ちるらん 新撰組鎮魂歌

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ちるらん 新撰組鎮魂歌
ジャンル 時代劇
漫画
原作・原案など 梅村真也
作画 橋本エイジ
出版社 ノース・スターズ・ピクチャーズ
掲載誌 月刊コミックゼノン
レーベル ゼノンコミックス
発表号 2012年10月号(創刊号) -
巻数 既刊19巻(2017年9月現在)
漫画:ちるらん にぶんの壱
原作・原案など 梅村真也
作画 橋本エイジ
出版社 ノース・スターズ・ピクチャーズ
掲載誌 月刊コミックゼノン
発表号 2016年7月号 -
アニメ:ちるらん にぶんの壱
原作 梅村真也・橋本エイジ
監督 室井ふみえ
キャラクターデザイン 村田睦明
音楽 平野義久
アニメーション制作 ランドック・スタジオ
製作 「ちるらんにぶんの壱」
製作委員会
放送局 TOKYO MXほか
放送期間 2017年1月 - 3月
話数 全12話+未放映1話
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

ちるらん 新撰組鎮魂歌』(ちるらん しんせんぐみレクイエム)は、原作:梅村真也、作画:橋本エイジによる日本漫画作品。『月刊コミックゼノン』(ノース・スターズ・ピクチャーズ)にて連載中。

本作は、明治45年(1912年)、市川真琴と言う一人の女性記者が、生き残りである永倉新八から聞き出した伝記を描いた作品。幕末に活躍した新撰組を「不良少年グループ」に見立て、ヤンキー漫画テイストで描いている。2017年には舞台化された。

『月刊コミックゼノン』2016年7月号(2016年5月25日発売)からは橋本本人によるスピンオフコメディ『ちるらん にぶんの壱』も連載されており[1]、2017年1月より3月までそのテレビアニメが放送された。

あらすじ[編集]

登場人物[編集]

は特記なき場合はアニメ「にぶんの壱」およびドラマCD共通。

主人公[編集]

土方歳三(ひじかた としぞう)
声 - 鈴木達央
本作の主人公。壬生浪士組副長→新撰組副長。
最強の漢を目指し強さを求めており、強者との闘いを欲している。剣は我流で戦い方は常に真っ向勝負。相手が格上だと相打ち覚悟の『平青眼』を使用する。
血の気が多く喧嘩っ早い性格だが、仲間のためなら命をも張れる真っ直ぐな性格の持ち主。佐々木との一件以降、『試衛館の狂犬』と言うことで名が通っている。
1859年、石田散薬の行商の傍ら道場破りのため立ち寄った試衛館で近藤との勝負に敗れ、正式な門人となる。
市川真琴(いちかわ まこと)
東京毎日新聞の記者。土方歳三の孫。
杉村義衛(すぎむら よしえ)
晩年の永倉新八。取材当時の年齢72歳。
新撰組の取材に来た市川真琴に、新撰組や土方歳三についての真実を話す。
年老いてなお、指抜きの腕前や休み無しで8キロ以上も歩く体力がある。

新撰組[編集]

試衛館一派[編集]

