Someday (藤原さくらの曲)

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Someday
藤原さくらシングル
初出アルバム『PLAY
A面 春の歌(両A面)
B面
リリース
規格
ジャンル
時間
レーベル SPEEDSTAR RECORDS
作詞・作曲 藤原さくら
チャート最高順位
藤原さくら シングル 年表
ミュージックビデオ(short ver.)
「Someday」 - YouTube
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Someday」(サムデイ)は、日本シンガーソングライター藤原さくらの楽曲。2017年3月29日にスピッツのカバー曲「春の歌」との両A面シングル『Someday/春の歌』として発売された。

カントリー調の楽曲[1]で、藤原がMCを務めたBSフジの子供向け番組『ポンキッキーズ』のエンディングテーマに採用された。

背景[編集]

「Someday」は、藤原が全国ツアー中に制作した楽曲で、サビのメロディから作られた[注釈 2]。楽曲について藤原は「インストアライブを通してファンが増え、ライブ後などに直接会ったりして、ファンのみんなはどういう曲を求めているのだろうというところも意識し始めたのか、キャッチーなサビを書きたいなと思うようになった。」と語っている[4]

歌詞は「出会い」がテーマとなっており、テレビドラマ『ラヴソング』の出演を通して共演者やスタッフ、ドラマをきっかけに藤原を知ったファンたちとの出会いや、ドラマの撮影終了後に帰郷した福岡で祖母から聞いた両親の馴れ初めを聞いて、「2人は出会うべくして出会ったんだ」と感じたことなどが反映されている[5][4]。藤原は「あの年に祖母が大阪に行かなかったら、父は生まれていなくて、母の同級生となることもなく、私も生まれていなかった。それは私だけでなく、みんなの背景にあることで。今ここにいることが当たり前でないと思ったら、少し怖いなと感じてしまった。」「祖母は『偶然ではなく、祖父とは出会うべくして出会っているから、絶対にあなたも生まれた。だから大丈夫』と言ってくれて、そういう風に考えられることも凄いと思ったし、自分もいつか結婚して子供が生まれたときに、そんなふうに思えるようになるんじゃないかなと、出会いについてたくさん考えていた時期でもあったから、この気持ちを歌詞にしたいなと思った。」と語っている[4][5]

2017年3月29日にスピッツのカバー曲「春の歌」との両A面シングル『Someday/春の歌』として発売された。藤原にとって2作目のシングルで、2ndアルバム『PLAY』からの先行シングル。カップリングには、前年に開催された「藤原さくらワンマンツアー2016「good morning」〜second verse〜」ツアーから、11月24日のEX THEATER ROPPONGI公演から3曲のライブ音源を収録。初回限定盤と通常盤の2形態で発売され、初回限定盤には同公演からの8曲のライブ映像を収録したDVDが付属[6]

同年4月2日より藤原がMCを務めるBSフジの子供向け番組『ポンキッキーズ』が放送開始され、「Someday」は同番組のエンディングテーマに採用された[7]。2018年3月25日に放送された『ポンキッキーズ』の最終回では、藤原による弾き語りで披露された[8]

プロモーション[編集]

本作のミュージック・ビデオは、大喜多正毅が監督を務めたもので、立体紙芝居やトイシアターの世界を思わせる幻想的な作品となっている[9]。このミュージック・ビデオは、2ndアルバム『PLAY』の初回限定盤に付属しているDVDに収録された[10]

2017年4月1日にラゾーナ川崎プラザで、シングルの発売を記念したフリーライブが開催され、シングルの表題2曲が演奏された[11]。なお、「Someday」は同日に放送されたTBS系列の音楽番組『COUNT DOWN TV』でも披露された[12]

演奏[編集]

シングル収録曲[編集]

