葬儀を終えて
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『葬儀を終えて』(そうぎをおえて、原題After the Funeral、米題Funerals Are Fatal、英改題Murder at the Gallop)は、1953年に刊行されたイギリスの女流作家アガサ・クリスティの推理小説である。名探偵エルキュール・ポアロが、怪事件に挑む。ポアロものの25作目にあたる。
あらすじ
当主リチャードの葬儀が終わった。その後、遺言公開席上でのことだった。
「だって、リチャードは殺されたんでしょう?」
すべてはコーラのその言葉から始まった。 翌日、コーラは自宅で斧でずたずたに斬られて殺されているのが見つかる[1]。 弁護士の依頼を受け、エルキュール・ポアロが立ち上がった。
登場人物
- エルキュール・ポアロ:私立探偵
- リチャード・アネバシー:アネバシー家の当主
- ヘレン・アネバシー:リチャードの義姉
- ティモシー・アネバシー:リチャードの弟
- モード・アネバシー:ティモシーの妻
- ローラ・クロスフィールド:リチャードの妹
- ジョージ・クロスフィールド:ローラの息子
- コーラ・ランスケネ:リチャードの末娘
- ギルクリスト:コーラ・ランスケネの家政婦
- スーザン・バンクス:リチャードの姪
- グレゴリー・バンクス:スーザンの夫、薬剤師
- ロザムンド・シェーン:リチャードの姪、女優
- マイケル・シェーン:ロザムンドの夫、俳優
- ランズコム:執事
- エントウイッスル:弁護士 [2]
- モートン:警部
作品の評価
- 1971年の日本全国のクリスティ・ファン80余名の投票による作者ベストテンで、本書は8位に挙げられている[3]。
- 1982年に行われた日本クリスティ・ファンクラブ員の投票による作者ベストテンでは、本書は9位に挙げられている[4]。