近藤勇(こんどう いさみ)
声 - 高木渉
試衛館の道場主。壬生浪士組局長→壬生浪士組平隊士→新撰組局長。試衛館の面々から、「近藤さん」や「オヤジ」と呼ばれ慕われている。
剣は一般的な日本刀を使用する。仕合等では丸太の木剣を使う。「剛剣無双」と称される力の持ち主で、丸太の木剣を槍の突きより速く振るうことが出来る。料理の腕はあまり良くない様子で、原田、高杉以外からは大不評である。
仲間の命のためなら、局長の座を降りて土下座をしたり、素手で剣を握って止めたりする心優しい人物。それと共に最強を目指す武士としての心意気を持つ。
沖田総司(おきた そうじ)
声 - 代永翼
試衛館最強の男。壬生浪士組副長助勤→新撰組副長助勤→新撰組一番隊組長。
剣の天才で、得意技は三回の突きが一回で突いたように見える「神速の三段突き」と称される突き。
鬼子(おにご)と呼ばれる極限状態になることが出来る。これは心臓が通常の3倍の血液を送り出し、全身の筋肉細胞を覚醒することで、超人的な瞬発力を行使可能となる。この状態になると紅に燃える瞳になる。芹沢鴨との闘いまでは、理性を完全に失い殺戮本能のままに動く殺人鬼な人格だった。芹沢と近藤の勝負がキッカケで取り込み、理性を保ったまま発動することが出来るようになる。しかし心臓に多大な負担をかけてしまうデメリットがあり、池田屋では心臓の負担から戦線離脱してしまう。
永倉新八(ながくら しんぱち)
声 - 梅原裕一郎
試衛館一の常識人。壬生浪士組副長助勤→新撰組副長助勤→新撰組二番隊組長。神道無念流免許皆伝者。
相手と真剣勝負や出陣をするときは、両腕に鉄甲着用したり鎖を巻いたりしている。他の試衛館の面々と比べると、剣の才能が無いことを自覚している。そのため、その差を埋め勝つために色々と努力をしている。
握力が異常に強く、剣を握っている相手の指の骨を折る「指抜き」や一撃で相手を打ちのめす殴打力の強さに繋がる。さらに、斬られ慣れているため相手の刀を見切り、刀を掴んだり真剣白羽取りするのも得意。
斉藤一(さいとう はじめ)
声 - 木村良平(アニメ)、伊智生土治戦国大戦
試衛館一のサディスト。壬生浪士組副長助勤→新撰組副長助勤→新撰組三番隊組長。
峰の部分に凹凸のあるソードブレイカー状の刀を使用する。斬り合いしながらでも、相手の様子や動きを見る冷静さと、ちょっとずつ相手を痛めつけて追いつめていく狂気を持つ。新見はこの性格を「冷静な狂気」「冷たく壊れている」と評している。
1862年位に、同門の田島龍之助を斬った事実から、試衛館を抜け江戸から離れる。
1863年3月ごろ、会津藩士への天誅騒動の折に、琴をつれて田中新兵衛に追い詰められた手負いの土方と京都で再会する。その後、浪士組に入隊する。
新見錦の粛清の際に阿比留の敵でもあるため、新見を殺す役割を請け、阿比留から借りていた刀で粛清した。
山南敬助(やまなみ けいすけ)
声 - 森久保祥太郎
試衛館の理論派の眼鏡男子。壬生浪士組副長→壬生浪士組平隊士→新撰組副長。
戦う時は刀と飛び道具のクナイを使用する。局中法度を作ったり、軍師として戦術を考えたりと、頭脳面でも活躍している。
本作では脱走にあたって、土方と立ち合いをし敗れて死亡。対外的には切腹で死亡ということになっている。
原田左之助(はらだ さのすけ)
声 - 蒼井翔太
試衛館一の槍の使い手。壬生浪士組副長助勤→新撰組副長助勤→新撰組十番隊組長。種田流槍術免許皆伝者。
大鎌の刃を仕込んだ太いを使用する。基本は槍ではなく大鎌の方で戦う。遠心力を上手く利用して、相手の命を一瞬にして刈り取るさまから「死神」と称される。
口数は多くないが語尾など「ぞなもし」となり伊予弁である。極度の味音痴でみんなが不味いと言う近藤のメシを美味いと言う。
井上源三郎(いのうえ げんざぶろう)
試衛館一派の最年長。壬生浪士組副長助勤→新撰組副長助勤→新撰組六番隊組長。
温厚でおっとりした性格で非常に寡黙。現在、一言も言葉を発していない。チャクラム状の刀を使用する。
藤堂平助(とうどう へいすけ)
声 - 古川慎
試衛館の最年少。壬生浪士組副長助勤→新撰組副長助勤→新撰組八番隊組長。北辰一刀流玄武館始まって以来の麒麟児と呼ばれ、15歳で免許皆伝した剣才の持ち主。
島田魁とコンビを組むことが多く、いつも強気で突っかかる。
芹沢鴨の暗殺の際に出会った中村半次郎の剣圧に気圧され心が折れてしまい、以来示現流相手だと恐怖心で闘えなくなり、池田屋でもそれが原因で額に深手を負う。伊東がその恐怖心に漬けこみ、阿片中毒になってしまう。
阿比留鋭三郎(あびる えいさぶろう)
試衛館の良心。斉藤一とは同い年で特に仲良し。カッターの刃のような柄ですぐに切り離しが可能な刀を使用する。
試衛館のみんなと共に京に上洛し会津藩預かりになってすぐに、長州の久坂玄瑞から情報を流せば兄を殺した「阿修羅の男」の居場所を教えると取引を持ちかけられる。阿比留はその取引に応じ、裏切り者となる。
久坂の手引きで仇の「阿修羅の男」に出会うが、そこで仇が新見錦で自身は利用されたと気付き、激昂し斬りつける。だが新見の、兄の刀だと言う言葉に動揺し、胸に毒付きの刀を一刺し喰らい、今際の際に兄と話して絶命する。
彼の死は斬られた事実は伏せられ、病死とされる。
島田魁(しまだ かい)
声 - 落合福嗣
壬生浪士組諸士調役兼監察→新撰組諸士調役兼監察。片腕で岩のダンベルを持ち上げる筋骨隆々のドレッドヘアの男。棍棒を使用する。
壬生浪士組結成時に入隊したが、試衛館一派の9人と新見錦の粛清や芹沢鴨暗殺を共に行動するなど、戦力や仲間として人数に数えられる程信頼されている。
藤堂とコンビを組むことが多い。

