ランドストーカー 〜皇帝の財宝〜

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ランドストーカー
ジャンル アクションRPG
対応機種 メガドライブ
開発元 クライマックス
発売元 セガ
メディア 16Mbitカートリッジ
発売日 1992年10月30日
その他 型番 G-5517
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ランドストーカー 〜皇帝の財宝〜』(ランドストーカー こうていのざいほう)は、1992年クライマックスが制作し、セガが発売した日本メガドライブアクションロールプレイングゲーム

概要[編集]

『ランドストーカー』という言葉には、「大地を歩き回る者」という意味が込められている。「DDS520」と呼ばれるクォータービューの擬似3Dグラフィックスが特徴的であり、このシステムを受け継いだ作品に、『レディストーカー 〜過去からの挑戦〜』や『スティールプリンセス〜盗賊皇女〜』が存在する。

東京ゲームショウ2005にて、2006年にシナリオ追加とグラフィックをリメイクしたリニューアル版がプレイステーション・ポータブルで発売されることが発表されたが、公式ウェブサイトは2年以上更新がないまま閉鎖された。ただし、正式に開発中止とはなっておらず2014年3月現在も発売スケジュールの発売日未定の欄にはこのタイトルが掲載されている。

2007年9月25日から、Wiiバーチャルコンソールで配信が開始されている。

本作品のキャラクターであるライルとフライデーは、『クライマックスランダーズ』にも登場する。

スタッフ[編集]

  • 内藤寛 - メインプログラマー:
  • 玉木美孝 - キャラクターデザイン
  • 武内基朗 - ミュージックコンポーザー
  • 折茂賢司 - 企画開発部長
    後に独立し、マックスエンタテインメント代表となり、「FEDA」(やのまん/1997)などを製作した。元劇画家。
  • 大堀康祐 - マップ作成など
    後に独立。有限会社マトリックスの代表取締役となり、ランドストーカーの流れをくむ姉妹作『アランドラ』(SCE/1998)を製作した。
  • 西垣伸哉 - 企画部長
    後に関連会社クライマックス・グラフィックス(株式会社クレイジーゲームと社名変更)の代表取締役となり、『BLUE STINGER』(SEGA/1999)、『ILLBLEED』(SEGA/2001)などを発表。2004年逝去。
  • 望月美津穂 - マップなど。ライルの声も担当している。

システム[編集]

DDS520[編集]

「DDS520」は、本作品の特徴的な疑似3Dグラフィックスであり、正式名称は「ダイヤモンドシェイプド・ディメンジョン・システム520」である。メインプログラマーであり、クライマックス代表でもある内藤寛により考案された。名称は、ひし形を基準に表現された立体表現で、なおかつ扱えるマップの総数が520個までということから由来している。命名された後にもバージョンアップは繰り返され、最終的には850まで向上した。ちなみに製品のマップ総数は680ほどである。このシステムにより、高低差のあるダイナミックな地形が実現した。また、壁などで隠れて見えない部分にアイテムが隠されているなど、視点が固定されていることがゲームに生かされている部分もある。さらに特筆すべき点として、作品中に出てくるフィールド・街・建造物・ダンジョンなど、全てのマップは立体的に整合性を持って接続していることが挙げられる。

世界観[編集]

物語の舞台[編集]

物語の舞台は、「メルカトル島」と呼ばれる三日月状の島である。大陸の東に位置しており、大陸のガムール国から派遣された貴族・メルカトル公爵が島を統治している。かつて大陸間で戦争が行われていた時代には、最前基地として軍事的に重要な島であった。戦争時代に建造された要塞や迷宮が、現在も数多く残されている。また、ノール王の時代に、この島にノール王が莫大な財宝を隠したという伝説が残されている。ノール王の財宝は、トレジャーハンターの間では伝説の財宝として知られている。大陸からは1か月に一度、船が出航する。住人は人間のほかに、マサン族やグミ族のような獣人・サッキュバス・ノームやドワーフなど、様々な種族が暮らしている。島中はモンスターが徘徊しており、大陸では高値で取引されている。

地理[編集]

