2018年のスーパーフォーミュラ
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2018年のスーパーフォーミュラ | |||
前年: | 2017 | 翌年: | 2019 |
2018年のスーパーフォーミュラは、2018年4月20日 - 22日に鈴鹿サーキットで開幕し、同年10月26日 - 28日に鈴鹿サーキットで閉幕した全7戦のシリーズ。
前年からの主な変更点
[編集]レース日程
[編集]鈴鹿1000kmの廃止に伴うSUPER GTの日程変更の影響を受け、前年から大きくカレンダーを変更[1]。
- 岡山国際サーキットとオートポリスの開催時期が入れ替えられ、オートポリスが5月、岡山が9月の開催となった。
- スポーツランドSUGOも、5月開催となった。
レースフォーマット
[編集]- 開幕戦鈴鹿は、前年までの250kmから300kmにレース距離が延長された。
- タイヤサプライヤーが横浜ゴムに変更された2016年シーズンより一部レースで試験的に導入されていた「2スペックタイヤ制」が本格導入され、全戦で「ソフト」「ミディアム」の2スペックのタイヤを使用しなくてはならない[2]。
- 第6戦岡山は、予選Q3においてオーバーテイクシステムが2回使用可能となる。
- 最終戦鈴鹿は、例年決勝レースが2レース制で行われていたが、1レースで行われる。
エントラント
[編集]- セルモ・インギングは、ジェームスをメインスポンサーに迎えチーム名とカーネームに“JMS”が付いた。
- ダンディライアンは、カーナンバーを「40」「41」から「5」「6」に変更[3]。伊沢拓也に代わり前年FIA F2選手権に参戦していた松下信治が加入。
- リアル レーシングは、カーナンバーを「10」から「17」へ変更。
- チーム無限は、前年に引き続き15号車がレッドブルカラー、16号車が無限カラーの異なるデザインを踏襲。ピエール・ガスリーに代わって福住仁嶺が加入するが、FIA F2選手権にも参戦するため日程の重なる第2戦から第4戦は、第2戦に阪口晴南[4]、第3戦と第4戦にダニエル・ティクトゥム[5]を代役として起用。
- ルマンは、スノコ石油に加えUOMOを新たにメインスポンサーに迎え、7号車がピンク、8号車がパープルのボディーカラーとなる。フェリックス・ローゼンクビストに代わりピエトロ・フィッティパルディが加入するが、インディカー・シリーズ参戦により欠場となる第2戦と第3戦はフランス人ドライバーのトム・ディルマンを起用[4][6]。しかし、フィッティパルディがWEC開幕戦でのクラッシュによる怪我で参戦出来ない状態となったため[7]、第4戦以降もディルマンが参戦。
- インパルは、ヤン・マーデンボローに代わり2015年以来のシリーズ参戦となる平川亮が加入。
- トムスは、他カテゴリーとの兼ね合いで参戦ができなくなったアンドレ・ロッテラーに代わり2年ぶりのシリーズ参戦となるジェームス・ロシターが加入。第5戦をWECで欠場する中嶋一貴に代わりジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが2年ぶりにシリーズ参戦。
- KCMGは、パイオニア販売(パイオニアの子会社)をメインスポンサーに迎えcarrozzeria Team KCMGとして参戦。第5戦をWECで欠場する小林可夢偉に変わり中山雄一が2年ぶりに参戦。
- B-MAX Racing teamは、小暮卓史に代わって千代勝正が加入。チーム監督に本山哲が就任。
- ナカジマレーシングは、自ら参戦を辞退した中嶋大祐[8]に代わり伊沢拓也がダンディライアンから移籍。
エントリーリスト
[編集]Car-No. | ドライバー | チーム | カーネーム | エンジン |
---|---|---|---|---|
1 | 石浦宏明 | JMS P.MU/CERUMO・INGING | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A |
2 | 国本雄資 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF14 | ||
3 | ニック・キャシディ | KONDO RACING | ORIENTALBIO KONDO SF14 | TOYOTA RI4A |
4 | 山下健太 | ORIENTALBIO KONDO SF14 | ||
5 | 野尻智紀 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | DOCOMO DANDELION M5S SF14 | HONDA HR-417E |
6 | 松下信治 | DOCOMO DANDELION M6Y SF14 | ||
7 | ピエトロ・フィッティパルディ(Rd.1) トム・ディルマン(Rd.2-7) |
UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | UOMO SUNOCO SF14 | TOYOTA RI4A |
8 | 大嶋和也 | UOMO SUNOCO SF14 | ||
15 | 福住仁嶺(Rd.1,5-7) 阪口晴南(Rd.2) ダニエル・ティクトゥム(Rd.3,4) |
TEAM 無限 | TEAM MUGEN SF14 | HONDA HR-417E |
16 | 山本尚貴 | TEAM MUGEN SF14 | ||
17 | 塚越広大 | REAL RACING | REAL SF14 | HONDA HR-417E |
18 | 小林可夢偉(Rd.1-4,6,7) 中山雄一(Rd.5) |
carrozzeria Team KCMG | KCMG Elyse SF14 | TOYOTA RI4A |
19 | 関口雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A |
20 | 平川亮 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | ||
