「北海道大学大学院経済学研究院・大学院経済学院・経済学部」の版間の差分
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2019年11月5日 (火) 01:52時点における版
北海道大学大学院経済学研究院・経済学院(ほっかいどうだいがくだいがくいんけいざいがくけんきゅういん・けいざいがくいん、英称:Graduate School for Economics and Business Administration)は、北海道大学大学院に設置される研究科の一つである。また、北海道大学経済学部(ほっかいどうだいがくけいざいがくぶ、英称:School of Economics)は、北海道大学に設置される学部の一つである。
北海道大学会計専門職大学院(ほっかいどうだいがくかいけいせんもんしょくだいがくいん)は、大学院経済学院の一専攻(会計情報専攻・専門職学位課程)として運営されているため、この記事で合わせて解説する。
沿革
- 1947年4月1日 法文学部経済学科として新設。
- 1950年4月1日 法文学部経済学科が改組され、法経学部経済学科となる。
- 1953年4月1日 大学院経済学研究科を設置。
- 1953年5月13日 経済学研究科に修士課程(経済政策専攻)を設置。
- 1953年8月1日 法経学部経済学科が改組され、経済学部経済学科となる。
- 1955年8月3日 経済学研究科に博士課程(経済政策専攻)を設置。
- 1966年4月1日 経済学部経営学科を設置。
- 1976年4月1日 経済学研究科修士課程を再編。経済政策専攻を経済学専攻に改称し、経営学専攻を増設。
- 1980年4月1日 経済学研究科博士課程に経営学専攻を増設。
- 2000年4月1日 大学院重点化完了。経済学研究科経済学専攻・経営学専攻を経済システム専攻・現代経済経営専攻・経営情報専攻に改組。
- 2005年4月1日 経済学研究科経済システム専攻・現代経済経営専攻・経営情報専攻を現代経済経営専攻・会計情報専攻に改組。
経済学部
以下2つの学科および5つの学科目に分類される。総合文系入学者・学部別入試入学者ともに1年次は全学教育科目を中心に履修するため、学科分属(総合文系入学者の学部以降を含む)および専門科目の履修開始は2年次以降となる。経済学部では演習(ゼミナール)が必修となっており、3・4年次の2年間、1つのゼミに所属することになる。
経済学研究院・経済学院
2000年に大学院重点化がなされた。2005年に会計専門職大学院を設置したことに伴い現在の2専攻5講座に再編された。
- 現代経済経営専攻;経済学・経営学系の研究者・教員・その他職業専門人を育成することを主たる目的とする。
- 経済分析講座
- 社会経済・歴史分析講座
- 経済政策講座
- 経営分析講座
- 会計情報専攻(会計専門職大学院)(専門職学位課程)
- 会計情報講座
施設
専門科目の講義・演習は、人文・社会科学総合教育研究棟(W棟)、文系共同講義棟(軍艦講堂)、経済学部棟(研究棟)のいずれかで行われる。院生研究室は経済学部棟2階、教員研究室は同3階・4階・5階に設置されている。
上記3つの建物および附属図書館、公共政策大学院棟、法学部棟、文学部棟、教育学部棟は連絡通路を介して相互に繋がっており、W棟と軍艦講堂は他の文系学部等(法学研究科・法学部、文学研究科・文学部、教育学研究院・教育学院・教育学部など)と共用している。
文系の学部棟およびW棟は24時間365日利用可能であるが、深夜時間帯(22時00分~翌5時00分)は各建物の出入口ドアが施錠される(建物内部から出ることは可能)ので、22時以降に屋外から研究棟・W棟に入ることはできない[2]。
アクセス
札幌キャンパスのクラーク像や中央ローンが所在する南エリア(北9条西7丁目・北10条西7丁目)に位置しており、交通至便である。
- JR札幌駅下車、徒歩8分
- 札幌市営地下鉄南北線北12条駅下車、徒歩8分