芹沢派[編集]

芹沢鴨(せりざわ かも)
声 - 小西克幸
壬生浪士組筆頭局長→新撰組筆頭局長。
サングラスをかけたりする非常にファンキーな人物。好きな言葉は「暴力」で、何の躊躇もなく人を斬る。水戸藩芹沢村出身。
天に愛されてると言われる程、圧倒的な武力の持ち主。また8歳で「四書五経」を読破、10歳で独学で語を理解すると言う学の持ち主でもある。しかし、全てを与えられた故に「必死の努力の末に壁を破り成長する」と言う凡人故に得る無上の快感を得ることが出来ず、ある種の「退屈(絶望)」と向き合うことになる。
暗殺前夜に、土方と会い、自身の信念等を話す。1863年9月18日、1番にやってきた沖田と勝負するが鬼子に頼る沖田の闘いに失望し、途中で現れた近藤と勝負する。近藤との勝負は愉しみを向かえつつ、近藤にとどめを刺そうとするも、鬼子を取り込んだ沖田に止められる。再び沖田との真剣勝負を行い、沖田の神速の三段突きを受け、致命傷を味わう。最期に土方に「散るべき場所がある」とメッセージを贈り、命を散らした。
新見錦(にいみ にしき)
壬生浪士組副長→新撰組副長。
左頬に口から伸びる2条の縫い傷がある。毒が付着した刀を使用する。元は貧農の子で、旧名は粂太郎。
非常なる野心家で、近藤一派はもちろん芹沢鴨すら出し抜いて利用しようとする強かさを持つ。また、勝利と生への凄まじい執着心を持ち、目的のためなら卑怯な手段も選ぶ。そのことから、どんな逆境も失わない冷静な判断力と狡猾な策を練り出していく。
子供のころ、村が夜盗に襲われ、この時に夜盗に斬られ前述の口の縫い傷ができる。この事件は新見の性格形成に大きな影響を与えている。その後、村を襲った夜盗の頭領を殺し自身が頭領となる。そして、その数年後に水戸に渡り芹沢と出会う。この時に名を新見錦に改める。
1863年、長州の久坂と通じて、権力を握ろうとする。長州が京から追放されたのをきっかけに近藤派を亡きものとするため襲撃するが、これを察知していた山南に逆に利用されハメられる。
戦局が悪くなると察知すると、一目散に逃げるが追ってきた斉藤と相対する。斉藤にも阿比留のように毒付きの刀を刺そうとするが、阿比留の死より斉藤に見切られ、なす術なく敗走する。それでも追い付く斉藤にありとあらゆる方法で命乞いをするが、最期は阿比留の刀を持っていた斉藤に、脳天を貫かれ粛清される。なお新見の死は、勝手に金策をした科による切腹とされた。
平山五郎(ひらやま ごろう)
壬生浪士組副長助勤→新撰組副長助勤。七鬼衆の一人。神道無念流免許皆伝者。
本作では姫路藩の出身とされており、左目が縫われて閉じられている。この左眼は通常の視力は失っているが、生体電流・神経電流を感知することが可能で(平山はこれを「雷気」と名付ける)、対戦相手の行動を完全に未来予知が行える。
