SMAW ロケットランチャー

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SMAW ロケットランチャー
Defense.gov News Photo 100710-M-9093S-0571 - U.S. Marines with Special Purpose Marine Air-Ground Task Force 24 show Peruvian marines how to fire a shoulder-launched multipurpose assault weapon.jpg
SMAW ロケットランチャーを構えるアメリカ海兵隊員
種類 ロケット擲弾発射器
原開発国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
運用史
配備期間 1984年-現在
配備先 アメリカ海兵隊
中華民国海軍陸戦隊
関連戦争・紛争 湾岸戦争
アフガニスタン紛争 (2001年-)
イラク戦争
開発史
開発者 イスラエル軍事工業(IMI社)
製造業者 Talley防衛システム社(TDS社)
諸元
重量 7.69kg(16.92lbs)
全長 760mm(29.92in)
要員数 2

口径 83mm
初速 220m/s
有効射程 500m
照準 アイアンサイト・光学照準・スポッティングライフル・暗視装置
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SMAW ロケットランチャー(英語: Shoulder-launched Multipurpose Assault Weapon, 肩撃ち式多目的強襲兵器)は、肩撃ち式の多目的ロケット擲弾発射器である。軽便な火力支援兵器としてアメリカ海兵隊中華民国海軍陸戦隊で使用されている。発音は「スモー」に近い。

概要[編集]

SMAWは、照準と一体化した発射装置の後部に弾薬ケースと発射管を兼ねたチューブを取り付ける構造になっている。多目的な用途に合わせてチューブも多様な種類が開発供給されており、随時組み合わせて使用できる。

イスラエル・ミリタリー・インダストリーズ(IMI)社のB-300英語版を元にマクドネル・ダグラス社が開発した。

従来のロケットランチャー[編集]

第二次世界大戦以来、ロケット擲弾発射器歩兵自身が携帯できる軽便な火器として活躍してきた。最も期待されるのは成形炸薬弾の貫徹力を生かした対戦車・対トーチカ兵器としてである。

しかし、炸薬入り弾頭を数十-数百メートル先まで直接照準で投射できる能力は何かと重宝され、現場の需要に応える形でそれに留まらない多目的な火力支援にも活用されており、柔目標や陣地に対してもよく使用される。

発射される弾頭も、任務の多様化に合わせて榴弾煙幕弾などが開発され、かつての歩兵砲に近いニッチを獲得するに至った。

分化するロケットランチャー[編集]

戦車装甲の高性能化に対抗して、対戦車兵器としてのロケットランチャーも大型・複雑化を遂げている。一部は対戦車ミサイルとして誘導能力を有する。

しかし、これらのロケットランチャーは、戦車以外の目標に発射するにはいささか大型で高価になり過ぎてしまった。敵の籠もる建造物や銃座などを破壊するために1発数百万-数千万円の対戦車ミサイルが撃ち込まれる光景は珍しく無いが、その不経済さは明らかであった。

一方で、M72 LAW軽ロケットランチャーは対戦車用途には明らかに力不足だが、とても小型で軽く、そして、安価であった。そのため、歩兵が気軽に携帯し、軽車両や建造物に対して使用する多目的ロケットランチャーとしてのニッチを獲得した。M72は現在でも使用と生産が続けられている。SMAWはこの系譜である。

SMAW ロケットランチャー[編集]

アメリカ海兵隊は、上陸・外征部隊という性格上、歩兵が十分な火力支援を得られない事が多い。そのため、歩兵部隊自身が携帯できる火力支援兵器を要求した。それがSMAW ロケットランチャーである。

弾種[編集]

  • HEDP(The High Explosive, Dual Purpose)
両用弾。
  • HEAA(The High Explosive Anti-Armor)
戦車弾。
  • SMAW-NE(Novel Explosive)
サーモバリック爆薬弾頭


登場作品[編集]

外部リンク[編集]