超電動ロボ 鉄人28号FX

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鉄人28号 > 超電動ロボ 鉄人28号FX
超電動ロボ 鉄人28号FX
アニメ
原作 横山光輝
シリーズ構成 園田英樹
キャラクターデザイン 本橋秀之
メカニックデザイン 創一機、村田護郎
音楽 近藤浩章
製作 ASATSU東京ムービー新社
放送局 日本テレビ
放送期間 1992年4月5日 - 1993年3月30日
話数 47
テンプレート - ノート

超電動ロボ 鉄人28号FX』(ちょうでんどうロボ てつじん28ごう エフエックス)は、1992年4月5日から1993年3月30日まで日本テレビ系で全47話が放送された日本テレビ、ASATSU東京ムービー新社製作のロボットアニメである。アニメ版『鉄人28号』の第3シリーズにあたる。なお、本作では原作者の横山光輝本人が最終回まで直接シリーズ制作へ関与している。

概要

旧作第2シリーズのリメイクではなく、第1シリーズの続編として製作された。時代設定は2002年、主人公は少年探偵の金田正太郎本人ではなく、45歳になった私立探偵・金田正太郎と資産家の娘で科学者である妻・陽子との息子・金田正人(かねだ まさと)。状況によっては初代鉄人28号も出動した。

前半は正人はじめ5人の少年探偵を擁する金田探偵事務所および鉄人とゾーン総統率いるネオ・ブラック団との戦いを、シュタイナーと詩織の恋愛模様を織り交ぜつつ描いたが、後半は設定を変更、正太郎がインターポール[1]長官に就任したことに伴い金田探偵事務所を解散、正人たち5人をインターポール捜査官として採用した上で、長官直属となった正人・三郎・双葉(元一、詩織は海外支部へ異動)を中心に据え一話完結の冒険活劇となった。

視聴率はいまひとつながら、タカラ(現・タカラトミー)が1992年5月に発売した玩具「超電動ロボ 鉄人28号FX」は好調な売上を示し、発売1か月で約7万4000体を販売[2]。さらに後半より登場したライバルメカ・ブラックオックスも人気を得た。2体をケーブルで繋いで動作を連動させ必殺技「ジェノサイドバスター」を再現することも可能で、年末商戦では2体セットの「バトルジョイントボックス」も発売された。

登場人物

金田探偵事務所および金田少年探偵団

金田探偵事務所は、旧鉄人の操縦者で私立探偵の金田正太郎がこれから起こるであろう数々のハイテク犯罪の発生を予期し、自らの後継者を育てるために設立した私的組織。妻・陽子の実家である榊財団(榊電子とも)の後援と協力を得て旧鉄人の保存と運用をして来たが、榊財団が中心となって新時代の新しい人のために働くロボットの開発(新・鉄人計画)が始まり、やがてその計画は子供達の未来を護るために少年少女の操縦者を育成する必要が発生したために、嘗ての経験と記憶を生かして正太郎は新・鉄人計画の中核を成し、新しい鉄人を動かす操縦者を育成する機関として、私的組織として探偵事務所を発足させる。だがそれには、犯罪組織ネオ・ブラック団と金田夫妻との積年の戦いが端を発している。

当初は実子の正人が誘拐されており行方不明だったために、鉄人FXの正式操縦者としては三郎が決定していたが、第一話の最中、三郎の危機に正人が突然帰還し、それ以後は正人が正式操縦者として鉄人操縦者の主戦を張る事となる。

