日経エンタテインメント!
日経エンタテインメント! | |
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ジャンル | 情報誌 |
刊行頻度 | 月刊(毎月4日) |
発売国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
定価 | 780円(2020年時点) |
出版社 | 日経BP社 |
発行人 | 加藤栄 |
編集長 | 山本伸夫 |
副編集長 | 伊藤哲郎 |
ISSN | 1342-842X |
雑誌名コード | 07183-4 |
刊行期間 | 1997年4月号 - |
ウェブサイト | 公式サイト |
特記事項 |
刊行期間は独立創刊後のもので、それ以前に『日経クリック』増刊として発行されたものがある。 前身誌は『日経エンタテインメント』(週刊、1988年 - 1993年)。 |
『日経エンタテインメント!』(にっけいエンタテインメント、略称:日経エンタ)は、日本経済新聞社の子会社である日経BP社が毎月4日に発売する情報誌。定価780円(税込み)。
概要
[編集]1988年から1993年に前身となる『日経エンタテインメント』(感嘆符はつかない)という週刊誌が日経BP社から出版されていた(販売は定期購読契約による直送制[1])。その後、1996年6月7日に『日経クリック』増刊として書店販売で『日経エンタテインメント!』(このときに感嘆符がついた)が発行され[2][3]、1997年3月発売の1997年4月号で月刊誌として独立創刊した[4]。
映画、音楽、本、テレビを中心にゲーム、ラジオ、演劇、インターネット、デジタル家電等の流行のものや人物等を幅広く掲載している。
毎回様々なテーマに沿ったランキングを掲載しており、2002年以降、芸人ランキングを年に1回行うようになっている。毎号、男優や女優をユニークな軸を用いて分類したチャートが登場する。
また、一部の特集ではナリナリドットコムで転載の許諾を得ている。
歴代編集長
[編集]- 初代 - 品田英雄(その後発行人に)
- 二代目 - 小川仁志(現在本誌別冊編集長、『大人のロック!』編集長)
- 三代目 - 品田英雄(現在本誌編集委員)
- 四代目 - 大谷真幸(現在日本経済新聞編集委員)
- 五代目 - 吉岡広統
好きな芸人・嫌いな芸人ランキング
[編集]2002年から本誌が独自に調査し、作成しているお笑い芸人の人気ランキングである。調査は日経BP社、日経BPコンサルティングの調査モニター『日経エンタテインメント!』が発行するメールマガジン『日経エンタテインメント!メール』受信者を対象としたウェブ調査で行われる。調査は毎年3月上旬以降に行われる[5]。編集部が選出した全国ネットのテレビ番組などで活躍するお笑い芸人100組以上の中からメール受信者が、「好きな芸人」「嫌いな芸人」「この1年で最もブレイクした芸人」「来年消えると思う芸人」の4項目について、1組ずつ挙げる形式である。また、「ネタ」「キャラクター」「ルックス」「(メディア)露出の仕方」「周囲の評判」など、その理由も書かなければならない[6]。調査協力者の年齢は10代から60代、男女比率は、男性が7割、女性が3割である[5][6]。2012年から休止され、2014年に復活した。2021年以降は再び休止している。
「好きな芸人」1位は調査開始の2002年から2017年まで14度連続で、明石家さんまが2位と大差をつけて選ばれている。2018年から2020年まで3年連続サンドウィッチマンが1位で2位はさんまだった。「嫌いな芸人」では、2002年から2010年までの9年連続で江頭2:50が選ばれており、こちらも2位と大差をつけての首位。江頭が2011年も首位に選ばれなかったのは、本誌の分析によれば、2011年は調査が4月下旬から5月上旬と東日本大震災後に行われていたことから、3月に被災地へ支援に赴いた江頭の姿がメディアで取り上げられたのが影響した。また、2008年度調査から彼を「嫌い」に選びながらも、選出理由の項目に彼を応援する声を送る人が増え始めていた[6]。