真ゲッターロボ 世界最後の日
『真ゲッターロボ 世界最後の日』(チェンジ!! ゲッターロボ せかいさいごのひ[1])は1998年発売の『ゲッターロボ』シリーズ初のOVAで本作はEMOTIONレーベル15周年記念作品。全13話、DVD全4巻、ビデオ全7巻。ビデオの第1巻が1500円という低価格で発売された。EMOTIONレーベル25周年の年にあたる2007年4月25日に、リマスター版DVD-BOXが発売され、2009年にはUMD Videoとしても発売された(全4巻、I・IIは5月26日、III・IVは6月26日発売)。2010年9月24日にはBlu-ray BOXが発売された。略称はチェンゲ。
2008年7月5日からBS11デジタルの『ANIME+』枠で放送された。
概要
今作では従来の作品に登場した敵である「恐竜帝国」や「百鬼帝国」などは登場せず、宇宙からきた未知の生命体「インベーダー」が敵となっている。 本作は過去のゲッターロボ作品のキャラクターやメカニックを利用してはいるが、作品そのものとのストーリー上のつながりは全くない。冒頭で巴武蔵と車弁慶が同時に登場し、会話している場面から、そのことが明確に描写されている。
本作には外伝ストーリーが2つあり、一つは原作漫画「真ゲッターロボ」に収録された、「クレーターバトル」、もう一つがドラマCD「真ゲッターロボ・外伝 月面十年戦争〜戦慄の予感」である。どちらの作品も、本編開始前の物語となっている。ドラマCDは現在は絶版となっているが、リマスター版DVD-BOXの初回特典としてサウンドトラック(全2枚)とともに付属する。
あらすじ
謎の巨大宇宙生命体・インベーダーとの戦争は、ゲッターロボの活躍で終結した。
それから3年後。絶滅したはずのインベーダーが、再度地球圏に出現した。さらに、ゲッターロボの開発者であり殺害されたはずの早乙女博士が復活を遂げる。早乙女は浅間山にてゲッタードラゴン軍団を率い、人類に反旗を翻した。早乙女殺しの罪で投獄されていた流竜馬は仮釈放と復讐のために立ち上がり、たった1人でドラゴン軍団に立ち向かっていく。戦いの最中、謎の男ゴウの叫びに呼応し、ドラゴン軍団は合体し、真ドラゴンとなった。そして、世界存亡をかけて、真ドラゴンを巡る戦いが繰り広げられていく。
登場人物
- ゴウ(號)
- 声 - 関智一
- 本作の主人公。カプセルの中から現れた謎の男。第1話の時点ではほぼ頭部だけの状態で、実質的な登場は第2話から。真ドラゴンの早すぎる覚醒に呼応して出現。搭乗しておらずとも真ゲッターや真ドラゴンを操る。その正体は早乙女博士とミチルの遺伝子を元にゲッター線の力で作り出された人造人間。普段は寡黙だが、戦闘時は人が変わったように叫び声を上げる。
- 重量子爆弾阻止時、真ベアー号に乗り、竜馬と隼人と共に迎撃に向かうも失敗。それから13年後、早乙女研究所内で元気ことケイが危機に陥ったことに反応し、13年前と変わらぬ姿で真ゲッター2と共に再び表舞台に姿を現す。以降は元気(ケイ)を守るためにも戦うようになり、ケイと共に真ドラゴンに取り込まれてからは進化し、人間らしい感情を示すようになっていった。邪神ドラゴンの影響で意識不明となるが、ケイのミチルへの祈りを感じ取ったことから、武蔵とミチルの魂を旧ゲッターチームの元に送り出し、ストナーサンシャインのことも伝えた。旧ゲッターチームが初代ゲッターチームから真ドラゴンを解放したことで復活。ケイ、ガイと共に第二形態の真ドラゴンを制御し、地球を汚染していたゲッター線を真ドラゴンに全て吸収するが、その影響で自身は絶命してしまう。しかし、宇宙での戦闘で危機に陥ったケイに呼応して再び復活。最終形態へと進化を遂げた真ドラゴンと共に宇宙へ上がり、戦線復帰する。木星決戦の末、旧ゲッターチームから未来を託され、ケイとガイと共に元の宇宙に帰還した。
- 本作に登場するゴウは、他のゲッターシリーズに登場したゴウと比べると端整な顔立ちになっており、性格面も落ち着いた雰囲気がある。
- ケイ(渓)
- 声 - 日高奈留美
- 本作のヒロイン。第二部から登場。13年前の真ドラゴン爆発で家族を失い、弁慶に保護された後、彼の養女となる。男手一つかつ男所帯な環境で育てられたため、口調も性格も男勝りになっている。弁慶のことは「親父」と呼んでおり、親子ケンカが絶えないが、親子の絆は確かにある。
- 13年後に調査隊の一員として地上に出た際、インベーダーと真ドラゴン討伐隊の戦闘に巻き込まれ、早乙女研究所でゴウに助けられてからは真ジャガー号のパイロットとなる。早乙女が13年ぶりに姿を現した際、自身が早乙女家の「長男」として育てられた次女・元気だった頃の記憶を取り戻した。早乙女を倒そうとして罠にかかり、助けようとしたゴウと共に真ドラゴンに取り込まれるが、そこでゴウの正体を知り、真ドラゴンから脱出。以降はゴウに恋愛感情を抱くようになる。消失した真ドラゴンの行方を追い、仲間たちと各地を転戦。太平洋の戦闘で意識不明となったゴウの看病の為、ガイと共に真ゲッターを降り、弁慶たち旧ゲッターチームの戦いを見守る。ビィートT23を駆ってガニメデ衝突阻止の戦いに参加し、弾切れとなった際にインベーダーに捕まってしまうも、復活したゴウの駆る真ドラゴンに助けられ、ガイと共に真ドラゴンに乗り込み、木星決戦を展開した。真ゲッター2、真ライガー、ビィートT23を操縦。モデルは漫画版『ゲッターロボ號』に登場する南風渓。
- ガイ(剴)
