アヴァン・ポップ

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アヴァン・ポップAvantpop)とは、90年代のポストモダニズムから派生したアメリカ芸術運動のひとつ。その提唱者のひとりである文芸評論家のラリー・マッキャフェリーは、著書After Yesterday's Crash: The Avant-Pop Anthology (1996) において、「マスメディア・コンテンツ(映画、ポップミュージック、テレビ、マンガ、インターネット、テレビゲームなど)が使われ、その多くはアヴァンギャルドな技術・手法が応用されたアート」と定義されている。マーク・アメリカは「The Avant-Pop Manifesto」において、「ポストモダニズムはアヴァン・ポップに置き換わった」と主張。また2012年6月2日には自身のツイッターで、 「アヴァン・ポップはデジタルコンテンツ=電子配布(Electronic distribution)の時代における最初の芸術的潮流である」と発言した。


アヴァン・ポップという呼称は、アメリカのジャズ・ミュージシャン“レスター・ボウイ”が1986年に発表した同名のアルバム「Avant Pop」から採られたものである。

アヴァン・ポップ文学の先駆者には、ハーラン・エリスンウィリアム・ギブスンフィリップ・K・ディックカート・ヴォネガットなどがいる。その作品が扱う分野は、スリップストリーム (文学)ニュー・ウィアードに極めて類似している。 また映画監督クエンティン・タランティーノロバート・ロドリゲスコーエン兄弟エミール・クストリッツァらが当てはまる。