猪谷駅

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猪谷駅
駅舎
駅舎
いのたに
Inotani
**杉原 (8.7km)
(7.0km) 楡原**
所在地 富山県富山市猪谷字旦暮1085
所属事業者 JR logo (west).svg西日本旅客鉄道(JR西日本)*
JR logo (central).svg東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 高山本線
キロ程 189.2km(岐阜起点)
電報略号 イニ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
43人/日(降車客含まず)
-2014年-
開業年月日 1930年昭和5年)11月27日
備考 無人駅自動券売機 有)
* 会社境界駅(JR西日本の管轄駅)
** 杉原方 - JR東海
** 楡原方 - JR西日本
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猪谷駅
営業当時の神岡線の「おくひだ号」
営業当時の神岡線の「おくひだ号」
いのたに
Inotani
(2.3km) 飛騨中山
所属事業者 神岡鉄道
所属路線 神岡線
キロ程 0.0km(猪谷起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1線を使用
開業年月日 1984年(昭和59年)10月1日*
廃止年月日 2006年(平成18年)12月1日*
* 神岡鉄道猪谷駅としての開業日・廃止日
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猪谷駅(いのたにえき)は、富山県富山市猪谷字旦暮にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)と東海旅客鉄道(JR東海)の高山本線である。JRの境界駅の一つである。

かつては高山本線のほかにも神岡鉄道神岡線が乗り入れていたが、2006年(平成18年)に廃線となった。

概要[編集]

岐阜県岐阜駅と富山県の富山駅を結ぶ鉄道路線・高山本線の中間駅(途中駅)で、富山市南部の山間部・旧細入村の地域に位置する。高山本線は、猪谷駅と一つ手前の杉原駅の間で岐阜県・富山県の県境を通り、当駅は岐阜方面から見て富山県で最初の駅となっている。

1930年(昭和5年)の開業当初は鉄道省国鉄)飛越線の駅であったが、高山本線全通で同線に編入された。1931年(昭和6年)に神岡までの交通機関として神岡軌道が駅前に乗り入れたが、1966年(昭和41年)に当駅を起点として開業した国鉄神岡線に代わった。この路線は、1984年(昭和59年)に神岡鉄道の経営に移った。

1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化では、高山本線が当駅で分割して継承され(当駅より北はJR西日本、南はJR東海)、当駅は両社の境界駅となった。駅の管理・業務はJR西日本金沢支社が行っている(管理は北陸広域鉄道部)。なお、駅の南にある下り場内信号機がJR東海とJR西日本との鉄道資産上の境界となっている。その後、2006年(平成18年)に神岡鉄道神岡線は廃止され、再び高山本線単独の駅となった。

高山本線は、当駅から富山駅の間で日本貨物鉄道(JR貨物)が第二種事業者となっている。しかし当駅自体はJR貨物の管轄ではなく、貨物列車も神岡線廃止後は当駅を発着していない。

停車する列車は、特急ひだ」と普通列車である。特急「ひだ」は、当駅には富山駅を発着駅とする列車が停車する。普通列車は高山方面行き・富山方面行きのどちらも当駅で折り返す運行形態で、当駅を境に運行系統が分断されている。高山方面行きの列車は1 - 3時間程度の間隔で、富山方面行きの列車は1 - 2時間程度の間隔で運行されている。

歴史[編集]

高山本線は、岐阜駅側から「高山線」として、富山駅側から「飛越線」としてそれぞれ建設された経緯がある。当駅は、このうち飛越線が笹津駅から先に延伸した際、その新たな終着駅として開業した。2年後の1932年(昭和7年)8月20日には飛越線はさらに先の杉原駅まで延伸し、その後も順次先へ伸びていった。1934年(昭和9年)10月25日には、飛騨小坂駅から高山駅を経由し坂上駅に至る区間が開業して高山線と飛越線が一体となり「高山本線」と命名され、当駅は飛越線から高山本線に属する駅に変更された。[1]

年表[編集]

高山本線全通当時の猪谷駅
全通当時の猪谷駅周辺
神岡軌道猪谷 - 東猪谷間の神通川横断橋(所在:婦負郡細入村猪谷)。撮影当時の軌道運営事業者は三井鉱山株式会社であった。

駅構造[編集]

ホーム・駅構内[編集]

ホームが地面に接する地上駅となっている。ホームは1面で、東西両側に線路が接する島式ホームという形式である。乗り場は2線あり、ホーム東側が1番のりば、西側が2番のりばと称される。

ホームの使用状況
のりば 路線 方向 行先
1・2 JR logo (west).svg高山本線 下り 越中八尾富山方面
JR logo (central).svg高山本線 上り 高山下呂岐阜方面

