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「神奈川中央交通東・厚木営業所」の版間の差分

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広沢寺温泉入口 - 広沢寺温泉間では[[フリー乗降制|フリー乗降区間]]となっている。
広沢寺温泉入口 - 広沢寺温泉間では[[フリー乗降制|フリー乗降区間]]となっている。


=== 金田神社経由愛川町・半原・猿ヶ島・原当麻駅方面 ===
=== 愛川町・半原・猿ヶ島・原当麻駅方面 ===
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2021年5月5日 (水) 08:28時点における版

座標: 北緯35度28分12.2秒 東経139度20分54.5秒 / 北緯35.470056度 東経139.348472度 / 35.470056; 139.348472 (神奈川中央交通東・厚木営業所)

神奈川中央交通東・厚木営業所
厚木バスセンター
上荻野車庫
全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML

神奈川中央交通東・厚木営業所(かながわちゅうおうこうつうひがし・あつぎえいぎょうしょ)は、神奈川県厚木市及川2丁目2-1に位置する[1]神奈川中央交通東の営業所の一つ。営業所略号は、神奈川中央交通厚木営業所時代から引き続き「」を使用している。最寄バス停留所は「松蓮寺(しょうれんじ)[1]

厚木市を中心に愛川町清川村の大半と海老名市相模原市へ乗り入れる。

厚木営業所以外に、厚木市三田916に下荻野操車所(下荻野車庫、北緯35度28分25.1秒 東経139度20分49.2秒)を保有する。

本項目では、2017年1月1日の神奈川中央交通グループの乗合バス事業再編に伴い厚木営業所から分離した、神奈川中央交通東・厚木北営業所(かながわちゅうおうこうつうひがし・あつぎきたえいぎょうしょ)についても記述する。厚木北営業所は厚木市上荻野3596-1に位置し(上荻野車庫、北緯35度30分47.5秒 東経139度18分0秒)、営業所略号は「」となる。厚木北営業所は、清川村方面への路線以外は厚木営業所との共管路線が多い。

愛川町循環バスを除く管轄全路線で、GPSによるバスロケーションシステムが導入されている。

歴史

2008年度の厚木営業所路線概略図

沿革

2010年現在の厚木営業所エリアに乗合自動車が走り始めたのは、1919年に本田綱次が設立した合資会社により厚木と平塚を結ぶ路線が開設されたものに端を発する。当時は6人乗りの車両で、乗用車に近い大きさだった。1921年には厚木町(当時)の川井熊吉らにより、厚木と横浜を結ぶ路線が開設されたが、1923年には中央相武自動車に営業譲渡された。同年には厚木と藤沢を結ぶ片瀬自動車商会、厚木と戸塚を結ぶ鶴屋自動車商会の路線が開業している。

関東大震災直前の1920年に、本田綱次の合資会社と合併して厚木と平塚を結ぶ路線を運行することになった相模自動車は、震災後に厚木から半原(愛川町)・橋本(相模原市)を経由して八王子に至る路線の運行を開始、さらに1925年1月から厚木と田名(相模原市)を結ぶ相北自動車商会をはじめとして、厚木を拠点とする事業者が数社設立されることになった。

1931年以降、片瀬自動車商会と他2社が合併して設立された藤沢自動車は、厚木を中心に北方面への路線を運行している事業者を合併して、路線エリアの拡充を図った。藤沢自動車は1937年京王電気軌道の傘下に入ることになるが、その後も八王子や津久井へ営業エリアを拡大していった。一方、厚木以南の路線の事業者も統合が進み、東海道乗合自動車による運行となった。

第二次世界大戦中の1944年に、鉄道省通牒による戦時統合により、藤沢自動車、東海道自動車および伊勢原自動車は合併することとなり、神奈川中央乗合自動車が成立した。当営業所はこの時に開設されている。

