鈴木徹 (陸上選手)

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鈴木徹
個人情報
生誕 (1980-05-04) 1980年5月4日(37歳)
山梨県
身長 178cm
体重 64kg2017年
ウェブサイト オフィシャルサイト
スポーツ
競技 パラ陸上競技男子
障害 片下腿切断
障害クラス T44
種目 走高跳 T44
4×100mリレー T42-47
成績・タイトル
パラリンピック
決勝
2000年シドニー
2004年アテネ
2008年北京
2012年ロンドン
2016年リオ
走高跳 T44 – 4位
自己ベスト 走高跳:2m02
(2016年、T44、NR

鈴木 徹(すずき とおる、1980年5月4日 - )は、片下腿義足陸上競技選手。山梨県出身、SMBC日興証券所属、 IPC 陸上競技クラス T44 [注 1]身長 178cm体重 64kg[1][2]

日本初の義足の走り高跳び代表選手として、2000年シドニーパラリンピックに出場して以後5大会連続入賞。2017年世界パラ陸上競技選手権大会銅メダルを獲得。クラス T44 (旧 F44 [注 2])のアジア記録、日本記録を樹立、世界で2人目となる2m00を跳んだ。[1][3]

経歴[編集]

山梨市立山梨北中学校→駿台甲府高等学校筑波大学[1]

駿台甲府高校時代、ハンドボールで国体3位という成績を残したが卒業前に自らが起こした自動車事故で右足を失う。リハビリのため訪れた東京身体障害者福祉センターで義肢装具士の臼井二美男と出会い、多摩障害者スポーツセンターのスタッフに誘われたことがきっかけで走高跳を始める。その後順調に記録を伸ばし、初めての公式大会で当時の障害者日本記録を超える1m74を跳ぶ。右足を失ってからわずか1年余りでシドニーパラリンピックへの出場権を手に入れる。シドニーとアテネはともに6位。2006年のジャパンパラリンピックで2m00を跳び、世界で2人しかいない義足で2mを跳べるジャンパーとなる。北京では開・閉会式の選手団旗手を務め、過去2大会の記録を超え5位入賞となった。

2009年5月6日、駿河台大学に新設される男子ハンドボール部の監督に就任[4]

2011年頃より、芸能事務所レプロエンタテインメントとマネジメント契約を結んでいる[5][6]

リオデジャネイロパラリンピックでは1m95で4位入賞に終わった。

自己ベスト[編集]

種目 記録 樹立日 大会名 備考
走高跳 T44 2m02 2016年5月21日 2016 IPC 陸上競技 GP リオ アジア記録 日本記録 [7]
太字は2016年5月23日現在保持する記録

主な成績[編集]

国際大会[編集]

年月 大会 開催地 結果 種目 記録 備考
2000年10月 第11回パラリンピック オーストラリアシドニー 6位 走高跳 1m78
2004年9月 第12回パラリンピック ギリシャアテネ 走高跳 F44/46 1m80
2005年5月 パラリンピック・ワールド・カップ 2005 2位 走高跳 F44 1m98
2006年5月 パラリンピック・ワールド・カップ 2006 2位 走高跳 F44 1m91
2006年9月 2006 IPC 陸上競技世界選手権大会 オランダアッセン 5位 走高跳 F44 1m89 [8]
2位 4×100mR T42-46 47秒04 [8] NR
2008年9月 第13回パラリンピック 中国北京市 5位 走高跳 F44/46 1m93 [9]
4×100mR T42-46 DQ [9]
2010年12月 2010 アジアパラ競技大会 中国広州市 4位 100m T44 12秒48 [10]
3位 4×100mR T42-46 46秒71 [10]
2011年1月 2011 IPC 陸上競技世界選手権大会 ニュージーランドクライストチャーチ 5位 走高跳 F46 1m80 [11]
5位 4×100mR T42-46 47秒40 [11]
2012年8月・9月 第14回パラリンピック イギリスロンドン 4位 走高跳 F46 1m98
4位 4×100mR T42-46 45秒36
2014年10月 2014 アジアパラ競技大会 韓国仁川 1位 4×100mR T42-47 45秒12 GR [12] NR
2015年4月 2015 IPC 陸上競技 GP サンパウロ ブラジルサンパウロ 走高跳 2m00 AR =NR
2016年5月 2016 IPC 陸上競技 GP リオ ブラジル・リオデジャネイロ 1位 走高跳 T44 2m02 AR NR [7]
2016年9月 第15回パラリンピック ブラジル・リオデジャネイロ 4位 走高跳 T44 1m95 [13]
2017年7月 世界パラ陸上競技選手権大会 2017 イギリス・ロンドン 3位 走高跳 T44 2m01 [14][15]
AR エリア(アジア)記録 | GR 大会記録 | NR 日本記録

国内大会[編集]

年月日 大会 開催地 結果 種目 記録 備考
2006年10月1日 2006 ジャパンパラリンピック陸上競技大会 走高跳 F44 2m00 NR
2015年5月31日 第69回山梨県陸上競技選手権大会 走高跳 T44 2m01 NR
NR 日本記録

