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鮎川哲也賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鮎川哲也賞
受賞対象新人
会場ホテルメトロポリタンエドモント
日本の旗 日本
主催東京創元社
報酬正賞:アーサー・コナン・ドイル
賞金:印税全額
初回1990年
最新回第36回(2026年)
最新受賞者悠木允『さまよえる永遠』
公式サイトhttps://www.tsogen.co.jp/award/ayukawa/

鮎川哲也賞(あゆかわてつやしょう)は、東京創元社が主催する公募の新人文学賞。「創意と情熱溢れる鮮烈な推理長編」を募集する[1]

1988年東京創元社が全13巻の書き下ろし推理小説シリーズ「鮎川哲也と十三の謎」を刊行する際、その最終巻を「十三番目の椅子」として一般公募した。翌年、その企画を発展する形で鮎川哲也賞が創設された。正賞はコナン・ドイル像、賞金は印税全額。受賞作は毎年10月前後に東京創元社より刊行される。

贈呈式は毎年、飯田橋にあるホテルメトロポリタンエドモント〈悠久の間〉にて、ミステリーズ!新人賞と合同で行われる。

鮎川哲也と十三の謎 十三番目の椅子

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選考委員
受賞作
その他の刊行作品

公募要項

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  • 作品枚数:400字詰原稿用紙360~650枚
  • 応募締切:10月31日
  • 結果:ホームページ(4月頃) / 『紙魚の手帖』誌上(10月刊)
  • 授賞式:10月頃

選考委員

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出典[2]

受賞作・最終候補作一覧

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特記がなければ、初刊は東京創元社、文庫は創元推理文庫刊。初刊が文庫の場合は文庫化等の欄に記載する。

第1回 - 第10回

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回 (年度)応募総数著者応募時タイトル刊行時タイトル初刊文庫化等
第1回
(1990年度)
71編受賞芦辺拓殺人喜劇の13人1990年11月1998年10月
佳作二階堂黎人吸血の家1995年9月[注 1]1999年7月[注 2]
候補伊吹明彦故郷いまだ語ることなし
伊井圭[注 3]ゴールド・イリュージョン
西澤保彦聨殺仔羊たちの聖夜1997年8月[注 4]2001年8月[注 5]
第2回
(1991年度)
90編受賞石川真介不連続線1991年11月1999年3月[注 6]
候補硬結田信樹殺すわたし
篠田真由美琥珀の城の殺人1992年8月1998年10月[注 2]
城靖夏夫サーカス村の殺人
秋梨惟喬[注 7]羅睺の首
第3回
(1992年度)
104編受賞加納朋子ななつのこ1992年9月1999年8月
候補霞流一[注 8]鵞鳥商店街探偵談
成田かずみ愛の嵐
美唄清斗殺人デュエット
青壁憂也[注 9]アガサ・クリスティ殺害計画
第4回
(1993年度)
121編受賞近藤史恵凍える島1993年9月1999年9月
候補瀧まゆみ青き沈黙
風田二兎さびしがりやに捧げる首ナシ殺人
貫井徳郎慟哭1993年10月1999年3月
第5回
(1994年度)
125編受賞愛川晶化身化身 アヴァターラ1994年9月1999年6月[注 10]
候補矢口敦子家族の行方1994年10月2002年6月
山瀬翠赤石に死す
美唄清斗由仁葉は或る日1994年11月
園部佳朗AICOの殺人
第6回
(1995年度)
126編受賞北森鴻狂乱廿四孝1995年9月2001年8月[注 5]
2016年10月[注 11]
佳作佐々木俊介繭の夏1995年9月2001年6月
村瀬継弥藤田先生のミステリアスな一年1995年9月
候補青壁憂也紙の中
三好圭一最期の風景
横内正彦最果ての国
第7回
(1996年度)
81編受賞満坂太郎海賊丸漂着異聞1996年9月2005年3月
候補柄刀一朱の絢爛
門前典之[注 12]唖吼の輪廻死の命題[注 13]
屍の命題[注 14]
1997年9月[注 13]
2010年2月[注 14]
山瀬翠凶獣の森
第8回
(1997年度)
85編受賞谺健二[注 15]未明の悪夢1997年10月2003年6月[注 6]
候補城平京名探偵に薔薇を1998年7月
柄刀一3000年の密室1998年7月[注 14]2002年3月[注 6]
氷川透眠れない夜のために密室は眠れないパズル2000年6月[注 14]
南雲浩二香陬野の一番長い夏
第9回
(1998年度)
83編受賞飛鳥部勝則 [注 16]殉教カテリナ車輪1998年9月2001年7月
候補伊藤柳児君にバラード
九丹量巨アーバンカルトポップリアクション
第10回
(1999年度)
99編受賞作なし
候補夕木涼子オールド・デイズ
今里浩紀誘拐
今田孝志推理小説

