エクスペディア

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Expedia(エクスペディア)は、アメリカ合衆国ワシントン州ベルビューに本拠地を置くオンライン旅行会社Expedia, Inc.が運営するウェブサイト2006年11月には日本向けのサービスとしてExpedia.co.jpがスタート。世界中の8,000都市、50,000軒以上のホテル情報と航空券、ツアーを取り扱う、「世界最大の旅行予約サイト」[1]

運営企業[編集]

2008年に完成したベルビューの本部ビル

運営企業であるExpedia, Inc.NASDAQ:EXPE)は、1994年マイクロソフト社の旅行予約システム部門の一部門として設立され、紆余曲折を経て、2004年に独立した。独立した背景には、ソフトウェア事業に注力したいと考えるマイクロソフト社と、エクスペディアの事業内容にズレが生じたためといわれている。本拠地があるワシントン州ベルビューシアトルの近郊に位置する。

最高経営責任者(CEO)はバリー・ディラー(Barry Diller)。

海外展開[編集]

フランスドイツイギリスデンマークなどヨーロッパの主要国、カナダメキシコ北米アルゼンチンブラジル南米日本シンガポールマレーシアインドなどのアジアオーストラリアニュージーランドオセアニアの世界19カ国に運営サイトを持つほか、中国では現地のネット旅行社e龍に資本参加している。日本では2013年2月に国内旅行業界最大手のJTBと業務提携し、2013年の秋を目処にJTBのサイトからエクスペディア取扱の海外世界3万都市の約15万軒のホテルが予約可能になるほか、エクスペディアの日本向けサイトではるるぶトラベル提携の旅館が予約可能となる予定。

Expedia.co.jp (エクスペディア)[編集]

アメリカのExpedia, Inc.が日本語によるウェブサイトの運営、ならび日本国内電話による予約、問い合わせなどの日本語によるカスタマーサポートを行っている。ネット予約が基本であるが、電話予約も可能で、24時間対応のオペレータが代わりに検索し、システムに入力してくれる。以下の様なサービス内容と特徴を持つ[2]

ホテル予約[編集]

ホテル検索

24時間、ウェブサイト上で宿泊したい都市、期間、人数を入力して検索できるのは多くのホテル予約サイトと同じで、条件を示すと予約可能な情報だけが表示されるが、それでも料金帯、クラス、地区などで絞り込みしないと候補が多すぎる場合もある。部屋のサービスやアメニティの情報も比較的しっかりしている。電子地図上で、位置確認ができ、周辺のホテルも表示されるが、空き室がないなど予約ができない周辺ホテルも表示されるなど、使い勝手が悪い点もある。

予約申し込み

海外ホテルも基本的に日本円建てで表示され、予約日の為替レートで料金が表示される。ただし、税、サービス料なしの料金が示されるため、いざ予約しようとすると、思っていた予算よりも高くなってしまうこともある。2週間以内の場合、直前予約という割安なホテルを検索できるシステムもある。基本的に前払いで、クレジットカードで支払う。前払いの場合、ホテル代、税、サービス料の合計額の領収書(円建て)は別途郵送を依頼することができるが、依頼しないともらえない。予約が成立しても、バウチャーの発行は無く、心配な場合、参考としての予約成立メールのコピーを持参するしかない。キャンセル可否、期限についてはホテル毎に対応が異なるが、キャンセル不可で、前払い金が一切もどらない場合もある。

最低価格保証サービス

Expedia.co.jp(エクスペディア)でホテルを予約後、翌営業日の営業時間内に、他のホテル予約サイトにおいて、全く同じ予約条件でより安い料金で売り出されている場合、Expedia.co.jpに連絡すれば、差額の他、5000円のクーポンを発行するサービス。ただし下記の条件を満たしている必要がある。

  1. 比較対象のホテル予約サイトが日本円建てで料金を提供していること。
  2. ホテル、部屋タイプ、利用人数、チェックイン日、チェックアウト日が完全に一致すること。
  3. ホテル単独の予約であること。
  4. 即日予約が可能であること。
  5. 予約後30日以内であること。

航空券予約[編集]

ウェブサイト上で搭乗区間、日時、人数を入力して検索すると、予約可能な複数の航空会社の便名、時刻、所要時間、乗り継ぎ回数と、各種空港利用料、および燃油サーチャージを含めた建ての価格が表示されるため、実際の支払額やおよその利便性を把握しやすい。直行便だけでなく、当該航空会社の公式予約サイトで表示されないような、乗り継ぎによる割引便や、複数の航空会社を組み合わせた乗り継ぎ案も提示されるため、価格優先でさがす場合[3]、直行便がない場所に行く場合、各地を周遊したい場合などに適している。座席クラス、オープンジョーストップオーバー、払い戻し条件などを指定して検索することも可能で、残席数がわずかな場合は、具体的な残席数も表示される。満足ゆく条件が見つからない場合は、出発地、目的地周辺の別の空港を表示させて、再検索することも可能。

航空券は全てeチケット(電子航空券)で発券され、自動的に電子メールで通知されるため、直前の予約も可能で、余計な送料などが発生することもないが、eチケット番号と旅程表が通知されるだけで、eチケットの内容を搭乗者に通知、印字させるシステムにはなっておらず、予約時にオプション表示される英文の内容を別途保存しておかないと、運賃や空港利用料などの内訳、変更払い戻し条件、有効期限などの詳細把握が難しい。また、航空券の領収書はウェブサイトからの発行依頼ができず、別途電話で依頼をし、電子メールでpdfファイルを受け取るしかない。

その他[編集]

ホテル予約や送迎を組み合わせたツアーの予約や、海外で使用できるWi-Fiルーターの予約もできる。

メールマガジン(メルマガ)による情報発信も行っている。

他の旅行サイトよりホテルの販売価格が高かった場合に、差額を返金する「最低価格保証」という制度を導入している。2013年4月8日より、日本のホテルに対しても、この制度を導入した[4]

Expediaの予約システム[編集]

最低価格保証や大量の旅行に関する情報が検索できる背景に、Amadeus CRSSabreといったグローバルで展開されているコンピューター予約システムが採用されていることがある。また、米国のデルタ航空ノースウェスト航空トランス・ワールド航空等が自社で所有するホテルや航空券の空き在庫をバルク価格で旅行代理店に販売するために開発されたWorldspanやPegasus等も参照し、候補として表示できるシステムとなっている。これらを比較して、最低価格を表示しているものと考えられる。

脚注[編集]

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  1. ^ Expedia.co.jp について” (日本語). Expedia, Inc.. 2012年1月8日閲覧。
  2. ^ エクスペディア(Expedia)の航空券・ホテルの予約方法・利用方法 - 旅日記.com(2013年4月11日閲覧)
  3. ^ 直行便が満席に近い場合など、乗り継ぎによって時間は余計にかかっても、料金が半額以下に抑えられることもある。
  4. ^ “国内ホテルも「最低価格保証」=米旅行サイトのエクスペディア”. ウォール・ストリート・ジャーナル. (2013年4月8日). http://jp.wsj.com/article/JJ11497638403874584023717077098850430170679.html 2013年4月9日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]