イエス・サード・アルバム

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サード・アルバム
イエススタジオ・アルバム
リリース 1971年3月19日
録音 1970年10月 - 11月 at Advision Studios
ジャンル プログレッシブ・ロック
時間 41:36
レーベル アトランティック・レコード
プロデュース イエス、エディ・オフォード
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 4位(イギリス)[1]
  • 40位(アメリカ)[2]
イエス 年表
時間と言葉
(1970)
サード・アルバム
(1971)
こわれもの
(1971)

サード・アルバム(The Yes Album)はイギリスプログレッシブ・ロック・バンド、イエスの3枚目のアルバム。この作品の時期、あらゆる面でイエスの基盤が出来上がったといえる。まず、デビュー以来初めてのメンバー・チェンジを経験し、その後のイエス・サウンドに多大な影響を及ぼす事になるギタリストスティーヴ・ハウが加入。そして前作でエンジニアとして参加したエディ・オフォードがバンドとの共同プロデューサーとなり、「第6のメンバー」と呼ばれるほどにスタジオ・ワークでの重要な役割を担う事となった。更にマネージャーに敏腕ブライアン・レーンを迎え、ビジネス面での後押しが強化された。

象徴的に、初めて作曲者クレジットがバンド名義となった「ユアーズ・イズ・ノー・ディスグレイス」でアルバムは幕を開ける。曲の基本構造は同じテーマの繰り返しでしかないが、それをアカペラ、疾走感のあるロック、ウォーキング・ベースジャズっぽく、アコースティック・ギターフォークというように様々な色彩をもって聴かせ、10分近い長さを感じさせない。この曲はベトナム戦争に赴く若者達を思って書かれたものである。

続くハウのお披露目となったアコースティック・ギター・ソロ「クラップ」はライヴ録音で、彼が敬愛してやまないナッシュビル・ギターの名人チェット・アトキンスの影響を素直に表現したカントリーピッキングの技巧が聴ける。(原題「The Clap」は誤植。これでは俗語で「淋病」の意味になる。本来は冠詞「The」を付けず「Clap = 拍手」)

初の組曲形式を取った「スターシップ・トゥルーパー」は、アンダーソンとスクワイアの曲を結合させ、ハウの壮大な3コード・ソロをエピローグに添えた大作。

「アイヴ・シーン・オール・グッド・ピープル」はトラディショナルな前半、ワイルドなシャッフルの後半と、極端なコントラストの小組曲。ライヴ映えする、代表曲の一つ。前半の「ユア・ムーヴ(邦題:心の光)」はシングル・カットされスマッシュ・ヒットとなった。

「ア・ヴェンチャー」は、後年のライヴでも殆ど演奏されていない。トニー・ケイがピアノ・ソロを聴かせる小品。

「パーペチュアル・チェンジ」は変拍子対位法などの技巧が盛り込まれている。それと同時にジャズの影響も色濃く感じさせる。

前2作の不発で窮地に立たされていたイエスは、本作で起死回生の結果を出した。全英4位[1]、アトランティック・レーベルの本拠地アメリカでもトップ40に入るヒットとなり[2]、契約の続行と活動の場を大きく広げるチャンスを手にした。 しかし、オルガンピアノに固執し、当時台頭を始めたメロトロンモーグ・シンセサイザーの導入に消極的だったトニー・ケイは、バンドの意向に応えられず脱退していった。

収録曲 [編集]

A面
  1. ユアーズ・イズ・ノー・ディスグレイス Yours is no Disgrace (Yes)
  2. クラップ The Clap (Howe)
  3. スターシップ・トゥルーパー Starship Trooper
    1. ライフ・シーカー Life Seeker (Anderson)
    2. ディシルージョン Disillusion (Squire)
    3. ワーム Würm (Howe)
B面
  1. アイヴ・シーン・オール・グッド・ピープル I've Seen All Good People
    1. ユア・ムーヴ Your Move (Anderson)
    2. オール・グッド・ピープル All Good People (Squire)
  2. ア・ヴェンチャー A Venture (Anderson)
  3. パーペチュアル・チェンジ Perpetual Change (Anderson - Squire)

レコーディング・メンバー [編集]

  • ジョン・アンダーソン Vocals
  • スティーヴ・ハウ Guitars,Vocals
  • クリス・スクワイア Bass,Vocals
  • ビル・ブラッフォード Drums,Perc
  • トニー・ケイ Keyboards

脚注 [編集]