1番のりばの線路が上り本線、2番のりばの線路が下り本線となっている。すべての普通列車が当駅で折り返すため、特急も含めて上下線の区別なく発着している。

このほかにも、上り本線の横にホームのない待避線(上り1番線)がある。

列車接近メロディとしてジャズ風にアレンジされた「線路は続くよどこまでも」が使用されている

2006年に廃止された神岡鉄道神岡線は、島式ホームの1番のりば側の一部を切り欠いた(切欠きホームと呼ばれる)3番のりばを使用していた。神岡線廃止後、しばらくの間はレールが撤去されたのみで看板は残っていたが、現在は3番のりばのレールや乗り場番号標は撤去され、ホームにも柵が設置された。

無人駅であるが、特急停車駅であり、JRの境界駅[13]であり、夜間滞泊設定駅となっている極めて珍しい駅である。

駅舎[編集]

駅舎は木造で、ホームから構内踏切を渡った先の駅構内東側に設置されている。駅舎内には運転関係の職員がいるのみで、旅客の取り扱いは無人駅同様行っていない。JR西日本管理の近距離乗車券用自動券売機が設置され、自由席特急券も販売している。

ギャラリー[編集]

利用状況[編集]

「富山県統計年鑑」「富山市統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである[14]

年度 1日平均
乗車人員
1997年 142
1998年 137
1999年 125
2000年 113
2001年 107
2002年 102
2003年 99
2004年 86
2005年 80
2006年 88
2007年 77
2008年 70
2009年 67
2010年 59
2011年 59
2012年 57
2013年 51
2014年 43

駅周辺[編集]

駅前には古くからの商店街が続き、細入郵便局や富山市猪谷関所館(西猪谷関所跡)もある。駅前のみやげ物店で売られている「関所せんべい」が名物である。

駅前側(駅の東側)には神通川が流れている。川の西側には国道41号が走り、そのさらに西側を高山本線が通っている。国道41号から猪谷駅前に向かって富山県道192号猪谷停車場線があり、駅前から神通川を橋で渡った先の神通川東側には富山県道188号東猪谷富山線が通っている。また、駅の南東では国道360号が国道41号から分岐している。

バス路線[編集]

駅から徒歩3分の国道41号を楡原駅方面へ行くと、「猪谷」バス停がある。

乗務員の交代について[編集]

特急「ひだ」は当駅よりJR西日本エリアに乗り入れるが、長年運転士のみ交代し車掌はJR東海の乗務員が引き続き富山まで越境乗務していた。しかし、2009年3月14日のダイヤ改正より当駅以北はJR西日本の担当に変更され、現在は運転士・車掌とも当駅で交代している。

隣の駅[編集]

※両社管轄区間を跨いで運転される特急「ひだ」の隣の停車駅は列車記事を参照。

西日本旅客鉄道(JR西日本)
高山本線
猪谷駅 - 楡原駅
東海旅客鉄道(JR東海)
高山本線
杉原駅 - 猪谷駅

かつて存在した路線[編集]

神岡鉄道
神岡線
猪谷駅 - 飛騨中山駅
三井金属鉱業
神岡鉄道線
猪谷駅 - 東猪谷駅

出典[編集]

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  1. ^ a b c 昭和5年11月20日鉄道省告示第307号(『官報』、1930年(昭和5年)11月20日、内閣印刷局)
  2. ^ a b c 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』2、JTB、1998年、168頁。
  3. ^ 鉄道省監督局編、『地方鉄道及軌道一覧附専用鉄道 昭和十年四月一日現在』、1935年(昭和10年)5月、鉄道同志会 (http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1190630)
  4. ^ 昭和41年9月30日日本国有鉄道公示第602号(『官報』、1976年(昭和41年)9月30日、大蔵省印刷局)
  5. ^ a b 今尾恵介監修、『日本鉄道旅行地図帳 全線・全駅・全廃線 6号』、2008年(平成20年)10月、新潮社
  6. ^ 昭和44年10月1日日本国有鉄道公示第309号(『官報』、1969年(昭和44年)10月1日、大蔵省印刷局)
  7. ^ 昭和59年8月29日日本国有鉄道公示第53号(『官報』、1984年(昭和59年)8月29日、大蔵省印刷局)
  8. ^ 昭和59年10月18日日本国有鉄道公示第87号(『官報』、1984年(昭和59年)10月18日、大蔵省印刷局)
  9. ^ 昭和62年2月5日日本国有鉄道公示第210号(『官報』第17989号、1987年(昭和62年)2月5日、大蔵省印刷局)
  10. ^ 田中泰三・道下淳編、『高山線の60年』、1994年(平成6年)12月、郷土出版社
  11. ^ 高山本線(高山駅〜猪谷駅間)バスによる代行輸送について(インターネット・アーカイブ)- 東海旅客鉄道ニュースリリース 2004年(平成16年)10月22日
  12. ^ 「JR高山線、3年ぶり全線開通 角川―猪谷間が復旧」、『朝日新聞』(2007年(平成19年)9月8日)夕刊、朝日新聞社
  13. ^ JR各社間の境界駅で無人駅になっているのは、当駅と中小国駅のみである。
  14. ^ 統計年鑑 - 富山県(2016年(平成28年)7月20日閲覧)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]