ネオ・ブラック団壊滅後、事務所は解散し、少年探偵団は国際刑事警察機構の中に組み込まれ、元一と詩織は海外に異動となり、正人たちは遊撃隊として活動するようになった。

金田 正人(かねだ まさと)
声 - 沼田祐介(タイトルコール及び次回予告ナレーションも兼任)
本作の主人公。正太郎と陽子の実子のサラブレッドで鉄人28号FXのパイロットを務める。お坊ちゃん育ちもあって、わがままかつせっかちでお調子者だが、正義感と行動力を備えており、ヒーローであることに誇りを持っている。
1年前の飛行機事故で消息を絶つが、実はネオ・ブラック団に拉致誘拐され、戦闘員として訓練を施されていた。脱走後、日本に帰国し、FXのパイロットとなり、ネオ・ブラック団との戦いを開始した。当初は軽い気分でヒーローをやっていたが、幾多の事件を通じて真のヒーローに成長していった。
第2部ではインターポールの遊撃隊で活動するようになる。7月30日生まれのAB型。
金田 正太郎(かねだ しょうたろう)
声 - 田中秀幸(前半のオープニングナレーションも兼任)、折笠愛(少年時代)
金田探偵事務所の所長にして正人の実父。旧鉄人の操縦者として少年時代から数々の実績と功績を挙げている。正人の性格の大半は父親譲りだが、正太郎は大人なだけにヒーローの心得を誰よりも知っており、正人たち次世代を導いている。
第2部ではインターポール長官に就任。3月25日生まれのA型。
金田 陽子(かねだ ようこ)
声 - 折笠愛
旧姓は榊(さかき)。とある事件に絡んで正太郎と共に事件を解決し、それが縁で正太郎と結ばれ、後に長男・正人を授かる。実家の榊財団(会長は彼女の父)が正太郎の資金的・人材的バックボーンとなっている。榊陽子時代から世界的な電子工学・ロボット工学博士として名を馳せている。
良妻賢母を絵に描いたような女性だが、ギャンブルに強いという一面もある。
第2部ではインターポール遊撃隊の一員になる。12月19日生まれのB型。
夏樹 三郎(なつき さぶろう)
声 - 草尾毅
もう1人の鉄人パイロット。不良気質ながらも正義感は強く、格闘技に関しては大人顔負けの実力を持つ少年。正人が帰国するまではFXのパイロットに任命されていたので、正人とはFXのパイロットの座を巡るライバルとなり、しばしばぶつかり合うが、幾多の事件を通じて互いに友情が芽生えていき、良き相棒になっていった。フランケン亡き後はブラックオックスの2代目パイロットになる。
父・夏樹ユウサク(声 - 岸野幸正)は有名建築家で、母・皆川ミドリ(声 - 玉川紗己子)も大女優だが、両親は仕事のストレスなどで2年前に離婚し、三郎は父親に引き取られたが、新生活に馴染めなかった為、独立するようになった。両親は離婚後も三郎のことを心配しており、探偵をやめるように説得するも、命を救われたことから、彼のことを認めるようになった。
双葉から「サブちゃん」と呼ばれており、彼女を子供扱いすることも多いが、第31話では彼女のバニーガール姿に異様な執着を示した。
第2部ではインターポール遊撃隊の一員になる。11月19日生まれのB型。
司 元一(つかさ げんいち)
声 - 立木文彦
エアロトレッカーのメイン操縦者。青年と見間違えるような体格の少年で縁の下の力持ち的存在。メカ関連に強く、鉄人メンテナンスのメインクルーも務めている。フランソワーズに好意を持っている。
第2部ではインターポールの海外支部(メキシコ)に異動し、鉄人13号アステカのパイロットになる。第2部での登場は第29話のみとなった。10月7日生まれのA型。
仁科 詩織(にしな しおり)
声 - 平松晶子
作戦担当にして営業担当。観察力と洞察力に優れ、頭脳明晰なことから、陽子の助手も務める、少々大人びた雰囲気を持つ少女。子供っぽい双葉とは正反対の性格のため、双葉のストッパー役もしている。相思相愛となったフランを改心させるも、彼が亡くなったことで悲恋に終わってしまう。
第2部では元一と共にインターポールの海外支部(オセアニア)に異動となり、鉄人27号サキガケ(インターポール正式採用機)のパイロットになる。第2部では第28話・第40話・第46話で再登場し、憧れの女優にして暗殺者だったマルガリータことスカーレットとの因縁が描かれた。2月15日生まれのO型。
光瀬 双葉(みつせ ふたば)
声 - 小桜エツ子
マスコット的存在。大きな丸い眼鏡が特徴的な小柄な少女。性格に幼児性が多々見られ、その口調も年相応「以下」の幼さを有しているが、直感力と洞察力は時々大人を凌駕する。その上、背の低さと体格の小ささ(ただしバストは77cmと年齢のわりに大きめ)で大人が入れない所に入り込んでいくほどの行動力も持つ。
幼い頃に両親をロボット事故で亡くし、天涯孤独の身の上となり、テレビの中のヒーローに支えられながら生きていたが、亡き両親の友人である金田夫妻に引き取られた。自身もヒーローになることを夢見ており、自分のような境遇の人たちの力になりたいと思っている。
第2部ではインターポール遊撃隊の一員となり、エアロトレッカーを操縦してサポートするようになった。陽子から鉄人30号ミラクル・ビーを与えられたことで、探偵団出身の少年たち全員が鉄人パイロットになった。9月8日生まれのO型。