第二次世界大戦終了後の復興が一段落した1950年代は山間集落への路線展開が進められた。1960年代に入ると、当営業所エリアにもベッドタウン化の波が押し寄せた。尼寺原団地(緑ヶ丘)・鳶尾団地などの大規模団地が造成され、団地へ乗り入れる路線を新設した。また、この時期に東京写真大学(当時)が市内に設置され、通学路線バスの運行も開始された。1970年代には、厚木市内に毛利団地(毛利台団地)、吾妻団地や松蔭台(まつかげ台)が造成され、幾徳工業大学(当時)も設置されたほか、隣接する愛川町にも内陸工業団地・春日台団地が造成された。さらに、1980年代に入ると、厚木市七沢(当時)に森の里住宅が造成され、近隣に青山学院大学や各社の研究所などが設置されることになった。これらに対応し、次々と路線展開を進めていった結果、1985年度には所属台数が200台を超え、神奈中でも最大級の営業所となった。

しかし、バブル景気崩壊後の1990年代後半以降、消費の低迷や少子化などの影響でバス利用者は減少傾向となったため、当営業所エリアでも路線の改廃が行なわれた。その一方で、行政との連携による公共交通維持・復権にも積極的に取り組み、2005年にはバスロケーションシステムが導入され、2008年からは連節バスの運行も開始されている。