- 声 - 松本保典
- ゲッターロボのメカニックの息子。第二部から登場。日本崩壊から13年後、弁慶らと共に地下の日本政府の命令で地上調査に派遣された若者。気は優しく争いを好まないが、一度キレると手がつけられない。ケイに好意を寄せているが、ケイの気持ちを知ってからはゴウに遠慮することが多かった。真ゲッター加入当初は真ゲッターの整備を行っていたが、負傷した弁慶に替わって、ゴウの指示により真ベアー号に乗り込む。初陣では半ばやけっぱちで操縦した為、合体も上手くいかなかったが、ゴウの導きにより克服した。ゴウが意識不明となった際には、真ベアー号を弁慶に返す形で降りる。タワー脱出時は脱出ブロックを操縦した。ケイと共にビィートT23でガニメデ衝突阻止に参加。ケイ同様にインベーダーに捕らわれるが、ゴウに救出され、真ドラゴンに乗り込む。ビィートT23、真ゲッター3、真ポセイドンを操縦。
- 流 竜馬(ながれ りょうま)
- 声 - 石川英郎
- 早乙女博士殺害事件の犯人として投獄されていたA級囚人。死んだ筈の早乙女が生き返って反乱を起こした際、早乙女を抹殺することを条件に仮釈放され「A級刑務所での地獄」の恨みを晴らすべく、自身の人生を狂わせた早乙女と真犯人の隼人への復讐を開始した。ゲッターチームのリーダーかつ最強の男として抜群の戦闘技術を誇り、旧型扱いされていたゲッター1を1人で操縦し、ゲッターロボGの大群を圧倒した。
- 重量子爆弾崩壊に巻き込まれ行方不明となっていたが、ゲッター線の導きにより、13年後の世界にタイムスリップ。月施設に放棄されたゲッターロボのコクピットで目を覚ました後、ブラックゲッターで地球に帰還し、インベーダーとの戦いを再開。隼人と和解し、彼に渡された銃を返却。旧ゲッターチーム復活による真ゲッターで早乙女博士との戦いにも決着を付けた。木星決戦の末、隼人と弁慶と共に新たなる戦いに赴く。尚、ガイからは「伝説の男」と称された。
- ゲッター1、ブラックゲッター、真ゲッター1を操縦。
- OVAゲッターシリーズの竜馬においては、もっともインテリであり、真ドラゴンの合体中の隙を突いてのゲッター炉心によるメルトダウンを閃き、月面施設に放棄されていたゲッターロボをブラックゲッターに改修、インベーダーによって地球に向かってくるガニメデの大きさが月以上であることをすぐさま気付いている。
- 本作での服装は石川賢原作の漫画『魔獣戦線』の主人公、来留間慎一に酷似している。
- 神 隼人(じん はやと)
- 声 - 内田直哉
- 早乙女博士殺しの張本人。計画のためとはいえ、竜馬に罪を着せたことを悔いており、3年後に竜馬と再会した際「全ての問題が片付いた後、俺を撃て」と自身の銃を竜馬に渡した。
- 重量子爆弾破壊に失敗した後、真ドラゴンの炉心解体のための討伐隊の指揮官となり、13年間にも渡る戦いにおいて、顔には無数の傷が付いた。真ドラゴン破壊の為、タワーで特攻をかけた後、真ゲッターに乗り込む。以降は指揮権をヤマザキに託してパイロットに専念した。
- ゲッター2、真ゲッター2を操縦。
- 巴 武蔵(ともえ むさし)
- 声 - 辻親八
- 日本軍少佐。ゲッターチームの解散後、日本軍に所属。子供好きということもあって姉と父を失った早乙女元気の保護者にもなっていた。弁慶と共に謎の積み荷の運搬任務を命じられたことから事件に巻き込まれる。元気を弁慶に託して戦いに赴き竜馬と合流。早乙女研究所での戦闘で早乙女博士を保護し、彼から謝罪されると同時に計画を知らされるが、その直後にインベーダーにコクピットを破壊されて戦死した。
- 形見の帽子は弁慶に受け継がれ、弁慶はその帽子のおかげで初代ゲッターチームが仕掛けた幻覚から逸早く脱出することができた。
- ゲッター3を操縦し、必殺技「大雪山おろし」も使用。尚、劇中では竜馬、隼人の三人で合体することは叶わなかった。
- 車 弁慶(くるま べんけい)
- 声 - 飯塚昭三
- 日本軍少佐。武蔵の後輩。ゲッターチーム解散後、武蔵と共に日本軍に所属。謎の積み荷の運搬任務でインベーダーの襲撃で負傷し、日本政府に保護される。武蔵から託された元気を預かり、日本壊滅時には彼を連れて地下シェルターに避難した。
- 13年後、地上の調査員としてケイ、ガイ、吉田、団六と共に派遣された。ケイからは「親父」ガイたちからは「大将」と呼ばれる。ランバートとの戦闘の際にケイの危機に反応したゴウと真ゲッターに助けられ、負傷しながらも真ベアー号のパイロットを務める。戦闘終了後、隼人と再会を果たし、タワーで治療を受けることになり、真ベアー号はガイに委ねられた。早乙女の復活で隠していたケイの素性を告白。真ドラゴンに取り込まれたケイを救出する為に、怪我を押してガイと共に真ベアー号で真ドラゴン内部に突入し、その際に完成しながら秘匿されていたクジラを発見する。真ドラゴン消失後は行方を追うべく新ゲッターチームと共にタワーとは別行動をとる。ニューヨークで竜馬と再会し、ゴウが意識不明になった後は復活を果たした旧ゲッターチームの一員として真ゲッターに乗り込む。
- ビィートT23、真ゲッター3を操縦。武蔵から直々に学んだようで「直伝、大雪山おろし!」と叫んでいる。
- 早乙女(さおとめ)博士
- 声 - 麦人