ネオ・ブラック団

ゾーン
ネオ・ブラック団の総統で、体が顔だけしかない。火刀によれば、性格が残酷で裏切者や任務に失敗した者に厳しいが、火刀が作った幻影に過ぎない。
デビル火刀(-かとう)
表向きはネオ・ブラック団幹部。鉄人28号FXを奪い取る事、または破壊する事を目的と考えており、工作員や巨大ロボットをその為に使役する。当初は人間と考えられていたが、ゾルリックの銃による発砲を受けた時、右目がメカ状だった事からロボットで、ゾーンを作って操っている為、事実上ネオ・ブラック団のトップである。かつて宇宙開発用に製造されたが、人間によって宇宙に放棄された事で、人間を憎むようになり、宇宙から邪悪なエネルギーを得て人間の姿となり、人間社会を恐怖と不安に陥れる事をネオ・ブラック団の目的と考えるようになった。
ゾルリック
ゾーン直属の部下で、ゾーンに拾われた為、ゾーンへの忠誠心は厚いが、直属の部下からこけにされている。劇中ではゾーンから部下の失敗を咎められて電撃をしょっちゅう食らっている為、ギャグキャラとなっている。直属の部下は、火刀、エルビス兄弟、バットラー、フランケン。鉄人部隊がネオ・ブラック団本部基地に攻め込んだ時、火藤の命でアクマ1に乗り込んで戦うが、アクマ1を破壊され、パラシュートで脱出した所を金田探偵事務所の所員に発見され、そのまま逮捕された。
42話では巨大コンピュータのタキオン粒子でタイムスリップを行ったが失敗に終わった。
ランファ
工作員及び兵士。正人と養成所で訓練を受けていた時、正人からペンダント(陽子宛てに正人が買ったもので、オルゴールにもなっている)を預かっており、正人と一緒に養成所を逃げる約束をしていたが、途中で捕まってしまった。
火刀の洗脳で正人を憎んでおり、正人からグリッドランサーを奪うが、ペンダントの音楽で自分を取り戻し、元一が彼女の腕に取り付けられた自爆装置を間一髪で解除したお蔭で幸運にも助かり、金田探偵事務所に保護され、病院でリハビリを受けている。元一によれば、火刀は彼女が自爆装置の爆発で死んだものと考えている為、狙われる可能性はない。
病院から外出許可をもらった時、同じ境遇の子供達と金田探偵事務所を訪れ、鉄人の仲間たちを紹介された。
ザムダ
ネオ・ブラック団の母艦で、ステルス機能や防衛システムも備えている。触手で火刀と融合し、金属や機械を吸収する事で、デビルロボにもなれる。
デビルロボ
サイコエネルギーウェーブで機械を意のままに操れる他、自己修復機能も備えている。ブラックオックスのジェノサイドバスターで破壊されるが、それは他の鉄人やパイロット達の団結がなせる業だった。
海底基地巨大コンピュータ
ネオ・ブラック団が壊滅する前に、火刀が自分のデータを残したコンピュータ。42話ではこのコンピュータからタキオン粒子を収監中のゾルリックに当てて、タイムスリップをさせて歴史改変を企むが、正人が追って時間軸を移動し、ゾルリックを阻止して捕まえた為に企みが失敗し、更にブラックオックスのジェノサイドバスターでこのコンピュータは消失した。
エルビス兄弟
在アメリカ幹部で、マフィア組織「ピンクマフィア」のボス。勢いとノリで行動し、おネエ口調で話す。イベントを開催してはそれにかこつけて悪事を働く。
36話ではロスでクラッシュバトルを開催したが、これはロボットのレスリング賭博大会である。ドクターマウスと共謀し、彼と共に正人達を倒そうと企むが、企みが失敗に終わった為に三人とも逮捕された。
ドクターマウス
エルビス兄弟のスパイで、科学者でもある。FX対策にキラージャイアントを製造し、マイケルを手玉に取った。
フランケン
正太郎と嘗て戦った不乱拳のクローンで、新型のブラックオックスを製造し、鉄人28号FXに対抗する。不乱拳の執事がゾルリックに不乱拳の遺体を提供した事によって誕生したが、短時間しか活動できない。セルロース博士のデータ(ただしニセモノ)で成長し、少年から青年の姿に変わったが、金田探偵事務所に入り込む時、詩織の世話になった為、詩織に好意を持っている。この為詩織の危機を度々救い、ネオ・ブラック団を裏切るが、命が残り少なくなった為、三郎にブラックオックスを託し、セルロース博士の手術を受けようとした矢先、ゾーンの電撃で死亡した。
ブラックオックス(新型)
ジェット機やロボットになれるが、ロボットになった時、超電動パワー、アームバルカン(右腕)、アームレーザー(左腕)、ジェノサイドバスター(胸と両肩の大砲から発射する)を使える。42話ではジェノサイドバスターからタキオン粒子だけを抽出して、正人にタイムスリップを行わせた。なお劇中ではタイムスリップバスターとも呼ばれた。FXの背中と自らの背中をケーブルで繋げ、FXのエネルギーを自らに送ってから、ダブルパワージェノサイドバスターを発動する事もできる。
バットラー
在フランス幹部。悪知恵(具体的には変装、情報操作)に長けており、鷲型ロボットを使役する他、私設刑務所を持っている。ゾーン総統から最後通告を受けた為、戦闘機デスピードで出撃し、巨大旅客機エアコンドルを襲撃するが、フランケンの裏切りに遭い、FXの超電動キックでデスピードを破壊され、死亡した。

