高速長田駅

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高速長田駅
南出入口
こうそくながた
Kosoku-Nagata
(長田神社前)
HS 37 大開 (1.0 km)
(0.9 km) 西代 HS 39
地図上は長田駅
所在地 神戸市長田区北町一丁目2番地先[1]
北緯34度40分2.11秒 東経135度9分5.58秒 / 北緯34.6672528度 東経135.1515500度 / 34.6672528; 135.1515500 (高速長田駅)座標: 北緯34度40分2.11秒 東経135度9分5.58秒 / 北緯34.6672528度 東経135.1515500度 / 34.6672528; 135.1515500 (高速長田駅)
駅番号 HS38
所属事業者 阪神電気鉄道
神戸高速鉄道
所属路線 神戸高速線
キロ程 0.9 km(西代起点*)
大阪梅田から36.2 km
駅構造 地下駅[1]
ホーム 2面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
9,973人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1968年昭和43年)4月7日[1]
乗換 長田駅地下鉄西神・山手線
備考 * 起点→終点の方向が上りとなる
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配線図

西代駅

2 1


STRg STRf
PSTR(R) PSTR(L)
PSTR(R) PSTR(L)
STRg STRf

大開駅

高速長田駅(こうそくながたえき)は、兵庫県神戸市長田区北町一丁目にある、阪神電気鉄道(阪神)神戸高速線[1]。駅番号はHS 38

概要[編集]

当駅前後の区間は、神戸高速鉄道第三種鉄道事業者の「東西線」として施設を保有しており、阪神電気鉄道が第二種鉄道事業者として営業を行っている。2010年の駅案内板等のリニューアル以後、駅出入口の案内板等では神戸高速鉄道の文字は一切なく、「阪神 神戸高速線 (HANSHIN KOBEKOSOKU LINE) 」と表記されている[1]。同時にリニューアル前のホーム駅名標に記載されていた長田神社前という副駅名は表示を取りやめ、駅入り口の標記や駅到着時のアナウンスのみとしている。

接続路線[編集]

当駅は下記の路線との乗り換えが可能となっている。なお、神戸電鉄長田駅も長田区にあるが、当駅より大きく離れた位置にあるためこの路線へ乗り換えることはできない。

歴史[編集]

駅名標(駅ナンバリング導入以降)
駅名標(2010年9月まで)

駅構造[編集]

ホーム

相対式ホーム2面2線を有する地下駅である[1]改札口コンコースは地下1階、ホームは地下2階にある[1]。改札口は東コンコースと西コンコースの計2か所[1]。なお、神戸市営地下鉄長田駅とは西コンコースから続く改札外の地下連絡通路でつながっているが、双方の改札口まで200 m程あり、地下鉄への乗り換えは山陽電気鉄道区間に入った板宿駅の方が容易である。ただし、高速神戸駅方面と地下鉄名谷駅方面の場合は当駅で乗り換えた方が運賃は割安である。

上記の通り、1968年4月6日までは位置的に当駅に相当する長田駅と板宿駅~姫路駅の各駅間は山陽の運賃のみで利用出来たが、神戸高速鉄道開業後は西代駅を境に会社間を跨ぐ形となった為、現在の運賃は山陽の運賃+神戸高速の初乗り運賃と割高である。

国土交通省の計画のもと、2006年末から、エレベーターオストメイト対応多機能トイレを設置するバリアフリー化工事が開始され、2009年6月1日に上記を備えた東コンコース、東出口が完成し使用を開始した。当駅は、従来プラットホームからの避難経路が1か所しかなく防災上問題のある地下駅だったことから、既存のコンコース(現・西コンコース)のやや東よりに東コンコースを新設することで、バリアフリー化と出火対策を解決することとなった[1]。なお、この工事は阪神・淡路大震災で陥没した大開駅の復旧工事を除けば、神戸高速線内ではじめての大規模な改良工事となった。

同時に、従来対応していなかった阪神なんば線九条 - 大阪難波間の連絡乗車券が東コンコースのタッチパネル式自動券売機で発券できるようになり、後に西コンコースでもタッチパネル式自動券売機に置き換えられたため大阪難波駅までの乗車券が購入できるようになった。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
1 神戸高速線 上り 三宮尼崎大阪(梅田)難波奈良宝塚京都方面[注釈 3]
神戸電鉄線新開地のりかえ)
2 下り 明石姫路方面

※のりば番号は構内に設置された駅構内図や、スマートフォン向けアプリ「阪神アプリ」の行先表示機能で記載されているのみである。

利用状況[編集]

