ランキンの楽園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ランキンの楽園(パラダイス)
ジャンル バラエティ番組
構成 樋口卓治都築浩 ほか
出演者 東野幸治
ピーコ
田中直樹
楠田枝里子 ほか
製作
プロデューサー 井口岳洋 ほか
制作 吉本興業
製作 毎日放送
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2006年11月24日 - 2008年9月12日
放送時間毎週金曜 18:55 - 19:54
放送分59分
テンプレートを表示

ランキンの楽園』(ランキンのパラダイス)は、2006年11月24日から2008年9月12日までTBS系列で毎週金曜18:55 - 19:54(JST)に放送された、毎日放送テレビ(MBSテレビ)製作のバラエティ番組である。

ステレオ放送、字幕放送ハイビジョン制作であった(ただし、ハイビジョンはスタジオ部分のみで、VTR部分は4:3SDでサイドパネルが貼られていt)。放送中画面左上に王冠と「RANKING・PARADISE」の文字が表示されていた。

概要 [編集]

2006年秋の改編に伴い、それまで水曜19時台に設けられていた毎日放送制作枠が14年半ぶりに金曜日の19時台に移動。「2006 世界バレー」の関係で、2006年11月下旬に番組がスタートした。

世界中のあらゆる情報を番組が独自に調査した"世界にたったひとつのランキング"を、ランキング形式で興味深く紹介するのが主な内容。取り上げる順位数は内容によって3~10位と異なる(特番時を除く)。2008年4月改編からは、芸能人がお勧めするグルメのランキング中心の内容にリニューアルした。特に、ギャル曽根が選んだランキングを扱う回が多くなった。

2008年9月12日をもって番組を終了。最終回となった9月12日の放送では2年間に放送されたランキングの中から、レギュラー出演者4人がもう一度見てみたいと思ったランキングをダイジェストで紹介した。番組の最後では司会の楠田枝里子と東野幸治が終了後も特番として放送されないかと番組終了を惜しむコメントを残している。レギュラー放送終了後、特番として放送される予定だったが、実際は1度も放送されず事実上終了した。同年10月からは、後継番組の『チェック!ザ・No.1』(2009年3月終了[1])が開始され、東野・田中直樹が引き続き出演した。

出演者[編集]

MC[編集]

レギュラー[編集]

ゲスト[編集]

上記4人以外にゲストとして主に男性・女性俳優・タレント1~2組、お笑いコンビ1組程度。

女性枠のゲストに松居一代三船美佳。男性枠のゲストは関根勤笑福亭笑瓶が出演する場合が多かった。2008年4月のリニューアル以降はギャル曽根がレギュラー出演しだした影響から、それ以外の女性タレントは若手芸人を除いてほぼ出演しなくなり、男性ゲストも若手俳優などが多くなった。

お笑いコンビ枠のゲストはブラックマヨネーズなど、吉本興業に所属している芸人のみが出演。ただしピン芸人の場合は他の事務所の芸人も出演している。

その他[編集]

放送内容[編集]

全国の名物料理などのいわゆる「ご当地グルメ」を毎回ひとつのテーマ(例:インスタント食品、おみやげ等)に絞って集め、芸能人がその料理全てを食しランキングを製作する。スタジオではVTRの合間とランキング発表後にトークが行なわれ、番組の最後に取り上げた料理に関する4択問題を出題し、正解した出演者のみが1位に選ばれた食品を食べられる。

同様の内容を取り扱った番組には『ザ・ベストハウス123』(フジテレビ系)などがあるが、『ベストハウス』で紹介されるのはベスト3のみであり、かつ「世界の○○」・「巨大生物」などの衝撃映像やすでに決められた順位が多く取り上げるのに対し、本番組では上記のとおりデパ地下やお土産など身近な事柄や、ゲストが食品などでランキンを製作する模様を多く取り上げている点などで差異が見られる。また『ベストハウス』で取り上げられるランキングは4本前後なのに対し、本番組は1 - 2本と少なく後期は1本の企画のみを毎回放送していた。

過去の内容[編集]