ロボット犯罪者

25話から登場するのは以下の通り。ただし既出のものは除き、原則ロボットを使う者や、ロボットを使い劇中で逮捕された者のみとする。
  • ブリード、ハイウェイスター(本名アルマーニ)、カロッツァ、邪神エイジャー、バーラ、スカーレットローズ(マルガリータ)、ビッグ、ネモ、トランシルバニア、コルドロン、天竜寺(回想のみ)、ヘンリー百世、マヤ、ドクターマウス、菊池、ミシェル(メカロイド)、オテッサ、シーモア・ケンドール3世、エバンス、レフト兄弟(兄レフト、弟ライト)、霧風、アル・ハンブラ、パーカー兄弟(兄ドク、弟レイモンド)

スタッフ

  • 原作 - 横山光輝(連載誌 - 『テレビランド[3]、『てれびくん』)
  • プロデューサー - 堀越徹、戸谷仁(以上、日本テレビ)、佐川祐子(ASATSU)、岩田幹宏
  • シリーズ構成 - 園田英樹
  • デザインワークス - スタジオOX、杉田篤彦
  • チーフディレクター - 今沢哲男
  • キャラクター原案 - 鈴木典孝
  • メカニックデザイン - 創一機、村田護郎
  • キャラクターデザイン、総作画監督 - 本橋秀之
  • 美術監督 - 光元博行
  • 色指定 - 平山礼子、中野倫明、多胡涼子、ほか
  • 仕上 - アニメワールド大阪、ミゾ企画、ほか
  • 特殊効果 - 林好美、ほか
  • 撮影監督 - 野村隆
  • 音楽 - 近藤浩章
  • 音響監督 - 小松亘弘
  • 音響効果 - 横山正和
  • 調整 - 柴田信弘
  • 音響制作 - オーディオ・プランニング・ユー
  • 現像 - 東京現像所
  • タイトル - 田上淑子
  • デザイン協力 - 阿久津潤一、山根公利、たかしあきら
  • 設定協力 - 中野隆幸、永岡順一、REDカンパニー
  • 制作担当 - 姫野利充
  • 文芸担当 - 松元文一
  • 企画制作 - 日本テレビ
  • 製作 - ASATSU東京ムービー新社

主題歌

以下の3曲のCDシングルは、いずれもキングレコードスターチャイルド・レーベル)から発売された。

オープニングテーマ

「フューチャー・ヒーロー」
作詞 - 園田英樹 / 作曲 - 長沢ヒロ / 編曲 - 戸塚修 / 歌 - 長沢ヒロ(第1話 - 第24話)、清水咲斗子(第25話 - 第47話)

エンディングテーマ

「僕らは冒険者」(第1話 - 第28話)
作詞 - 工藤哲雄 / 作曲 - 長沢ヒロ / 編曲 - 戸塚修 / 歌 - 金田探偵事務所
「GET YOUR DREAM」(第29話 - 第47話)
作詞 - 松葉美保 / 作曲 - 工藤崇 / 編曲 - 戸塚修 / 歌 - 清水咲斗子

