イルクート MS-21
MS-21 (ロシア語: МС‑21 "Магистральный Самолёт 21 века" - "Magistralny Samolyot 21 veka" - "21世紀の旅客機")は現在、統一航空機製造会社(UAC)グループのイルクートとヤコブレフで開発中の3系統の双発の150-212人乗りの短距離から中距離のジェット旅客機である。[1]
設計は実現しなかったヤコブレフ Yak-42の双発版であるYak-242が元になっている。
ツポレフ Tu-154とツポレフ Tu-204/214を代替する予定で[2]MS-21は2016年に認証を取得する予定である。[3]当初の予定では2016年から納入される予定であったが2017年に延期された。[4]
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開発と設計 [編集]
初期の設計では約33%の複合材料を含み、2015年には複合材料製の翼が加わることにより、複合材料の割合が約40-45%まで増える見込みである。 2008年3月の時点でスホーイの子会社のスホーイ民間航空機と翼の設計と生産の契約が交わされた。[5] ロシアの国内向けの市場にはアヴィアドヴィガーテリ PD-14が供給される予定である。[6][7]2009年8月20日、ユナイテッド・テクノロジーズの子会社のen:Hamilton Sundstrand/ハミルトン・スタンダードはイルクート社とMS-21用のシステムの供給で総額23億ドルの契約を交わしたと発表した。[8] 2009年12月、プラット・アンド・ホイットニーはイルクート社がMS-21の動力としてPW1000Gギヤードターボファンエンジンを選択したと発表した。[9] イルクートは同様にロックウェル・コリンズとロシアのパートナーであるアヴィオニカをMS-21にアビオニクスを供給する為に選定した。[10] グッドリッチと一緒にAviapriborがMS-21の統合制御システムの開発を担当する。[11]
設計者の計画によるとMS-21はエアバスやボーイングの同規模の機体よりも10-15%効率が高く、エアバスA320[5] よりも構造重量において15%効率が優れていて、運行経費が20%低く、燃料消費が15%少ない。初期の費用は3500万ドルを目標にする。[12]
2009年の時点でMS-21は予備設計の段階で最初の試作機は2013年に完成予定で、初飛行は2014年、納入は2016年を予定している。[2]
2011年6月に開発の仮設計が完了し、製造設計に入った。この作業は2012年半ばに完了する見込みである。[13]
2012年2月10日、ロシア政府の副首相で防衛産業を担当するドミトリー・ロゴージンから納入が遅延するとの発表があり、初飛行は2015年から2016年で納入開始は2020年になる見込みである。[14] これはまもなく修正され、最初の納入は2017年に予定される。[15]
派生機種 [編集]
基本機種のMS-21-200は単一クラス仕様で約150席で181席の-300 と212席の-400 が基本と長距離仕様の機種で更に超長距離仕様のMS-21-200LRがある。
- MS-21-100
- 予定される最小仕様の機種は最大132席である。まもなく110から130席に拡大されたスホーイ・スーパージェット100を削除する為に製造される。.[16]
- MS-21-200
- 最大162席の基本機種でエアバス A319、COMAC C919、ボーイング 737-700に似ている。航続距離は3500kmで重量と推力は公表されていない。
- MS-21-300
- 最大198席でエアバスA320、COMAC C919、ボーイング 737-800に似ている。航続距離は3500kmで重量と推力は公表されていない。
- MS-21-400
- 計画された最大230席に拡大された機種でエアバス A321, ボーイング 737-900ER, ボーイング 757-200 とツポレフ Tu-204-100/214に似ている。航続距離は3500kmで重量と推力は公表されていない。
- MS-21-200ER
- 航続距離は5000kmに拡大される。仕様は以下を参照。
- MS-21-300ER
- 航続距離は5000kmに拡大される。仕様は以下を参照。
- MS-21-400ER
- 計画段階。航続距離は5000kmに拡大される。仕様は以下を参照。
- MS-21-200LR
- 計画段階の超長距離仕様。航続距離は6500kmで他の仕様は公表されていない。[17]
仕様 [編集]
| MS-21-200 | MS-21-300 | MS-21-400 | |
|---|---|---|---|
| 乗員 | 2名 | ||
| 座席数 | 150 (1-クラス, 標準) 162 (1-クラス, 過密) |
181 (1-クラス, 標準) 198 (1-クラス, 過密) |
212 (1-クラス, 標準) 230 (1-クラス, 過密) |
| シート間隔 | (1-クラス, 標準)の場合82 cm (32 in), (1-クラス, 過密)の場合76 cm (30 in) | ||
| 全長 | 35.9 m (117 ft 9 in) | 41.5 m (136 ft 2 in) | 46.7 m (153 ft 3 in) |
| 全幅 | 35.9 m (117 ft 9 in) | 36.8 m (120 ft 9 in) | |
| 全高 | 11.5 m (37 ft 9 in) | 12.7 m (41 ft 8 in) | |
| 最大離陸重量 | 67,600 kg (149,000 lb) | 76,180 kg (167,900 lb) | 87,230 kg (192,300 lb) |
| 貨物室容積 | 37.4 m3 (1,320 cu ft) | 53.3 m3 (1,880 cu ft) | 70.1 m3 (2,480 cu ft) |
| 最大積載時の航続距離 | 5,000 km (3,100 mi) | 5,500 km (3,400 mi) | |
| エンジン (x 2) | アヴィアドヴィガーテリ PD-14A プラット・アンド・ホイットニー PW1400G |
アヴィアドヴィガーテリ PD-14 プラット・アンド・ホイットニー PW1400G |
アヴィアドヴィガーテリ PD-14M プラット・アンド・ホイットニー PW1400G |
| 最大推力 (x 2) | 122.6 kN 12,500 Kgf; 27,558 lbf |
137.3 kN 14,000 Kgf; 30,865 lbf |
153 kN 15,600 Kgf; 34,392 lbf |
出典: 統一航空機製造,[18]アヴィアドヴィガーテリ[19]とプラット・アンド・ホイットニー[20]
受注状況 [編集]
