学研奈良登美ヶ丘駅

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学研奈良登美ヶ丘駅
駅舎 中央左に高架末端が見える
がっけんならとみがおか

GAKKEN-NARA-TOMIGAOKA -
◄C29 学研北生駒 (2.7km)
所在地 奈良県奈良市中登美ヶ丘六丁目1-1
北緯34度43分35.56秒 東経135度45分8.77秒 / 北緯34.7265444度 東経135.7524361度 / 34.7265444; 135.7524361 (学研奈良登美ヶ丘駅)
駅番号  C30 
所属事業者 近畿日本鉄道(近鉄)
所属路線 けいはんな線
キロ程 18.8km(長田起点)
コスモスクエアから36.7 km
電報略号 トミカ
駅構造 高架駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
10,983人/日
-2008年-
開業年月日 2006年(平成18年)3月27日
テンプレートを表示
北口改札
ホーム東端(停車中の車両は大阪市営地下鉄20系
駅舎を東方の階段より見る
イオンモール奈良登美ヶ丘
recolax(リコラス登美ヶ丘)

学研奈良登美ヶ丘駅(がっけんならとみがおかえき)は、奈良県奈良市中登美ヶ丘六丁目にある近畿日本鉄道けいはんな線駅番号C30

同線で唯一の奈良市内にある駅である。大阪市営地下鉄中央線と相互直通運転を行っており本町駅までの所要時間は約40分であるほか、生駒駅近鉄奈良線に乗り換えることにより大阪難波駅までの所要時間も約30分となっており、大阪都心への利便性は比較的高い。

駅構造

島式ホーム1面2線を有する高架駅高架をそのまま東へ延長することが可能で、路線の延伸を予定した構造になっている。これは当初、けいはんな線の計画が近鉄京都線新祝園駅までを予定していたためである[1]改札コンコースは1階、ホームは2階にある。改札口は南北1か所ずつ設けられている。ホームにはワンマン運転支援用のホームセンサーが設けられている。以前改札内にあった売店は閉店し、自販機コーナーとなっている。

駅事務室は南口寄りに位置し、北口からの問い合わせは連絡ボタンとマイクを用いて行う。北口改札外には奈良交通の案内所がある。北口に設置してある自動券売機の1台は、特急券定期券購入専用である。

自動改札機設置駅[2]

エスカレータエレベーター設置駅。

のりば

学研奈良登美ヶ丘駅プラットホーム
ホーム 路線 行先
1・2 けいはんな線 生駒長田本町コスモスクエア方面

駅周辺

当駅は生駒市と奈良市とにまたがって所在している上、北東側には京都府精華町との県境も広がっている。

当駅高架下には入居している店舗は以下のとおり。

北口

南口

駅バスロータリーから北登美ヶ丘住宅地に抜ける長く大きな階段がある。この階段は当駅設置のため立ち退いたゴルフ練習場と北登美ヶ丘住宅地を結んでいた里道であったが、駅設置に合わせて歩道として改修された。

スポーツクラブ、スパ、クリニック、コンビニエンスストア、学習塾、銀行など多様な店舗が入居している。

路線バス

1番のりば

  • [急109] 学園前駅行き(中登美ヶ丘四丁目・大渕橋経由)
  • [110] 学園前駅行き(中登美ヶ丘四丁目・大渕橋経由)
  • [112] 学園前駅行き(登美ヶ丘三丁目・登美ヶ丘一丁目経由)(朝ラッシュ時を除いて運行)
  • [急113] 学園前駅行き(登美ヶ丘三丁目・登美ヶ丘一丁目経由)(朝ラッシュ時を除いて運行)

2番のりば

  • [41] 祝園駅行き(光台八丁目・けいはんなプラザ・学研都市精華台経由)
  • [43] けいはんなプラザ行き(光台二丁目経由)
  • [47] 祝園駅行き(光台二丁目・けいはんなプラザ・私のしごと館経由)
  • [77] 高の原駅行き(東登美ヶ丘六丁目東・兜台三丁目経由)

3番のりば

  • [82] 高山サイエンスタウン行き(国道鹿畑・大学院大学経由)
  • [82] 高の原駅行き(乾谷・南陽高校経由)

4番のりば

  • [112][急113] 鹿ノ台北二丁目行き(朝ラッシュ時を除いて運行、深夜バスも運行)

朝ラッシュ時の鹿ノ台北二丁目系統のバスは駅前広場に乗り入れず、駅高架下の市道にて客扱いを行う。

市道沿い・南向のりば

  • [急103] 学園前駅行き(登美ヶ丘三丁目経由)(朝ラッシュ時に運行)

市道沿い・北向のりば

  • [102] 鹿ノ台北二丁目行き(朝ラッシュ時に運行)

※大括弧内の数字は系統番号を表す。「急」はラッシュ時に運行される急行であり、バスの通行が集中する鶴舞町一丁目、鶴舞町二丁目、鶴舞町六丁目と登美ヶ丘一丁目、登美ヶ丘二丁目、北登美ヶ丘一丁目、奈良学園登美ヶ丘を通過する。夕ラッシュ時には登美ヶ丘一丁目と北登美ヶ丘一丁目と奈良学園登美ヶ丘に停車する急行も運行される。

歴史

駅名の由来

駅南方一帯に広がる住宅地「登美ヶ丘」が駅名の由来である。登美ヶ丘という地名は大和国添下郡西部の古代における呼称「鳥見郷(登美郷)」に由来するといわれ、「とみ」は「鳥見」、「登美」、「登弥」などとも古代においては表記された。「とみのさと」の「とみ」は「登美」「鳥見」「富」など現在の奈良市西部から生駒市東部の地名につながる。また、鳥見郷の由来は古代神道の葬祭の一種である鳥葬に由来し、「とみ」は初期には「黄泉」へ上るの意味で、死後の世界へ上る意味があったとされる。神話に登場する物部氏の祖とされる饒速日命は鳥見の白庭山へ遷したという記述があるが、その鳥見の白庭山も奈良市西部から生駒市東部にかけての地域であったとされ、現在の地名の登美ヶ丘や白庭台の由来になったとされている。

駅名の由来となった登美ヶ丘の住宅地開発は1960年からはじまり、当駅が所在する北登美ヶ丘地区の宅地造成は1980年代に行われた[3]

「学研」は関西文化学術研究都市の略称から。

隣の駅

近畿日本鉄道
けいはんな線
学研北生駒駅 (C29) - 学研奈良登美ヶ丘駅 (C30)
  • ()内は駅ナンバリングを示す。なお、番号は直通する大阪市営地下鉄線内からの通し番号となっている。

脚注

  1. ^ ただし、平城・相楽ニュータウン三井佐保山住宅地では高の原駅への延長を要望している。
  2. ^ 東芝製の赤い筐体 (EG-2000) で、北口3台・南口3台が設置されている。すべて出場時2枚一括処理・PiTaPaICOCA対応、うち2台は幅広改札機である。
  3. ^ 駅周辺の造成はけいはんな線着工後、新規に行われた。

関連項目

外部リンク