- 世界最高のゲッター線研究者。宇宙開発のためにゲッター線の研究に取り組んでいたが、3年前、ゲッターGのテスト中にミチルを失ったことから狂気に陥ったかに見えたが、実際はインベーダーの計画を阻止するために敵も味方も欺き、敢えて人類の敵となってゲッターチームを導いていた。計画の為、隼人を懐柔して自分を殺させ、ゴウを創り出し、真ゲッターや真ドラゴンを建造。インベーダーの一員としてコーウェン、スティンガーと合流。初代ゲッターチームの一人としてメタルビースト・ドラゴンを操縦した。最後の戦いでは真ゲッター1のストナーサンシャインで倒される直前に自分の体内に寄生していたインベーダーが逃げ出そうとしたところを捕らえ、竜馬らに後事を託しインベーダーを道連れにして死亡。3年前の事件が元で竜馬からは「ジジイ」と呼ばれるようになった。
- 真ゲッター、ゲッタードラゴン、メタルビースト・ドラゴンを操縦。
- 早乙女 ミチル(さおとめ ミチル)
- 声 - 長沢美樹
- 早乙女博士の娘にして元気の姉。かつてゲッターロボのテストパイロットとして研究に協力していたが、ゲッターロボGの合体テスト中、衝突事故で死亡する。実は事故直前に自分の体にインベーダーに寄生していたことに気付き、竜馬と隼人を救うためあえて犠牲になった。死後に回収された遺体から早乙女は真相を知り、竜馬と隼人を恨んだように見せかけ、その実インベーダーを撃退するために行動を始めた。非業の死を遂げてしまったミチルであるが、ケイと名を改めた元気を思う気持ちは自身の遺伝子も用いられたゴウに受け継がれた。
- 早乙女 元気(さおとめ げんき)
- 声 - 日高奈留美
- 早乙女博士の娘でミチルの妹。ただし男として育てられており、元ゲッターチーム以外は女だとは知らない。姉と父の死で心を閉ざした後、武蔵に保護された。重量子爆弾の爆発を見たショックで記憶を失いながらも弁慶と共にシェルターへ避難。シェルター内の避難民から「世界を滅ぼした元凶・早乙女の息子」と疑われ襲われかけた際、弁慶が「早乙女の息子ではなく俺の娘だ」と女性であることを明かして難を逃れ、以降は弁慶の娘・ケイとしての人生を送ることとなった。
- コーウェン
- 声 - 郷里大輔 / 三宅健太(第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇)
- かつて早乙女博士と共に月でゲッター線の研究に取り組んでいた研究者だったが、月でインベーダーに融合されてしまい、地球へ戻ってまもなくインベーダーに乗っ取られた男。早乙女博士の行動を知ってからは国機連を言葉巧みに乗っ取り、各国大使を殺害。以後はインベーダーの尖兵となり、各所で暗躍する。ゲッター線の可能性に興味と関心を寄せるマッド・サイエンティスト。スティンガーとは互いに「君(くん)」付けで呼び合う仲であり、コーウェンのほうが会話ではリードすることが多い。
- メタルビースト・ポセイドンを操縦。
- 外見は魔獣戦線の登場人物、シャフト博士に酷似しており、サングラスを着用。
- スティンガー
- 声 - 広瀬正志
- コーウェンと共に月でゲッター線研究に取り組み、研究中にインベーダーに融合された男。地球へ戻ってまもなくコーウェン共々インベーダーに乗っ取られ、彼らの尖兵と化した。相棒のコーウェンとの会話では彼の発言に追従することが多い。
- メタルビースト・ライガーを操縦。
- 外見は魔獣戦線の登場人物、バルビア博士に酷似する。
- 敷島(しきしま)博士
- 声 - 鈴木泰明
- ゲッター線を使ったクローン技術博士。早乙女博士とは知り合いだった。その言動・行動は狂気を孕んでおり、自らの知的好奇心を満たすためならば多少の犠牲はいとわない。タワー特攻に際して最後まで残り、ゲッター線のもたらす未来を知った後、タワーと運命を共にした。
- 古田(ふるた)
- 声 - 里内信夫
- ガイ達と共に、地上の調査に派遣された調査員。眼鏡をかけており、小柄な体格をしている。ガイと共にケイの入浴を覗いた際には2人ともケイからお仕置きされた。
- 団六(だんろく)
- 声 - 柳沢栄治
- ガイ達と共に地上の調査に派遣された調査員。大柄な体格で、口数があまり多くない。
- ビィートT23を操縦。
- シュワルツ
- 声 - 安井邦彦
- タワーのスーパーロボット軍のリーダー的存在。階級は少佐。インベーダーの襲撃で恋人や仲間を失っており、当初はゲッター線で動くゲッターロボとパイロットであるケイ達を忌み嫌っていたが後に仲間として認めていった。
- ステルバーを操縦。
- ランバート
- 声 - 秋元羊介
- シュワルツの同僚。ケイたちに命を救われたが、インベーダーに融合されており弁慶達の前で本性を現し、牙を剥いた。しかし、その場に現れたゴウと真ゲッターによって為す術もなく撃破された。
- ステルバーを操縦。
- ヤマザキ
- 声 - 吉岡久仁子
- 隼人の秘書。本編中では名前は第12話でちらりと触れられるのみだが、漫画版『ゲッターロボ號』における隼人の婚約者の名前である。ブレインズベースで、ロボット軍団の指揮を隼人から委任される。『スーパーロボット大戦D』では隼人のゲッターチーム復帰後はタワーのメインパイロットとなる。
- オペレーター
- 声 - 千葉千恵巳
- タワーのオペレーターの一人で茶髪の女性。彼女を演じた千葉千恵巳は本作の第1エンディングの歌手を務めた。
- ナレーション
- 声 - 神谷明
- 第1話冒頭とCMのみのナレーション。CMでは「チェンジ・ゲッター」を発声した。
登場メカ
ゲッターロボ
- ゲッターロボ