第11回 - 第20回

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回 (年度)応募総数著者応募時タイトル刊行時タイトル初刊文庫化等
第11回
(2001年度)
73編受賞門前典之人を喰らう建物建築屍材2001年9月
候補金沢整完全なる容疑者
九条菜月[注 17]月見草
迫光シルヴィウス・サークル2002年4月
第12回
(2002年度)
74編受賞後藤均[注 18]スクリプトリウムの迷宮写本室の迷宮2002年10月2005年2月
候補江東うゆう楽土を出づ2003年4月[注 13]
岸田るり子ファミリー・シークレット
鷹将純一郎過ぎ去りし時の彼方から
ほしおさなえヘビイチゴ・サナトリウム2003年12月2007年6月
第13回
(2003年度)
67編受賞森谷明子異本・源氏藤式部の書き侍りける物語千年の黙 異本源氏物語2003年10月2009年6月
候補関野喬クリスマス・ミステリ
金沢整G・A・N・G
三沢陽一玩弄迷宮
第14回
(2004年度)
112編受賞神津慶次朗月夜が丘鬼に捧げる夜想曲2004年10月
岸田るり子屍の足りない密室密室の鎮魂歌(レクイエム)2004年10月2008年5月
候補市川藍湖の騎士
小早川雅彦パブロ・ピカソの肖像――『ゲルニカ』一九三七年
葉月みづは華奢の夏
第15回
(2005年度)
131編受賞作なし
佳作日向旦[注 19]六月の雪世紀末大バザール 六月の雪2006年6月
候補井上幸俊崖上十字
鈴木一夫菜摘ます児
九条菜月[注 20]群青
第16回
(2006年度)
138編受賞麻見和史ヴェサリウスの柩2006年9月2012年5月
佳作似鳥鶏理由あって冬に出る2007年10月
松下麻理緒[注 21]毒殺倶楽部
候補鈴木凛太郎りっちゃんの酒蔵
斯波耕之介虞美人草綺談
鏑木蓮継がれた殺意
第17回
(2007年度)
132編受賞山口芳宏雲上都市の怪事件雲上都市の大冒険2007年10月2011年1月
候補斯波耕之介誰ぞ常ならむ
鈴木凛太朗八角ギヤマン館の闇
第18回
(2008年度)
139編受賞七河迦南七つの海を照らす星2008年10月2013年5月
候補優騎洸聖域を作りし魔物
蓮見恭子巫病の島
彩坂美月[注 22]ひぐらしふるひぐらしふる[注 23]
ひぐらしふる 有馬千夏の不可思議なある夏の日[注 10]
2011年6月[注 23]2016年4月[注 10]
第19回
(2009年度)
138編受賞相沢沙呼午前零時のサンドリヨン2009年10月2012年10月
候補松本英哉すべてが幻想リアル
安在京沈黙は彼女のレトリック
蓮見恭子無明橋にて待つ
第20回
(2010年度)
148編受賞安萬純一ボディ・メタボディ・メッセージ2010年10月2013年12月
月原渉[注 24]太陽が死んだ夜2010年10月2014年6月
候補川瀬七緒静寂のモラトリアム
傘才縞親不知子不知

