江戸川乱歩賞

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江戸川乱歩賞
受賞対象 広い意味の長編推理小説
主催 江戸川乱歩賞選考委員会(第1回-第6回)
日本探偵作家クラブ(第7回-第8回)
日本推理作家協会(第9回-現在)
日本の旗 日本
授賞式会場 帝国ホテル
報酬 正賞:江戸川乱歩像
賞金:1000万円
初回 1955年
最新回 第61回(2015年)
最新受賞者 呉勝浩『道徳の時間』
公式サイト shousetsu-gendai.kodansha.co.jp/special/edogawa.html
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江戸川乱歩賞(えどがわらんぽしょう、通称:乱歩賞英称Edogawa Ranpo Award)は、1954年江戸川乱歩の寄付を基金として、日本推理作家協会(旧:日本探偵作家クラブ)により、探偵小説を奨励するために制定された文学賞

概要[編集]

第3回以降は、長編小説を公募し、優秀作品に与えられることになった。現在では推理作家への登竜門として知られている。

正賞として江戸川乱歩像が、副賞として1000万円が贈呈される。また、受賞作は講談社から出版される。1992年の第38回からはフジテレビが後援に加わり、受賞作が同局にて単発ドラマ化、あるいは、映画化されるようになった。

正賞として与えられる像は、第48回までは「シャーロック・ホームズ像」であったが、第49回からは「江戸川乱歩像」に変更された。

受賞作は講談社文庫に収録されるが、近年では絶版入手不能となるものも増えてきたため、1989年9月より講談社文庫から江戸川乱歩賞全集が刊行され、受賞作および全選評を収録することとなった。2006年9月現在18巻までが刊行されている。しかし刊行当初には全受賞作を収録する予定であったが、一部受賞作については著者の了解が得られなかったとして収録されていないものもある。

2004年4月には、乱歩賞作家が執筆した中篇を集めた単行本『乱歩賞作家 赤の謎』が刊行された。その後1か月ごとに『白の謎』、『黒の謎』、『青の謎』の計4冊が刊行された。

受賞者は第2作発表の場も含め、講談社の強いバックアップによって育成されていくという慣行がある。そのため、新人賞としてものちのち活躍していく作家の率が非常に高い。岡嶋二人は受賞後、編集者に「直木賞を受けて消えた作家はいても、乱歩賞を受けて消えた作家はいない」(消えた、の定義にもよるが、実際はゼロではない)と言われたという。

受賞作一覧[編集]

第1回から第10回[編集]

回(年) 応募数 受賞作 受賞者 初刊
第1回(1955年 - 受賞 探偵小説辞典 中島河太郎
第2回(1956年 - 受賞 ポケット・ミステリ」の出版 早川書房
第3回(1957年 不明 受賞 猫は知っていた 仁木悦子 1957年12月(大日本雄弁会講談社)
最終候補 背徳の街 飛鳥高 【改題】『疑惑の夜』1958年10月(講談社)
お天狗様の歌 土屋隆夫 【改題】『天狗の面』1958年(浪速書房)
第4回(1958年 不明 受賞 濡れた心 多岐川恭 1958年11月(講談社)
最終候補 哀傷日記 志保田泰子
黒百合はなぜ咲いた 朝吹賢司
天に代りて不義を討つ 佐世保太郎
第5回(1959年 不明 受賞 危険な関係 新章文子 1959年10月(講談社)
最終候補 招かざる客 笹沢佐保 【改題】『招かれざる客』1960年3月(講談社)
罠をさがせ 松尾糸子
当選させたのは誰だ 大雅寛生
第6回(1960年 不明 受賞作なし
最終候補 すれ違った死 五十嵐静子
北大東島 宇治千介
醜聞 黒川俊介
白い廃園 膳哲之助
ハイムダールの誘惑 藤井礼子
第7回(1961年 86編 受賞 枯草の根 陳舜臣 1961年10月(講談社)
最終候補 紙の墓碑 垂水堅二郎 1962年10月(浪速書房)
紙の爪痕 花屋治 1962年(光風社)
土のハンター 松尾糸子
重い影 谷達郎
第8回(1962年 不明 受賞 大いなる幻影 戸川昌子 1962年9月(講談社)
華やかな死体 佐賀潜 1962年(講談社)
最終候補 山の唄 内田正
道楽のすすめ 谷達郎
陽気な容疑者たち 天藤真 1963年4月(東都書房)
虚無への供物 塔晶夫 1964年2月(講談社)
第9回(1963年 188編 受賞 孤独のアスファルト 藤村正太 【改題】『孤独なアスファルト』1963年8月(講談社)
最終候補 愛と血の復活 斎藤栄
妻よねむれ 朝倉三郎
第10回(1964年 158編 受賞 蟻の木の下で 西東登 1964年8月(講談社)
最終候補 茶木良介の即興的な犯罪 加津珊
未亡人の見積書 伏見丘太郎
夜の審判 雄谷鶏一