- インベーダー戦争で活躍した機体。何機か製造されたらしく、劇中には3機のゲッターロボが登場している。さらに、月面のゲッター線研究ラボの跡地にも、壊れたゲッターロボが放棄されていた。これが後のブラックゲッターである。本作ではゲッターロボの重量はすべて220トンに統一されている。「クレーターバトル」によると、ゲッター1/2/3の3体合体によるゲッタービームを撃つこともできる。
- 竜馬機:ゲッター1。早乙女の乱では『ゲッターロボ號』の山岸二尉に似た男、ヒゲの生えた男、『ゲッターロボ號』の橘翔に似た女性パイロットが操縦するはずだったが、上層部の命令で仮釈放された竜馬に変更された。老朽化が進んでおり、スクラップ寸前と言われていたが、竜馬の腕前によりゲッタードラゴン軍団を片っ端からなぎ倒していき、ゲッターウイングをマント状にして突撃したり、布状に伸ばしての攻撃、ゲッタービームを拡散させて発射するスパイラルゲッタービームにも用いた。2丁のゲッターマシンガンも使用。真ドラゴンの合体に巻き込まれるもイーグル号を分離させて脱出。残骸となったジャガー号・ベアー号のゲッター炉心でメルトダウンを起こそうとするも早乙女が操縦するゲッタードラゴンに阻止されてしまう。インベーダー戦では、武蔵のゲッター3のベアー号・ジャガー号と合体し、ゲッター1となり、2体のインベーダーをトマホークブーメランで倒した。竜馬が降りた後は武蔵がゲッター3として運用するが、ゴール・ブライとの戦闘で破壊されてしまう。
- 隼人機:ゲッター2。武蔵と弁慶がコンテナを受領した施設に秘匿されていたらしく、武蔵と弁慶は驚いていた。早乙女の乱では武蔵のゲッター3と共に早乙女研究所に駆けつけ、竜馬の背後を狙っていたインベーダーにドリルミサイルを放った。隼人が重量子爆弾破壊のために真ゲッターに搭乗したことから乗り捨てられる。尚、ドリルアームは左腕ではなく右腕にある。
- 武蔵機:ゲッター3。トレーラーにジャガー号部分が無い状態で搭載され、インベーダーとコンテナの奪い合いをするが、真ゲッター1に妨害される。早乙女の乱では早乙女のゲッタードラゴンに追い詰められた竜馬の前にゲッター2と共に駆けつけ、竜馬のイーグル号との合体によりゲッター1になるも、無人機のイーグル号はインベーダーに破壊された。竜馬が研究所内に潜入してからはゲッター3として運用されたが、ゴール・ブライにコクピットを潰され、武蔵共々研究所に散った。13年後もその状態のまま、研究所跡に放棄されていた。『スーパーロボット大戦D』序盤で隼人が弁慶に託したゲッターロボは、早乙女研究所から回収されたかつての武蔵の機体である[2]。
- ゲッターロボG
- 今作では対インベーダー用及び本格戦闘用の量産型ゲッターロボとして登場。早乙女博士の指揮の下で反乱軍となり、のちに集合・合体し真ドラゴンとなる。テレビアニメ版のゲッターGとは細かな部分が異なっている。量産性を重視しているためか、性能はテレビ版のゲッターGよりは劣っている模様。早乙女博士の反乱時は早乙女が操縦した機体以外はAIによる自動操縦だったが、竜馬の戦闘技術には及ばず、竜馬が操縦する旧ゲッターロボ1機に圧倒されることになる。尚、『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇』のロボット図鑑によると、ゲッターGのコンセプトは最初から「対インベーダー」「量産」を前提としたもので、月世界戦争の後にインベーダーの再度の侵略を危惧した早乙女が大量に生産したとされている。
- 試作タイプが1機存在したらしいが、ゲッターライガーへの合体テスト中の事故で墜落。ポセイドン号に乗っていた早乙女ミチルが犠牲となった。
- ゲーム『スーパーロボット大戦α』にも、「量産型ゲッタードラゴン」が登場。登場作品も真ゲッターロボになっているが、合体して真ドラゴンにはならないと設定されている(グラフィックはTVアニメ版ゲッタードラゴンの流用)。
- ゲッタードラゴン
- 空戦形態。テレビ版と異なり、全身が赤い。武装はテレビ版・原作版のゲッタードラゴンと同じで、設定上はシャインスパークも使用可能な模様である[3]。竜馬のゲッター1に次々と倒されていくが、真ドラゴンに合体する。早乙女が操縦する有人機は残骸となったゲッター1のゲッター炉心を破壊したことで、竜馬によるメルトダウンを封じた。
- ゲッターライガー
- 陸戦形態。テレビ版のゲッターGと異なり全身が青く、チェーンアタックとして射出可能な左腕の中にドリルが装備されている。その為、ライガーミサイルが装備されておらず、右手はドリルに変化しないという違いがある。マッハスペシャルも未使用。竜馬のゲッター1との戦いでは早乙女の操作でゲッタードラゴンからゲッターライガーになりゲッター1に覆いかぶさって動きを封じ、その間に他のゲッタードラゴンがダブルトマホークブーメランを放つという味方も巻き添えにした攻撃を行うも、ゲッター1がオープンゲットを行ったためにゲッターライダーだけが倒されてしまった。真ドラゴン合体時にも僅かだけ姿を見せている。
- ゲッターポセイドン
- 水中戦形態。ゲッターロボGの中では唯一、竜馬のゲッター1と交戦せず、国連軍相手にテレビ版よりはるかに巨大なデザインのゲッターストロングミサイルを敵に直接叩きつけていた。膝から下がキャタピラに変形できるかは不明。
- 真ゲッターロボ
- 真ゲッターロボ (架空のロボット)を参照。
- ブラックゲッター
