジオ局で流れた。現在、クリスチャン・ミュージックは、AOR、カントリー、ロック、ヘヴィ・メタル、ジャズ、ニュー・エイジ、ヒップホップ、パンクなどに拡大している。

論争[編集]

コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージックは1960年代より、様々な方法で論争の種になってきた。キリスト教大学のボブ・ジョーンズ大学は、寮生にCCMを聞く事を”禁じた”。他にもクリスチャン・ロック音楽が、布教目的のクリスチャン音楽と異なるという見解もある。保守的なキリスト教に反し、無神論的であると考えられるロック音楽は、戦後フリーセックス、反抗、麻薬、アルコールの使用と結び付けられて来た[6]

日本のCCM[編集]

ロックシンガーの小坂忠滝元順らのグロリアシンガーズと出合ったことにより、ミクタムレコードを設立して、日本のCCMのジャンルを発展させた。

さらに古くは、織田恭博&ザ・メッセンジャーズがいた。彼らは賛美歌や聖歌中心であった日本の教会音楽に、ドラムを入れたバンドスタイルのフォーク、ソフトロックを持ち込んだ。また、海外クリスチャンアーティストの作品も紹介し、米国マラナサ:Maranathaレコードとの契約を機に輸入ゴスペルレコード・カンパニーも設立し、アメリカのクリスチャン・ミュージックを日本に紹介した。

日本の主なCCM歌手[編集]

世界の主なCCM歌手・グループ[編集]

  • シスター・ジャネット・ミード
  • エイミー・グラント[7]
  • ストライパー(アメリカ)
  • アウト・オブ・ダークネス(イギリス)、プログレCCM
  • 11.59(イギリス)、プログレCCM
  • ザ・クロスビーツ(イギリス)
  • キャドモン(イギリス)、フォーク
  • レーナ・マリア(スウェーデン)

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 全員がカソリック信者のバンド
  2. ^ Archived copy”. 2019年11月21日閲覧。
  3. ^ Cusic, Don (1979-07-28). “Southern Gospel Grows from Rural Roots”. Billboard 91 (30). ISSN 0006-2510. https://books.google.com/books?id=nCQEAAAAMBAJ&pg=PT51 2019年12月7日閲覧。. 
  4. ^ 74年に「ザ・ローズ・プレイヤー」が全米ポップチャートで大ヒットした
  5. ^ http://www.allmusic.com/artist/andraé-crouch-mn0000031263
  6. ^ http://www.newlinetheatre.com/sexchapter.html
  7. ^ http://www.discogs.com/artist/168359-Amy-Grant

外部リンク[編集]