アンゴルモア〜元寇合戦記〜

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アンゴルモア〜元寇合戦記〜
ジャンル 時代劇
漫画
作者 たかぎ七彦
出版社 KADOKAWA
掲載誌 サムライエース
ComicWalker
レーベル 角川コミックス・エース
発表号 サムライエース:vol.5 - vol.10
発表期間 サムライエース:
2013年2月26日 - 12月26日
コミックウォーカー:
2014年7月11日 -
巻数 既刊7巻(2017年3月10日現在)
アニメ
監督 栗山貴行
シリーズ構成 ヤスカワショウゴ
キャラクターデザイン 小峰正頼
アニメーション制作 NAZ
放送局
放送期間 2018年 -
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

アンゴルモア〜元寇合戦記〜』(アンゴルモア げんこうかっせんき)は、たかぎ七彦による日本漫画元寇文永の役1274年)における対馬の戦いを描く。『サムライエース』(角川書店)にてvol.5(2013年2月26日発売)よりvol.10(2013年12月26日発売)まで連載されたのち、同誌の休刊に伴い『ComicWalker』(同社)に移籍し2014年7月11日よりweb連載中。

あらすじ[編集]

1274年(文永11年)秋。元御家人・朽井迅三郎らは鎌倉幕府によって対馬に流刑される。嵐の海を渡り対馬に着いた流人たちは、島の主である宗氏の娘・輝日姫から恐るべき事情を知らされる。高麗を発した蒙古・高麗軍の大軍団が今まさに日本に向かっており、迅三郎たちは、最前線となる対馬で戦うために送られたというのだ。そして輝日姫から「対馬のために死んでくれ」と告げられ、圧倒的に不利な状況のなか蒙古・高麗軍を宗氏勢とともに迎え撃つ。

登場人物[編集]

流人[編集]

朽井迅三郎くちい じんざぶろう
本作の主人公二月騒動で幕府に捕えられ、対馬に流刑された若き鎌倉武士。義経流ぎけいりゅうの武芸者。
鬼剛丸おにたけまる
巨漢の海賊。迅三郎に捕縛され対馬へ共に流される。
白石和久
元御家人(地頭)。自ら「馬上打物で白石和久の右に出る者無し」というほど、馬上打物を得意とする。蒙古軍に内通していた男衾を斬り、代わりに自分が内通者となる。内通がばれた際は朽井と一騎打ちをし、首を落とされる。首は輝日姫に渡され裏切者であるが手厚く葬られた。
男衾三郎おぶすま さぶろう
元御家人。「武蔵国の大将軍」と呼ばれたと自称する。兄を討ち家督を奪ったが、幕府に露見し、対馬に送られた。宗氏勢の金田城への入城後、蒙古軍に内通する。白石を内通に誘い、断られて斬ろうとするが逆に斬られる。
阿無志あむし
夜目が効き、斥候を得意とする少年。
導円どうえん
僧侶、金瘡医。「日本一の名医」と自称する。
火垂ひたり
弓を得意とする。
張明福ちょうみんぷく
筥崎長者と謳われた商人。役人たちにも賄賂を渡してきたが流刑の身になる。

宗氏一族[編集]

対馬国を支配する地頭家であり、元寇に際し侵攻から日本の国境を防衛する任に当たる。

輝日姫てるひひめ
宗助国の娘。母からある高貴な人物の血を引いている。
宗助国そう すけくに
老齢の対馬地頭代(実質的な支配者)。若かりしころの自分の武功を絵巻にしており、家中の者がうんざりするまで自慢するのが趣味。朽井迅三郎に触発され、一千人を超す蒙古の上陸軍に立ち向かうが、奮戦虚しく討死。
宗馬次郎そう うまじろう
宗助国の嫡男であり、輝日姫の異母兄。蒙古の上陸軍を相手に助国とともに奮戦し、高麗軍の将軍の一人を射殺すも討死。
阿比留弥次郎あびる やじろう
宗助国の養子格。宗助国、馬次郎なき宗家の武者としての一番高い位を有した。蒙古軍千戸将軍ウリヤンエデイとの戦いで戦死する。
貝谷権太郎かいたに ごんたろう
輝日姫の衛士。
鹿乃かの
輝日姫の衛士。
源八げんぱち
宗家重臣。
庄野ノ太郎入道しょうのたろうにゅうどう
宗家重臣。
刑部丞ぎょうぶのじょう
宗家重臣。
左近ノ右馬允さこんのうまのじょう
宗家重臣。
越前五郎治忠
宗家の士分。ねじり鉢巻を着用している。初戦の佐須の合戦では、朽井迅三郎とともに高麗軍に突撃を行い、夜襲にも参加する。地頭勢が金田城に入城後、加志にある穴倉にある食料を調達する任を受ける。
船越重貞ふなこし しげさだ
宗家の士分。初戦の佐須の合戦では、朽井迅三郎とともに高麗軍に突撃を行い、夜襲にも参加する。

刀伊祓といばらい[編集]

迅三郎たちの時代から六百年前の大戦を機に本土から対馬に送られ、土着した防人たちの末裔。対馬地頭である宗家には服属せず、独自の習俗と戦力を持つ。防人たちが築いた古代山城である金田城を本拠地とする。

長嶺判官ながみね はんがん
刀伊祓の指導者。ある高貴な人物の仲介により、宗氏勢を金田城に迎えて共闘する。かつて刀伊と対峙した長嶺判官の名を受け継ぐ。

幕府軍[編集]

少弐景資しょうに かげすけ
元寇に際し、大将軍として九州御家人達の指揮にあたる。

高麗軍[編集]

金方慶きんほうけい
高麗軍大将。千人長であった息子を朽井迅三郎に討ち取られる。
趙抃ちょうべん
高麗軍将軍。金方慶の娘婿。

蒙古軍[編集]

劉復亨りゅう ふくこう
蒙古軍副元帥。女真族
ウリヤンエデイ
蒙古軍千戸将軍、王族。対馬国府側からの上陸軍で敗走した対馬軍を追撃する。

鎌倉[編集]

北条時宗ほうじょう ときむね
幕府執権。柔弱に見せてしたたかな人物。
名越時章なごえ ときあき
北条家一族。迅三郎と親しかったが二月騒動に倒れる。
大蔵頼季おおくら よりすえ
執権の御内人

歴史的考察[編集]

  • 八幡愚童訓』からの引用が多い。
  • 朽井迅三郎は架空の人物で、『八幡愚童訓』に記されている蒙古襲来で戦った対馬の流人「口井兄弟」から着想された人物である[1]
  • 蒙古・高麗軍の装束は『蒙古襲来絵詞』がモデルとなっているが、高麗人や女真族の衣装には遥か後の17世紀以降のものがある。
  • 史書に金方慶の息子の誰かが戦死したという記述はないが、長男の金愃だけ没年がわかっていない。

書誌情報[編集]

テレビアニメ[編集]

2018年に放送予定[2]

スタッフ[編集]

出典[編集]

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外部リンク[編集]