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滝沢駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
滝沢駅
駅舎(2023年9月)
たきざわ
Takizawa
(学園の杜[1]
巣子 (2.0 km)
(4.4 km) 渋民
地図
所在地 岩手県滝沢市野沢90
北緯39度47分56.1秒 東経141度8分57.8秒 / 北緯39.798917度 東経141.149389度 / 39.798917; 141.149389座標: 北緯39度47分56.1秒 東経141度8分57.8秒 / 北緯39.798917度 東経141.149389度 / 39.798917; 141.149389
所属事業者 IGRいわて銀河鉄道
所属路線 いわて銀河鉄道線
JR花輪線直通含む)
キロ程 12.2 km(盛岡起点)
東京から547.5 km
電報略号 タキ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗降人員
-統計年度-
2,559人/日
-2023年-
開業年月日 1906年明治39年)1月21日[2]
備考 直営駅
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滝沢駅(たきざわえき)は、岩手県滝沢市野沢にある、IGRいわて銀河鉄道いわて銀河鉄道線である。

好摩駅から乗り入れる東日本旅客鉄道(JR東日本)花輪線の列車も利用可能である。

歴史

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駅構造

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単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅である。互いのホームは跨線橋で連絡している。

岩手郡滝沢村時代の国鉄末期の合理化により一旦無人化された(出札自体は駅併設の喫茶店の簡易委託により継続)ものの、ベッドタウン化が進み利用者が増加したことからJR民営化後に直営の出札窓口が復活、その後、2つの大学の立地などによる利用者の増加が続きJR時代末期にはみどりの窓口も開設されていた。

IGR転換後は盛岡駅管理の直営駅(盛岡駅所属滝沢在勤)となっている。IGR移管当初は当駅折り返しの列車が設定されていなかったが、近年は沿線の人口増加により盛岡方面の当駅折り返しの便が、2010年12月4日の時刻改正前まで朝夕中心に、同日以降は日中にも当駅折り返し便が多数設定されている。当駅から盛岡駅まではラッシュ時を中心に乗車率が非常に高く、日中でも概ね30分に1本程度の間隔で盛岡方面への列車が確保されている。

駅舎内には出札窓口、自動券売機が設置されている。2003年(平成15年)2月10日からIGR直営の旅行代理店「銀河鉄道観光」が設置されていたが[10]2006年(平成18年)12月1日をもって厨川駅へ移転した[12](その後2010年3月にIGR本社内に再移転)。

上り2・3番線プラットホームの盛岡側の端に、2017年(平成29年)10月14日の鉄道の日に際して、鉄道写真撮影専用スペース「TRAIN SPOTTER'S」が開設された。フェンスで囲まれ、滑り止め効果のある舗装を施して、安全に撮影ができるように配慮されている。TRAIN SPOTTERは、イギリスで鉄道ファンを指す言葉で、鉄道ファンのためのスペースという意味を込めて'Sを付けている[16]

のりば

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番線 路線 方向 行先 備考
1 いわて銀河鉄道線 下り 八戸方面[17]  
花輪線 大館方面[17]  
2 いわて銀河鉄道線 上り 盛岡方面[17] 当駅始発
3 いわて銀河鉄道線
花輪線を含む)
 
  • 2番線は上下線の待避線としても使用できる。

利用状況

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IGRいわて銀河鉄道によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗降人員2,559人である[IGR 1]。主に通勤客や近くの岩手県立大学盛岡大学に通う学生が利用する[15]

2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。なお、2000年度(平成12年度)- 2002年度(平成14年度)におけるJR東日本が算出した数値は乗車人員のものである。

乗車人員・乗降人員推移
年度 1日平均
乗車人員
1日平均
乗降人員
出典
2000年(平成12年) 1,806   [JR 1]
2001年(平成13年) 1,915   [JR 2]
2002年(平成14年)(JR) 2,116   [JR 3]
2002年(平成14年)(IGR)   3,284 [IGR 2]
2003年(平成15年)   3,583 [IGR 3]
2004年(平成16年)   3,436 [IGR 4]
2005年(平成17年)   3,151 [IGR 5]
2006年(平成18年)   2,902 [IGR 6]
2007年(平成19年)   2,776 [IGR 7]
2008年(平成20年)   2,801 [IGR 8]
2009年(平成21年)   2,697 [IGR 9]
2010年(平成22年)   2,825 [IGR 10]
2011年(平成23年)   2,814 [IGR 11]
2012年(平成24年)   2,953 [IGR 12]
2013年(平成25年)   3,081 [IGR 13]
2014年(平成26年)   3,114 [IGR 14]
2015年(平成27年)   3,095 [IGR 15]
2016年(平成28年)   3,104 [IGR 16]
2017年(平成29年)   3,132 [IGR 17]
2018年(平成30年)   3,162 [IGR 18]
2019年(令和元年)   3,044 [IGR 19]
2020年(令和02年)   2,533 [IGR 20]
2021年(令和03年)   2,592 [IGR 21]
2022年(令和04年)   2,640 [IGR 22]
2023年(令和05年)   2,559 [IGR 1]