36 | 中嶋一貴(Rd.1-4,6,7) ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Rd.5) |
VANTELIN TEAM TOM'S | VANTELIN KOWA TOM'S SF14 | TOYOTA RI4A |
37 | ジェームス・ロシター | VANTELIN KOWA TOM'S SF14 | ||
50 | 千代勝正 | B-MAX Racing team | B-Max Racing SF14 | HONDA HR-417E |
64 | ナレイン・カーティケヤン | TCS NAKAJIMA RACING | TCS NAKAJIMA RACING SF14 | HONDA HR-417E |
65 | 伊沢拓也 | TCS NAKAJIMA RACING SF14 |
スケジュール及び勝者
[編集]開催日 | 開催サーキット | 距離 | 優勝者 | ポールポジション | ファステストラップ | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Rd1 | 4月20〜22日 | 鈴鹿サーキット | 300km | 山本尚貴 | 山本尚貴 | ジェームス・ロシター | |
Rd2 | 5月11〜13日 | オートポリス | 250km | ー | 平川亮[注 1] | ー | 悪天候の為中止[9] |
Rd3 | 5月25〜27日 | スポーツランドSUGO | 250km | 山本尚貴 | 野尻智紀 | 関口雄飛 | |
Rd4 | 7月6〜8日 | 富士スピードウェイ | 250km | ニック・キャシディ | ニック・キャシディ | ニック・キャシディ | |
Rd5 | 8月17〜19日 | ツインリンクもてぎ | 250km | 石浦宏明 | 石浦宏明 | 福住仁嶺 | |
Rd6 | 9月7〜9日 | 岡山国際サーキット | 250km | 関口雄飛 | 関口雄飛 | 小林可夢偉 | 悪天候の為決勝レースを200kmに変更[10] |
Rd7 | 10月26〜28日 | 鈴鹿サーキット | 250km | 山本尚貴 | 山本尚貴 | 関口雄飛 |
シリーズポイントランキング
[編集]- ポイントシステム
ラウンド | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | PP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1-6 | 10 | 8 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 1 |
7 | 13 | 8 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 1 |
- 第6戦は荒天により規定レース距離の75%を消化できなかったため決勝順位により与えられるポイントが半分となった[11]。
ドライバー部門
[編集]
|
太字 - ポールポジション |
ルーキー・オブ・ザ・イヤー
[編集]チーム部門
[編集]
|
太字 - ポールポジション |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “2018年 シリーズ開催スケジュールが確定!”. スーパーフォーミュラ公式 (2017年12月18日). 2024年4月17日閲覧。
- ^ “スーパーフォーミュラ:バトル増加の起爆剤。2018年はシリーズ全戦が2スペックタイヤ制に”. auto sport web. 株式会社三栄 (2018年1月11日). 2024年4月17日閲覧。
- ^ Ryuji Hirano (2018年3月12日). “『40/41』から『5/6』へ。DOCOMO TEAM DANDELION RACINGのカーナンバー変更の理由”. auto sport Web. 株式会社三栄. 2024年4月17日閲覧。
- ^ a b “早くも注目株のディルマン、ホンダ期待の若手の阪口。スーパーフォーミュラ第2戦デビューのふたりが会見”. auto sport web. 株式会社三栄 (2018年5月13日). 2024年4月17日閲覧。
- ^ “無限、スーパーフォーミュラ第3戦と第4戦で福住仁嶺の代役にマカオウイナーのダニエル・ティクトゥムを起用”. auto sport web. 株式会社三栄. 2024年4月17日閲覧。
- ^ “スーパーフォーミュラ:TEAM LEMANSの助っ人ディルマン「日本に行くのは初めて」。"ふぐ"に興味も”. auto sport web. 株式会社三栄 (2018年4月16日). 2024年4月17日閲覧。
- ^ 「ピエトロ・フィッティパルディ、骨折した両足の手術が無事に成功」『F1-Gate.com』2018年5月5日。2018年5月5日閲覧。
- ^ “中嶋大祐、今季のSF参戦を辞退「気持ちを維持できなくなった」”. motorsport.com. (2018年1月22日) 2024年4月17日閲覧。
- ^ a b “2018年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 第2戦 決勝は雨と霧に見舞われ、天候の回復が見込めないため中止が決定。”. スーパーフォーミュラ公式 (2018年5月13日). 2024年4月17日閲覧。
- ^ “スーパーフォーミュラ第6戦岡山:日曜フリー走行。荒天のため決勝日のスケジュールに変更あり”. auto sports Web. 株式会社三栄 (2018年9月9日). 2024年4月17日閲覧。
- ^ “最後まで見たかった! 関口雄飛と小林可夢偉、抜きつ抜かれつの雨中の壮絶トップバトル【スーパーフォーミュラ第6戦岡山決勝】”. auto sport web. 株式会社三栄 (2018年9月9日). 2024年4月17日閲覧。