マサンの村
マサン族と呼ばれる獣人が住む村。グミ族とは対立している。村の中央には石像が設置されており、犬や鶏が放し飼いにされている。仙台弁で会話をする者がいる。
グミの村
マサン族と色違いの外見をしたグミ族が住む村。昔はマサン族と友好関係にあったが、現在は対立している。邪神を崇拝している。仙台弁で会話をする者がいる。
リュマの町
海に面した町。岬の洞窟に住み着いた盗賊団に悩まされている。
メルカトルの町
メルカトル島の中心地。城壁で囲まれており、通行証を所持していない者は町内に進入できない。町内には島で捕獲したモンスターを保管する檻や、ピンクパレスという会員制の店・カジノ・ホーリーの道場・地下墓地など、様々な建物が存在する。町の北には島を統治するメルカトル公爵の城があり、多数の兵士や使用人が出仕している。町の南にはメルカトル港がある。
トゥィンクル村
フライデーの故郷。洞窟の中にサッキュバス族が生活している。
グリンメイズの森
メルカトル城の北に広がる森。森に住むノームの悪戯で、森の中の道が非常に複雑になっている。道は地上と地下に繋がっている。
バーラの町
メルカトルの町の西にある町。山の向こうにあり、トンネルがまだ開通していないため、町へはメルカトル港から船で回り込んで行く。西にバーラ鉱山があり、デステルの村へ繋がっている。住人のほとんどがメルカトル公爵に鉱山へ連行され、町には病気の老人と司祭しか残っていない。時折、デステルの村長が魚を求めてこの町を訪れる。
デステルの村
ダール鉱山の西にあるドワーフ達が住む村。村の住人は花卉栽培をしながら平和に暮らしている。村の地下に、古代から存在する洞窟がある。洞窟は湖の中央にある神殿へ繋がっている。
山岳地帯
メルカトル城の北西にある。ノール王の財宝が眠る地下王国への道が存在すると言われている。
地下王国
メルカトル島の地下に存在する国。数百年の時を生きる住人がひっそりと暮らしている。彼らはノール王から永遠の命を与えられた代償として、財宝を保管する地下宮殿の建造に従事した。財宝が眠る地下宮殿へ辿り着くためには、ノール王が自ら設計した地下大迷宮を超えなければならない。地下大迷宮には、ノール王に雇われた地獄の門番と呼ばれる3匹のモンスターがおり、ノール王の財宝を守っている。

ノール王の財宝[編集]

大昔に、ノール王がメルカトル島に莫大な財宝を隠したという伝説が今日まで伝わっている。ノール王の財宝伝説は、トレジャーハンターや一般人の間で知られており、主人公のライルは、ノール王の財宝を求めてメルカトル島を訪れる。

ノール王が崇拝していた破壊神ゴラの石版には、5つのジュエルを集めればノール王の財宝が手に入ると古代文字で書かれている。5つのジュエルはそれぞれマサンの村・リュマの町・デステルの村・湖の神殿にある。

その他[編集]

エケエケの実
メルカトル島の名産品。エケノールビタミンという成分を含有している。フライデーの好物である。

あらすじ[編集]

トレジャーハンターのライルは、カルバの港町で手に入れたジプタの秘宝を換金する取引の最中に、カーラ達に追われて飛んできたサッキュバスのフライデーから助けを求められる。フライデーから、ノール王の財宝の在処を知っていることが原因で追われていると聞かされたライルは、彼女を助け、財宝のありかを聞き出した。

財宝がフライデーの故郷であるメルカトル島に隠されていると知ったライルは、すぐにフライデーを連れてメルカトル島へ旅立った。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

