トニー・レヴィン

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トニー・レヴィン
Tony Levin
1993年
1993年
基本情報
出生 1946年6月6日(65歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 マサチューセッツ州ボストン
ジャンル プログレッシブ・ロック
エクスペリメンタル・ロック
職業 シンガーソングライター
担当楽器 ベース
活動期間 1970年 - 現在
共同作業者 キング・クリムゾン ほか
公式サイト TONYLEVIN.com
著名使用楽器
使用機材を参照

トニー・レヴィンTony Levin1946年6月6日 - )は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州生まれのベーシスト

目次

[編集] 来歴

[編集] 奏法

イーストマン音楽大学時代はクラシックのオーケストラでコントラバスを弾いており、スティーブ・ガッドの薦めでニューヨークのジャズシーンにデビューしたころも、極めてオーソドックスなベーススタイルを取っていた。実際のところ今に至るまで、その基本には変化はないと言える。しかしながら、多様なエフェクターを使用し、特にオクターバーの使い方はとても効果的で様々な演奏で深い低音でボトムを支えている。 弦を叩くようにして演奏するスティック(チャップマン・スティック)と呼ばれる特殊な弦楽器を使うことでも知られる。 自らが発案した(ピーター・ガブリエルがやってみたら?と言ったそうだ)、人差し指中指ドラムのスティックの様な物を装着し弦を叩いてベースを演奏する「ファンクフィンガーズ奏法」、スラップ奏法などを操る。左手のフィンガリングも個性的で、タメの効いたダイナミックなスライドなど独特のテクニックを持つ。

[編集] 音楽性

その演奏スタイルはきわめてオーソドックスであり、ベースの王道をいくものである。しかしながら、そのフレージングや音色は非常に個性的であり、ボトムを支えながら、その音楽のスタイルを決定づけ、そしてアーチストを主役としてをきちんとサポートしながら、自分の色も出せる稀有なミュージシャンといえる。特に有名なトニー印のフレーズとしてあげられるのはピーター・ガブリエルの「Sledge Hammer」、キング・クリムゾン「Elephant Talk」、ポール・サイモン「Late in the Evening 」、Arista All Stars「ROCKS」など。一般的にはプログレッシブ・ロックのイメージが強いが、テリー・ボジオスティーヴ・スティーヴンスとのトリオ、「Bozzio Levin Stevens」や、ドリーム・シアターのメンバーとのプロジェクト「リキッド・テンション・エクスペリメント」など、ハード・ロック界にもその名を轟かせている。しかしその一方でアーティ・トラウムらのアルバムへの参加でもわかるように、アメリカン・フォークシーンでも重要人物であり、その音楽性の幅広さは尋常ではない。他のセッション・ミュージシャンと比較してもそのジャンルを超えた活動は驚異的であるといえる。プログレフュージョン、ロック、フォークといった音楽ジャンルのそれぞれのオリジネーター達からこぞって競演を要請されており、そこでトニー印ともいうべき名プレイを残している(たとえばプログレであればYES:正確にはABWH、キング・クリムゾンピーター・ガブリエルピンク・フロイド、フュージョンはブレッカー・ブラザーズマイク・マイニエリ、ロックはジョン・レノンルー・リード、フォークはポール・サイモンというように)。テリー・ボジオとスティーブ・スティーブンスが最初のミーティングで誰をベースにするか、というドリームリストを作った際に、最初に名前が挙がったのがトニーであるとインタビューで述べている。

[編集] 使用機材

ミュージックマン・スティングレイチャップマン・スティックスタインバーガー(NSデザイン)・エレクトリック・アップライト及びチェロ。 リミッターを深く効かせたサスティーンの長いサウンドが特徴的。また独特のビブラート を駆使し、どの楽器を使っても「トニー・レヴィンの音」を感じさせる深い重低音という共通点がある。

[編集] その他の活動

スタジオ・ミュージシャンとしては前述のジョンを始めルー・リードアリス・クーパーアート・ガーファンクルトム・ウェイツジェームス・テイラー、近年はデヴィッド・ボウイの『ヒーザン - heathen』などジャンルの枠を超えた活躍を見せている。日本においても野口五郎西城秀樹渡辺香津美黒沢健一高野寛大貫妙子らのアルバムやツアーに参加しており、馴染みの深いミュージシャンである。

[編集] ソロ

自身のソロ作品もリリースしており、世界中でレコーディングしたという「WORLD DIARY」や洞窟の中でレコーディングされた「FROM THE CAVES OF THE IRON MOUNTAIN」、アコースティック色の強い「WATERS OF EDEN」など実験精神に富んだ多彩な作品を精力的に発表している。

[編集] エピソード

  • 長年にわたりスキンヘッドに口髭がトレードマークであるが、1977年ピーター・ガブリエルの初めてのソロ・ツアーの時には「ヒゲ無し・頭髪あり」だった。(彼の兄のピート・レヴィンもスキンヘッドに口髭という風貌で、顔もそっくりである為に、外見上の区別が非常に難しい。)
  • ピーター・ガブリエルのソロ・デビュー(1977年)から今に至るまでアルバム及びツアーにベーシストとして起用され続けている。レヴィンがキング・クリムゾンのメンバーとして活動していた時期には、ガブリエル側とクリムゾン側がレヴィンのためにスケジュールを調整していたという逸話もある。
  • トリノオリンピック(2006年)での開会式で演奏するオファーをピーター・ガブリエルから受けたが、レコーディング・セッションの予定が入っていたために断ってしまった(ガブリエル側からは「イタリアでの演奏」としか言われず、オリンピック開会式であることをトニーは知らされなかった)。結局、開会式でトニーの代わりにベースを演奏したのは、トニーと同じくガブリエルの長年の盟友であるギタリストのデヴィッド・ローズ。
  • これだけビッグ・ネームとなっているにも関わらず、自身のバンドの移動はバンに楽器を積んで自分たちで運転して全米のライブ・ハウスを回る。時にはバイクで合流したりもする。バイクはハーレー・ダビッドソンに乗っている。
  • 自身のホームページを10年以上続けており、自分自身で日記を書いてまめにアップしている。また写真撮影が趣味で、キング・クリムゾンの写真集も出版しており、自身のサイトには日記形式でツアーやレコーディングの様子を撮影した写真が多数掲載されている(演奏中にも客席や他のメンバーを写している)。
  • キング・クリムゾンではスピン・オフ的な曲「キング・クリムゾン・バーバー・ショップ」を自作・自演(歌唱も担当)をしている。
  • エスプレッソが大好物

[編集] ディスコグラフィー

(ソロまたはソロに準じるもののみ)

  • WORLD DIARY (1995)
  • FROM THE CAVES OF THE IRON MOUNTAIN (1997) ※「Steve Gorn, Tony Levin, Jerry Marotta」名義
  • WATERS OF EDEN (2000)
  • PIECES OF THE SUN (2002)
  • DOUBLE ESPRESSO (2002) ※「TONY LEVIN BAND」名義
  • RESONATOR(2006)
  • STICK MAN(2008)

[編集] 外部リンク


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