CD
#タイトル作詞・作曲編曲時間
1.「Someday」藤原さくら永野亮
2.春の歌草野正宗永野亮
3.walking on the clouds(Live at EX THEATER ROPPONGI 20161124)藤原さくら 
4.Ellie(Live at EX THEATER ROPPONGI 20161124)藤原さくら 
5.BABY(Live at EX THEATER ROPPONGI 20161124)藤原さくら 
合計時間:
DVD
#タイトル作詞作曲・編曲
1.We are You are(藤原さくらワンマンツアー2016「good morning」〜second verse〜"Live at EX THEATER ROPPONGI 20161124)  
2.I wanna go out(藤原さくらワンマンツアー2016「good morning」〜second verse〜"Live at EX THEATER ROPPONGI 20161124)  
3.maybe maybe(藤原さくらワンマンツアー2016「good morning」〜second verse〜"Live at EX THEATER ROPPONGI 20161124)  
4.Give me a break(藤原さくらワンマンツアー2016「good morning」〜second verse〜"Live at EX THEATER ROPPONGI 20161124)  
5.Oh Boy!(藤原さくらワンマンツアー2016「good morning」〜second verse〜"Live at EX THEATER ROPPONGI 20161124)  
6.Cigarette butts(藤原さくらワンマンツアー2016「good morning」〜second verse〜"Live at EX THEATER ROPPONGI 20161124)  
7.好きよ 好きよ 好きよ(藤原さくらワンマンツアー2016「good morning」〜second verse〜"Live at EX THEATER ROPPONGI 20161124)  
8.Station(藤原さくらワンマンツアー2016「good morning」〜second verse〜"Live at EX THEATER ROPPONGI 20161124)  

収録アルバム[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ a b 両A面シングル『Someday/春の歌』としてチャートイン。
  2. ^ 従来の藤原の楽曲は、Aメロから順番に作られていた。

出典[編集]

  1. ^ a b “藤原さくら、ラゾーナに春を呼んだ豪華編成フリーライブ”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2017年4月1日). https://natalie.mu/music/news/227058 2020年7月2日閲覧。 
  2. ^ Someday/春の歌 | 藤原さくら”. ORICON NEWS. オリコン. 2020年7月2日閲覧。
  3. ^ Billboard Japan Top Singles Sales | Charts”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2017年4月10日). 2020年7月2日閲覧。
  4. ^ a b c 永堀アツオ(インタビュアー:永堀アツオ)「藤原さくらが「Someday / 春の歌」に重ねた想い」『WHAT's IN? tokyo』、ソニー・ミュージックエンタテインメント、2017年3月29日https://web.archive.org/web/20200702054428/https://tokyo.whatsin.jp/730002020年7月2日閲覧 
  5. ^ a b 大谷隆之(インタビュアー:大谷隆之)「藤原さくら「PLAY」インタビュー (2/4)」『音楽ナタリー』、ナターシャhttps://natalie.mu/music/pp/fujiwarasakura04/page/22020年7月2日閲覧 
  6. ^ “藤原さくら「3月のライオン」主題歌のスピッツカバーをCD化”. ナターシャ. (2017年2月3日). https://natalie.mu/music/news/219464 2020年7月2日閲覧。 
  7. ^ “藤原さくら×春風亭昇々「ポンキッキーズ」新メンバーに、新生シスターラビッツも登場”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2017年3月28日). https://natalie.mu/music/news/226300 2020年7月2日閲覧。 
  8. ^ “「泣いた」「絶対に忘れないよ!」 ポンキッキーズ最終回、ガチャピンとムックの言葉に感動”. grape (グレイプ). (2018年3月26日). https://grapee.jp/474295 2020年7月2日閲覧。 
  9. ^ “藤原さくら×大喜多正毅が描く「Someday」の不可思議な世界”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2017年3月29日). https://natalie.mu/music/news/226500 2020年7月2日閲覧。 
  10. ^ “藤原さくら、月9主題歌やスピッツカバー収録のニューアルバム「PLAY」”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2017年4月4日). https://natalie.mu/music/news/227422 2020年7月2日閲覧。 
  11. ^ “藤原さくら、ラゾーナに春を呼んだ豪華編成フリーライブ”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2017年4月1日). https://natalie.mu/music/news/227058 2020年7月2日閲覧。 
  12. ^ “次回CDTVで尾崎裕哉「サムデイ・スマイル」、藤原さくら「Someday」披露”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2017年3月27日). https://natalie.mu/music/news/226231 2020年7月2日閲覧。