ライル
本作品の主人公。フォレストエルフ族の青年。88歳。メープル国出身。トレジャーハンターで生計を立てている。ジプタ遺跡を荒らした罪で賞金を懸けられている。フライデーからノール王の財宝のことを聞き、メルカトル島へ向かう。剣を武器にしている。北米版での名前は「Nigel」となっている。
フライデー
数少ないサッキュバス族の少女。エケエケの実が好物。古代文字を読むことができる。ライルの体力を回復するなどのサポートを行う。
カーラ / グース / ズワム
トレジャーハンター3人組。カーラは鞭を所持した金髪の女性で、3人組のリーダー格である。本名はカーラ・コズワルスキー。グースは河童のような姿をしており、ズワムは鉄球のような姿をしている。ノール王の財宝を狙い、何度もライルとフライデーの前に現れ、彼らの邪魔をしようとする。
メルカトル公爵
大陸の強国ガムールから送り込まれた貴族の男性。メルカトル島の支配者であり、ガムールでは1・2位を争う剣術の使い手でもある。メルカトル島住人の評判は高いが、実際はかなりの野心家であり、住民に重税をかけ、その原因を実兄の魔道士ミルに転嫁していた。大陸制覇を狙い、闇の騎士団を率いてノール王の財宝を探索する。ガムールエビフライとメープル産ホタテの生造りが好物。
ロリア
メープル国シュレル領主の姫。本名はロリア・ド・ウィシカ。メルカトル島の作曲家・チェロスの元へ音楽の勉強をするためにメルカトル島へ留学に来ていたが、地下王国への道を開く歌を知っていたために、メルカトル公爵に誘拐され、塔に監禁された。自分の存在を気づいてもらうために、救難信号として塔から色々な物を落としていた。ライルのことを「おにいさま」と呼び、自分を助けにきたライルを王子様やナイトと思っている。
ゼッド
ドラゴニュート族の賞金稼ぎ。ライルを賞金首として知っている。生肉しか食べない。ミル討伐のためにメルカトル島を訪れ、メルカトル公爵の本性を知った上でビジネスとして公爵と手を組むが、卑怯な手を使う公爵を軽蔑している。ライルの実力を軽視していたが、後に好敵手として認めるようになる。斧を武器にしている。
ミル
メルカトルの町の南に住む魔道士。メルカトル公爵を恐喝し、町の財産を強奪していると言われているが、実はメルカトル公爵の実兄であり、住民に重税を課しているメルカトル公爵を何度も窘めているため、公爵からは疎まれていた。公爵の野望を食い止めるため、ライルに協力する。
ノール王
大昔、メルカトル島に莫大な財宝を隠したと言われている。破壊神・ゴラを崇拝していた。

その他[編集]

ファラ
マサン族の少女。滝から落ちて倒れていたライルを発見した。グミ族に拉致され、儀式の生贄として沼地の神殿へ連れて行かれる。
クンタ
マサン族の少年。グミ族に橋を破壊されて憤る。ファラが沼地の神殿へ連れて行かれたことをライルに伝える。
モリオ
泥棒。浅黒い肌に口髭を生やし、長髪を後ろで結っている。旅の先々で出会う。
アスラル
ほこらの滝に住む老人。マサン族の人々からは「滝つぼ老人」と呼ばれている。
チェロス
メルカトルの町に住む音楽家の男性。人間国宝であり、大陸から彼の演奏を聴きにくる者もいる。ロリア姫を慕っており、晩餐会で新曲・ロリア姫に捧ぐバラードを演奏する。
ドンメル
メルカトル城に勤める将軍。赤いプレートアーマーを装着している。ミルの塔に張られた結界を解除する方法を調査しているが、時々人目を忍んで城を抜け出し、ピンクパレスに出入りしている。ライルをメルカトル城へ招待するよう取り計らう。
バーボ
ガムール国の優秀な剣士。プレートアーマーを装着している。ミル討伐のためにライル・ゼッドと共にメルカトル公爵に招待され、メルカトル島を訪れる。地下墓地の九号室で火の玉に焼かれて死んだ。
モラリス
メープル国の教育大臣。ロリアの付き人としてメルカトル島を訪れるが、ロリアと共にメルカトル公爵に捕われ、地下牢に幽閉されている。
ダークエルフ
ライルに瓜二つである邪悪なエルフ。にんにくが大嫌い。

関連商品[編集]

書籍[編集]

THE MAKING OF LAND STALKER 〜天才プログラマー 内藤寛の世界〜
小学館 1992年11月30日発行 ISBN 4-09-102403-3
ランドストーカー 〜皇帝の財宝〜 百科
小学館 1992年12月1日発行 ISBN 4-09-102404-1
ランドストーカー 〜皇帝の財宝〜 必勝攻略本
双葉社 ファイティングスタジオ編 1992年12月12日発行 ISBN 4-575-28184-0
ランドストーカー 〜皇帝の財宝〜 ゲームガイドブック(CD付)
徳間書店 1992年12月15日発行
ランドストーカー 〜皇帝の財宝〜 攻略の手引き
アスキー 1993年1月10日発行

CD[編集]

ランドストーカー 〜皇帝の財宝〜 非売品シングルCD(予約購入特典)
セガ 1992年10月30日 MCDS-1
ランドストーカー 〜皇帝の財宝〜
ビクター音楽産業株式会社 1992年12月16日発売 VICL-5179

外部リンク[編集]