取り上げられるランキングはシリーズものが多かった。また、バラエティ番組としては珍しくタレントよりもスタッフが体を張って選ばれた項目を体験する企画も存在した。

外国人観光客シリーズ
  • 日本で撮った写真地域別ランキン
  • お土産地域別ランキン 
  • 好きな日本食ランキン
食品シリーズ
  • デパ地下試食一刺しの値段ランキン
  • 日本人の買い置きラーメンランキン
  • ○○(ゲスト芸能人)が選ぶ全国ご当地食品ランキン
視聴者投稿シリーズ
感動モノシリーズ
  • 富士山屋久島に来た理由ランキン
  • 家族と離れて生活する日本人の食べたい日本食ランキン
  • 出産直後の母親が子供に初めてかける言葉ランキン
その他
  • 絶景ランキン
  • ○○が選ぶ一度は見たいビックリ工場見学ランキン(小学生、東大生など)
  • 芸能人の仰天エピソードランキン
  • ニッポンの100歳に聞く 人生で一番○○だった事ランキン
  • ピーコさん御用達の店・おすすめスポットランキン
  • 超話題の有名人50人の2007年一番高い買い物ランキン

備考[編集]

  • 制作局の毎日放送テレビでは、例年この時間帯に独自編成による阪神タイガース戦中継がしばしば入っていた(2006年まではこの枠が単発枠だったため差し替えが容易だった)が本番組開始以降の当該野球中継は原則として、全国ネットで中継が組まれた際の差し替え[2]や「阪神 vs 巨人」戦全国放送のみとなっていた。
  • 最高視聴率は、2007年11月23日放送分の14.4%であった。
  • 2008年5月23日の放送で紹介されたランキン内の「ティッシュ箱を飛ばして健康チェック」と言う項目で実践した視聴者から怪我をしたとの問い合わせがあり、番組の公式サイトや翌週の放送の最後にテロップで注意喚起がされた。ーまた、同年6月7日放送の『MBSマンスリーリポート』(関西ローカルで月1回放送されているMBSの自己批評番組)で司会の古川圭子アナウンサーが番組冒頭でこの問題を取り上げ、改めて注意喚起を呼びかけた。
  • 2008年9月12日の最終回で2007年3月に放送された「命がけ!世界の高い所で働くサラリーマンランキン」を再放送した際に、『記録は放送当時のものです』と注釈がつけられた(放送当時1位に選ばれた台北101の建築物での世界最高峰記録が、2007年8月にブルジュ・ハリーファに抜かれた為)。
  • TBS金曜19時枠は「30分×30分」(一時「JNNニュースコープ」による特別編成時期も有り)→「30分×90分」→「2時間」時代が長きに渡って続いたため、1時間枠になるのは開局52年目で初めてのことであった。

スタッフ[編集]

過去のスタッフ[編集]

  • 構成:小杉四駆郎江戸川ダビ夫高井里江
  • ディレクター:近藤浩文・浅田靖(Dクラッチ.)、津田盛治、滝川義子、日下真行(MBS)
  • 宣伝:石田敦子(MBS)
  • デスク:松田麻央
  • AP (アシスタントプロデューサー):松本定子(JUMP)
  • AD (アシスタントディレクター):小田切恵、田村容子(JUMP)、大村健介、小林洋一、鈴木希、枝松治義(THE WORKS)
  • CAM (カメラ):藤本伸一
  • PA (パブリックアドレス):齋藤珠津穂
  • 照明:石井健治
  • カメラクレーン:横尾暁祥
  • 電飾:井野岡利保
  • キャラクターデザイン:にぎりこぷし
  • イラスト:川崎あっこ
  • CG:加藤誠(パークグラフィックス)
  • MA:田倉学

脚注・出典[編集]

  1. ^ 総力報道!THE NEWS』の放送開始に伴う改編のため。
  2. ^ 全国ネット中継が雨天中止となる一方で、差し替えの阪神戦中継が予定通り行われる場合には、系列局に対して裏送りによる先行ネットを行うことも編成上想定されていたが、実際には発生しなかった。
毎日放送テレビ(MBSテレビ)制作・TBS系列 金曜18:55 - 19:54枠
前番組 番組名 次番組
金スペ!
※18:55 - 20:54
(2006.1.6 - 9)
【同番組までTBS制作】
ランキンの楽園
(2006.11.24 - 2008.9.12)
【本番組より毎日放送テレビ制作】
チェック!ザ・No.1
(2008.10.17 - 2009.3.13)