クライマックス (ゲーム会社)

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株式会社クライマックス
CLIMAX Inc.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
169-0072
東京都新宿区大久保1-14-15
三辰ビル 5F
設立 1990年4月
業種 情報・通信業
事業内容 コンピューターゲームソフトおよびスマートフォン向けアプリの企画・開発・販売。パチンコ・パチスロの液晶演出の開発。テレビ・ラジオ番組の企画・制作等
代表者 代表取締役 内藤寛
資本金 10百万円
関係する人物 高橋宏之
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株式会社クライマックスCLIMAX Inc.)は、かつて存在した日本ゲームソフト開発会社。またラジオ番組の企画・制作も手掛けていた。

概要[編集]

1990年4月に『ドラゴンクエストシリーズ』のチーフプログラマーだった内藤寛と広報・アシスタントプロデューサーだった高橋宏之により設立され、高橋が代表取締役、内藤が専務取締役に就任した[1]。しかし1991年に起こった内藤と高橋との間の軋轢がきっかけで、高橋は同社を去ることになる。

1992年に高橋に代わり、内藤が社長に就任[2]

1992年8月には、後に小学館のゲーム雑誌『ゲーム・オン!』も提供することになる初の自社プロデュースのラジオ番組『TV Game Radions』を放送開始。放送局の変更および中断、さらにタイトル変更を経て2014年まで続いた。

関連会社として玉木美孝を中心としたマックスエンターテイメントや、西垣伸哉を代表としたクライマックス・グラフィックス(クレイジーゲームに社名変更)も設立されたが、2社とも数年で解体された。

2015年頃に事業解散。ただし、解散時期と解散理由は不明。

開発ゲームソフト[編集]

マックス・エンターテイメント[編集]

  • フェーダ ジ・エンブレム・オブ・ジャスティス(FEDA : The Emblem of Justice)(スーパーファミコン、1994年10月、やのまん)
    • フェーダ・リメイク! エンブレム・オブ・ジャスティス(FEDA Remake! : Emblem of Justice)(セガサターン、1996年6月、やのまん)
    • フェーダ2 ホワイト=サージ・ザ・プラトゥーン(FEDA2 : White surge the Platoon)(PlayStation、1997年4月)
    • フェーダ2 ホワイト=サージ・ザ・プラトゥーン サイクロンズ・ベスト(PlayStation、2001年8月、フォーウインズ

クライマックス・グラフィックス[編集]

  • ブルースティンガー(ドリームキャスト、1999年3月、セガ)
  • イルブリードクレイジーゲーム名義、ドリームキャスト、2001年3月、セガ)
  • ザ・メイズ・オブ・ザ・キングス(クレイジーゲーム名義、NAOMI、2002年、ヒットメーカー/セガ)

制作番組[編集]

  • TV Game Radionsシリーズ(ラジオ大阪東海ラジオ
    • TV Game Radions・同R・同Air・同Air Special Go! Go!・同V3
    • TV Game Radions X(ネット配信)
  • 内藤寛のなんわからじお(ポッドキャスティング
    • 元祖!なんわからじお(ポッドキャスティング)

この他、東海ラジオ内で単発番組を手掛けていた(「ビバ・アメリカ」など)。

関連会社[編集]

  • 株式会社ノース・スター

出典[編集]

  1. ^ 「BEメガ・ホットメニューSPECIAL 特別インタビュー シャイニング&ザ・ダクネスを語る」『BEEP!メガドライブ』1990年12月号、p.44
  2. ^ 「驚異の立体ジオラマ電子世界へようこそ 『ランドストーカー』完成直前ばなし」『BEEP!メガドライブ』1992年8月号、p.66

外部リンク[編集]