なお、江頭の10年連続1位を阻止したのが、島田紳助だった[7]。3年ぶりに復活した2014年の同ランキングで江頭が再び「嫌いな芸人」1位に返り咲く。2015年も1位となり、江頭が通算11度目の「嫌いな芸人」1位となっている。2016年と2017年の「嫌いな芸人」1位は石橋貴明で江頭は2位、2018年は石橋(3年連続)とアキラ100%が同率1位だった。2019年はさんま、2020年は久保田かずのぶ(とろサーモン)が1位だった。一方で、江頭は2014年に「好きな芸人」7位になるなど、近年「好きな芸人」にも上位にランクインするようになっている。
年 | 好きな芸人 1位 | 嫌いな芸人 1位 |
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2002~2010 | 明石家さんま | 江頭2:50 |
2011 | 島田紳助 | |
2014 | 江頭2:50 | |
2015 | 江頭2:50 | |
2016 | 石橋貴明(とんねるず) | |
2017 | 石橋貴明 | |
2018 | サンドウィッチマン | 石橋貴明・アキラ100% |
2019 | 明石家さんま | |
2020 | 久保田かずのぶ(とろサーモン) |
タレントパワーランキング
[編集]株式会社アーキテクトが実施するデータの提供を受けて毎年特集される、国内最大規模のテレビタレント知名度・人気度調査。
表紙
[編集]- 9回 - AKB48
- 8回 - 嵐
- 6回 - 櫻井翔、ももいろクローバーZ
- 5回 - 関ジャニ∞、乃木坂46、浜崎あゆみ、松本人志、宮﨑あおい
- 4回 - 福山雅治
- 3回 - 蒼井優、綾瀬はるか、新垣結衣、上戸彩、上野樹里、奥菜恵、KinKi Kids、柴咲コウ、鈴木あみ、SPEED、東方神起、長澤まさみ、広末涼子、松たか子
広告
[編集]創刊時にはKISSが出演するテレビコマーシャルが放送された[9]。
連載コラム
[編集]現在
[編集]- ももいろクローバーZ「新 ももクロ61分3本勝負」
- 指南役「テレビ証券」
- 広瀬すず「負けず嫌い。」
- エンタ! 女子会
- ヒットメーカーズ・ファイル
- 海外ドラマはやめられない!
- 堂本光一「エンタテイナーの条件」
- ニッポンの超定番
- 浜辺美波「気ままに美波」
- 川谷絵音「ヒットの理由がありあまる」
- 高橋文哉「未来へのスイッチ」[10]
- 上村ひなの「ピュアで真っすぐな変化球」
- 大園玲「ミステリアスな向上心」
- 菅原咲月「気さくな愛されアイドル」
過去
[編集]- 高橋良輔「装甲騎兵ボトムズ 孤影再び」(小説) - 『日経キャラクターズ!』より連載移行
- 竹熊健太郎(原作)・小宮政志(漫画)「エンタの達人」(ギャグ漫画)
- 志村けん「変なおじさん」後に「変なおじさん」と「変なおじさんリタ〜ンズ」として日経BP社より刊行された[注釈 1] 他。
- 長谷川滋利「シゲキ的メジャーリーグ通信」
- 斎藤圭子・漫画「ギョーカイのゆかいな仲間たち」
- 326「音楽映画館」
- 松本人志(ダウンタウン)「シネマ坊主」
- 1999年連載開始、2008年6月号にて休載が発表された。休載は本人の希望によるもので、今後も映画をちゃんと撮っていきたいので純粋に評価される側に立ちたいという理由である。
- 井ノ原快彦(20th Century)「アイドル武者修行」
- ノブ山田「ファッション観察記」
- 文・田沼雄一、イラスト・すぎもと征「負け組ハリウッドの肖像」
- 田村淳「田村 淳のニッポン異論・激論」
- 「伝統芸能入門 初心者のための落語ガイド」
- 美輪明宏「美輪明宏の芸術原論」
- 市川哲史「市川哲史の音楽は人なり。」( - 2012年4月号最終回)
- 生駒里奈「乃木坂46生駒里奈のAKB48交換留学日記」( - 2015年7月号最終回)
- マーティ・フリードマン「マーティ・フリードマンのJ-POPメタル斬り」
