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'''中国文明'''(ちゅうごくぶんめい)また'''中華文化'''(ちゅうかぶんか)は、[[中国大陸]]における[[文明]]・[[文化]]などの総称である。'''中華文明'''とも。世界最古の[[文明]]の一つであり、[[東アジア]]における中心文化でもあ |
'''中国文明'''(ちゅうごくぶんめい)また'''中華文化'''(ちゅうかぶんか)は、[[中国大陸]]における[[文明]]・[[文化]]などの総称である。'''中華文明'''とも。世界最古の[[文明]]の一つであり、[[東アジア]]における中心文化でもある。歴史的には同文化圏内で広大な地域や人口を保有し、各地の文化は四千年もの発展を経て、「共通性を持ちながらも、鮮明な地方特色を帯びている」という中国独自な特徴になった。そして、[[中国大陸]]だけでは限らず、[[台湾]]・[[香港]]・[[マカオ]]・[[シンガポール]]等の[[中華圏]]や、[[日本]]・[[韓国]]・[[ベトナム]]・[[モンゴル]]等の[[漢字文化圏]]の国々にもかなり重要な影響を与えた。 |
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== 概要 == |
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== 民族 == |
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[[中国神話]]では[[盤古]]、[[女媧]]、[[三皇五帝]]などがある。 |
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宇宙観・[[天文学]]では[[陰陽思想]]と[[五行思想]]([[陰陽五行思想]])、 [[易経]]の[[八卦]]、[[中国暦]]([[農暦]])、[[二十八宿]]、[[天干地支]]を参照。 |
宇宙観・[[天文学]]では[[陰陽思想]]と[[五行思想]]([[陰陽五行思想]])、 [[易経]]の[[八卦]]、[[中国暦]]([[農暦]])、[[二十八宿]]、[[天干地支]]を参照。 |
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思想・学問には、[[諸子百家]]がある。 |
思想・学問には、[[諸子百家]]がある。 |
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[[ジョゼフ・ニーダム]]は'''中国文明'''における[[紙|造紙術]]、 [[印刷術]]、[[方位磁針|羅針盤]]、[[火薬]]の発明を'''四大発明'''とした。 |
[[ジョゼフ・ニーダム]]は'''中国文明'''における[[紙|造紙術]]、 [[印刷術]]、[[方位磁針|羅針盤]]、[[火薬]]の発明を'''四大発明'''とした。 |
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[[数学]]の分野では[[周髀算経]]([[前漢]])、[[九章算術]]、[[祖沖之]]、[[算盤]]を参照。 |
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[[農学]]では[[斉民要術]]、[[天工開物]]、[[夢渓筆談]]。 |
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[[医学]]は''[[伝統中国医学]]を参照''。[[本草綱目]]、[[黄帝内経]]も参照。 |
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{{see|中国美術}} |
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== 琴棋書画 == |
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文士は「琴棋書画」と称して、[[琴]]・[[将棋]]・[[書道]]・[[絵画]]の四芸を嗜むとされた。 |
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[[楽器]]には[[古筝]]・[[古琴]]・[[琵琶]]・[[洞簫]]・[[方響]]・[[箜篌]]・[[二胡]]・[[揚琴]]・[[編鐘]]・[[笙]]・[[う (楽器)|竽]]などがある。 |
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[[棋]]には[[シャンチー]]([[中国象棋]])・[[囲碁]]・[[五目並べ]]などがある。 |
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[[書道]]には[[小篆]]・[[楷書]]、・[[行書]]・[[隷書体|隷書]]、・[[草書]]などがある。 |
