1937年の日本公開映画

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1937年の日本公開映画(1937ねんのにほんこうかいえいが)では、1937年昭和12年)1月1日から同年12月31日までに日本で商業公開された映画の一覧を記載。作品名の右の丸括弧内は製作国を示す。

記載の凡例については年度別日本公開映画#凡例を参照

作品一覧[編集]

1月[編集]

  • 極地の青春(アメリカ)
  • シャムパン・ワルツ(アメリカ)
  • 花嫁凱旋(アメリカ)
  • 7日
    • 禁男の家(フランス)[1] - キネマ旬報ベストテン外国映画6位
    • 紅天夢(ドイツ)[1] - 『禁男の家』の同時上映
  • 14日
  • 21日

2月[編集]

  • 愛怨二重奏(アメリカ)
  • 嵐の三色旗(アメリカ)
  • 逢瀬いま一度(アメリカ)
  • 女ひとり(オーストリア)
  • 女性の反逆(アメリカ)
  • スタアと選手(アメリカ)
  • 薔薇の寝床(ドイツ)
  • 春のいざなひ(ドイツ)
  • ハンガリア夜曲(オーストリア)
  • 日かげの花(アメリカ)
  • 風雲児アドヴァース(アメリカ)
  • 風雲の欧羅巴(イギリス)
  • 3日
    • 佐賀怪猫伝(日本)
  • 4日
  • 11日
    • 戦国群盗伝 前篇(日本)
  • 18日
    • 蒼氓(日本) - キネマ旬報ベストテン2位
  • 20日
    • 戦国群盗伝 後篇(日本)

3月[編集]

  • 歌へ陽気に(アメリカ)
  • 踊る三十七年(アメリカ)
  • 女だけの都(フランス) - キネマ旬報ベストテン外国映画1位
  • 限りなき旅(アメリカ)
  • 子供の世界(アメリカ)
  • ジプシー男爵(ドイツ)
  • 進め竜騎兵(アメリカ)
  • 世界の歌姫(アメリカ)
  • 潜水艦SOS(アメリカ)
  • ターザンの逆襲(アメリカ)
  • 平原児(アメリカ)
  • 3日
  • 11日
    • からゆきさん(日本)
  • 16日

4月[編集]

  • 失はれた地平線(アメリカ)
  • 描かれた人生(イギリス)
  • 楽聖ベートーヴェン(フランス)
  • かりそめの幸福(フランス)
  • 間奏楽(アメリカ)
  • 結婚クーデター(アメリカ)
  • 豪華一代娘(アメリカ)
  • 沙漠の花園(アメリカ)
  • 情熱への反抗(アメリカ)
  • セイルムの娘(アメリカ)
  • 天使の花園(アメリカ)
  • テンプルのえくぼ(アメリカ)
  • 緑の灯(アメリカ)
  • ラモナ(アメリカ)
  • 我等の仲間(フランス) - キネマ旬報ベストテン外国映画2位
  • 1日
  • 17日
    • 朱と緑(日本)
  • 21日
    • 良人の貞操 後篇(日本)
  • 30日
    • 丹下左膳 完結咆吼篇(日本)

5月[編集]

  • 悪魔の人形(アメリカ)
  • 激怒(アメリカ) - キネマ旬報ベストテン外国映画10位
  • 恋人の日記(オーストリア)
  • スイング(アメリカ)
  • 空駆ける恋(アメリカ)
  • 花嫁の秘密(アメリカ)
  • 舞台裏の戦慄(イギリス)
  • 港の掠奪者(フランス)
  • 無敵艦隊(イギリス)
  • ロミオとジュリエット(アメリカ)
  • 13日
    • 裸の町(日本) - キネマ旬報ベストテン5位

6月[編集]

  • 暗黒街の弾痕(アメリカ) - キネマ旬報ベストテン外国映画9位
  • 浮気名女優(アメリカ)
  • お気に召すまま(イギリス)
  • 踊るアメリカ艦隊(アメリカ)
  • 偽装の女(アメリカ)
  • 市街戦(アメリカ)
  • 大森林(アメリカ)
  • はだしの少女(チェコスロバキア)
  • 札つき女(アメリカ)
  • 四つの恋愛(アメリカ)
  • 3日
    • 真実一路 父の巻(日本)
    • 吉田御殿(日本)
  • 10日
    • 真実一路 母の巻(日本)
    • 宮本武蔵 地の巻(日本)
  • 17日
    • 愛怨峡(日本) - キネマ旬報ベストテン3位