年表

  • 1944年6月16日 - 藤沢自動車・東海道乗合自動車の合併により神奈川中央乗合自動車厚木営業所が開設。
  • 1951年6月29日 - 社名変更により神奈川中央交通厚木営業所となる。
  • 1953年10月31日 - 貸切営業所を併設。
  • 1957年10月15日 - 車両工場が竣工。
  • 1959年7月9日 - 本厚木駅に営業所社屋が完成、営業所を移転。
  • 1966年
    • 10月1日 - 管内で乗車整理券方式によるワンマン運転を開始。
    • 12月10日 - 厚木市及川に新整備工場が完成。
  • 1967年2月25日 - 厚木市上荻野に上荻野操車所が完成、稼動。
  • 1972年7月28日 - 厚木市及川に営業所社屋が完成、営業所を本厚木駅前から移転。
  • 1973年8月21日 - 本厚木駅前の旧・営業所敷地を活用した商業ビルが完成。
  • 1979年5月21日 - 神奈川中央交通で初となる冷房車の運行を開始。
  • 1982年5月16日 - 半原操車所廃止。2004年まで津久井営業所の車両の待機場として使用。
  • 1984年10月16日 - 厚木バスセンター供用開始。
  • 1987年10月6日 - 愛甲石田駅ターミナル完成による路線再編。厚45・愛19で乗り入れ。なお、厚木バスセンターから愛甲石田駅発着に振り替えられた路線はほとんどが伊勢原担当となったため、一部車両が伊勢原へ転属。
  • 1988年9月26日 - バスカード利用開始。
  • 1989年12月22日 - 新宿駅発本厚木駅行きの深夜急行バスを運行開始。
  • 1990年7月5日 - 盛岡 - 横浜線の夜行高速バスを、岩手県交通と共同で運行開始。
  • 1992年3月16日 - 厚木トラベルセンターを開設。
  • 1993年
    • 4月2日 - 本厚木駅構内にバス案内システムを整備、使用開始。
    • 11月4日 - 本厚木駅駅前ビルの改築が完了。「ミロード2」が入居し、1階にサービスセンターを移転、高速バス利用者用待合室を設置。
  • 1994年9月26日 - 下荻野操車所の運用を開始。相武台駅サービスセンター開設。
  • 1995年7月17日 - 愛川町循環バスの受託運行を開始。
  • 1997年1月16日 - 臨時バスに対応した車両としてワンロマ車「ブルーイエローバス」を導入。
  • 1998年1月19日 - 管内でバス共通カードに対応。
  • 1999年
    • 2月1日 - 厚木バスセンター - 七沢温泉・広沢寺温泉・上谷戸の各系統を湘南神奈交バス平塚営業所へ移管。海老名駅東口発着系統のうち、厚51以外を藤沢神奈交バス大和営業所へ移管。
    • 11月21日 - 相武台前駅起点の各系統を相模原へ移管。厚80は海14に変更、厚81・83は廃止。これにより、相武台下駅発着の厚木担当路線は消滅。
  • 2000年3月16日 - 海老名駅発着の海14・台03を藤沢神奈交バス大和営業所へ移管。
  • 2001年
    • 4月1日 - 相模神奈交バス厚木営業所の営業開始に伴い、一部路線の運行委託開始。なお、厚木バスセンター - 七沢温泉・広沢寺温泉・上谷戸の各系統も湘南神奈交バス平塚営業所から移管、そのまま相模神奈交バスが受託。
    • 月日不明 - 上溝駅バスターミナル完成に伴い、厚78が乗入れ開始。
  • 2001年10月 - 深夜急行バスを平塚へ移管。
  • 2002年10月16日 - 管内での路線整理が行なわれ、厚03・51・82・92・98・101・半73が廃止。
  • 2003年
    • 3月3日 - まつかげ台発着の路線を全てみはる野経由に変更。
    • 4月1日 - 青山学院大学の閉鎖などによる変更を受けての大幅な路線再編。夜行高速バスを湘南平塚へ移管(ただし岩手県交通車は引き続き厚木営業所に出入庫)、相模原駅・上溝駅への乗入れ路線が消滅したが、原当麻駅への乗り入れで、相模原市内への乗り入れ路線自体は存続となった。
    • 4月1日 - この日までに全車両の方向幕がLED化された。
    • 4月1日 - 清川村営バスの受託運行を開始。
  • 2005年
    • 2月1日 - 全路線で「厚木市バス運行情報システム(GPSによるバスロケーションシステム」の運用開始。
    • 3月27日 - 運賃箱を小田原機器のRX-FANに交換。
    • 4月1日 - 相模神奈交バス厚木営業所が移転(上荻野操車所を全面的に管理委託)。厚木バスセンター - 七沢温泉・広沢寺温泉・上谷戸の各系統については運行委託を解除、直轄路線となる。
    • 9月12日 - 神奈中最後の長尺車(あ177)がこの日限りで登録抹消。
  • 2006年
    • 月日不明 - 全車両の放送装置をクラリオン製の音声合成放送装置に交換。
    • 5月1日 - 清川村営バスの土曜・休日運行が廃止、平日運行となる。
    • 12月1日 - 道路付け替えに伴い、この日限りで「戸室大井」停留所が廃止。
    • 12月16日 - 厚109の経路を湘北短期大学経由に変更。「上谷戸」停留所を「七沢」に変更。
  • 2008年
    • 2月4日 - 厚105にて連節バス「ツインライナー」の運用を開始。
    • 12月21日 - 管内全路線にてPASMO運用開始。
  • 2009年
    • 4月26日 - 宮ヶ瀬湖シャトルバスの運行を終了。以後の運行は宮ヶ瀬ダム周辺振興財団に継承。
    • 12月24日 - 厚08に連節バス「ツインライナー」の運行を開始。
  • 2010年9月27日 - 厚16・19・20の各系統の一部便において、バス前面に自転車の搭載が可能な「自転車ラックバス」の実験運行を開始[2]。2011年3月31日まで実施され[3]、その後本格運行に移行した[4]
  • 2014年3月24日 - 愛川町循環バスを除く管轄全路線で、乗降方法を「前乗り・前降り」から「中乗り・前降り」に変更[5]
  • 2017年
    • 1月1日 - 神奈川中央交通グループの乗合バス事業再編に伴い[6][7]、上荻野操車所(相模神奈交バス厚木営業所)を神奈川中央交通東・厚木北営業所[7]に変更し、厚木営業所から分離。
    • 12月16日 - 神奈川中央交通グループの乗合バス事業再編に伴い[8][9]、厚木営業所を神奈川中央交通直営の営業所から、神奈川中央交通東へ管理委託される形へ変更[9]