第11回から第20回[編集]

回(年) 応募数 受賞作 受賞者 初刊
第11回(1965年 174編 受賞 事件の核心 西村京太郎 【改題】『天使の傷痕』1965年8月(講談社)
最終候補 愛と血の港 斎藤栄 1968年5月(三一書房)
東海岸への道 瀬戸彦三
第12回(1966年 118編 受賞 王将に児あり 斎藤栄 【改題】『殺人の棋譜』1966年8月(講談社)
最終候補 不毛の愛 内川正
四つのギター 大谷一夫
雪の扇 松尾糸子
接点 石沢英太郎
第13回(1967年 136編 受賞 伯林-一八八八年 海渡英祐 1967年8月(講談社)
最終候補 失われた街 草野唯雄
野望の接点 黒木曜之助 1967年(三一書房)
美談の報酬 大谷羊太郎 1972年(青樹社)
第14回(1968年 不明 受賞作なし
最終候補 日本女性史 志保田泰子
奴隷船 川奈完
転石止まるを知らず 草野唯雄 【改題】『抹殺の意志』1969年(三一書房)
火山脈 緒方晶彦
有罪と無罪の間 和久一
第15回(1969年 110編 受賞 高層の死角 森村誠一 1969年8月(講談社)
最終候補 鮮血のパプテスマ 永井ばく
虚妄の残影 大谷羊太郎 1972年5月(毎日新聞社)
明かりのない部屋 愛里収
天使が消えてゆく 夏樹静子 【改題】『天使が消えていく』1970年2月(講談社)
第16回(1970年 82編 受賞 殺意の演奏 大谷羊太郎 1970年8月(講談社)
最終候補 ベネトナーシュの矢 幾瀬勝彬 【改題】『死を呼ぶクイズ』1971年3月(春陽堂書店)
赫の盲点 里生香志
私の虚像 愛里收
京城の死 山村美紗 【改題】『愛の海峡殺人事件』1984年9月(光文社)
第17回(1971年 112編 受賞作なし
最終候補 フィルムの葬列 小林久三
テロリストへの挽歌 福田洋志
藤大夫谷の毒 藤本泉 【改題】『地図にない谷』1974年(産報)
幻の罠 金井貴一
そして死が訪れる 中町信 【改題】『新人賞殺人事件』1973年(双葉社)
第18回(1972年 136編 受賞 華麗なる影 和久一 【改題】『仮面法廷』1972年8月(講談社)
最終候補 ジャン・シーズの冒険 皆川博子
怒りの道 井口泰子 1973年(春陽堂書店)
空白の近景 中町信 【改題】『殺された女』1974年(弘済出版社)
死の立体交差 山村美紗 【改題】『黒の環状線』1976年(徳間書店)
第19回(1973年 124編 受賞 アルキメデスは手を汚さない 小峰元 1973年8月(講談社)
最終候補 『禿鷹城(ガイエルスブルク)』の惨劇 高柳芳夫 1974年1月(講談社)
いきものの挽歌 金井貴一
蒼白の盛装 笠原卓 【改題】『ゼロのある死角』1973年11月(産報)
ゆらぐ海溝 山村美紗 【改題】『マラッカの海に消えた』1974年1月(講談社)
第20回(1974年 110編 受賞 暗黒告知 小林久三 1974年9月(講談社)
最終候補 金右衛門の死 嵯峨崎遊
悪夢の中のあなた 木村嘉孝
豚走また豚走 古賀敦

