アアル

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マアトの「真実の羽根」と「第一の死」後の死者の心臓を天秤に掛けている図。パピルスに書かれた死者の書の一部。

アアル: Aaru、Yaaru、 IaruまたはAalu)とは古代エジプト神話におけるアアルの野やエジプトの原野とも言われる楽園のこと。これはヘリオポリス九柱神の一柱であるオシリスが支配する世界である。このことはナイル川デルタカー(Ka・精霊)として説明される。

女神マアトの「真実の羽根」を天秤の一方の皿に、他方の皿に死者の心臓を置き天秤に掛け心臓が軽く釣り合いがとれれば、長く危険な旅を経て永遠の楽園であるアアルに至ることが出来る。古代エジプト人は死者の霊は心臓にあり、生前の悪事は心臓に染み出て残ると考えた。悪事をはたらき心臓が重く釣り合いがとれない場合は霊が宿る心臓はアメミットに貪り喰らわる「第二の死」の裁きを受け、霊はアアルに至る事は出来ない。

天秤の審査を経た霊はアアルに着くまでの長い旅の途中に多くの危険に遭遇する。アアルに着くと一連の関門を通らなければならず、神への供物の数量に従い或る者は15、或る者は20箇所など幾つかの関門を通過する。此所を刀を持った悪霊に護られながら通ると言われる。死者の書にはアアルに至るまでの危険回避や対処の指南も書かれた。

アアルは太陽が昇るに在り、永遠のナイル川三角州の土地の様な原で、審査や関門を経て、狩猟ができを捕り永久に暮らせる理想の霊界の土地とされる。正確に言えば、アアルはが連なりトウシンソウが繁る野であり、オシリスが住む恵みの野として知られ、エジプトではSekhet Hetepet(平和の野原)と言われる[1]

脚注[編集]

  1. ^ Richard Deurer. “Sekhet-Hetepet, The Fields of Peace.” (英語). Egyptart. 2009年10月21日閲覧。

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