- 13年後の未来に飛ばされた流竜馬が月のゲッター線研究ラボの跡地に放棄されていた壊れたゲッターロボ(正確にはゲッター1)を独自に修理・改造し、戦闘能力(特に近接戦闘)を格段にアップさせたもの。戦闘力はゲッターGに匹敵するが、変形機構はオミットされている。武装は両拳のスパイクに左下腕部にむき出しで大型化されたカッター(書籍によってはゲッターレザー)、そしてゲッタービームと竜馬のスタイルに合わせ、格闘戦重視になっている。また、本来機体色は赤だったが大気圏突入時の摩擦熱で塗装がこげて黒色になった。第10話で真ドラゴン・第2形態にゲッターエネルギーを吸い尽くされて海上へ墜落。その後、竜馬は脱出したため機体は放棄したものと思われる。そのため、第10話以降の登場はない。
- ゲーム『スーパーロボット大戦D』ではその後も使用可能。また、『第2次スーパーロボット大戦α』及び『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』にも特別出演している。コクピット自体は残っているのか、スパロボシリーズでは3人乗りを可能としていた。
- 2007年に真ゲッター1・ゲッター1と共にリボルテックシリーズのラインナップに加わっている。その際、本編に登場しないオリジナル武装が新たに追加されている。
- 真ドラゴン
- ゲッターロボGが無数に集合・合体し誕生したゲッターロボ。劇中3度の進化を遂げる。最終形態では「真ドラゴン」「真ライガー」「真ポセイドン」の3形態への変形も可能になっている。真ドラゴン最終形態の下半身は、漫画版「ゲッターロボG」に登場したアトランティス製ロボット、ウザーラに酷似する。
- 真ドラゴンの操縦はゴウ、真ライガーはケイ、真ポセイドンはガイが行う。真ゲッターロボが手のひらに乗れるほど巨大なマシンであり、全長は6000m以上にも及ぶ。
- 三体のゲッターマシンに分離・合体することで変形するのではなく、中央部の筒状部を中心として、真ドラゴンは龍の首と尾、ゲッタードラゴンの上半身、真ライガーは巨大ドリルとロケット、ゲッターライガーの頭と足、真ポセイドンは巨大な右腕とフレイル状の左腕、ゲッターポセイドンの頭部とクローラーのついた脚部がそれぞれ出てくることで変形する。
- ガニメデをゲッタービームの一撃で粉砕するほどのパワーを持ち、真ゲッターロボと協力して、人工的にワームホールを生成可能、空間跳躍を行っていた[4]。なお、決戦兵器の「真・シャインスパーク」[5]も備え、最終決戦後に数万kmの時空の裂け目を破壊する手段として放った。その威力は絶大で、次元境界面を越えてなお、星を破壊する程の余波が発生する程であったが、最後は空間跳躍の衝撃で大破した。
- 『スーパーロボット大戦D』では原作のイベントにおいてスポット参戦するが、その際の損傷や出力の問題でしばらく使用できなくなる。ゲーム後半で正式に自軍に入る際は意図的にデチューンされていると設定されている。また、『Another Century's Episode 3 THE FINAL』(以後『ACE3』)では、ゴウが真ドラゴンを選ばなかった事で空白となったコアに、代替コアとして選んだゲームオリジナルのキャラ(ベルクト)を乗せて、最終ボスとして登場する。『第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇』では、真ドラゴン以外の形態はユニットとして登場しない(チェンジ・真ライガー、チェンジ・真ポセイドンという武装を使用すると変形して攻撃する)。また、真・シャインスパークは原作を再現して真ゲッターロボとの合体攻撃に変更されたほか、母艦としての機能も備えている。
- ゲッターエンペラー
- 最終話で登場。真シャインスパークによって時空の裂け目に飛び込んだゲッターチームが出会った存在。
- 艦内には竜馬に似た男性(声:石川英郎)が立っており、ゲッターチームに対して「待っていた」と告げる。
- エンペラーは原作の『真ゲッターロボ』が初出であり、以下原作漫画版においての設定と記述を記す。
- 合体前のゲットマシンからのビーム一発で、惑星ダビィーンの月もろとも敵艦隊を粉砕する。
- 合体する時にビッグバンを凌ぐエネルギー量が発生する。
- ゲットマシン1つが惑星よりも大きい(合体すると周りの惑星が敵諸共潰される)。
- 戦いを経るごとに自己進化を行う。
- 他にもワームホールを機体の手で物理的に握りつぶす等の力技も披露していた。コミックに登場した姿はまだ進化途中であった為、更に大きくなる予定であった[6]。
- 合体時の台詞から、作中に登場した合体形態はゲッターエンペラー1と判明しているが、ゲッター2、ゲッター3に該当する機体の名称は不明。
- 『ゲッターロボ全書』(双葉社、2005/6発行、ISBN 4575298085)によるインタビューにおいて石川賢が、「ゲッタードラゴン」が「真ゲッタードラゴン」に進化した後、復活しエンペラーへの進化を開始すると答えている。ゲッターロボアークでは、武蔵が「火星から出撃した」と語っている。(なお、漫画版ゲッターロボ號の最終話において、真ゲッターロボは火星に旅立っている)
- その正体は不明だが、随行するゲッター軍団の呼び声に応答する際に発した声は、流竜馬のものであり、竜馬の息子である流拓馬はエンペラーと遭遇した際、竜馬と思われる男性の幻影を目撃している。
