金田久美子

半保護されたページ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

TransparentPlaceholder.svg 金田 久美子 Golf pictogram.svg
Kumiko KANEDA
基本情報
名前 金田 久美子
生年月日 (1989-08-14) 1989年8月14日(33歳)
身長 166 cm (5 ft 5 in)
体重 51 kg (112 lb)
出身地 愛知県名古屋市[1]
経歴
プロ転向 2008年12月
成績
優勝回数 日本女子:2回
初優勝 フジサンケイレディスクラシック(2011年)
世界ランク最高位 44位(2011年10月17日)
賞金ランク最高位 日本女子:19位(2011年)
2012年5月29日現在
テンプレートを表示

金田 久美子(かねだ くみこ、1989年8月14日 - )は、愛知県名古屋市出身[2]の女子プロゴルファースタンレー電気所属。クラーク記念国際高等学校卒業[3]石井忍に師事。得意クラブはウェッジパター。ニックネームで「キンクミ」と呼ばれる[4][5]。血液型A型[3]

略歴

3歳でゴルフを始める。8歳の時には「世界ジュニア選手権」(10歳以下の部)を制し、タイガー・ウッズに並ぶ記録を作った。

2003年-2004年日韓対抗中学・高校生ゴルフ選手権中学女子の部を2連覇。その後も「日本ジュニア」、「世界ジュニア」、「中部女子アマチュア」などの数々のアマチュアの大会で優勝。

アマチュア時代に出場した日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)ツアーのトーナメントでは2002年リゾートトラストレディスで最年少予選通過記録(12歳9ヶ月)を作った[6]2004年ゴルフ5レディスで3位タイ、2006年ニチレイPGMレディスで4位タイ、2007年ベルーナレディースで4位タイに入った。

2008年度はプロテストで1打足りず不合格。年末に行われたクオリファイングトーナメントでトップ通過を果たし、ツアーへの参戦資格を得る。

2010年5月22日、第28回中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン2日目、愛知県豊田市の中京ゴルフ倶楽部石野コース12番ホールにて、自身初のホールインワンを達成。

2011年4月24日、第30回フジサンケイレディスクラシック最終日に前日の8位から5打差を逆転してツアー初優勝[7]

2012年以降は勝利から遠ざかったが、安定した戦いで、2014年を除き毎年賞金シードを確保していた。

2022年10月30日埼玉県武蔵丘ゴルフコースで行われた樋口久子レディスゴルフトーナメントにて2日目に5アンダーを叩き出し2位と3打差の首位に躍り出ると最終日には4バーディー、4ボギーの72で回り、通算9アンダー、前週にマスターズGCレディースで優勝を飾り2週連続優勝を狙っていた川﨑春花の追撃を2打差をつけて逃げ切り、2011年のフジサンケイレディス以来のツアー2勝目。実に11年189日ぶりのブランク優勝は中嶋千尋の9年297日[注 1]を更新する最長記録[注 2]となる[8][6][9]

人物

タイガー・ウッズに憧れ、また、「辻村明須香のような強くておしゃれなゴルファーになりたい」と語る。そのため、他の女子プロゴルファーと比較してもきらびやかなメイクを施し、ネイルアートギャルファッションコーディネイトしているため「ギャル + ゴルファー」でもじってギャルファーと自称している[10]。 またへそピアスを開けている。

2020年6月27日に自宅を荒らされて盗難に遇う。2021年11月15日に犯人が捕まる[11]

戦績

ツアー優勝

JLPGAツアー (2)

No. Date Tournament スコア 2位との差 2位(タイ)
1 2011年4月24日 フジサンケイレディスクラシック -5(70-75-66=211) 2打差 大韓民国の旗 李知姫
2 2022年10月30日 樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント -9(68-67-72=207) 2打差 日本の旗 川﨑春花

作品

DVD
  • 金田久美子の魅せるゴルフ
  • 女子プロに学ぶ100を切るGOLF 金田久美子プロ×石井忍コーチのスタイル自分流(秘)スコアメイク

脚注

注釈

  1. ^ 中嶋千尋は1988年のダンロップ・レディースでのプロ初勝利から9年後の1998年の健勝苑レディース・道後で2勝目を挙げるまで9年297日を要した。
  2. ^ ただし、1988年のツアー制度施行前に池渕富子が1985年の富士通レディースから1997年のヤクルトレディースに優勝するまで11年210日を要したのが日本女子プロゴルフ史に残る最長ブランク優勝記録である。

出典

  1. ^ ドアラの頭部に直撃 金田久美子が始球式”. 産経ニュース (2021年6月2日). 2021年6月4日閲覧。
  2. ^ 金田 久美子 プロフィール詳細”. JLPGA. 2020年5月30日閲覧。
  3. ^ a b 金田久美子プロフィール”. ALBA (2020年3月20日). 2020年5月30日閲覧。
  4. ^ キンクミが石川遼に熱視線”. ALBA (2010年9月30日). 2020年5月30日閲覧。
  5. ^ キンクミ、契約フリーになる。「一番飛ばせるものを選びました」というドライバーが、市販品とちょっと違う!?”. みんなのゴルフダイジェスト (2019年3月20日). 2020年5月30日閲覧。
  6. ^ a b "「キンクミ」金田久美子11年189日ぶり優勝 亡きキャディーに捧げるツアー2勝目涙止まらず". ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. 30 October 2022. 2022年10月30日閲覧
  7. ^ “キンクミがプロ初優勝”. 産経ニュース. (2011年4月24日). http://sankei.jp.msn.com/sports/news/110424/glf11042414590001-n1.htm 2011年4月24日閲覧。 
  8. ^ 金田久美子、11年ぶり「最長ブランクV」…「やめようというよりやめたいと」”. 読売新聞オンライン (2022年10月30日). 2022年10月30日閲覧。
  9. ^ "キンクミ偉業達成! 11年ぶり"最長ブランク"V 33歳、優勝パット後に大粒の涙 2位に2差". Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社. 30 October 2022. 2022年10月30日閲覧
  10. ^ “ビジュアル系“ギャルファー”金田久美子 ゴルフ界の個性派No.1”. 産経ニュース. (2009年5月30日). http://sankei.jp.msn.com/sports/news/110424/glf11042415580002-n1.htm 2011年4月24日閲覧。 
  11. ^ プロゴルファー金田久美子自宅が被害 男2人侵入し高級バッグ盗んだ疑い”. 日刊スポーツ (2021年11月15日). 2021年11月15日閲覧。

外部リンク