ハナミズキ

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ハナミズキ
ハナミズキの赤い花
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : バラ亜綱 Rosidae
: ミズキ目 Cornales
: ミズキ科 Cornaceae
: ミズキ属 Cornus
亜属 : ヤマボウシ亜属 Benthamidia
: ハナミズキ B. florida
学名
Benthamidia florida
和名
ハナミズキ
アメリカヤマボウシ
英名
Flowering Dogwood
ハナミズキの紅葉と赤い実

ハナミズキ(花水木、学名:Benthamidia florida)はミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉高木北アメリカ原産。別名、アメリカヤマボウシ

ハナミズキの名はミズキの仲間で花が目立つことに由来する。また、アメリカヤマボウシの名はアメリカ原産で日本の近縁種のヤマボウシに似ていることから。

特徴

ミズキ科の落葉小高木。樹皮は灰黒色で、は楕円形となっている。北アメリカ原産。花期は4月下旬から5月上旬で白や薄いピンクの花をつける。秋につける果実は複合果で赤い。庭木のほか街路樹として利用される。栽培する際には、うどんこ病などに注意する。またアメリカシロヒトリの食害にも遭いやすい。

日本における植栽は、1912年に当時の東京市長であった尾崎行雄が、アメリカワシントンD.C.ソメイヨシノ)を贈った際、1915年にその返礼として贈られたのが始まり。なお、2012年に桜の寄贈100周年を記念して、再びハナミズキを日本に送る計画が持ち上がっている。

ハナミズキの深刻な病害であるハナミズキ炭疽病の感染地域では、感染によってハナミズキの街路樹が枯死すると、ハナミズキ炭疽病に抵抗性があるヤマボウシまたはハナミズキのヤマボウシ交配品種に植え替える病害対策が行われることがある。

英名

ハナミズキは英語ではdogwoodと呼ばれる。dogwoodの語源には諸説あるが、一説には17世紀頃に樹皮の煮汁が皮膚病治療に使用されたためと言われ、他には木製の串(英古語:dag,dog)を作る材料に使われる堅い木であったことからとも言われる。ただし、犬の皮膚病治療に使ったとされるdogwoodは、同じミズキ科の植物でもセイヨウサンシュユと考えられており、ハナミズキとは異なる。

花言葉

私の思いを受けてください。公平にする。返礼。華やかな恋。                    

ギャラリー

関連

市区町村の木・花・州の花

市の木
埼玉県蓮田市
東京都武蔵野市コブシケヤキ、ハナミズキの複数指定)
東京都西東京市(ケヤキ、ハナミズキの複数指定)
静岡県静岡市
愛知県一宮市
兵庫県尼崎市
愛媛県東温市
長崎県佐世保市
市の花
徳島県小松島市
区の木
東京都港区
横浜市港北区 - 区のシンボルマークにも使用されている。
川崎市多摩区ナシ、ハナミズキの複数指定)
名古屋市千種区
名古屋市昭和区
神戸市長田区
区の花
大阪市鶴見区(はなみずき、チューリップつばきニチニチソウの複数指定)
州の花
バージニア州アメリカ合衆国

外部リンク