現行路線

所管路線の特徴として、大半の路線が本厚木駅付近(厚木市街)を起点として放射線状に広がる路線網であることが挙げられる。依知(厚木市)・中津(愛川町)地区からは、海老名駅発着路線も存在する。また、各方面の主力路線が比較的長距離であることも特徴で、その途中にも団地、住宅地がある関係で、運行本数は長距離路線ながら多めに設定されている。

1999年までは相武台前駅を起点とする路線も担当していた。相武台前駅周辺は相模原市で本来なら相模原営業所の担当と思われがちだが、同年に麻溝車庫が供用開始されるまで、相模原市内唯一の車庫だった「峡の原車庫」が相武台前駅から15kmも離れている[10]ため、当時本厚木駅 - 相武台前駅間を担当していた当営業所が担当していたものである。

以下に現行路線を紹介していくが、ほぼ同じ方面に行く系統はまとめて紹介する。また本稿ではバスセンターを「BC」と適宜略して記載するほか、起終点が同一で途中経由地が異なる場合は主要停留所を太字で表す。

市立病院経由半原・鳶尾団地・まつかげ台・神奈川工科大学方面

半原折返場 鳶尾団地折返場 (あ064)
半原折返場
鳶尾団地折返場 (あ064)
神奈川工科大学 (あ0103) 「ツインライナー」使用の厚08急行便 (あ202)
神奈川工科大学 (あ0103)
「ツインライナー」使用の厚08急行便 (あ202)
厚06深夜便 (あ27) リコー (あ4)
厚06深夜便 (あ27)
リコー (あ4)

上荻野車庫・半原方面

  • 厚01:厚木BC - 本厚木駅 - 市立病院前 - 荻野新宿 - 上荻野車庫 - 野外センター - 半原
  • 厚02:厚木BC - 本厚木駅 - 市立病院前 - 荻野新宿 - 上荻野車庫 - 田代 - 半原
  • 厚03:厚木BC → 本厚木駅 → 市立病院前 → 荻野新宿 → 上荻野車庫 → 田代 → 半原 → 野外センター → 清雲寺入口
  • 厚101:厚木BC - 本厚木駅 -(急行・バイパス)- 上荻野車庫 - 野外センター - 半原

鳶尾団地・まつかげ台方面

  • 厚05:本厚木駅 → 市立病院前 → 荻野新宿 → 公所 → みはる野 → まつかげ台(鳶尾団地非経由)
  • 厚05:まつかげ台 → みはる野 → 公所 → 荻野新宿 → 市立病院前 → 本厚木駅 → 厚木BC
  • 厚06:本厚木駅 → 市立病院前 → 荻野新宿 → 公所 → 鳶尾団地
  • 厚06:鳶尾団地 → 公所 → 荻野新宿 → 市立病院前 → 本厚木駅 → 厚木BC
  • 厚10:厚木BC → 本厚木駅 → 市立病院前 → 荻野新宿 → 公所 → みはる野 → まつかげ台 → 上荻野車庫(鳶尾団地非経由)
  • 厚11:本厚木駅 → 市立病院前 → 荻野新宿 → 公所 → 鳶尾団地 → みはる野 → まつかげ台 → 上荻野車庫(深夜バス)
  • 厚12:厚木BC - 本厚木駅 - 市立病院前 - 荻野新宿 - 公所 - 鳶尾団地 - みはる野 - まつかげ台
  • 厚13:厚木BC - 本厚木駅 -(急行・バイパス)- 鳶尾団地 - みはる野 - まつかげ台
  • 厚14:本厚木駅 → 市立病院前 → 荻野新宿 → 公所 → 鳶尾団地 → みはる野 → まつかげ台 → 上荻野車庫 → 田代 → 半原 → 野外センター → 清雲寺入口(深夜バス)