- 井上聡(次長課長)「次長課長・井上の炎上DVD」( - 2013年7月号最終回)
- 麻生香太郎「麻生香太郎の業界潜行」( - 2013年7月号最終回)
- 中川翔子「しょこたんのまんヲタ日記」( - 2013年7月号最終回)
- 平野啓一郎「小説家 平野啓一郎の勝手に気になるエンタ!」
- リサ子「リサーチャーリサ子が見た!業界のお値段」
- 加藤ローサ「加藤ローサのお試し魂」
- 本谷有希子「本谷国際映画祭」( - 2013年7月号最終回)
- ビビる大木「業界おじゃまみ~す☆」( - 2013年7月号最終回)
- SHIORI「フードコーディネーターSHIORI作ってみたいシネマごはん」( - 2013年7月号最終回)
- 吉田尚記「大人向けアニメWiki」
- AKB48「メンバーが語るAKB48 10年史」(2015年5月号連載開始 - 2016年1月号最終回)[11]
- 「アニメ映画新時代に挑む!細田守とスタジオ地図の仕事」(2015年5月号連載開始 - )
- 徳井義実「チュートリアル徳井義実の女性はみんなプリンセス」( - 2018年3月号最終回)
- 宮野真守「Meet & Smile」 2018年4月号 最終回
- 生駒里奈「乃木坂46 生駒里奈のほのぼの日記」 2018年4月号 最終回
- 菅井友香「欅坂46キャプテン 菅井友香のお嬢様はいつも真剣勝負」 2020年11月号 最終回
- 渡邉美穂「日向坂46 渡邉美穂の今日も笑顔で全力疾走」 2022年6月号 最終回
- 菅井友香「櫻坂46 菅井友香のいつも凜々しく力強く」 2022年12月号 最終回
- 梅澤美波「乃木坂46 梅澤美波の清楚系熱血派」 2023年8月号 最終回
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 「週刊日経エンタテインメント 10月創刊」『月刊アドバタイジング』1988年7月号、88頁。NDLJP:2262074/46
- ^ 「日経BP社発行『日経エンタテインメント』リニューアル」『月刊アドバタイジング』1996年6月号、75頁。NDLJP:2262170/40
- ^ 『NEW ENERGY』1997年1月号、41頁。NDLJP:3302464/21
- ^ 「日経BP社発行のユニークな雑誌群」『政界』1997年5月号、19頁。NDLJP:2889266/10
- ^ a b 「お笑い芸人人気ランキング 要注意人物11」『日経エンタテインメント!』第10巻第8号、日経BP社、東京都、2006年6月、pp.25、2011年7月8日閲覧。
- ^ a b c 木村尚恵、遠藤敏文、鈴木淳史「2008年版お笑い芸人人気ランキング 好きな芸人 嫌いな芸人」『日経エンタテインメント!』第12巻第8号、日経BP社、東京都、2008年6月、pp.32、2011年7月8日閲覧。
- ^ Narinari.com編集部 (2011年7月7日). ““嫌いな芸人”江頭が遂に陥落、V10阻みトップに立ったのは島田紳助。” (日本語). 東京都 2011年7月8日閲覧。
- ^ a b c 『日経エンタテインメント!』2017年4月号、47頁。
- ^ 別冊宝島430号『よいこの広告 テレビCMが10倍面白くなる本!』宝島社、1999年、39頁。ISBN 4-7966-9430-7。
- ^ “高橋文哉、“仕事論”を語る新連載「未来へのスイッチ」スタート”. マイナビニュース (マイナビ). (2022年6月2日) 2022年6月2日閲覧。
- ^ 日経エンタテインメント! [@nikkei_ent] (2015年4月8日). "【発売中5月号:新連載】「メンバーが語るAKB48 10年史 高橋みなみ×小嶋陽菜×峯岸みなみ」12月で初劇場公演から10周年となるAKB48。…". X(旧Twitter)より2024年7月8日閲覧。
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 日経エンタテインメント! (@nikkei_ent) - X(旧Twitter)