駅周辺

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バス路線

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隣の駅

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IGRいわて銀河鉄道
いわて銀河鉄道線・JR花輪線(JR花輪線は盛岡駅 - 好摩駅間いわて銀河鉄道線)
巣子駅 - 滝沢駅 - 渋民駅

脚注

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記事本文

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  1. ^ a b “愛称「学園の杜」 名板をお披露目 IGR滝沢駅”. 岩手日報 (岩手日報社): p. 20. (2014年3月16日) 
  2. ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、413頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 『逓信省告示第1187号』明治42年11月27日官報第7929号13ページ
  4. ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、142頁。ISBN 978-4-10-320523-4 
  5. ^ “六駅を停留所化 盛鉄、業務委託は四駅”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1980年5月14日) 
  6. ^ 「通報 ●福知山線石生駅ほか147駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1985年3月12日、15-16面。
  7. ^ a b “東北本線滝沢駅 13年ぶり新たな門出 駅員常駐「発車オーライ」”. 岩手日報 (岩手日報社): p.19 (1993年12月2日 朝刊)
  8. ^ a b “満員の普通列車が脱線 JR東北線滝沢駅構内 貨物列車と衝突 乗客450人けが人なし”. 岩手日報 (岩手日報社): p.1 (1994年12月7日 夕刊)
  9. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '03年版』ジェー・アール・アール、2003年7月1日、186頁。ISBN 4-88283-124-4 
  10. ^ a b “「銀河鉄道観光」の旅行センター、滝沢駅内に開所”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 20(地方版/岩手). (2003年2月11日) 
  11. ^ “滝沢駅が開業100周年 住民ら式典で節目祝う”. 岩手日報 (岩手日報社): p. 21. (2006年1月22日) 
  12. ^ a b “利用者増目指し冬企画など展開 三鉄、IGR”. 岩手日報 (岩手日報社): p. 19. (2006年11月16日) 
  13. ^ “田楽茶屋 新たな顔に IGR滝沢駅 構内に初の食料品店 パンフ置き村のPRも”. 岩手日報 (岩手日報社): p. 16. (2008年12月2日) 
  14. ^ a b c 滝沢駅の店舗の変更について”. IGRいわて銀河鉄道株式会社 (2019年6月13日). 2019年12月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月13日閲覧。
  15. ^ a b c d 斎藤徹 (2015年8月24日). “駅集客、立ち飲み串焼きで 滝沢にIGR直営店、予想上回る盛況”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 岩手全県版 
  16. ^ a b 櫻井寛「IGRいわて銀河鉄道滝沢駅プラットホームに撮影スペース TRAIN SPOTTER'S誕生」『鉄道ファン』第681号、交友社、2018年1月、132 - 133頁。 
  17. ^ a b c 滝沢駅”. IGRいわて銀河鉄道. 2021年4月11日閲覧。

利用状況

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JR東日本

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  1. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月5日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月5日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月5日閲覧。

IGRいわて銀河鉄道

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  1. ^ a b 令和5年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2024年6月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月1日閲覧。
  2. ^ 平成14年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月4日閲覧。
  3. ^ 平成15年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月4日閲覧。
  4. ^ 平成16年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月4日閲覧。
  5. ^ 平成17年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月4日閲覧。
  6. ^ 平成18年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月4日閲覧。
  7. ^ 平成19年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月4日閲覧。
  8. ^ 平成20年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月4日閲覧。
  9. ^ 平成21年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月4日閲覧。
  10. ^ 平成22年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月4日閲覧。
  11. ^ 平成23年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月4日閲覧。
  12. ^ 平成24年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月4日閲覧。
  13. ^ 平成25年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月4日閲覧。
  14. ^ 平成26年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月4日閲覧。
  15. ^ 平成27年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月4日閲覧。
  16. ^ 平成28年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月4日閲覧。
  17. ^ 平成29年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月4日閲覧。
  18. ^ 平成30年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2019年7月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月20日閲覧。
  19. ^ 令和元年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2020年8月9日閲覧。
  20. ^ 令和2年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2021年7月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月17日閲覧。
  21. ^ 令和3年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2023年7月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月17日閲覧。
  22. ^ 令和4年度 駅別乗降人員” (PDF). IGRいわて銀河鉄道. 2023年7月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月17日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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