ティーン・ポップ

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ティーン・ポップ
様式的起源 スウィング・ミュージック(1940年代)
バブルガム・ポップ(1960‐1970年代前半)
ダンス・ポップ(1980年代)
R&Bヒップホップロック(1990年代)
コンテンポラリー・R&Bカントリー・ポップ(現在)
文化的起源 1940年代(アメリカ
使用楽器 シンセサイザードラムマシンギター
流行時期 1960年代初期(アメリカ)、1998‐2001年、2005年‐現在
派生ジャンル ユーロポップ
融合ジャンル
アダルト・コンテンポラリー・ミュージック
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ティーン・ポップ: Teen pop)は、プレティーンティーンエイジャー向けに作られる、ポップ・ミュージックのサブジャンルである[1][2]。ティーン・ポップの典型的な特徴は、オートチューンを使用したボーカル、ダンス、視覚的アピールに重点を置き、恋愛など十代の問題に焦点を置いた歌詞などが挙げられる。

歴史[編集]

20世紀[編集]

ティーン向けのポピュラー音楽は1940年代後期までには一般的になっており、代表的な歌手にはフランク・シナトラがあげられる。1960年代初頭にはポール・アンカ、ファビアン、リッキー・ネルソン、フランキー・アヴァロンらが人気を博し黄金世代と言われていた[1]。1970年代、もっとも人気があったのはザ・オズモンズであった。その後はメヌードデボラ・ギブソンティファニーニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックなどの歌手が1980年代後半までに活躍した[1][2]

1996年に女性歌手グループ・スパイス・ガールズがリリースした『ワナビー』のヒットをきっかけに、ハンソンバックストリート・ボーイズイン・シンクロビンオール・セインツなどが有名になっていった。1999年におけるブリトニー・スピアーズクリスティーナ・アギレラジェシカ・シンプソンマンディ・ムーアの成功をオールミュージックは“ポップロリータ”トレンドと呼んだ[1][2]。その後、ウィラ・フォードA*Teensリンジー・ローハンヒラリー・ダフアトミック・キトゥンなどティーン向けのポップ歌手やバンドが急増していった。

その後、ティーン・ポップは商業的な本物ではない音楽とみなされたり、ファン層の遷移、ポスト・グランジヒップホップなどの人気により、1990年代後半のティーン・ポップは終焉を迎えた[3]

21世紀[編集]

2000年代初頭頃から2007年頃までにはディズニーと関わって多くの歌手がキャリアを積んでいった。その他にはオーディション番組『アメリカン・アイドル』シーズン6(2007年)の優勝者、ジョーダン・スパークスミランダ・コスグローヴが人気を博す。一方、テイラー・スウィフトポップ・ミュージックカントリーのスタイルで「ユー・ビロング・ウィズ・ミー」「ラヴ・ストーリー」「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない」などのヒット曲を生み出し大スターになった。

カナダの歌手、ジャスティン・ビーバーはティーン・ポップへの興味を復活させた。2009年、デビューアルバムがリリースされるに先立って、アルバム収録曲がシングルとして4曲リリースされ、それらはいずれも、アメリカのヒットチャート「ビルボードホット100」で40位以内の成績を収めた。アメリカで発売前のデビューアルバムに収められたシングル4曲が、40位以内をマークしたのは彼が初めてであった[4]

2010年にデビューしたイギリスのボーイズグループ、ワン・ダイレクションは、オーディション番組「Xファクター」の「BOYS」部門にそれぞれ別々にエントリーしていた5人がサイモン・コーウェル により見出されグループを結成したものである。

脚注[編集]