受賞[編集]

2014年パラリンピックの講演活動を普及活動として評価され、第9回 AS AWARD (アダプテッド・スポーツ・アワード)普及・振興部門を受賞した。[16]

  • 山梨県イメージアップ大賞(2016年)[17]
  • 山梨スポーツ記者会賞(2016年)[18]
  • 山梨陸上競技協会特別優秀選手(2017年)[19]
  • 第41回野口賞体育・スポーツ部門(2017年)[20]

人物[編集]

  • 血液型:A型
  • 既婚、息子が2人いる

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ クラス分け説明表 2015年度版 (PDF)”. 日本パラ陸上競技連盟. p. 1 (2015年8月5日). 2015年8月10日閲覧。 “障害種別:(立位) 切断・機能障害、クラス: T44 、クラス説明:片下腿切断(足長の50%以上の切断を含む)、または片足関節の機能が全廃したもの。または、片下肢最小の障害基準(MDC)に該当するもの。”(原文は表)
  2. ^ 国際パラリンピック委員会陸上競技部門クラス分けシステムの変更について (PDF)”. 日本パラ陸上競技連盟. p. 1 (2013年4月15日). 2015年7月23日閲覧。 “国際パラリンピック委員会陸上競技部門(以下 IPC Athletics)は2013年-2014年システムを2013年3月に発表しました。主な変更点は以下のとおりです。1. T/F表記の変更 トラック種目および跳躍種目のスポーツクラスをT〇〇,投てき種目のスポーツクラスをF〇〇と表記する。”

出典[編集]

  1. ^ a b c Profile”. 鈴木徹オフィシャルサイト (2015年). 2017年8月4日閲覧。
  2. ^ 日本代表 世界パラ陸上ロンドン”. NHKスポーツオンライン. NHK (2017年). 2017年8月4日閲覧。
  3. ^ 鈴木徹、走り高跳び今季自己ベストで銅メダル獲得”. nikkansports.com. 日刊スポーツ新聞社 (2017年7月22日). 2017年8月4日閲覧。
  4. ^ パラリンピック旗手経験の陸上選手 鈴木氏、ハンド部監督に 東京新聞 2009年5月6日
  5. ^ プロフィール鈴木徹オフィシャルブログ 2011年1月1日。2013年2月16日閲覧
  6. ^ お問い合わせ鈴木徹オフィシャルブログ 2011年1月1日。2013年2月16日閲覧
  7. ^ a b 2016IPCグランプリリオデジャネイロ結果一覧「総合結果」 (PDF)”. 日本パラ陸上競技連盟 (2016年5月23日). 2016年6月6日閲覧。
  8. ^ a b 2006 IPC陸上競技世界選手権大会 - 各選手の記録一覧 (PDF)”. 日本パラ陸上競技連盟. pp. 2-3 (2006年9月10日). 2015年8月3日閲覧。
  9. ^ a b パラリンピック北京大会成績一覧表 (PDF)”. 日本パラ陸上競技連盟 (2008年9月17日). 2015年8月3日閲覧。
  10. ^ a b 2010アジアパラ広州大会の結果について - 総合 (PDF)”. 日本パラ陸上競技連盟. p. 3 (2010年12月20日). 2015年8月3日閲覧。
  11. ^ a b 2011世界選手権大会の成績一覧表 (PDF)”. 日本パラ陸上競技連盟. p. 2 (2011年2月3日). 2015年8月3日閲覧。
  12. ^ 2014アジアパラ競技大会(5日目)結果 (PDF)”. 日本パラ陸上競技連盟 (2014年10月24日). 2015年8月3日閲覧。
  13. ^ 日本代表選手団リザルト (PDF)”. 日本パラリンピック委員会. p. 1 (2016年9月). 2016年8月4日閲覧。
  14. ^ World Para Athletics Championships London 2017 - Results Book (PDF)” (英語). 国際パラリンピック委員会 (2017年7月). 2017年8月4日閲覧。
  15. ^ 世界パラ陸上競技選手権大会ロンドン2017 日本代表選手リザルト 7月22日(9日目) (PDF)”. 日本パラ陸上競技連盟. p. 1 (2017年7月). 2017年8月4日閲覧。
  16. ^ 「AS AWARD 2014」受賞者決定!”. アダプテッドスポーツ・サポートセンター (2014年). 2015年8月10日閲覧。
  17. ^ 鈴木徹(陸上選手)”. 山梨県 (2016年11月9日). 2017年8月4日閲覧。
  18. ^ 山梨スポーツ記者会賞:鈴木徹選手ら受賞”. 毎日新聞 (2016年9月13日). 2017年8月4日閲覧。
  19. ^ 野沢、鈴木が特別優秀選手 山梨陸上競技協会”. さんにちEye 山梨日日新聞電子版. 山梨日日新聞社 (2017年1月31日). 2017年8月4日閲覧。
  20. ^ 野口賞、6氏と1団体たたえる”. さんにちEye 山梨日日新聞電子版. 山梨日日新聞社 (2017年7月3日). 2017年8月4日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]