- ゲーム『スーパーロボット大戦』では、以下の作品に戦闘演出として登場している。
- スーパーロボット大戦D:真ドラゴンが「シャインスパーク」を使用すると、背景に登場。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ:真ゲッター1が「真・シャインスパーク」でとどめを刺す際、背景に登場。
- スーパーロボット大戦W:真ゲッター1が「真・シャインスパーク」を使用すると、背景に登場。とどめを刺さなくても登場する。
- 第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇/再世篇では、戦闘演出での登場は無いが『再世篇』のシナリオで原作再現がされ、イベント上でゲッターエンペラーが登場している。
戦艦
- バヴェルタワー
- 第4話から、隼人が指揮を執る地上戦艦。ミサイルで武装し、各ブロックが緊急時には脱出艇として機能する機構を持つ。さらにゲッター線吸収機能を持ち、相手にアームを突き立ててエネルギーを吸収する。第11話で真ドラゴンのエネルギーを吸収するが、限界を超えたため爆発した。隼人は放り出され、真ジャガー号に救助されたが、敷島博士は爆発する艦と運命を共にしている。ゲーム作品では「タワー」と表記されている。
- 『スーパーロボット大戦D』では物語の舞台が地上になった際は母艦の一つとして登場する(宇宙へは行けない)。原作通りに一度爆発するが、その後修復されて再び使用可能になる。序盤は隼人がメインパイロットで、ヤマザキと敷島博士がサブパイロットとなっているが、修復後はゲッターのパイロットとして復帰した隼人に代わり、ヤマザキがメインパイロットとなる。敷島博士は爆発に巻き込まれているのだが、その後海で漂流していたところを保護されるため、敷島博士もサブパイロットとして健在。『第2次Z 再世篇』でも母艦の一つとして登場するが、こちらは原作どおりに爆発、敷島博士も死亡する。ただし改造値は母艦枠つながりか、真ドラゴンに引き継がれることになる。
- 『ACE3』では主人公の母艦として使われる。
『ゲッターロボ號』からの登場メカ
- バロソフ8000D
- 第4話に登場。インベーダーに倒された後、その残骸はインベーダーに融合されてしまい、メタルビーストとして人類に牙を剥いた。電撃は使用していない。
- ビィートT23
- 第1話から登場。ヘリと陸上歩行メカに分離可能なMark2、四足歩行のBT-46、宇宙用タイプが登場する。宇宙用タイプのコクピットは、ケイ機・ガイ機のものを見る限り、バイクに近い模様。
- ステルバー
- 第4話から登場。2機が登場したが、ランバート機はインベーダーの攻撃で大破し、最終話まで残存したのはシュワルツ機のみである。『スーパーロボット大戦D』にもシュワルツ機が登場。ゲッターロボ號と違い、一人乗り。
- クジラ
- 第8話から登場。ゲッターチームの移動基地として活躍。動力はゲッター線。第10話でニューヨークに巣くうインベーダーをおびき寄せる囮として使われ、自爆。弁慶が指揮を執っており、専用カラーのビィートT23が脱出メカとして機能する。
- ステルボンバー
- 第10話、第12話に登場。ロボット軍の兵器として登場。脚部に格納されていたミサイルは本作ではオミットされている。第10話で真ドラゴン・第2形態に挑んだが、ゲッタービームで倒された。その後第12話で再登場している。
インベーダー / メタルビースト
宇宙空間を漂流し、ゲッター線に寄生して生きるバクテリア状生命体。ゲッター線をエネルギーとする。知能は低く攻撃的。形を変えて巨大宇宙生命としても存在し、多種多様な形を見せる。機械や人と融合して取り込んでしまう能力を持っており、スティンガーとコーウェンは完全にインベーダーに乗っ取られている[7]。機械と融合進化したものをメタルビーストと呼ぶ。ゲッター線を過剰吸収して飽和状態になると、体が崩壊する。また、『第2次Z』のロボット図鑑によると、各所にある黄色い眼球状の器官をすべて潰すことでも消滅させることができるという。『スカルキラー邪鬼王』『虚無戦記』『次元生物奇ドグラ』等が元ネタ。
- ゴール&ブライ
- ゴウ同様に真ドラゴンを制御するために造られた人造人間たち。ゴールは竜馬、ブライは隼人の遺伝子から作られたが、闘争本能だけが成長した為、外見も中身も怪物になり、創造主の早乙女にも反旗を翻した。ゴールは怪力、ブライは念力を駆使する。
- 自分たちの素の遺伝子を持つ竜馬と隼人と交戦。最初はゴールだけで戦っていたが、竜馬&隼人に押されていったことで、ブライも加わり、今度は竜馬&隼人を追い詰めていく。だが、早乙女の指示を受けたゴウが真ゲッターから放ったゲッタービームで吹っ飛ばされた。
- その後、一体化して巨大化。ゴールの背中からブライの上半身が生えている状態となる。ゲッター3と交戦し、大雪山おろしを受けながらも立ち上がり、ゲッター3のコクピットを破壊し、武蔵と早乙女を亡き者とするが(早乙女は13年後に復活を果たす)重陽子ミサイルの直撃で消滅してしまう。
- モチーフは恐竜帝国帝王ゴールと百鬼帝国皇帝ブライ。
- メタルビースト・バロソフ
- 第6話に登場。第4話に登場したバロソフの残骸にインベーダーが融合した結果生まれたメタルビースト。怪力と爪、触手やミサイルを武器とする。真ゲッター1との力比べでは勝ったが、真ゲッター3の怪力の前には及ばずゲッターミサイルを受けて破壊された。