第21回から第30回[編集]

回(年) 応募数 受賞作 受賞者 初刊
第21回(1975年 138編 受賞 蝶たちは今… 日下圭介 1975年8月(講談社)
最終候補 仕手株殺人事件 多賀親
倒錯の報復 井沢元彦
虹の叛旗 福田洋志
蒔く如く穫りとらん 余志宏 1977年3月(講談社)
第22回(1976年 162編 受賞 五十万年の死角 伴野朗 1976年9月(講談社)
最終候補 ライン河の舞姫 高柳芳夫 1977年3月(講談社)
殉死の設計 嵯峨崎遊
魔性の石 川奈寛
虎の目は青かった 余志宏
第23回(1977年 168編 受賞 時をきざむ潮 藤本泉 1977年9月(講談社)
透明な季節 梶龍雄 1977年9月(講談社)
最終候補 推理小説・国定忠治 嵯峨崎遊
幽霊要塞 玉塚久純 【改題】『まんだら殺人事件』1979年9月(梓書院)
タジ・マハールの再会 水島圭三郎
第24回(1978年 196編 受賞 ぼくらの時代 栗本薫 1978年9月(講談社)
最終候補 盲執の人 二瓶寛
狙撃 福田洋 【改題】『凶弾 瀬戸内シージャック』1979年2月(講談社)
タリア 樽谷新 【改題】『アムステルダム猟奇殺人事件』1995年7月(講談社)
バイキング号の遺産 帰山六郎
第25回(1979年 216編 受賞 プラハからの道化たち 高柳芳夫 1979年9月(講談社)
最終候補 波切の怪 久司十三 【改題】『狼火の岬』1980年10月(講談社)
ショケラ 宮田亜佐
六方晶系の女 霜月信二郎
教習所殺人事件 中町信 【改題】『自動車教習所殺人事件』1980年2月(徳間書店)
第26回(1980年 198編 受賞 猿丸幻視行 井沢元彦 1980年9月(講談社)
最終候補 占星術のマジック 島田荘司 【改題】『占星術殺人事件』1981年12月(講談社)
北溟の鷹 関口甫四郎 1991年3月(青樹社)
M8以前 長井彬 【改題】『連続殺人マグニチュード8』1983年1月(講談社)
第27回(1981年 142編 受賞 原子炉の蟹 長井彬 1981年9月(講談社)
最終候補 あした天気にしておくれ 岡嶋二人 1983年10月(講談社)
未来の詩人たちのメッセージ 高橋孝夫
ショパンの告発 林芳輝 1982年11月(テクノス)
第28回(1982年 230編 受賞 焦茶色のパステル 岡嶋二人 1982年9月(講談社)
黄金流砂 中津文彦 1982年9月(講談社)
最終候補 長い愛の手紙 須郷英三
ローウェル城の密室 高沢則子 1995年9月(出版芸術社)
ミスターXを捜しましょう 雪吹学
ハーメルンの笛を聴け 深谷忠記 1989年5月(中央公論社)
第29回(1983年 262編 受賞 蝋画の獅子 霧神顕 【改題】『写楽殺人事件』1983年9月(講談社)
最終候補 トワイライト 取井科南子 1985年10月(講談社)
港名(ポート)コード・531 大須賀祥浩
星狩人(コメットハンター) 矢島誠
雪のとばり 有馬秀治
第30回(1984年 280編 受賞 天女の末裔 殺人村落調査報告書 鳥井加南子 【改題】『天女の末裔』1984年9月(講談社)
最終候補 黄金艦隊の海 the Caribbean Sea 大須賀祥浩 1985年11月・講談社
魔球 東野圭吾 1988年7月(講談社)
G線上の悪魔 邦城紀男

