アメン

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アメン(Amen)は、古代エジプト太陽神アモン(Ammon)、アムン(Amun)と表記されることもある。

M17 Y5
N35
A40
i mn
n
C12

ヒエログリフ表記は2種類ある。

[編集] 概要

元々はナイル川東岸のテーベ(現・ルクソール)地方の大気の守護神、豊饒神である。中王国時代第11王朝のメンチュヘテプ2世がテーベを首都としてエジプトを再統一して以来、末期王朝時代の第30王朝までの1,700年余りにわたり、ラー神と一体化、「アメン=ラー」としてエジプトの歴史・文明の中心に位置し、エジプトの神々の主神とされた。第12王朝の王アメン・エム・ハト、新王国時代第18王朝の王トゥト・アンク・アメンなど歴代のファラオの名にも含まれている。

エジプト最大の神殿であるカルナック神殿に祭られており、神殿の大列柱室などに見られる数々の壁画には、2枚の羽を冠した人物像として刻み込まれている。また牡羊として表現されることもある。世界遺産第一号であるアブシンベル神殿内の至聖所に座するその像は、第19王朝のファラオであったラムセス2世像とともに、春と秋の特定の日に1回ずつ、奥まで届く太陽の光によって照らし出されるようにするために、天文学的計算に基づいた配置となっている。

[編集] 逸話

マケドニアのアレクサンドロス大王は、エジプト入りを果たした紀元前332年、古代エジプトの偉大な文明にいたく感動し、自らを「アモンの息子」と称した。詳しくは「アレクサンドロス3世#エジプトの征服」を参照。

また、神々の主とされることから、ギリシア人はゼウスと、ローマ人はユピテルと同一視した。

[編集] 名祖・原典

アンモナイトアンモニウム塩アンモニアなどの語源にもなっている。 アンモナイトは「Ammon (アモン神) + -ites (…石)」から来ており、「アモンの石」の意。ほかに日本語でも「アモン貝」の異名がある。詳しくは「アンモナイト#呼称」を参照。

また、アメン神を、ソロモン72柱の1柱である悪魔アモン(Aamon)の原典と見る説もある。