| 日付 | 会社 | 納入予定 | 機種 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| MS-21-200 | MS-21-300 | MS-21-400 | オプション | ||||
| 2010年9月1日 | 2016年 | 50 | 0 | ||||
| 2010年6月7日 | 2016年 | 25 | 25 | ||||
| 2010年7月21日 | ? | 3 | 2 | ||||
| 2010年7月21日 | ? | 15 | 15 | ||||
| 2011年8月18日 | 2019年 | - | 28 | - | 22 | ||
| 2011年8月23日 | Rostekhnologii[25][26] | 2017年 | 33 | 52 | - | - | |
| 2011年9月16日 | アイルエアロ [27] | ? | - | 10 | - | - | |
| 計 | 241 | 39 | |||||
2010年6月7日の時点でイルクートはマレーシアのCrecom Burj Resourcesに50機のMS-21を供給する契約を交わした。契約総額は50億ドルで2016年から納入する予定である。[22][28]
2011年1月、ライアンエアーはロシアと中国の航空機メーカーに代替の航空機の発注という選択肢は現実的であると述べている。[29] ライアンエアーのCFOと副CEOのHoward Millarはライアンエアーは199席級の航空機は客室乗務員を増やさずに済む最大の規模なのでとても興味があるとの姿勢である。[30]
関連項目 [編集]
出典 [編集]
- ^ Семейство ближне-среднемагистральных пассажирских самолётов МС-21
- ^ a b Russia's United Aircraft 2009/08/11
- ^ (ロシア語) “Семейство ближне-среднемагистральных пассажирских самолётов МС-21”. 統一航空機製造会社. 2008年12月18日閲覧。
- ^ Irkut is developing the MS-21 narrowbody and aiming for first flight in 2014 Flightglobal
- ^ a b “Sukhoi wins bid to build wings for new MS-21 passenger plane”. モスクワ: RIA Novosti. (2008年3月13日) 2008年12月18日閲覧。
- ^ Russia firms 'PD-14' domestic engine concept for MS-21
- ^ Second borderline is behind
- ^ Hamilton Sundstrand Announces $2.3B Deal With Irkut
- ^ Pratt & Whitney PW1000G Engine Selected to Power Russia's Irkut MS-21 Aircraft
- ^ Western next generation engines power to MS-21 and C919 selection at flightglobal.com
- ^ Goodrich wins MS-21 flight control system deal
- ^ [1] December 12, 2006
- ^ “PARIS: Irkut forges ahead with MS-21 work”. Flightglobal.com (2011年6月19日). 2011年6月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年6月23日閲覧。
- ^ Russia: MS-21 not before 2020 aeroTELEGRAPH by Google-Translate
- ^ The first serial MS-21 in 2017 Historialotnictwa by Google-Translate
- ^ Russia's United Aircraft to develop new twin-jet , FlightGlobal, 2012-09-04
- ^ A family of short-medium range passenger aircraft MS-21 UAC russia by Google-translate
- ^ United Aircraft Corporation Website August 2009
- ^ PD-14 engine family
- ^ PW1000G
- ^ “Aeroflot plans up to 50 MS-21s as part of effort to support Russia’s airliner industry”. Flightglobal.com (2010年9月1日). 2010年9月1日閲覧。
- ^ a b Malaysia's CRECOM to buy 50 Russia-produced MS-21 jets, RIAノーボスチ, 2010-07-21
- ^ Новости Aviation EXplorer: "Ильюшин Финанс Ко." займется продажей самолётов МС-21
- ^ “MAKS: Ilyushin Finance orders 28 MS-21s”. 2011年8月23日閲覧。
- ^ “Rostekhnologii and IFC sign for up to 135 MS-21s”. 2011年8月23日閲覧。
- ^ Irkut
- ^ IrAero will acquire 10 MS-21s - News - Russian Aviation - RUAVIATION.COM
- ^ Irkut signs USD 5 bln contract for supply of 50 MS-21 planes to Malaysia, ITAR-TASS, 2010-06-07
- ^ Ryanair mulls Russian and Chinese aircraft , FlightGlobal, 2011-02-01
- ^ Ryanair: 199-seat aircraft would hit capacity 'sweet spot', FlightGlobal, 2010-12-15
外部リンク [編集]
- MS-21 @ United Aircraft Corporation
- Irkut MS-21 Russian United Aircraft Corporation
- MS-21 @ Yakovlev Design Bureau
- Announcement.
- Greece joins MS-21 and Be-200 aircraft projects