死者のあやまち

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
死者のあやまち
Dead Man's Folly
著者 アガサ・クリスティー
訳者 田村隆一 ほか
発行日 イギリスの旗1956年
日本の旗1958年(初訳)
発行元 イギリスの旗Dodd, Mead and Company
日本の旗早川書房
ジャンル 推理小説
イギリスの旗 イギリス
言語 英語
形態 ハードカバー
ページ数 216ページ(原著初版、ハードカバー)
前作 ヒッコリー・ロードの殺人
次作 愛の重さ
Portal.svg ウィキポータル 文学
テンプレートを表示

死者のあやまち』(原題:Dead Man's Folly)は、1956年に発表されたアガサ・クリスティの長編推理小説である。クリスティ48作目の長編で、エルキュール・ポアロシリーズの長編第27作目にあたる。

原題の Folly は、ダブルミーニングとなっており、第一義には日本語タイトル通り「過ち(愚かさ)」を意味するが、同時に装飾目的の華美な建築物を指す[1]

あらすじ[編集]

ポアロは、オリヴァ夫人の誘いでデヴォンシャーのナスクームにあるナス屋敷へと招かれる。祭りが開催される当地ではオリヴァ夫人が筋書きを考えた犯人当てゲームが行われることとなっていたが、夫人は本当の殺人が起こるかもしれないとポアロに話す。

祭りの当日、オリヴァ夫人の懸念の通り、被害者役の少女・マーリンが本物の死体となって発見される。さらに、ナス屋敷の主の妻・ハティ夫人も姿を消してしまう。

登場人物[編集]

エルキュール・ポアロ
私立探偵。
ジョージ・スタッブス卿
ナス屋敷の主人。資産家で先頃ナス屋敷を買い移り住んでくる。
ハティ・スタッブス
ジョージの妻。知能に障害があり天涯孤独の身だが多額の遺産を持つ。犯人当てゲームと前後して行方不明となる。
フォリアット夫人
ナス屋敷の元所有者。戦争で息子2人を亡くす。
アマンダ・ブルイス
スタッブス卿の秘書。
ヘンデン
スタッブス卿の執事。
マイケル・ウエイマン
建築家。ナス屋敷の改装のため屋敷に滞在している。
アレック・レッグ
原子科学者。
サリイ・レッグ
アレックの妻。
ウイルフレッド・マスタートン
地方議員。
コニイ・マスタートン
ウイルフレッドの妻。
ワーバートン大尉
マスタートン家の代理人。
マーリン・タッカー
少女団の団員。犯人当てゲームの被害者役だったが、本物の死体となって発見される。
マーデル
村の老人。マーデルの祖父。だいたい酔っており曖昧な言動が多い。
エティエンヌ・ド・スーザ
ハティの従兄。ヨットで世界中を旅しており、祭りの日にやってくる。
ブランド
警部。
アリアドニ・オリヴァ
女流探偵作家。ポアロとは旧知の仲で、彼をナス屋敷へと招待する。
エルキュール・ポアロ#シリーズの登場人物も参照。

脚注[編集]

  1. ^ 田村隆一訳(ハヤカワ文庫)では、後者について阿房宮と訳されている。