鈴鹿川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。240b:251:e1:2e00:981a:4588:c89a:915a (会話) による 2022年10月13日 (木) 10:41個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

鈴鹿川
鈴鹿川:2006年(平成18年)5月撮影
鈴鹿川に架かる伊勢鉄道伊勢鉄道線橋梁

地図

地図
水系 一級水系 鈴鹿川
種別 一級河川
延長 38 km
平均流量 7.21 m³/s
(高岡観測所:2000年(平成12年))
流域面積 323 km²
水源 高畑山(三重県滋賀県
水源の標高 773 m
河口・合流先 伊勢湾(三重県)
流域 日本の旗 日本 三重県
テンプレートを表示

鈴鹿川(すずかがわ)は、三重県北部を流れる一級水系本流

概要

川の名前は大海人皇子東国へ向かう途中、洪水に難渋しているところに駅路鈴をつけた鹿が現れ、その背に乗って川を渡ったという伝説から付けられたとされる[1]

地理

滋賀県との県境を成す鈴鹿山脈の高畑山(三重県・滋賀県)に発し、伊勢湾に注ぐ。流路のほとんどで東海道国道1号)が並行する。上流域はかつて鈴鹿郡関町だったが、2005年平成17年)1月11日から亀山市に編入された。

また、特筆すべき事項として、1956年昭和31年)8月1日、旧鈴鹿郡関町加太一ツ家が分水界を越えて旧阿山郡伊賀町に編入され、伊賀町一ツ家(現在は伊賀市一ツ家)となったため、主な支流の一つである加太川は伊賀市も流れている。

流域の自治体

三重県
亀山市鈴鹿市四日市市

主な支流

括弧内は流域の自治体

  • 加太川(亀山市、伊賀市)
  • 安楽川(亀山市、鈴鹿市)
  • 内部川(四日市市)

並行する交通

鉄道

道路

架橋

江戸時代には橋はなく水かさが増したときは甲斐の渡し(鈴鹿川)の通行は容易でなかった[2]前川定五郎1832年 - 1917年大正6年))が寄付金を集め私財を投じ、1908年明治41年)に定五郎橋が完成した[2]1952年(昭和27年)5月27日、鈴鹿川堤防沿いに定五郎の顕彰碑が建てられた[2]

脚注

  1. ^ 日本の川 - 中部 - 鈴鹿川”. www.mlit.go.jp. 2020年6月11日閲覧。
  2. ^ a b c 定五郎橋”. 三重県鈴鹿市牧田地区文化遺産. 2020年11月13日閲覧。

外部リンク