グッドリッチ

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ラリー現場で活躍するスタッフ
ラリージャパン2006)

グッドリッチ株式会社(Goodrich CorporationNYSE:GR)は、アメリカ合衆国の航空宇宙製造会社。同社は1870年にベンジャミン・フランクリン・グッドリッチ博士によってグッドリッチ Tew & Co.としてオハイオ州アクロンに設立され、1880年にBFグッドリッチと社名変更する。2001年には現在の社名に変更。現在ではノースカロライナ州シャーロットに本社を置く。

同社はジッパーの導入発展の歴史を持つ。会社はBFグッドリッチとして世界でも大手のゴムタイヤメーカーの一つとなったが、タイヤ生産部門は1988年にミシュランに売却され、同ブランドのタイヤはミシュランによって生産されている。同社はロー社を1997年に、コルテック・インダストリーズおよびTRW エアロノーティカル・システムズ(元はルーカス・エアロスペース)を2002年に買収し、専門化学薬品部門を売却、現在の社名に変更し業務内容は完全に移行した。2003年の時点で売上高は40億ドルに及ぶ。

グッドリッチはボーイング777およびF/A-18ホーネット、その他の多くの航空機に部品や組み立てユニットを供給する。同社は今後ボーイング787およびエアバスA380にコンポーネントを供給する予定である。 2011年9月21日、ヘリコプターや航空エンジンを手掛ける複合企業ユナイテッド・テクノロジーズ社により165億ドル(約1兆2600億円)で買収された[1]

BFグッドリッチ[編集]

BFグッドリッチはタイヤメーカーとして世界初の空気入り自動車用タイヤを開発した。1927年にチャールズ・リンドバーグ大西洋横断に成功したとき、彼の乗機の車輪には同社の「シルバータウン」が装着されていた。 1965年にはアメリカで初めてラジアルタイヤを発売する。

現在のBFグッドリッチはフランスのゴム、タイヤメーカーのミシュランの一ブランドである。日本では、小型・普通乗用車用タイヤが中心のミシュラン、大型SUV用タイヤがBFグッドリッチといった棲み分けがなされている。レース用タイヤについては、2002年全日本GT選手権に参戦し製品を供給してきたが、オフロード、クロスカントリーに注力するため2004年をもって撤退した。一方で、世界ラリー選手権(WRC)では2006年よりミシュランがBFグッドリッチブランドに転向して参戦していたが、WRCで使用されるタイヤが2008年よりピレリワンメイクとなったため、2007年シーズンを最後に撤退、現在はインターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ(IRC)への供給を行なっている。

脚注[編集]

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  1. ^ 「米ユナイテッド・テクがグッドリッチ買収で合意、165億ドル」(ブルームバーグ 2011年10月2日)

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外部リンク[編集]