- 早乙女のメタルビースト
- 第7話に登場。本作では名前がないが、『ゲッターロボ號』のメタルビースト・ビーインRX1のデザインとなっている。周囲のインベーダーと融合進化した。
- オウムガイ型メタルビースト
- 第8話に登場。ゲッター線吸収装置と融合し、北極に出現した。村人を取り込み盾にする戦術でゲッターチームを苦しめたが、現れたブラックゲッターに惨殺され、撃破された。
- 偽ゲッターロボG/メタルビースト・ドラゴン
- 第11話に登場。真ドラゴンから生み出されたゲッターGの形をしたメタルビースト。通常のゲッターGとは若干外見が違う。無数のゲッターGの集合体である真ドラゴンの内部であれば、たとえ破壊されたとしても新たなゲットマシンを形成させ再生する事ができる。
- ドラゴンには早乙女博士、ライガーにはスティンガー、ポセイドンにはコーウェンが搭乗し、竜馬らが乗る真ゲッターロボと交戦した。竜馬の「俺達は目を閉じていても合体できる」とのセリフ通りパイロットの技術面ではオリジナルチームが勝っており、竜馬たちに合体の隙をつかれるシーンも見受けられたが、再生能力を駆使し、真ゲッターを圧倒する。最終的には、號の声により目覚めたストナーサンシャインにより決着し、ドラゴン号部分は破壊され早乙女は死亡。だが、ライガー、ポセイドンは損傷した状態のまま大気圏を突破し木星へと向かった。木星のゲッター線太陽化のためゲッター炉心を取り出された後は廃棄された。
- 武装はオリジナルとほぼ同じだが、新たにドラゴンの口に当たるパーツをブーメランのように投げつける能力と、露わになった口部でかみつき攻撃を行う能力が追加されている。
- 本編では第12話でメタルビースト・ドラゴンと呼称される。リマスターBOXのブックレットにも同じ名称で設定画が記載されている。公式サイトでは偽ゲッターロボGとの表記。
- スティンガー&コーウェン
- 最終話に登場。太陽化した木星の爆炎の中から出現。融合進化の果てに巨大化したスティンガーとコーウェンの姿である。真ドラゴンをも上回る巨体を持ち、体内には真ゲッターのゲッタービーム程度では倒れないまでに進化したインベーダーが無数に潜む。さらに木星に取り込まれた衛星を攻撃支援システムとして使用することもでき、強烈なビームでゲッターチームを窮地に追い込んだ。最後はファイナルゲッタートマホークの一撃で衛星もろとも一刀両断にされ倒された。
- デザインモチーフは石川賢の漫画『虚無戦記』に登場したラ=グース細胞。
- 時空の裂け目(仮称)
- 最終話に登場。冥王星よりも遥かに巨大だが、単なる天文現象ではなく、両端には牙の生えた肉体が存在する。出現した直後に冥王星を飲み込み、そのまま太陽系を食い潰そうとしたが、真シャインスパークによって内部から爆発、消滅した。
スタッフ
本作は2部構成になっており、1-3話とその13年後の4話以降で構成される。3話までのスタッフロールには監督という役職そのものの記載がされていない。4話以降より監督のスタッフクレジットが現れ、川越淳とされている。現在、バンダイビジュアル側の資料からは削除されているが、3話までは今川泰宏が監督を務めている[要出典]。1998年の製作発表当時には今川監督作品というふれこみでアナウンスがされ、実際、雑誌インタビューなど[要文献特定詳細情報]にも答えている。また、その後今川自身が脚本を担当した漫画『真ゲッターロボ!! 異聞 Try to Remember』(漫画:松本久志)が発表されている。交代劇の理由については不明。
- 企画 - ダイナミック企画
- 原作 - 永井豪・石川賢
- 監督 - 今川泰宏(1 - 3話)、川越淳(4 - 13話)
- シリーズ構成 - 藤田伸三(5 - 13話)
- キャラクターデザイン - 羽山賢二
- メカデザイン - 山田起生
- 美術 - 荒井和浩
- 色彩設計 - 中村近世
- 撮影 - 宇津畑隆、遠藤泰久
- 編集 - 関一彦
- 音楽 - 岩崎文紀
- 音響監督 - 鶴岡陽太
- プロデューサー - 松本健、南喜長、小沢十光、徳原八州
- 制作 - 早乙女研究所
- 製作 - バンダイビジュアル、丸紅、エアーズ
主題歌
- オープニングテーマ
- エンディングテーマ
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
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第1話 | 復活!! 悪の要塞 早乙女研究所 | - | 矢野博之 | 佐藤豊 | 羽山賢二 山田起生 |
第2話 | 脅威!! 神か悪魔か真ドラゴン! | 坂田純一 | 下司泰弘 | 村田雅彦 | |
第3話 | 日本壊滅!! さらばゲッター! | 城昌克 | 佐藤豊 | 羽山賢二 山田起生 | |
第4話 | 激震!! 荒れ狂う大地! | 元永慶太郎 | 斉藤久 | ||
第5話 | 出撃!! 新たなる戦士たち! | 藤田伸三 | まついひとゆき | 村田雅彦 | 田村一彦 |
第6話 | 悪夢!! 暴かれた真実! | 寺東克己 | 山内富夫 | 木下ゆうき | |
第7話 | 決戦!! スーパーロボット軍団! | 川越淳 | 下司泰弘 | 羽山賢二 山田起生 | |
第8話 | 死闘!! 血に染まる氷原! | 福嶋幸典 | まついひとゆき | 島崎奈々子 | 村田雅彦 |