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[[絵画]]には[[山水画]]、[[花鳥画]]、[[人物画]]がある。 |
[[絵画]]には[[山水画]]、[[花鳥画]]、[[人物画]]などがある。 |
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* [[古画品録|画の六法]] |
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[[エンターテインメント|娯楽に]]は[[麻雀]]([[麻将]])・[[雑技]]などがある。 |
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== 武術 == |
== 武術 == |
2018年4月1日 (日) 14:22時点における版
中国文明(ちゅうごくぶんめい)また中華文化(ちゅうかぶんか)は、中国大陸における文明・文化などの総称である。中華文明とも。世界最古の文明の一つであり、東アジアにおける中心文化でもある。歴史的には同文化圏内で広大な地域や人口を保有し、各地の文化は四千年もの発展を経て、「共通性を持ちながらも、鮮明な地方特色を帯びている」という中国独自な特徴になった。そして、中国大陸だけでは限らず、台湾・香港・マカオ・シンガポール等の中華圏や、日本・韓国・ベトナム・モンゴル等の漢字文化圏の国々にもかなり重要な影響を与えた。
概要
黄河・長江・遼河の文明
大きくは黄河文明、長江文明、北方・東北地方の草原文明である遼河文明の三つの文明が融合したものである。
伝統的な見方によれば、まず黄河流域で粟を主作物とする農業文明が興り、これが自然および地理的な要素の影響を受け、次第に水稲を主作物とする長江流域へと移行、発展していった。長江文明は黄河流域の農業文明を継承、発展した物と思われていた。また、北方草原遊牧民族と黄河流域の農業民族は土地をめぐり絶え間なく争い続け、この過程で遊牧文明と農業文明が直接的な交流、融合を得続けた。
しかしながら三星堆遺跡の発見後、長江文明は黄河流域文明の継承と発展の結果である”という伝統的な見方には疑問が持たれ始めている。中国文明の起源は黄河流域だけではなく、もっとほかに多くの文明がかかわっている可能性が高い。
近年は始祖の民族のひとつである華夏族の研究から華夏文明としても研究されている[1]。
地域
中国文明はおおまか次の地域に分けられる。主体民族である漢族(漢民族以外に、藏族(チベット族)、蒙古族(モンゴル族)、維吾爾族(ウイグル族・新疆)、満族、朝鮮などの民族がそれぞれの特色を持つ地域文化を作り上げている。
- 中原、華北および陝西の黄河流域
- 四川、重慶一帯の長江上流
- 湖南、湖北および江西一帯の長江中流
- 安徽、浙江、江蘇一帯の長江下流
- 東北地域
- 内蒙古地域
- 新疆地域
- 西蔵、青海および四川西部のチベット地域
- 華南および南華東の越文化地域
民族
言語
文化
思想
宇宙観・天文学では陰陽思想と五行思想(陰陽五行思想)、 易経の八卦、中国暦(農暦)、二十八宿、天干地支を参照。
思想・学問には、諸子百家がある。
このうち後世に注釈を経て発展したものとして朱子学(宋)、陽明学(明)、考証学(清)がある。
- 宗教
中国では道教、儒教、仏教を三教とする。道教には神仙思想もある。
科学技術
ジョゼフ・ニーダムは中国文明における造紙術、 印刷術、羅針盤、火薬の発明を四大発明とした。
数学の分野では周髀算経(前漢)、九章算術、祖沖之、算盤を参照。
農学では斉民要術、天工開物、夢渓筆談。 医学は伝統中国医学を参照。本草綱目、黄帝内経も参照。
政治制度
世界観としては中国文明を「世界の中心=中華・中国」とし、周辺地域を辺境とする中華思想がある。華夷秩序ともよばれる。
- 易姓革命
- 禅譲制
- 放伐
- 皇帝
- 冊封体制
- 礼楽制度
- 科挙制
- 中華思想
- 三民主義(中華民国(現在の台湾)の建国思想。孫文など)
- 共産主義(中華人民共和国の建国思想。毛沢東など)
- 開発独裁(改革開放思想。鄧小平など)
文学・史書
- 中国の寓話
- 小説には紅楼夢、西遊記、三国演義、水滸伝、老残遊記、閲微草堂筆記、肉蒲団、金瓶梅がある。
- 詩歌には漢賦、楽府詩、唐詩、唐伝奇、宋詞、宋詩、元曲がある。
- 戯曲には京劇、崑劇、滬劇、湘劇、黄梅戲、双簧、相声がある。
自然・動物
服装
服飾は古代から明朝・現代までの漢服や、清朝から中華民國にかけてのチャイナドレスがある。
建築・彫刻
美術工芸
工芸には青銅器・漆器・陶器・磁器・玉器・金器・銀器・灯籠・屏風・彫漆がある。
琴棋書画
文士は「琴棋書画」と称して、琴・将棋・書道・絵画の四芸を嗜むとされた。
楽器には古筝・古琴・琵琶・洞簫・方響・箜篌・二胡・揚琴・編鐘・笙・竽などがある。
武術
その他
ギャラリー
脚注
- ^ 中国歴史博物館編著『華夏文明史』 朝華出版社,2002年。王克林『華夏文明論集』山西人民出版社,2006
関連項目
- 中国の新石器文化の一覧
- 中華圏
- 中国化
- 中国本土(チャイナ・プロパー)