第31回から第40回[編集]

回(年) 応募数 受賞作 受賞者 初刊
第31回(1985年 272編 受賞 放課後 東野圭吾 1985年9月(講談社)
モーツァルトは子守唄を歌わない 森雅裕 1985年9月(講談社)
最終候補 風燈 玉塚久純
極秘新薬殺人事件 池上敏也
阿片戦争殺人事件 大須賀祥浩
第32回(1986年 320編 受賞 花園の迷宮 山崎洋子 1986年9月(講談社)
最終候補 軍艦旗北へ 玉塚久純
鳩は死んだ 池上敏也
大河の殺意 高橋幸春
ブラック・バード 石井敏弘
第33回(1987年 349編 受賞 ターン・ロード 石井敏弘 【改題】『風のターン・ロード』1987年9月(講談社)
最終候補 土喰霊(つちくれ) 三谷海幸
再生バレンブルク 樽谷新
上海カタストロフ 桂浩薫 1996年7月(講談社)
象が食った完全犯罪 余志宏
第34回(1988年 369編 受賞 白色の残像 坂本光一 1988年9月(講談社)
最終候補 倒錯のロンド 折原一 1989年7月(講談社)
衛星作戦の女 池上敏也
鬼火列車 吉岡道夫
第35回(1989年 287編 受賞 浅草エノケン一座の嵐 長坂秀佳 1989年9月(講談社)
最終候補 クレムリンの道化師 阿部陽一
メービウスの魔魚 吉岡道夫 【改題】『メビウスの魔魚』1990年2月(講談社)
泣き顔のクピド 花木深 【改題】『天使の墓』1997年3月(文藝春秋)
第36回(1990年 289編 受賞 剣の道殺人事件 鳥羽亮 1990年9月(講談社)
フェニックスの弔鐘 阿部陽一 1990年9月(講談社)
最終候補 ツール・ド・みちのくが狙われる 広瀬光朗
200メガバイトを追え! 梅原克哉
代償 真保裕一
第37回(1991年 261編 受賞 ナイト・ダンサー 鳴海章 1991年9月(講談社)
連鎖 真保裕一 1991年9月(講談社)
最終候補 地獄のウェーブ 竹本みやこ
ロボットは、ためらいなく殺す 梅原克哉
かぐや姫殺人事件 瑞木晶子
第38回(1992年 279編 受賞 長い廊下 川田弥一郎 【改題】『白く長い廊下』1992年9月(講談社)
最終候補 ヘルン先生行状記 千葉良
村正殺人事件 松本豊 1993年1月(光文社)
夏の果て 若竹七海 【改題】『閉ざされた夏』1993年1月(講談社)
至福のとき 森健次郎
第39回(1993年 286編 受賞 顔に降りかかる雨 桐野夏生 1993年9月(講談社)
最終候補 リセット 桃河和行
零れる闇 有明游
河童が人を殺した話 村井貞之
夜間検証 森健次郎 1996年5月(角川書店)
慟哭の錨 関門海峡シージャック事件 阿部智 【改題】『海峡に死す』1994年6月(講談社)
第40回(1994年 296編 受賞 検察官の証言 中嶋博行 【改題】『検察捜査』1994年9月(講談社)
最終候補 AV-BLUES 霧島皐
神々の砂漠 園田幸夫
白き煉獄 平尾彰(三宅彰
川沿いの町 釣巻礼公 【改題】『暴走』1997年4月(光文社)

第41回から第50回[編集]