1863年9月18日に土方・沖田と対峙するが、沖田が芹沢の下に先行したため、土方と死闘を繰り広げる。「雷気」で土方の剣をことごとく看破し、追い詰めていく。だが、土方の雷気に反応しない無念無想の境地に到達した攻撃「虚狼(うつろ)」を受け、土方と地獄での約束を交わし息絶えた。
水戸天狗党七鬼衆
新見の死後、芹沢が水戸から呼び寄せた配下。7人で500人の夜盗を全滅させたと言う噂がたつほどの手練れの集まり。
芹沢暗殺の夜に、近藤勇を逆暗殺すべく出向くが、芹沢暗殺に携わる各人に撃破される。
榊一児(さかき いちじ)
ニ児と共に藤堂平助と島田魁の2人と相対し、藤堂と死合いをする。藤堂に、とどめを刺そうとするところまで行くが、中村半次郎の乱入もあって、とどめが刺し損なう。
中村を二児との連携技で上空から仕留めようとするが、半次郎のかちあげ一閃により、体を真っ二つに斬られる。
榊二児(さかき にじ)
榊兄弟の次男。体格は兄の一児より大きい。
過去に母親が一児を撲殺しようとするため、一児を守るために母親を殺したことがある。故郷を捨てる際、一児から自分達の父親がサムライであると言う話を聞くが、二児は嘘だと見抜く。しかし、一児の優しさに触れ二人で強くなることを誓う。
一児と共に藤堂平助と島田魁の2人と相対し、島田と死合いをする。しかし、中村の乱入により一児と共闘するも、一刀両断され敗死する。
不動院全空(ふどういん ぜんくう)
原田左之助の槍の師であり、原田左之助に「天上天下左之我独尊(原田左之助こそが我の全て)」と狂おしい程の情念・純哀を抱いている。原田佐之助と相対するが、左之助に対する煩悩が槍の動きを遅らせ、左之助の槍をまともにくらう。最期に自身の左之助に対する想いに喜び、川底に落ちていった。
粟田幻斎(あわた げんさい)
少年のような容姿で七鬼衆の中で体格は一番小柄。医学に精通している。実年齢は永倉より30の年上だが、薬の影響で若々しい。
永倉新八と相対し、三国時代の神医華佗の『青嚢書』に載っている「鬼肉散」と言う処方箋にて、体格を増大し筋骨隆々にする(いわゆる、ドーピング)ことで永倉を徐々に追い詰めていくが、永倉の秘拳「点穿撃(うがち)」をくらい、内臓を破壊され敗死する。
下村眉山(しもむら びざん)
笠とマントを羽織る壮年の男。居合いの達人。
雨滴三斬(うてきみざん)」と称する神速の三連居合いを得意とする。
斉藤一と相対する。神速の居合いで斉藤を切り刻んでいくが、鞘から出る斉藤の血のこすれる音の違いで太刀筋を見切られ、背中から胸に一突きされ敗死する。
シェル=ドワーフ
七鬼衆唯一の外国人。元フランス陸軍少尉。
一対多数を得意とする連射弓使い。正確無比に相手の急所を射抜く。さらに相手が幅広く陣取っても、水平多段撃ちも得意としているため、まとめて射抜くことが出来る。
山南敬介と井上源三郎の2人と相対する。得意の連射で山南と井上2人相手でも優位に運ぶ。だが、事前に弓使い対策をした2人に一瞬のスキを見せ、2人に斬られ敗死する。