第21回 - 第30回

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回 (年度)応募総数著者応募時タイトル刊行時タイトル初刊文庫化等
第21回
(2011年度)
140編受賞山田彩人眼鏡屋は消えた2011年10月2014年9月
候補花岡健太追憶のプルシアンブルー
桃永夏兎バードランドのキングたち
篠澤寄夫一年生には荷が重い
第22回
(2012年度)
140編受賞青崎有吾体育館の殺人2012年10月2015年3月
候補桃永夏兎わたしの愛したピグマリオン
西陽武十武蔵オルタネイティブ
倉科りとアルデバランの館
輝瀬咲遺書屋ミメーシス
第23回
(2013年度)
152編受賞市川哲也名探偵 The Detective名探偵の証明2013年10月2017年12月
候補佐原陸丸ライトにフーダニット
吉野泉カンタロープ放課後スプリング・トレイン2016年2月
そえだ信ねずみと巨獣
輝瀬咲それなりの天才
第24回
(2014年度)
141編受賞内山純Bハナブサへようこそビリヤード・ハナブサへようこそ2014年10月2018年2月
候補松本英哉遊ぶ幻想ロジック
森輝喜鬼滝伝説
井田実死の熱
第25回
(2015年度)
149編受賞作なし
候補嵯峨伊緒校舎西棟、推理系女子
そえだ信宇気比の隧道
渡武お化け屋敷の犯罪
井田実地球儀を廻せ!
第26回
(2016年度)
135編受賞市川憂人ジェリーフィッシュは凍らない[3]2016年10月2019年6月
候補御室千紗鎮守の森のアーキビスト
才川真澄南国コンチェルト
朝永理人墜落論
江錐勝馬鈴薯と漬け物
第27回
(2017年度)
141編受賞今村昌弘[4]屍人荘の殺人[5]2017年10月2019年9月
優秀賞一本木透だから殺せなかった2019年1月2021年11月
候補梨江枯葉空の底に咲く
朝永理人幽霊は時計仕掛け幽霊たちの不在証明2020年3月[注 25]
亘二舟箱庭のふたり
戸田義長[注 26]恋牡丹2018年10月
第28回
(2018年度)
157編受賞川澄浩平[6]学校に行かない探偵探偵は教室にいない2018年10月2021年9月
候補方丈貴恵遠い星からやって来た探偵
岡本好貴ロンドンの探偵たち
小松雅眠りから覚めたヴェンデッタ
床品美帆レッドカサブランカ
第29回
(2019年度)
152編受賞方丈貴恵[7]時空旅行者の砂時計2019年10月2023年9月
候補本能寺かぼちゃ計画的殺人は死刑
紺野天龍[注 27]神薙虚無最後の事件神薙虚無最後の事件[注 28]
神薙虚無最後の事件 名探偵倶楽部の初陣[注 29]
2022年5月[注 28]2025年1月[注 29]
才川真澄ダシェラの黒い月
亘二舟駄目でも友と
第30回
(2020年度)
158編受賞千田理緒[8]誤認五色五色の殺人者2020年10月
優秀賞弥生小夜子風よ僕らの前髪を2021年5月2024年5月
候補黒澤主計ビター・スウィート・リリパット
本能寺かぼちゃ今から密室殺人が5つ起きる。しかも著作累計5000万部のミステリー作家が建てた、この雪に閉ざされた館でだ
松城明殺人機械が多すぎる
岡本好貴名探偵の軌跡