回(年) 応募数 受賞作 受賞者 初刊
第41回(1995年 291編 受賞 テロリストのパラソル 藤原伊織 1995年9月(講談社)
最終候補 ヒポクラテスの柩 ヘンリー川邊 2004年6月(新風舎)
あなたに夢印 小林仁美
北緯35度の灼熱 野沢尚
流石 渡辺牡丹 【改題】『流さるる石のごとく』1999年10月(集英社)
第42回(1996年 293編 受賞 左手に告げるなかれ 渡辺容子 1996年9月(講談社)
最終候補 閻魔のいるミートパイ 桃河和行
魔笛 野沢尚 2002年9月(講談社)
サンキュウ・デール 山瀬球平
ペトロバグ 高嶋哲夫 【改題】『ペトロバクテリアを追え!』2001年5月(宝島社)
第43回(1997年 308編 受賞 破線のマリス 野沢尚 1997年9月(講談社)
最終候補 神が殺す 青井祐
川の深さは 福井晴敏 2000年8月(講談社)
トルーマン・レター 高嶋哲夫 2001年5月(集英社)
榧と柘植の迷宮 釣巻礼公 【改題】『柘植の迷宮』1999年2月(出版芸術社)
第44回(1998年 299編 受賞 果つる底なき 池井戸潤 1998年9月(講談社)
12〈twelve Y.O〉 福井晴敏 【改題】『Twelve Y. O.』1998年9月(講談社)
最終候補 ビッグタウン 賀芳文吾
カマクラ動乱 犬神鳴海
天馬誕生 中野順市
第45回(1999年 289編 受賞 マルクスの恋人 新野剛志 【改題】『八月のマルクス』1999年9月(講談社)
最終候補 そして、僕はいなくなった。 木村千歌
うじ虫の災厄 首藤瓜於
落日の使徒 奈津慎吾
ダブル・トラブル 堂場瞬一
第46回(2000年 364編 受賞 脳男 首藤瓜於 2000年9月(講談社)
最終候補 escape エスケープ 大司海
フェンス 松浦茂史
カーティス・クリークの畔で 三浦明博
鋼の使命 宮崎連
第47回(2001年 325編 受賞 13階段 高野和明 2001年8月(講談社)
最終候補 きみは嘘を詠う 新井吾土
グッバイ、ジャズ・ライン 廣島節也 2004年5月(スフィンクス・ハウス)
接続 匠勇人
機械室 白石泉
第48回(2002年 330編 受賞 亡兆のモノクローム 三浦明博 【改題】『滅びのモノクローム』2002年8月(講談社)
最終候補 永見功平
Lost Moment 佐藤仁
ボッサ・ファミリア 廣島節也 2004年5月(スフィンクス・ハウス)
未還 萩原昇
第49回(2003年 356編 受賞 マッチメイク 不知火京介 2003年8月(講談社)
翳りゆく夏 赤井三尋 2003年8月(講談社)
最終候補 Shift 佐藤仁
犯意 櫻木そら
パドックにて 税所隆介
第50回(2004年 308編 受賞 カタコンベ 神山裕右 2004年8月(講談社)
最終候補 ばら撒け! 藤井貴裕
裏金街 大久保権八 2009年4月(中央公論新社)
ゴドルフィンの末裔 永橋流介 2009年6月(幻冬舎ルネッサンス)
孤独な巡礼者 井川衆行

第51回から第60回[編集]