- 高速おたる号(北大経由)北大正門前下車、徒歩4分
歴代経済学研究科長・経済学部長
歴代経済学研究科長・経済学部長は以下の通り[3]。
代 | 氏名 | 在任時期 |
---|---|---|
初代 | 山口和雄 | 1953年 8月 - 1954年7月 |
第2代 | 渡辺侃 | 1954年 8月 - 1957年3月 |
第3代 | 高倉新一郎 | 1957年 4月 - 1960年3月 |
第4代 | 伊藤俊夫 | 1960年 4月 - 1963年3月 |
第5代 | 前田新太郎 | 1963年 4月 - 1965年3月 |
第6代 | 早川泰正 | 1965年 4月 - 1967年3月 |
第7代 | 前田新太郎 | 1967年 4月 - 1969年3月 |
第8代 | 新川士郎 | 1969年 4月 - 1972年2月 |
第9代 | 酒井一夫 | 1972年 3月 - 1974年3月 |
第10代 | 大爺栄一 | 1974年 4月 - 1976年3月 |
第11代 | 林善茂 | 1976年 4月 - 1977年8月 |
第12代 | 大爺栄一 | 1977年 8月 - 1977年12月 |
第13代 | 松井安信 | 1978年 1月 - 1979年12月 |
第14代 | 石垣博美 | 1980年 1月 - 1981年12月 |
第15代 | 菅原秀人 | 1982年 1月 - 1983年12月 |
第16代 | 是永純弘 | 1984年 1月 - 1985年12月 |
第17代 | 長岡新吉 | 1986年 1月 - 1987年12月 |
第18代 | 所哲也 | 1988年 1月 - 1989年12月 |
第19代 | 荒又重雄 | 1990年 1月 - 1991年12月 |
第20代 | 佐藤茂行 | 1992年 1月 - 1993年12月 |
第21代 | 小林好宏 | 1994年 1月 - 1995年12月 |
第22代 | 石坂昭雄 | 1996年 1月 - 1997年12月 |
第23代 | 内田和男 | 1998年 1月 - 2001年3月 |
第24代 | 唐渡興宣 | 2001年 4月 - 2002年7月 |
第25代 | 内田和男 | 2002年 8月 - 2004年7月 |
第26代 | 井上久志 | 2004年 8月 - 2008年7月 |
第27代 | 町野和夫 | 2008年 8月 - 2012年3月 |
第28代 | 吉見宏 | 2012年 4月 - |
著名な出身者
政治
行政
経済
- 池田拓史 - 新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ社長
- 泉誠二 - 元北海道電力社長、元北海道経済連合会会長
- 板垣好紀 - 太平洋興発社長
- 杉本直栄 - 元ジャックス社長、元日本クレジット協会会長
- 成田一夫 - 元マツモトキヨシ社長
- 松谷克 - 元日本紙パルプ商事社長、元日本洋紙代理店会連合会会長
- 山川広行 - 札幌ドーム社長、元北海道銀行副頭取
- 山崎周二 - 全国農業協同組合連合会理事長
- 横田浩 - トクヤマ社長、塩ビ工業・環境協会会長、元日本ソーダ工業会会長
研究
- 阿部秀明 - 商学、北海商科大学教授、NIRA政策研究・東畑記念賞
- 荒又重雄 - 経済学、北海道大学名誉教授、元釧路公立大学学長
- 伊藤セツ - 女性学、昭和女子大学名誉教授、日本家政学会賞
- 木村光彦 - 経済学、青山学院大学教授、元神戸大学教授
- 黒瀬一弘 - 経済学、東北大学准教授
- 小林好宏 - 経済学、北海道大学名誉教授
- 是永純弘 - 統計学、北海道大学名誉教授
- 佐藤茂行 - 経済学、北海道大学名誉教授
- 所哲也 - 経済学、北海道大学名誉教授
- 平本健太 - 経営学、北海道大学教授
- 森杲 - 経済史、北海道大学名誉教授
- 山本哲三 - 経済学、早稲田大学名誉教授
- 吉原直毅 - 経済学、マサチューセッツ大学アマースト校教授、経済理論学会奨励賞