声の出演

金田探偵事務所および金田少年探偵団の人物の担当声優については上記を参照のこと。

登場メカ

  • 初代・鉄人28号
  • 鉄人1号ドリル・ヘッド - 「新鉄人計画」によって建造された1号機。その名の通り、頭部に大型ドリルを装備。後に量産化され、土木作業現場などに配備されている。
  • 鉄人2号アーム・ローダー
  • 鉄人3号ロード・ランナー
  • 鉄人4号パワー・ビルダー
  • 鉄人5号マルチ・ワーカー
  • 鉄人6号アーリーバード
  • 鉄人7号ヘラクレス
  • 鉄人8号マスターピース - それまでの新鉄人から得られたデータを元に建造された集大成的な機体。鉄人28号FXのプロトタイプともいえる機体でデザイン的にも似通った部分がある。
  • 鉄人9号シザース
  • 鉄人10号X-レイ - 人型からエイ型メカ(鉄魚?)に変形する。FXの水中戦をサポート。
  • 鉄人11号スケルトン - 「新鉄人計画」初期ナンバーの成果となる機体。後の第二次計画の機体の基本骨格となっている。
  • 鉄人12号オーロラ - ロシアに配備。
  • 鉄人13号アステカ - メキシコに配備。インターポール編では、元金田探偵事務所の司元一が操縦。
  • 鉄人14号サバンナ - ギニアに配備。
  • 鉄人15号ビレンドラ - インドに配備。腕が4本ある。操縦者はマヤ[4]
  • 鉄人16号スフィンクス - エジプトに配備。操縦者はエイジャー。
  • 鉄人17号フェニックス - 飛行能力を持つ鳥形メカ(鉄鳥?)。鉄人28号FXと合体し、飛行ユニットとなる。
  • 鉄人18号アイアン・イーグル - アメリカに配備。空軍パイロット型。ショットガン型の武器を装備。操縦者はマイケル・ジャスティス。
  • 鉄人19号キングダム - イギリスに配備。英国儀仗兵型。操縦者はチャールズ・ボンド。
  • 鉄人20号マインツ - ドイツに配備。操縦者はハンス・ミラー。稼動時間は短いが28号FXに匹敵する出力を誇る。
  • 鉄人21号エアロダイナー - イタリアに配備。スーパーカーをイメージしたデザイン。操縦者はマラネロ・アルマーニ[4]
  • 鉄人22号ナルビク - ノルウェーに配備。
  • 鉄人23号ロッキー - カナダに配備。
  • 鉄人24号赤竜号 - 中国に配備。拳法家型。操縦者はフー・メイシー。
  • 鉄人25号ミラージュ - フランスに配備。西洋騎士型。操縦者はフランソワ・ボルドー。28号FXに先駆けて「超電動システム」を装備した機体。しかし、システムをブラックオックスに奪われる。
  • 鉄人26号ジャンボ - ケニアに配備。をイメージしたデザイン。を使う。操縦者はイカム・マナト。
  • 鉄人27号サキガケ - 試作型は日本警視庁に複数機が配備され、正式採用機がオーストラリアに配備。インターポール編では、元金田探偵事務所の仁科詩織が操縦しレギュラー機体として活躍。
  • 鉄人28号FX
  • ブラックオックス(鉄人29号OX) - 第13話より登場。嘗てネオ・ブラック団でシュタイナーと共にFXをさんざん苦しめたが、第21話において自らの死期を悟ったシュタイナーによって、三郎に操縦法と操縦機が伝承される。この戦いでFXとリンケージ可能である事が判明した。FX-OXリンケージ版のジェノサイドバスターは、この戦いの最中にシュタイナーが三郎に教えた(「ダブルパワージェノサイドバスター」と呼ばれることもある)。シュタイナー亡き後は操縦者が三郎に伝承され、金田事務所所属となると同時に「鉄人29号OX(オーエックス)」の名称を戴くことになるが、探偵事務所やインターポールではブラックオックスをコードネームとして継続使用している。
  • 鉄人30号ミラクル・ビー - 第43話で初登場。正人や三郎を羨み鉄人の操縦を熱望していた双葉が、FXの訓練がうまくいかず悔しがっていた事を切っ掛けに、陽子博士が双葉専用に作った妖精風の超小型ロボット。双葉の操縦技術で大型ロボットを動かすと危険なために他の鉄人とサイズが極端に違うが、超電動システムの採用、フレームのダウンサイジング、また、OXより技術を踏襲した超小型操縦機等、それまでのあらゆる鉄人計画に拠って得られた技術の集大成で、鉄人シリーズの最新型機体である。なお、初登場回の敵ロボットは「鉄人30号のデザイン」という一般公募企画の入賞作を基にしたものだった。
  • エアロトレッカー - 金田探偵事務所の輸送メカ。飛行機部分と鉄人28号FXを搭載するトレーラー部分に分離可能。