第31回 -

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回 (年度)応募総数著者応募時タイトル刊行時タイトル初刊文庫化等
第31回
(2021年度)
172編受賞作なし[9]
候補雪裏ミセス・マクベスは手を〇〇ない
福田俊紀チョコレートフルネス
伊佐木翌二郎過去を射抜く矢
岡本好貴忍者はロンドンを駆ける
第32回
(2022年度)
177編受賞作なし[10]
優秀賞真紀涼介想いを花に託して勿忘草をさがして2023年3月2026年3月
候補小西マサテル楓と祖父と虎の謎(リドル)名探偵のままでいて2023年1月[注 30]2024年4月[注 25]
匿名希望野に放つ
香山マヤカ英雄の墓
岡本好貴プランテーションの密室
佳川志乃かがみつき
第33回
(2023年度)
186編受賞岡本好貴北海は死に満ちて[11]帆船軍艦の殺人2023年10月
優秀賞小松立人そして誰もいなくなるのか2024年9月2026年3月
候補矢先紺IN NOMINE
河原采追杉一途と四つの失恋
三日市零シュープリーム・カクテル
第34回
(2024年度)
216編受賞山口未桜禁忌の子[12]2024年10月
候補佐渡翔阿弥陀堂の殺人
夜来風音琥珀色の告白
綺馬優月深刻な幽霊不足
第35回
(2025年度)
211編 受賞作なし[13]
候補 佐々奈オルトスねらわれたホールケーキ
夜来風音彼女が地獄にゆくのなら
江戸川雷兎灰は灰色
田島巧仁ワトソンの憂鬱
第36回
(2026年度)
209編受賞悠木允さまよえる永遠[14]
候補卯上笹生トマト殺しのカンナビス
江戸川雷兎限りなく探偵に近い探偵
江川清舟異界館の殺人

脚注

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注釈

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  1. 立風ノベルス
  2. 1 2 講談社文庫
  3. 「小久保英治」より改名
  4. 角川書店
  5. 1 2 角川文庫
  6. 1 2 3 光文社文庫
  7. 「那伽井聖」より改名
  8. 「有正眞一郎」より改名
  9. 「柳竜一」より改名
  10. 1 2 3 幻冬舎文庫
  11. 『双蝶闇草子』と合本。
  12. 「舞子悦司」より改名
  13. 1 2 3 新風舎
  14. 1 2 3 4 原書房
  15. 「児玉健二」より改名
  16. 「阿部勝則」より改名
  17. 「九条菖蒲」より改名
  18. 「富井多恵夫」より改名
  19. 「篠宮祐介」より改名
  20. 「九条菖蒲」より改名
  21. 「松下麻利緒」より改名
  22. 「結城未里」より改名
  23. 1 2 幻冬舎
  24. 「月原少年」より改名
  25. 1 2 宝島社文庫
  26. 「左義長」より改名
  27. 天堂薫より改名
  28. 1 2 講談社
  29. 1 2 講談社タイガ
  30. 宝島社

出典

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  1. 鮎川哲也賞 応募要項参照
  2. 鮎川哲也賞 歴代受賞作”. 2021年4月5日閲覧。
  3. 東京創元社、第26回鮎川哲也賞を決定”. 新文化通信社 (2016年4月7日). 2017年12月16日閲覧。
  4. 第27回鮎川哲也賞が決定いたしました”. 東京創元社 (2017年4月5日). 2017年12月16日閲覧。
  5. 東京創元社、第27回鮎川哲也賞を決定”. 新文化通信社 (2017年4月14日). 2017年12月16日閲覧。
  6. 第28回鮎川哲也賞が決定いたしました”. 東京創元社 (2018年4月5日). 2018年4月17日閲覧。
  7. 第29回鮎川哲也賞が決定いたしました”. 東京創元社 (2018年4月5日). 2019年4月5日閲覧。
  8. 第30回鮎川哲也賞が決定いたしました”. 東京創元社 (2020年4月1日). 2020年4月20日閲覧。
  9. 第31回鮎川哲也賞が決定いたしました”. 東京創元社 (2021年4月1日). 2021年4月5日閲覧。
  10. 第32回鮎川哲也賞の最終選考会がおこなわれました”. 東京創元社 (2021年4月1日). 2021年4月23日閲覧。
  11. 第33回鮎川哲也賞の最終選考会がおこなわれました”. 東京創元社 (2023年4月4日). 2023年4月4日閲覧。
  12. 第34回鮎川哲也賞が決定いたしました”. 東京創元社 (2024年4月5日). 2024年4月5日閲覧。
  13. 第35回鮎川哲也賞の最終選考会がおこなわれました”. 2025年4月9日閲覧。
  14. 第36回鮎川哲也賞が決定いたしました”. 東京創元社 (2026年4月2日). 2026年4月2日閲覧。

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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