鄭現旭

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鄭 現旭(チョン・ヒョンウク)
Jong Hyun-Wook
三星ライオンズ #19
基本情報
国籍 大韓民国の旗 韓国
出身地 慶尚北道高霊郡
生年月日 (1978-12-02) 1978年12月2日(45歳)
身長
体重
188 cm
85 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 1997年 2次ドラフト3位
初出場 1998年
年俸 2億1000万ウォン(2011年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

国際大会
代表チーム 大韓民国の旗 大韓民国
WBC 2009年

鄭 現旭(チョン・ヒョンウク、1978年12月2日 - )は、韓国出身のプロ野球選手三星ライオンズ所属の投手

経歴

1998年三星ライオンズで初の1軍登板を果たすと、翌99には先発として活躍し5勝を記録した。その後故障もあり2001年には1軍登板がなかったが、2003年には43試合、翌04年には27試合に登板し、リリーフとして活躍していた。だが2004年9月韓国プロ野球界に衝撃を与えた兵役不正免除問題で逮捕され、実刑判決を受けた。兵役を務め、除隊後の2007年シーズン途中に三星へ復帰し、2008年には53試合に登板、ロングリリーフとして活躍し10勝15ホールドを記録した。

2009年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の韓国代表に選ばれると、予想以上の活躍を見せた。1次ラウンドの日本戦(3月7日)で先発金廣鉉が2回途中8失点で降板し2番手で登板した際、日本の打者たちを速球で抑えていたのが金寅植監督の目に留まり、2日後の日本との1次ラウンド順位決定戦で先発奉重根の後を受け2番手として登板し、またもやしっかりと抑えチームの完封勝利に貢献した。

2次ラウンドでも活躍は続き、緒戦のメキシコ戦では不安定だった先発の柳賢振の後を受け2番手として3回を粘り強い投球で無失点に抑えた。準決勝のベネズエラ戦でも4番手として登板した。メジャーリーガーメルビン・モーラカルロス・ギーエンマグリオ・オルドニェスから三振を奪い、決勝進出に貢献した。決勝の日本戦でも先発奉重根の後を受け、2番手として登板したが、7回表1-1の同点の場面で中島裕之に勝ち越しタイムリーを浴び、勝利には貢献できなかった。このようなチームのために労を厭わず力投を続ける姿が韓国の人々の目に留まり、「国民の奴隷」というニックネームがつけられた。

同年のシーズンは、プロ野球の公式戦では自己最多の62試合に登板し、抑えに中継ぎにフル回転。WBCや前半戦の疲労もあって後半はやや調子を落したものの、同僚の權奕とともに勝利の方程式の一環として活躍した。2008年から2011年まで4年連続50試合以上に登板し、三星のリリーフ陣に不可欠の存在となっている。

投球スタイル

長身から投げおろす常時140km/h台、最速は150km/hを超えるストレートと、縦のカーブを武器に相手をねじ伏せる速球派右腕。連投、ロングリリーフも厭わない。

投手成績





































1998

5 1 0 0 0 7.2 6 3 6 2 4 4 4.70 2.35
1999 25 3 7 0 0 78.2 80 12 32 56 54 44 5.03 6.41
2000 2 0 0 0 0 5.0 6 1 3 2 6 2 3.60 3.60
2001 1軍出場なし
2002 20 1 1 0 0 36.0 32 2 18 34 20 16 4.00 8.50
2003 43 4 5 1 3 86.1 91 6 34 77 47 44 4.59 8.03
2004 27 4 5 0 1 85.2 81 8 42 67 41 32 3.36 7.04
2005 兵 役
2006
2007 11 0 1 1 0 14.2 15 3 11 6 10 9 5.52 3.68
2008 53 10 4 0 11 127.0 108 3 56 97 51 48 3.40 6.87
2009 62 8 5 6 16 79.0 77 8 38 66 33 30 3.42 7.52
2010 61 9 1 12 11 70.1 66 3 30 65 31 25 3.20 8.32
2011 52 3 3 1 20 67.2 65 4 29 3 21 18 2.39 0.40
通算成績 361 43 32 21 62 658 627 53 299 520 318 272 3.72 7.11

外部リンク