各話リスト

話数 サブタイトル (ストーリー原案)
脚本
絵コンテ 演出 キャラクター作画監督 メカニック作画監督 敵メカ 放送日
1 ヒーローは帰ってくる 園田英樹 今沢哲男 本橋秀之 亀垣一
渡部圭祐
1992年
4月5日
2 暴走鉄人をとめろ! 青山弘 元永慶太郎 亀垣一 シーヴァルガー 4月12日
3 妨害電波をうちやぶれ 志茂文彦 飯島正勝 トレーラーロボ 4月19日
4 合体17号フェニックス!! 岸間信明 長岡康史 依田正彦 ブラックドラゴン 4月26日
5 超電動のひみつを守れ 月村了衛 今沢哲男 元永慶太郎 本橋秀之 亀垣一
渡部圭祐
アンドーラ 5月3日
6 ピンクマフィアの挑戦 園田英樹 西澤晋 エルビス・プレスリー型メカ
自由の女神型メカ
5月10日
7 エルビス兄弟のわな 志茂文彦 大倉雅彦 アメフトロボ軍団
キングアメフトロボ
5月17日
8 マイクロチップを取り戻せ 岸間信明 飯島正勝 依田正彦 バラクーダ 5月24日
9 たいほされた正太郎 (園田英樹)
月村了衛
青山弘 本橋秀之 アーマン 5月31日
10 うばわれた鉄人 園田英樹 今沢哲男 長岡康史 スコーピオン・ロボ 6月7日
11 鉄人を取り返せ 元永慶太郎 6月14日
12 にせ鉄人あらわる! (園田英樹)
岸間信明
青山弘 偽鉄人28号FX 6月21日
13 ブラックオックス登場! (園田英樹)
志茂文彦
飯島正勝 6月28日
14 フランケンのなぞ (園田英樹)
静谷伊佐夫
西村純二 高瀬節夫 本橋秀之
渡部圭祐
騎士型ロボ 7月5日
15 三郎! 両親を救え! 岸間信明 浦田保則 中山太一 7月12日
16 フランケン強化作戦 (園田英樹)
志茂文彦
青山弘 グリーンベレーロボA
グリーンベレーロボB
7月19日
17 襲撃! ブラックオックス! (園田英樹)
月村了衛
西村純二 高瀬節夫 本橋秀之 ガイガー 7月26日
18 さく烈! 超電動カウンター (園田英樹)
西園悟
西澤晋 8月9日
19 バットラー最後の挑戦 静谷伊佐夫 今沢哲男 元永慶太郎 デスピード 8月16日
20 消えたブラックオックス 岸間信明 横田和 長岡康史 マンモス・ロボ 8月23日
21 フランケンのさいご (園田英樹)
志茂文彦
飯島正勝 兵隊ロボ 9月6日
22 ネオブラック団をつぶせ! 園田英樹 高瀬節夫 ゾルリック・アクマ1 9月13日
23 決戦! ゾーン総統 (園田英樹)
月村了衛
亀垣一 巨大デビルロボ 9月20日
24 解散? 金田探偵事務所 園田英樹 今沢哲男 元永慶太郎 9月27日
25 叩け! 裏切りの軍団 (園田英樹)
志茂文彦
西澤晋 中山太一 シェーラザード 10月6日
26 暴走ロボをつかまえろ 静谷伊佐夫 長岡康史 サイ型ロボ 10月13日
27 砂漠の英雄伝説 月村了衛 西澤晋 箕輪悟 青銅の魔神 10月20日
28 真紅の暗殺者 志茂文彦 飯島正勝 本橋秀之 亀垣一
渡部圭祐
レッド・クィーンビー 10月27日
29 恐竜対鉄人 岸間信明 元永慶太郎 ダイナバード 11月10日
30 深海からの挑戦 静谷伊佐夫 湊屋夢吉 中山太一 デビルオクト
デスフィッシュ
キングノーチラス
11月17日
31 恐怖のマジックショー 西園悟 阿部雅司 箕輪悟 双子ヴァンパイア・ロボ
合体ヴァンパイア・ロボ
11月24日
32 宇宙からの脱出 岸間信明 杉田篤彦 元永慶太郎 本橋秀之 亀垣一
渡部圭祐
パワード・アーマー型ロボ 12月1日
33 よみがえった悪夢 月村了衛 長岡康史 メタルサタン 12月8日
34 盗まれた王冠 静谷伊佐夫 飯島正勝 ロイヤルエンペラー 12月15日
35 密林の秘宝 志茂文彦 羽生頼仙 箕輪悟 12月22日
36 復活! エルビス兄弟 岸間信明 西澤晋 元永慶太郎 本橋秀之 亀垣一
渡部圭祐
キラージャイアント 1993年
1月12日
37 鉄人対超能力 西園悟 亀垣一 1月19日
38 悪魔をうむ機械 大川俊道 西澤晋 マルカス
メカロイド
1月26日
39 GXの挑戦 月村了衛 湊屋夢吉 松村康弘 箕輪悟 GX
MGX
2月2日
40 よみがえった魔女 志茂文彦 中山太一 本橋秀之 亀垣一
渡部圭祐
レッド・クィーンビー2世 2月9日
41 父さんを助けだせ! 岸間信明 飯島正勝 モービディック 2月16日
42 復活? ネオ・ブラック団 みなみのひろし 今沢哲男 元永慶太郎 2月23日
43 双葉は名パイロット? 静谷伊佐夫 湊屋夢吉 いいじまゆうた 箕輪悟 ビッグハンド 3月2日
44 忍者をつかまえろ! 西園悟 元永慶太郎 本橋秀之 亀垣一
渡部圭祐
風神号 3月9日
45 傷だらけのヒーロー 大川俊道 西澤晋 ボースン 3月16日
46 未来へのおくりもの 園田英樹
志茂文彦
湊屋夢吉 長岡康史 レッド・クィーンビー
デスクィーンビー
3月23日
47 ヒーローに乾杯! みなみのひろし 今沢哲男 元永慶太郎 3月30日