近年の1日平均乗車人員は下表のとおりである。

年度別1日平均乗車人員[6]
年度 1日平均
乗車人員
2007年(平成19年) 8,309
2008年(平成20年) 8,740
2009年(平成21年) 8,882
2010年(平成22年) 7,986
2011年(平成23年) 8,945
2012年(平成24年) 9,099
2013年(平成25年) 9,748
2014年(平成26年) 9,534
2015年(平成27年) 8,710
2016年(平成28年) 9,356
2017年(平成29年) 9,655
2018年(平成30年) 9,816
2019年(令和元年) 9,973
2020年(令和02年) 7,614
2021年(令和03年) 8,523
2022年(令和04年) 9,219

駅周辺[編集]

  • 長田神社
  • 高速長田ステーションビル - 駅の東改札口へのエレベーターが設置されている。
  • 山陽長田ビル - 駅の西改札口へのエレベーターが設置されている。エレベーターは1FとBFのみで2F以上は入居が無いため通過。現在はコメダ珈琲しか入居していない。
公的施設など
学校
医療機関
  • 西市民病院
  • 兵庫病院
  • 公文病院
  • 神戸大山病院
    (旧:佑康病院→神戸ゆうこう病院)
  • 吉田病院
商業施設
金融機関
その他

バス路線[編集]

神戸市バス 地下鉄長田駅前停留所

  • 3 名倉町・夢野回り吉田町方面
  • 3 和田岬回り吉田町方面
  • 4 大日丘住宅前
  • 4 兵庫駅前経由神戸駅前
  • 6 重池町・房王寺町経由夢野方面
  • 6 兵庫駅前経由松原通5丁目
  • 9 大学病院経由神戸駅前
  • 9 吉田町
  • 13 板宿経由新長田駅#バス路線
  • 13 兵庫駅前
  • 17 新長田駅・駒ヶ林町経由二葉町
  • 17 しあわせの村
  • 95 西代・新長田駅経由神戸駅前
  • 96 兵庫駅前・七宮町経由神戸駅前
  • 96 東尻池2丁目経由新長田駅

特記事項[編集]

隣の駅[編集]

阪神電気鉄道
神戸高速線
直通特急(種別幕が赤)
新開地駅 (HS 36) - 高速長田駅 (HS 38) - 板宿駅 (SY 02)
直通特急(種別幕が黄神戸三宮駅 - 板宿駅間の各駅に停車))・特急・S特急・普通
大開駅 (HS 37) - 高速長田駅 (HS 38) - 西代駅 (HS 39)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 当駅の線路間の柱41本のうち16本が破損した[2]
  2. ^ 破損した柱を補修して鋼板を巻き、特に破損の激しい5本の柱間に補強用の柱を増設した。
  3. ^ 難波・奈良方面は尼崎駅で乗り換え。宝塚・京都方面は新開地駅または高速神戸駅で阪急の列車に乗り換えて、さらに1回以上の乗換を要する。
  4. ^ 会社合併により、2024年3月1日よりフジの運営。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『兵庫の鉄道全駅 私鉄・公営鉄道』神戸新聞総合出版センター、2012年12月10日、203頁。ISBN 9784343006745全国書誌番号:22185464 
  2. ^ a b c 「阪神大震災 被災と復旧の記録(5)神戸高速鉄道」『鉄道ファン』第36巻第12号、交友社、1996年12月、71-75頁。 
  3. ^ 2010年10月1日(金)、神戸高速線が新たに生まれ変わります!新体制による運営開始にあわせて、お得な乗車券を発売し、制服・駅名看板をリニューアルします。』(PDF)(プレスリリース)阪神電気鉄道、阪急電鉄、2010年9月13日http://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20100913.pdf 
  4. ^ 神戸高速線における鉄道事業許可変更日の決定について』(PDF)(プレスリリース)阪急電鉄、山陽電気鉄道、神戸高速鉄道、阪神電気鉄道、神戸電鉄、2010年7月16日https://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20100716.pdf 
  5. ^ 阪神「三宮」を「神戸三宮」に駅名変更、駅ナンバリングを導入し、すべてのお客さまに分かりやすい駅を目指します』(PDF)(プレスリリース)阪神電気鉄道、2013年4月30日http://holdings.hankyu-hanshin.co.jp/ir/data/SR201304304N1.pdf 
  6. ^ 神戸市統計書”. 神戸市. 2021年4月21日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]