その他の隊士[編集]

佐伯又三郎(さえき またさぶろう)
壬生浪士組副長助勤。新見錦が近藤勇を殺すために久坂から借り受けた刺客。隊士の一人として潜り込んでいた。得物は柄のところに輪っかがある二本の刀。剣の天才で二刀流の使い手。
「弱い奴を圧勝で殺る」ことに快感を覚える殺人衝動の持ち主。近藤を殺せないストレス発散のために、佐々木愛次郎を無惨に切り刻み殺害する。
そのことが永倉に知られ永倉と刀を交える。当初は自身の剣才が永倉を圧倒し切り刻んでいった。しかし、永倉が見切った上での白刃取りをされ、永倉の殴打により形勢逆転する。最後に命乞いをするフリして、永倉を騙し討ちしようとするが、それも読まれた永倉に首を組まれ、骨を折られ死亡する。
山崎烝(やまざき すすむ)
壬生浪士組監察→新撰組監察。
半面形のガスマスク状の物で口と鼻を覆っており、「シュコー、シュコー」という呼吸音が擬音として描かれている。狭くて暗いところが好き。
報酬が多い方が自分の主人と公言する程の拝金主義者。新見錦・近藤派・芹沢派それぞれに情報を売り渡す三重スパイを隠さず行っており「すがすがしいまでに下衆」と他の登場人物に評される。
一度見聞きしたものは細大漏らさずに記憶し、さらにその会話を本人の声で再現することが出来る能力を持つ。
伊藤鉄五郎(いとう てつごろう)
新撰組一番隊隊士。通称「人喰い鉄五郎」。
カブトムシを直接食べるなど、奇抜な行動が見受けられる。
自身の組長である沖田総司の強さを認めている。
谷万太郎(たに まんたろう)
新撰組十番隊隊士。
小柄で色黒な風貌をしている。
自身の組長である原田左之助が最強であると考えており、そのことを言及してきた武田と私闘に発展した。(争いは土方によってすぐ収められた)
武田観柳斎(たけだ かんりゅうさい)
新撰組三番隊隊士。
坊主頭に数珠の所持といったのような身なりが特徴。
自身の組長である斉藤一が最強であると考えており、そのことを言及してきた谷と私闘に発展した。(争いは土方によってすぐ収められた)
伊東甲子太郎(いとう かしたろう)
トーマス・グラバーを通じて薩長と通じており、グラバー経由で入手した阿片で藤堂を中毒にする。

会津藩[編集]

松平容保(まつだいら かたもり)
髷がハート型の会津藩主。幕府は滅びると思いながらも会津の心意気を見せつけるために、守護職を引き受けた侠気の持ち主。

会津五流[編集]

