2017 ワールド・ベースボール・クラシック E組
2017 ワールド・ベースボール・クラシック E組(トウキョウラウンド)(英語: 2017 World Baseball Classic Pool E Tokyo)は、ワールド・ベースボール・クラシック第4回大会の、東京で開催された2次リーグ。2017年3月12日から3月15日までの日程で東京ドームで開催された(外野フェンスは今大会の特別仕様で行なわれる)。
本ラウンドは、野球日本代表の公式スポンサーで日本のビール会社であるアサヒビール株式会社の冠協賛を得ており、この東京ドームを中心とした日本で開催される第1ラウンドのB組、並びに第2ラウンドのE組を総称した正式大会名は、同代表のオフィシャルドリンクとなっている同社のビール商品を冠にした『アサヒスーパードライプレゼンツ 2017ワールド・ベースボール・クラシック東京プール』と称されている[1]。
経緯
[編集]大会概要
[編集]A組1位のイスラエル、同2位のオランダおよびB組1位の日本、同2位のキューバが出場。同組2チームがアメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスのドジャー・スタジアムで行われる決勝ラウンドへ出場する[2]。
試合結果
[編集]GAME1 (3月12日)
[編集]12:08試合開始、試合時間3時間14分、観衆43,153人
イスラエル | 4 - 1 | キューバ |
---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
キューバ | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 1 |
イスラエル | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 1 | x | 4 | 5 | 0 |
- キ:ノエルビル・エンテンザ、ヨアンニ・イエラ、ホセ・アンヘル・ガルシア、リバン・モイネロ、ヨスバニ・トーレス
- イ:ジェイソン・マーキー、ソーントン、ゴールドバーグ、ジョシュ・ゼイド
- 勝利:ジェイソン・マーキー(2勝)
- セーブ:ジョシュ・ゼイド(1勝2S)
- 敗戦:ヨアンニ・イエラ(2敗)
- 本塁打
キ:アルフレド・デスパイネ(3号)
出典:[3]
GAME2 (3月12日)
[編集]19:08試合開始、試合時間4時間46分、観衆44,326人
オランダ | 6 - 8 | 日本 |
---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | R | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本 | 0 | 1 | 4 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 8 | 15 | 0 |
オランダ | 0 | 1 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 6 | 12 | 0 |
- (延長11回)
- 日:石川歩、平野佳寿、千賀滉大、松井裕樹、秋吉亮、宮西尚生、増井浩俊、則本昂大、牧田和久
- オ:リック・バンデンハーク、ディエゴマー・マークウェル、シャイロン・マルティス、マイク・ボルセンブローク、トム・デブロック、ルーク・ファンミル、トム・ストイフバーゲン
- 勝利:牧田和久(1勝1S)
- 敗戦:トム・ストイフバーゲン(1敗)
- 本塁打
日:中田翔(3号)
オ:ジョナサン・スコープ(1号)、ウラディミール・バレンティン(1号) - 審判
[球審]フェリックス・テハダ
[塁審]ラリー・バノーバー、コーリー・ブレイザー、トレバー・グリーブ
出典:[4]
試合時間の4時間46分は今大会史上最長時間の新記録となった。又、延長11回以降のタイブレークに突入したのもこの試合が初めてであった。この試合で、日本の中田が今大会で日本人選手として史上初の3試合連続本塁打の新記録を打ち立てた。更に中田はこの試合で一人で5打点を出した。
GAME3 (3月13日)
[編集]19:08試合開始、試合時間3時間4分、観衆5,017人
イスラエル | 2 - 12 | オランダ |
---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | R | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オランダ | 0 | 2 | 4 | 4 | 0 | 0 | 0 | 2 | 12 | 15 | 1 |
イスラエル | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 8 | 0 |
- (8回規定によりコールドゲーム)
- オ:ジェイアー・ジャージェンス、J.C.スルバラン、プロエガー、オーランド・イェンテマ
- イ:ベイカー、ジェレミー・ブライヒ、ダニー・ブラワ、レイキンド、カッツ、ヘロン、ケイリッシュ、ニーマン
- 勝利:ジェイアー・ジャージェンス(1勝)
- 敗戦:ベイカー(1勝1敗)
- 本塁打
オ:ディディ・グレゴリウス(1号)
イ:ネイト・フレイマン(2号)
出典:[5]
GAME4 (3月14日)
[編集]19:10試合開始、試合時間3時間25分、観衆32,717人
日本 | 8 - 5 | キューバ |
---|
出典:[6]この試合で日本の先頭打者、山田がWBCの日本人選手としてイチロー・鳥谷敬に次ぐ史上3人目の先頭打者ホームランと決勝の2点本塁打の3打点で日本の勝利に大きく貢献した。
GAME5 (3月15日)
[編集]12:08試合開始、試合時間2時間19分、観衆40,680人
キューバ | 1 - 14 | オランダ |
---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | R | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オランダ | 3 | 1 | 3 | 5 | 1 | 0 | 1 | 14 | 13 | 0 |
キューバ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 5 | 2 |
- (7回規定によりコールドゲーム)
- オ:ディエゴマー・マークウェル、シャイロン・マルティス
- キ:ラザロ・ブランコ、ブラディミール・ガルシア、ヨスバニ・トーレス、ホンデル・マルティネス、レアンドロ・マルティネス
- 勝利:シャイロン・マルティス
