サルト・サーキット
| 所在地 | フランス ル・マン |
|---|---|
| 標準時 | GMT+1 |
| 座標 | 北緯47度56分59.5秒 東経0度12分27.11秒 / 北緯47.949861度 東経0.2075306度座標: 北緯47度56分59.5秒 東経0度12分27.11秒 / 北緯47.949861度 東経0.2075306度 |
| 所有者 | フランス西部自動車クラブ ル・マン市 |
| 運営者 | フランス西部自動車クラブ |
| オープン | 1923 |
| 主なイベント | ル・マン24時間レース |
| Circuit de la Sarthe | |
| 路面 | アスファルト |
| コース長 | 13.629 km (8.469 マイル) |
| コーナー数 | 38 |
| レコードタイム | 3:19.074 (ロイック・デュバル, Team Oreca Matmut プジョー・908 HDi FAP, 2010, LMP1) |
サルト・サーキット(フランス語:Circuit de la Sarthe 、シルキュイ・ドゥ・ラ・サルト)はフランスのル・マンにあるサーキット。
目次 |
概要 [編集]
ル・マン24時間レースで使用されるコース。コース全長は13.629kmで、その多くを公道を使用する。ピットなどの競技用施設やコントロールラインなどは、「ブガッティ・サーキット」と共用する。
サルテまたはサルトと呼ばれるがサルテが英語読み[要出典]、サルトがフランス語読みで、全部フランス語読みにすると「シルキュイ・ドゥ・ラ・サルト」になる。テレビ朝日がル・マンを放映していた時はサルテと表記していた。
1923年に耐久レースが開催されたときのコースは、極めて緩やかな高速コーナーと超ロングストレートを2つ含む単純なレイアウトであったが、テルトル・ルージュがコーナーに変化した現在のコースの原型となったのは1932年のことである。
その後、高速化するレースカーに対する安全性の向上や死亡事故への対策によってシケインの追加や道幅の拡張などが行われている。特に約6kmという超ロングストレート「ユノディエール」(Hunaudières)では、レースカーは400km/hを超えるスピードに達していたが、1990年に安全性のために約1/3となる場所にそれぞれシケインが追加された[1](現在では330~340km/h程)。なお1つ目のシケインは「ニッサン・シケイン」と名付けられた。さらに2000年に「ダンロップブリッジ」のストレートが大きな下りカーブに、2006年に「エッセ」と「テアトル・ルージュ」の侵入が緩やかに改変され現在に至る。
コースがあまりにも広大なため、グランドスタンドの周辺は晴れているのにもかかわらず、ミュルサンヌコーナーの辺りで大雨が降っているということがある。そのためチームのレース戦略を大幅に狂わせられることがあり、過去にはジャガーチームが、サルト・サーキット全域を網羅できる気象観測機器を持ち込んだことがある。
コースの長さをカバーするため、レース中の事故によるセーフティカー導入時も、通常のサーキットと異なり同時に複数のセーフティカーがコースインする。
またコースの大部分が路肩を広く取った片側一車線の一般公道を使用しているために、路面のうねりの他に轍が出来ている箇所も多く、雨が降ると轍の部分に「川」が出来るため、スピンを誘発しやすくなる。さらにユノディエールには街灯すら存在しないため、ドライバーにとっては特に夜間走行においてかなり厳しいコースでもある。[要出典]
非公道区間 [編集]
「サルト・サーキット」の大部分は公道を使用するが、レースを開催する上で必要な設備は「ブガッティ・サーキット」の設備を使用している。
「ポルシェ・カーブ」(座標)から公道部分を離れ、「フォード・シケイン」の先で「ブガッティ・サーキット」のホームストレートに進入する。ホームストレートに入ってすぐのところにコントロール・ラインがある。「ダンロップ・シケイン」の先は、「ブガッティ・サーキット」の「La Chapelle」(座標)だが、「サルト・サーキット」として使用する際は閉鎖され、「エッセ」に向う緩やかな右コーナー(座標)となる。「エッセ」(座標)を抜けて「テアトル・ルージュ」から公道部分「リーニュ・ドロワット・デ・ズュノディエール通り」に出て行く(座標)。
その他にも安全上の観点から、平常時は閉鎖している箇所がある。「リーニュ・ドロワット・デ・ズュノディエール通り」の途中と、「リーニュ・ドロワット・デ・ズュノディエール通り」から「トゥール道路」の境にロータリーがある。「サルト・サーキット」の「ミュルサンヌ・ストレート」として使用する際は、それらのロータリーをバイパスする直線を使用する(閉鎖部分1・閉鎖部分2。「ミュルサンヌ」も通常はロータリーとなっていて、「サルト・サーキット」として使用する際に「ミュルサンヌ」のコーナーを使用する(座標)。
逆に「インディアナポリス」(座標)や「アルナージュ」(座標)には、レース用の縁石が常設されている。
コース全長の変遷 [編集]
- A (1923年 - 1928年)17.262km※現テルトルルージュ付近に向かわず、ル・マン市内中心部まで行き引き返すコースだった
- B (1929年 - 1931年)16.340km
- C (1932年 - 1955年)13.492km※当年からテルトルルージュ→ユノディエールへと続く現コースの原型に
- D (1956年 - 1967年)13.461km
- E (1968年 - 1971年)13.469km
- F (1972年 - 1978年)13.640km
- G (1979年 - 1985年)13.626km
- H (1986年)13.528km※ミュルサンヌコーナーの交差点が十字からロータリーに変更されたため、ロータリーを避ける専用コースでショートカット
- I (1987年 - 1989年)13.535km※ダンロップコーナー前にシケイン設置
- J (1990年 - 1996年)13.600km※ユノディエールに2ヶ所シケイン設置
- K (1997年 - 2001年)13.605km※ダンロップシケインのレイアウト変更
- L (2002年 - 2005年)13.650km※ダンロップブリッジ下からS字までレイアウト変更
- M (2006年)13.650km※ダンロップシケイン付近改修
- N (2007年 - )13.629km※テルトルルージュ付近改修
ゲーム [編集]
グランツーリスモ4(PS2)とグランツーリスモ5(PS3)にはSarthe Circuit II、グランツーリスモ(PSP)にはSarthe Circuit Old、Forza Motorsport 3(Xbox 360)、Forza Motorsport 4にはOld Mulsanne Circuitとしてシケインの無い旧コースも収録されている。
※Forza Motorsport 3(Xbox 360)にはブガッティ・サーキットも収録
脚注 [編集]
関連項目 [編集]
- モータースポーツ
- サーキットの一覧
- ベントレー - 戦前のル・マンで大活躍し、アルナージやミュルサンヌなど、サルトのコーナー名を冠したモデルが存在する
- 1955年ル・マン24時間レース - 観客など86人が亡くなる大惨事となった