会津藩が天下に誇る“武”の流派。

元浪士組が会津藩に士官を求めた際に、元浪士組の腕前を量るために試合を行う。当初、勝ち越しが条件であったが、元浪士組の出した条件は5戦全勝であった。

佐川官兵衛(さがわ かんべえ)
一刀流溝口派師範。
土方歳三と対決。わずか二合の全力の斬り合いをし敗北する。
望月安久(もちづき やすひさ)
安光流師範。
芹沢鴨と対決。芹沢に力で押し込まれ敗北する。
黒河内百次郎(くろこうち ももじろう)
真天流締方勤(師範代)。
沖田総司と対決。沖田総司の疾い足さばきと神速の三連突きの前に敗北する。
柴司(しば つかさ)
神道精武流師範。
永倉新八と対決。最初は新八を圧倒したが最後の一刀を新八に見切られ、殴打され敗北する。
高津仲三郎(たかつ ちゅうさぶろう)
宝蔵院流槍術師範。
近藤勇と対決。近藤勇の疾い丸太の一降りに圧倒され降参する。

幕末の志士たち[編集]

土佐藩[編集]

岡田以蔵(おかだ いぞう)
声 - 松岡禎丞(ドラマCD)
通称は人斬り以蔵。居合の後から動いても先制することが出来る剣速の遣い手。
当初は人殺しが嫌いでただ「最強の漢」を追い求める剣士だった。しかし武市の差し金で人斬りとなる。二重人格的な様相で普段は心優しい真っ直ぐな青年だが、斬りあいになると冷徹な人斬りとなる。
土方とは2度に渡って剣を交わしており、2度とも引き分ける。
1863年の京では人斬りとして暗躍していたが、やがて用済みとなる。逃亡生活では泥棒したりゴミを漁っていた。また人斬りの時は人をワラ人形と思い斬っていたために、自身もワラ人形になってると幻覚を見て苦しむ。
橋の上で土方に再会する。永倉立ち会いの下極限の決闘を行い引き分けたが、再び剣を振るう楽しさを思い出し笑顔を取り戻す。土方と涙流して再戦を誓いあうが、幕史に捕まり土佐藩に送還される。処刑される最期の瞬間まで牢獄の中で土方歳三のことを想い、木刀を振り続けた。
武市半平太(たけち はんぺいた)
土佐藩京都留守居役。ドス黒い目をしており眉間にシワを寄せた人物。
久坂と通じて京都に天誅の嵐を起こした人物。以蔵を人斬りに仕立てた張本人。
政情の変化から土佐に呼び出されて投獄される。岡田以蔵に今までの悪行がバレないために自決を求めた。
坂本龍馬(さかもと りょうま)
直接的に本編には関わっていないものの、回想で度々登場。
土佐藩士の多くが岡田以蔵を人斬りの道具として考える中、彼のことを「友達」と考えるほど器の大きい人物である。
本作では薩長連合による新政府ではなく、諸藩連合(徳川家はその中心)による新政府樹立で日本内乱を抑えようと画策したことで、戦争(および阿片)による商売の邪魔になるとトーマス・グラバーと薩摩の意向によって暗殺されたことになっている。

長州藩[編集]