- 敗戦:ラザロ・ブランコ
- 本塁打
オ:ウラディミール・バレンティン(2号、3号)、ユレンデル・デカスター(1号)、カリアン・サムス(1号) - 審判
[球審]トッド・ティチェナー
[塁審]トレバー・グリーブ、フェリックス・テハダ、ラリー・バノーバー
出典:[7]オランダがキューバに圧勝して2大会連続で準決勝進出を決めた。キューバは2次ラウンド全敗で敗退となった。
GAME6 (3月15日)
[編集]19:08試合開始、試合時間3時間28分、観衆43,179人
日本 | 8 - 3 | イスラエル |
---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
イスラエル | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 3 | 5 | 0 |
日本 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 3 | x | 8 | 13 | 1 |
- イ:ジョシュ・ゼイド、ディラン・アクセルロッド、ザック・ソーントン、アレックス・カッツ、ブラッド・ゴールドバーグ、タイラー・ヘロン、ジャレッド・レイキンド
- 日:千賀滉大、平野佳寿、宮西尚生、秋吉亮、牧田和久
- 勝利:平野佳寿(1勝)
- 敗戦:ディラン・アクセルロッド(1敗)
- 本塁打
日:筒香嘉智(3号) - 審判
[球審]コーリー・ブレイザー
[塁審]ラリー・バノーバー、トレバー・グリーブ、フェリックス・テハダ
出典:[8]日本が東京で行われた1次ラウンド・2次ラウンドの6試合全てに勝って6戦全勝でアメリカでの決勝トーナメントにコマを進めた。イスラエルは連敗で2次ラウンド敗退が決まった。
GAME7プレイオフ (3月16日)
[編集]- 開催せず
最終順位
[編集]順位 | 国・地域 | 勝 | 負 | 得点 | 失点 | 差 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 日本 | 3 | 0 | 24 | 14 | - |
2 | オランダ | 2 | 1 | 32 | 11 | 1.0 |
3 | イスラエル | 1 | 2 | 9 | 21 | 2.0 |
4 | キューバ | 0 | 3 | 7 | 26 | 3.0 |
テレビ・ラジオ中継
[編集]日本国内での放送
[編集]テレビ中継
[編集]- Game1
- JSPORTS2 11:55 - 16:30
- Game2
- テレビ朝日系列
- JSPORTS1 18:45 - 23:30
- Game3
- JSPORTS1 18:45 - 23:30
- Game4
- TBSテレビ系列
- 放送時間:18:15 - 19:42・19:42 - 22:50(関東地方など一部地域のみ。左記以外の大半の地域では18:30開始。当初予定より50分延長)
- 実況:初田啓介 解説:原辰徳、槙原寛己 ゲスト:黒田博樹 リポーター:新タ悦男、石井大裕
- JSPORTS3 18:45 - 23:30
- Game5
- JSPORTS4 11:55 - 16:30
- Game6
- テレビ朝日系列
- 放送時間:19:08 - 21:54(当初予定より3分延長。「報道ステーション」開始前に試合が終了しなかったため、同番組を10分後拡大の上、番組内で試合終了まで継続放送。)[13]
- 実況:大西洋平 解説:古田敦也、前田智徳 ベンチ情報:三上大樹、草薙和輝 進行:宇賀なつみ
- JSPORTS1 18:45 - 23:30
ラジオ中継
[編集]- Game2
- Game4
- Game6
- ニッポン放送 19:00 - 23:00(21:50までの予定・1時間10分延長、STVラジオ・東海ラジオ・KBCラジオにもネット)
脚注
[編集]- ^ 日本代表の活躍を通じて、日本に“勇気と元気”を!『アサヒスーパードライ プレゼンツ2017 WORLD BASEBALL CLASSIC™東京プール』の特別協賛社ならびに日本代表オフィシャルチームパートナーに決定!~アサヒビールは、日本代表の“世界一への挑戦”を応援します!~。(アサヒビール株式会社2017年1月24日 2017年3月8日閲覧)
- ^ a b Dodger Stadium will host 2017 World Baseball Classic final The official site of World Baseball Classic (2016年8月26日) 2016年11月1日閲覧
- ^ “Cuba vs. Israel Wrapup”. World Baseball Classic (2017年3月12日). 2017年3月12日閲覧。
- ^ “Japan vs. Netherlands Wrapup”. World Baseball Classic (2017年3月12日). 2017年3月12日閲覧。
- ^ “Netherlands vs. Israel”. World Baseball Classic (2017年3月13日). 2017年3月14日閲覧。
- ^ “Cuba vs. Japan”. World Baseball Classic (2017年3月14日). 2017年3月14日閲覧。
- ^ “Netherlands vs. Cuba”. World Baseball Classic (2017年3月15日). 2017年3月15日閲覧。
- ^ “Israel vs. Japan Wrapup”. World Baseball Classic (2017年3月15日). 2017年3月15日閲覧。
- ^ テレビ朝日 順位表&日程(放送日程を含む)<https://www.tv-asahi.co.jp/wbc/schedule/>(2017年3月9日閲覧)。
- ^ TBSテレビ系列 放送スケジュール<https://www.tbs.co.jp/wbc/schedule/>(2017年3月9日閲覧)。
- ^ JSPORTS 日程・結果(放送日程を含む)<http://jsports.co.jp/baseball/wbc/result/>(2017年3月9日閲覧)。
- ^ 18:30 - 19:08に『直前情報』も、翌0:09 - 0:13に『侍ジャパン情報』(「ANNニュース・あすの空もよう」の代替番組)も、それぞれ別途放送。
- ^ 18:30 - 19:08に『直前情報』も別途放送、
- ^ 中居正広、侍ジャパンを全力応援(朝日新聞)。TBSテレビ、テレビ朝日のテレビ中継においてのナビゲーター(総合司会)として、選手への同行取材や応援リーダーなどを務めていく役柄。