7月[編集]

8月[編集]

  • 男は神に非ず(イギリス)
  • 勝鬨(アメリカ)
  • カラナグ(イギリス)
  • 銀盤の女王(アメリカ)
  • 沙漠の朝(アメリカ)
  • シュヴァリエの流行児(フランス)
  • 真珠と未亡人(アメリカ)
  • 座り込み結婚(アメリカ)
  • 倒れるまで(アメリカ)
  • 椿姫(アメリカ)
  • 南方飛行(フランス)
  • ワイキキの結婚(アメリカ)
  • 1日
    • エノケンのちゃっきり金太 後篇(日本)
  • 11日
  • 13日
    • 男の償ひ 前篇(日本)
  • 14日
    • 土屋主税 雪解篇(日本)
  • 24日
    • 男の償ひ 後篇(日本)
  • 25日

9月[編集]

  • 海の魂(アメリカ)
  • たくましき男(アメリカ)
  • テンプルの上海脱出(アメリカ)
  • 白鳥の舞(ドイツ)
  • 巴里で逢った彼(アメリカ)
  • 旅順港(フランス)
  • 我は海の子(アメリカ)
  • 1日
    • 曠原の魂(日本)
  • 21日
    • 維新秘話 戦ひの曲(日本)
    • 怒濤を蹴って(日本)※記録映画

10月[編集]

  • 生けるパスカル(フランス)
  • 踊らん哉(アメリカ)
  • 君若き頃(アメリカ)
  • キング・ソロモン(イギリス)
  • 情怨(アメリカ)
  • スパイ戦線を衝く(ドイツ)
  • 人妻日記(アメリカ)
  • 1日
    • 美しき鷹(日本、三社競作)
    • 禍福 前篇(日本)
  • 14日
    • 水戸黄門廻国記(日本)
  • 18日
    • 国定忠治(日本)
  • 30日

11月[編集]

  • 間諜(イギリス)
  • 近代脱線娘(アメリカ)
  • 空中劇場(ドイツ)
  • 孔雀夫人(アメリカ) - キネマ旬報ベストテン外国映画4位
  • 第七天国(アメリカ)
  • 大地(アメリカ) - キネマ旬報ベストテン外国映画7位
  • 緑の牧場(アメリカ)
  • 1日
    • 番町皿屋敷(日本)
  • 3日
  • 11日
    • 風の中の子供(日本) - キネマ旬報ベストテン4位
    • 禍福 後篇(日本)
  • 17日
    • 若い人(日本) - キネマ旬報ベストテン6位
  • 18日
    • 呼子鳥 後篇(日本)
  • 23日
  • どん底(フランス) - キネマ旬報ベストテン外国映画3位

12月[編集]

  • 海のつはもの(フランス)
  • 君と踊れば(イギリス)
  • 作家と御婦人(アメリカ)
  • サラトガ(アメリカ)
  • 天国漫歩(アメリカ)
  • テンプルの軍使(アメリカ)
  • 偽者紳士(アメリカ)
  • 巴里の暗黒街(フランス)
  • 陽気な街(アメリカ)
  • 恋愛交叉点(フランス)
  • 2日
    • 浅草の灯(日本) - キネマ旬報ベストテン10位
  • 11日
    • 母の曲 前篇(日本)
  • 15日
    • 娘よ何故さからふか(日本)
  • 21日
    • 母の曲 後篇(日本)
  • 23日

出典[編集]

  1. ^ a b 東京朝日新聞 1937年1月6日夕刊の広告
  2. ^ 東京朝日新聞 1937年1月19日夕刊の広告(帝国劇場大勝館武蔵野館
  3. ^ 『銀幕の百怪―本朝怪奇映画大概』青土社、2000年、253-254頁。ISBN 978-4791758098 
  4. ^ 有馬猫 - 日本映画データベース
  5. ^ 1937年の日本公開映画 - KINENOTE

参考文献[編集]

  • 世界映画史研究会『舶来キネマ作品辞典・戦前編―日本で戦前に上映された外国映画一覧』(科学書院、1997年)
  • 畑暉男(編)『20世紀アメリカ映画辞典』(カタログハウス、2002年)

外部リンク[編集]