久坂玄瑞(くさか げんずい)
長州藩京都藩邸御用掛→長州藩京都留守居役。色黒な男で長州弁の丁寧表現である「〜であります」を多用する。元は町医者の出。
革命のためなら日本中を戦火に巻き込んでも良いと考える過激思想の持ち主。また用済みになったらあっさりと斬り捨てる冷酷で合理的な考えを持つ。
禁門の変を起こし、来島又兵衛らの主力を囮に鷹司邸へ攻め込むも、計画は察知されており鷹司邸はもぬけの空。計画の全責任者として守備についていた越前藩兵らの衆目の中、身に着けていたダイナマイト状の炸薬で爆死する。
高杉晋作(たかすぎ しんさく)
「GOD」を自称する傲岸不遜な男。一人称としても「GOD」を用いる。近藤の料理を喜んで食べる感じる数少ない人物の1人(料理の不味さが想定外であるため感動して食べている)。二丁拳銃の遣い手。
坂本龍馬曰く「高杉晋作こそ全身革命家」と称されるほど、世の中をひっくり返すためだけに生を受けたような性格の持ち主。徳川幕府による現体制の破壊を目的とするが、破壊そのものが目的であり討幕後のビジョンはまったくなく、討幕後の新政府が「おもしろくない」場合は再度破壊すると息巻く。
新撰組の屯所に乗り込み、国を破壊するので新撰組には下僕になることを許すと、良かれと思った救いの手を差しのべるも断られる。
その後久坂や桂と料亭にて、久坂の革命の計画を聞くと久坂の革命に助力する。
桂小五郎(かつら こごろう)
長州藩政務座最高位。神道無念流練兵館塾頭を務めた剣の達人だが、無駄な闘いは避ける通称「逃げの小五郎」。
過激派が多い長州藩士の中で冷静沈着な性格の持ち主。久坂の革命の計画を当初は常軌に逸していると評する。しかし久坂の更なる計画を聞き、計画に賛同する。
池田屋の会合に参加するが、新撰組が踏み入ったことにより吉田稔麿の手引きで藩邸に逃げおおせる。
吉田稔麿(よしだ としまろ)
松下村塾四天王の一人。千死突(せんしとつ)と称される宝蔵院流槍術の達人。方天画戟を使用する。
主に高杉や桂といった長州藩の重要人物の護衛をしている。池田屋の会合にも参加しており、新撰組が踏み入った際一計を案じ一人でも多く生かして逃がす策を指示し、自身は桂を藩邸に送ると、増援として池田屋に向かう土方らを足止めし、1人でも多くの同志を逃がすために土方と闘い、討たれる。
入江九一(いりえ くいち)
松下村塾四天王の一人で武闘派。トンファーの遣い手。
吉田と同様、高杉や久坂といった長州藩の重要人物の護衛を任務としている。来島率いる部隊を殲滅し、鷹司邸へ追撃してきた西郷隆盛率いる薩摩藩兵に吶喊して討ち死にする。
来島又兵衛(きじま またべえ)
長州藩遊撃隊総督。
長州藩の名誉を何よりも重きに置く気骨のある老人。
禁門の変にて本隊を率いるも、西郷隆盛率いる薩摩藩兵、中村半次郎の前に粉砕される。
品川弥二郎(しながわ やじろう)
山県狂介(やまがた きょうすけ)
伊藤俊輔(いとう しゅんすけ)
井上聞多(いのうえ もんた)
大村益次郎(おおむら ますじろう)

薩摩藩[編集]

田中新兵衛(たなか しんべえ)
通称は人斬り新兵衛野太刀自顕流の遣い手。のような大型の太刀を使用する。
自身は平気で不意打ちするが、他人がやると激昂し卑怯者と罵る。とてつもない怪力の持ち主で一撃で刀を折ったりする。
京では久坂や武市の指示で、岡田以蔵らと共に暗殺していた。
やがて政情の変化により久坂から用済みとされ、姉小路卿殺害の濡れ衣を着せられる。追われる身となると浪士組の屯所を急襲し土方と相対する。土方とわずか数合の勝負で斬り伏せられ、最期に人斬りとしての誇りを語り土方に首をはねられる。公には取調べ中の自死とされた。
中村半次郎(なかむら はんじろう)
通称は人斬り半次郎示現流史上最強の遣い手にして最狂の剣士。通常の刀の倍以上はある長刀を使用する。
頬がこけて体は細く、目つきも恐ろしい風体を放つ。
全身のひねりが生み出す回転力を斬撃に利用した変則示現流の遣い手。その斬撃は二児の鉄槌を真っ二つにする程で、多くの遣い手を一刀で沈めてきた。
西郷吉之助(さいごう きちのすけ)
後の西郷隆盛。
大久保一蔵(おおくぼ いちぞう)
後の大久保利通。

幕府[編集]

幕臣[編集]

勝海舟(かつ かいしゅう)
声 - 黒田崇矢(ドラマCD)
幕府蕃所調所頭取。田島龍之助の一件を田島の遺書を見せることにより騒動を鎮めた。
佐々木只三郎(ささき たださぶろう)
声 - 三上哲(ドラマCD)
講武所剣術教授方。神道精武流免許皆伝で、「小太刀日本一」と称される達人。
オカマ口調が目立つ武士で、土方から度々「カマ三郎」と呼ばれる。