回(年) 応募数 受賞作 受賞者 初刊
第51回(2005年 334編 受賞 天使のナイフ 薬丸岳 2005年8月(講談社)
最終候補 通過人の31 早瀬乱
ダンスフロア 柳瀬勇介
領事代理の密使 光月涼那
かしわでヘイルメリー 須藤靖貴
第52回(2006年 323編 受賞 東京ダモイ 鏑木蓮 2006年8月(講談社)
三年坂 火の夢 早瀬乱 2006年8月(講談社)
最終候補 オクタゴンの密室 井川衆行
メッセージ 松浦茂史
ライダーズ・ハイ 横関大
第53回(2007年 343編 受賞 沈底魚 曽根圭介 2007年8月(講談社)
最終候補 聖クレーマーの憂鬱 横席大
暗き情熱のアレーナ 下村淳史
ロスト・ソルジャー 松浦茂史
ゼロ・ゼロ 及川孝男
第54回(2008年 331編 受賞 誘拐児 翔田寛 2008年8月(講談社)
猛き咆哮の果て 末浦広海 【改題】『訣別の森』2008年8月(講談社)
最終候補 止まり木 新城利之
ハーネス 横関大
贖罪に鳴る鐘――サグラダ・ファミリア 下村敦史
第55回(2009年 398編 受賞 三十九条の過失 遠藤武文 【改題】『プリズン・トリック』2009年8月(講談社)
最終候補 七年誘拐 伊兼源太郎
謀略の翼 長瀬遼
オルドリンの無念 直原冬明
二度目の満月 伊予原新
第56回(2010年 387編 受賞 再会 横関大 2010年8月(講談社)
最終候補 ヘブン・ノウズ 川瀬七緒
ベタ記事 伊兼源太郎
警察と戦うという選択 藤井貴裕
ルカの方舟 伊予原新 2013年6月(講談社)
第57回(2011年 324編 受賞 よろずのことに気をつけよ 川瀬七緒 2011年8月(講談社)
クライミング ハイ 玖村まゆみ 【改題】『完盗オンサイト』2011年8月(講談社)
最終候補 卒業試合 伊兼源太郎
牙を剥く大地 下村敦史
放獣区 森岡英貴
第58回(2012年 367編 受賞 カラマーゾフの兄妹 高野史緒 【改題】『カラマーゾフの妹』2012年8月(講談社)
最終候補 宙返りの途中 香川伸夫
希望の地は、はるか遠く 下村敦史
焼け跡のジハード 長瀬遼
南の島の鋼鉄平原(スチールブレイン) 一ツ木佑輔
第59回(2013年 397編 受賞 ブージャム狩り 竹吉優輔 【改題】『襲名犯』2013年8月(講談社)
最終候補 運命の箱舟 長瀬遼
人外領域 高原英理
家鴨たちの運動会 香川伸夫
番外、ヨーソロー 牧本圭太
第60回(2014年 349編 受賞 無縁の常闇に嘘は香る 下村敦史 【改題】『闇に香る嘘』2014年8月(講談社)
最終候補 極星クラブ 檎克比朗
ダンテの教え 新木利之
国会の迷宮 木山穣二
変節の森 牧本圭太

第61回以降[編集]

回(年) 応募数 受賞作 受賞者 初刊
第61回(2015年 316編 受賞 道徳の時間 呉勝浩 2015年8月(講談社)
最終候補 強き者よ、汝の名は女なり 春畑行成
反魂 和久井清水
セイレーンの慟哭 一ツ木佑輔
白碑 拓見享

選考委員[編集]

主な落選作一覧[編集]

過去、落選した作者がその後活躍する例があるのが乱歩賞の特色のひとつである。また、後に受賞作よりも高く評価された作品もある。しかしながら公刊されている落選作はほとんど加筆や修正があると明記されており、選考に問題があったか否かは測りがたい。そのうちの主なものについて以下に記す。()内は現行の名義及び題名。

受賞者によるアンソロジー[編集]

関連項目[編集]

  • 推理小説の賞
  • メフィスト賞 - 講談社の文芸雑誌『メフィスト』から生まれた公募新人賞。ジャンルを限定していないが受賞作はミステリが多く、正賞は「シャーロック・ホームズ像」。
  • エドガー・アラン・ポー賞 - 通称「エドガー賞」。アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞の1つ。長編賞、短編賞などがあり、既発表の優秀作品に対して与えられる。
日本の推理作家の名を冠した賞

外部リンク[編集]