第9話 | 謀略!! 摩天楼の決闘! | 藤田伸三 | 小林孝志 | 元永慶太郎 | 斎藤久 |
第10話 | 降臨!! 南海を断つ邪神! | 福嶋幸典 | 寺東克己 | 福本潔 | 三原武憲 |
第11話 | 襲来!! 蘇る亡者たち! | 矢野博之 | 佐藤豊 | 田村一彦 山田起生 | |
第12話 | 戦慄!! 砕け散る魂! | 藤田伸三 | 寺東克己 | 下司泰弘 | 村田雅彦 |
第13話 | 閃光!! 進化の果て! | 川越淳 | 田村一彦 羽山賢二 山田起生 |
DVDの収録話数は通常版とリマスターBOX版で異なり、通常版は最終巻のみ4話、他は3話収録になっているが、リマスターBOX版は2巻に相当するDisc2が4話収録になっている。
放送局
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送区分 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
日本全域 | BS11デジタル | 2008年7月5日 - | 土曜 24時00分 - 24時30分 | BSデジタル放送 | 『ANIME+』枠 |
※1999年に毎日放送のアニメシャワー枠で全話、2001年にテレビ東京にて4話以降を放送したこともあった。
コミック
- 『真ゲッターロボ世界最後の日』マジンカイザー対真ゲッターロボ(漫画:Moo.念平 脚本:赤星政尚)
- VHS第1巻の約1ヵ月後に発売された「不滅のスーパーロボット大全」(二見書房)に収録された漫画作品。
- 『真ゲッターロボ世界最後の日』と付いてはいるが、内容や世界観は東映まんがまつりの設定に準拠している。
- 掲載誌では『真ゲッターロボ 世界最後の日』の紹介記事とセットでこの漫画が掲載された。
- 真ゲッターロボ!! 異聞 Try to Remember(作画:松本久志 脚本:今川泰宏)
- 講談社の『スーパーロボット大戦トリビュート』(全3巻)に連載された。全3話。
- 登場人物や用語、世界観はOVAと共通する部分もあるが、物語は別物となっている。
- また、永井豪の漫画『ガクエン退屈男』の登場人物もスターシステムで登場している。
ゲーム
ゲーム発売元が公式に本作品を“ 参戦(参加)作品 ”として発表しているゲームのみを記載する。
- スーパーロボット大戦D(バンプレスト、ゲームボーイアドバンス、2003年)
- Another Century's Episode 3 THE FINAL[8](バンプレスト/フロム・ソフトウェア、PlayStation 2、2007年)
- スパロボ学園(バンダイナムコゲームス・バンプレストレーベル、ニンテンドーDS、2009年)
- 第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇/再世篇[9](バンダイナムコゲームス・バンプレストレーベル、PSP、前編『破界篇』2011年、後編『再世篇』2012年)
- 第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇/天獄篇 - (バンダイナムコゲームス、PlayStation 3 / PlayStation Vita、前編『時獄篇』2014年、後編『天獄篇』2015年)
脚注
- ^ 本作のタイトルは「真ゲッターロボ」と書いて「チェンジ!! ゲッターロボ」と読む。そのため、本作のタイトルは「真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日」と表記される場合がある。
- ^ 弁慶1人が操縦している際はゲッター1しか使えないが、竜馬と隼人がゲッターのパイロットとして復帰すると変形可能になり、ゴウたち3人と乗り換え可能になる。
- ^ 事実、ゲッタードラゴンの集合体である真ドラゴンが真・シャインスパークを使用している。また、竜馬たちは真・シャインスパークの存在を知っていた。
- ^ ちなみにこの際、パイロットのゴウが大リーグボール1号を投げる演出が作画監督にも内緒で制作された。
- ^ 劇中では一貫して「シャインスパーク」と呼ばれ、『スーパーロボット大戦D』でもそれを踏襲して武器名は「シャインスパーク」で登録されていたが、『第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇』で「真・シャインスパーク」に改められた。
- ^ 石川賢によれば、太陽系に匹敵するサイズを想定していたとのこと。
- ^ 早乙女博士は完全には乗っ取られていなかったもしくは真ドラゴン完成にインベーダーを利用していたらしく、竜馬達に敗れた際、正気に戻っている。
- ^ 初の声有り参戦。また、同シリーズではAnother Century's Episode:Rに『創聖のアクエリオン』が登場するまで唯一のスーパーロボット系の作品だった。
- ^ この作品では同シリーズで初めてキャラクターのボイスが収録された。
関連項目
外部リンク
BS11デジタル 『ANIME+』 土曜24時00分枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
真ゲッターロボ 世界最後の日
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