その他の登場人物[編集]

琴(こと)
会津藩士の天誅事件の実行犯の一人。西洋風の剣の使い手。赤髪で青目の女性。
幼きころより青い眼を持つ故に人として扱われず、鬼として生きることを選ぶ。その後久坂に出会い、志士と言う言葉に感銘を受け以後師事する。
土方暗殺の失敗から久坂から用済みとされ、かつての忍の頭領から命を狙われる。しかし、土方と斉藤のおかげでことなきをえる。
その後会津に捕まりそこで自害しようとするが、容保に制されて思い止まり生きることを選ぶ。
岩倉具視(いわくら ともみ)
元左近衛権中将。通称「禁中の怪物」と呼ばれる筋骨隆々の公卿。
河上彦斎(かわかみ げんさい)
通称は人斬り彦斎。岩倉が新撰組によこした刺客で「羅刹」の通り名を持つ。
岡田以蔵とは質が異なり、人斬りの人格「彦斎」と心優しい少年の人格「彦治郎」の二つの人格を持つ。
三牙(さんが)
トーマス・グラバー
長崎に滞在するイギリス人商人。武器の販売と阿片の密売を行う。

書誌情報[編集]

舞台[編集]

2017年4月7日から10日まで大阪・森ノ宮ピロティホールで、4月20日から30日まで東京・天王洲 銀河劇場にて公演された。

出演[編集]

テレビアニメ[編集]

スピンオフ作品『ちるらん にぶんの壱』を原作としたアニメが、2017年1月より3月まで5分枠の短編アニメとして放送された。同年5月26日に全12話を収録したDVDが発売された。

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

オープニングテーマ「僕の手に触れるな」
歌 - 神様、僕は気づいてしまった

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 原画
第一刀 異名(あだな) 室井ふみえ 村田睦明 松本憲生、山田勝哉
小美野雅彦、あべたくじ
第二刀 男気(モテキ) あべたくじ、村田睦明
第三刀 睡眠(グッドナイト) ササキムリ 佐藤雄三 室井ふみえ 滝川和男、坂下史織
第四刀 恋文(ファンレター) 室井ふみえ 高村雄太 福山拳侍、磐城慎
あべたくじ
第五刀 恐怖(ホラー) ササキムリ 伊勢昌弘 伊勢昌弘、あべたくじ
村田睦明
第六刀 愛用(トレードマーク) カミムラタカト - -
第七刀 見廻(ブリザード) 伊勢昌弘
第八刀 (パーティー) 玉川真人 村田睦明 飯田宏儀、あべたくじ
第九刀 変装(コスプレ) 飯田宏儀
第十刀 食事(ランチタイム) 芦野芳晴 芦野芳晴
第十一刀 日常(ルーチーン) 室井ふみえ 浜崎博嗣 あべたくじ、村田睦明
橋本エイジ、浜崎博嗣
第十二刀 休憩(シエスタ) 室井ふみえ 中嶋敦子 中嶋敦子、斉藤哲人
室井ふみえ

放送局[編集]

日本国内 テレビ / 放送期間および放送時間
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [3] 備考
2017年1月10日 - 3月28日 火曜 1:00 - 1:05(月曜深夜) TOKYO MX 東京都 リピート放送あり
火曜 1:30 - 1:35(月曜深夜) KBS京都 京都府 製作委員会参加 / 物語の舞台地
ワカコ酒』との連続放送[4]
2017年1月12日 - 3月30日 木曜 0:15 - 0:18(水曜深夜) サンテレビ 兵庫県
2017年4月7日 - 6月23日 金曜 0:15 - 0:20(木曜深夜) AT-X 日本全域 CS放送 / リピート放送あり

出典[編集]

外部リンク[編集]