放送局

日本テレビ - 札幌テレビ青森放送テレビ岩手ミヤギテレビ秋田放送テレビ新潟福島中央テレビテレビ信州静岡第一テレビ中京テレビテレビ金沢福井放送読売テレビ日本海テレビ広島テレビ西日本放送福岡放送熊本県民テレビ長崎国際テレビ(ここまで日本テレビ系列)、山口放送テレビ朝日系列とのクロスネット)、テレビ大分テレビ宮崎(いずれもフジテレビ系列・テレビ朝日系列とのクロスネット)、沖縄テレビ(フジテレビ系列)

ローカルセールス枠の番組だったこともあり、日本テレビ系列でも放送を行ったクロスネット局があった一方で、放送を行わなかったフルネット局も存在する。

ビデオ・DVDソフト

ビデオソフト(VHS)はバップからリリースされていた。2007年12月5日にはエイベックスからDVD-BOXが発売され、2008年9月3日からは単巻版も発売された。

脚注

  1. ^ 実在のインターポールである国際刑事警察機構と異なり、国際警察的な位置付けをされている。この設定は第2作でのインターポールと同様。
  2. ^ 「8マン、書籍で強さ サンダーバードはLD」『日経流通新聞』1992年8月22日付、1面。
  3. ^ 一部のみ
  4. ^ a b 盗み出されたという設定での登場であり、正式な操縦者ではない。

関連項目

外部リンク

日本テレビ 日曜10:30 - 11:00枠
前番組 番組名 次番組
キン肉マン・キン肉星王位争奪編(第1話 - 第22話)
(1991年10月6日 - 1992年3月29日)
(日曜11:00 - 11:30枠へ移動)
超電動ロボ 鉄人28号FX(第1話 - 第24話)
(1992年4月5日 - 9月27日)
快快!高田病院へ行こう
(1992年10月4日 - 1993年3月28日)
中京テレビ制作)
日本テレビ 火曜17:00 - 17:30枠
あしたへフリーキック
(1992年4月14日 - 9月29日)
超電動ロボ 鉄人28号FX(第25話 - 第47話)
(1992年10月6日 - 1993年3月30日)
うる星やつら(ベストセレクション)