神奈川工科大学方面

  • 厚07:厚木BC - 本厚木駅 - 市立病院前 - 荻野新宿 - 神奈川工科大学 - あつぎ郷土博物館
  • 厚67:厚木BC → あつぎ大通り →(急行)→ 神奈川工科大学(一般路線車)
  • 厚67:厚木BC →(急行)→ 神奈川工科大学(ツインライナー)
  • 厚67:神奈川工科大学 →(急行)→ 本厚木駅 → 厚木BC
  • 厚89:厚木BC - 本厚木駅 - 市立病院前 - 荻野新宿 - 神奈川工科大学前 - 鳶尾団地

出入庫系統

  • 厚04:厚木BC - 本厚木駅 - 市立病院前 - 荻野新宿 - 上荻野車庫
  • 厚08:厚木BC - 本厚木駅 - 市立病院前 - 松蓮寺
  • 厚08:松蓮寺 → 中村入口 → 本厚木駅北口 → 厚木BC(急行ツインライナー、記載停留所のみ停車)

その他の路線

  • 厚09:厚木BC - 本厚木駅 - 市立病院前 - そりだハイツ前 - 三田十日市場 - 宿原入口
  • 厚66:厚木BC - 本厚木駅 - 市立病院前 - 上三田 - 桜台 - 中津 - 愛川BC
  • 厚94:厚木BC - 本厚木駅 - 市立病院前 - 荻野新宿 - 荻野運動公園 - 宮の里(土曜運行)
  • 厚108:本厚木駅 -(急行)- リコー

前身となる相模自動車が、1923年に厚木から半原(はんばら)・橋本を経由して八王子に向かう路線を開設したのが起源で、路線名は「半原線」だったが、これは平塚駅 - 本厚木駅 - 半原の名称で当営業所管内では厚02が該当する。途中の田代も連絡運輸の指定駅扱いで「愛甲田代駅」と称していた。国道412号線方面は団地や住宅地も多いため本数も全体的に多く、特に厚木営業所最寄りの「松蓮寺」までの区間便が1日120本程度あり、この区間は日中でも毎時10本は運行されている。ただし、走行する区間の大半が片側一車線のため、渋滞の影響を受けやすい。

厚01・02は愛川町半原へ向かう路線で、あわせて日中は毎時2-3本程度。厚03は夜間1便のみ設定され、2008年2月4日に新設された。厚01・02の両方の運行経路を合体させ、厚01沿線の利便を図る。厚木BC - 半僧坊前まで同一経路だが、厚01は野外センター経由(行先表示器は「センター」と表示)で国道412号線を、厚02は田代経由で県道54号を通行する。厚14も厚03と同様の経路を運行するが、鳶尾団地・まつかげ台経由である点が異なる。

鳶尾団地は厚木市内屈指の大規模団地で、鳶尾地区とまつかげ台へ向かう路線も多数運行している。厚12はその代表格で毎時2-3本が設定されている。2020年11月16日のダイヤ改正では、厚05(厚木BC - まつかげ台)が平日朝、厚06(厚木BC - 鳶尾団地)が平日朝及び深夜を除いて厚12に振り返られ、日中及び土休日は鳶尾団地・まつかげ台両方を経由する。厚06の最終便は本厚木駅を25時12分に発車するが、これは神奈川中央交通の深夜バスにおいて最も遅い始発停留所発車時刻で、小田急小田原線最終電車と接続して発車するため、場合によっては遅延が発生することもある。なお、鳶尾団地へは神奈川工科大学経由の厚89も存在(毎時1便)するが、大学利用者などで混雑する時間帯は本数が増加する。

厚08は厚木営業所の出入庫系統で、2009年12月24日以降の平日朝上り便は連接バス「ツインライナー」使用の急行便(停車停留所は中村入口・本厚木駅のみ)が運行される。なお、上荻野車庫が拠点となっている厚木北営業所所属車両も厚08に充当されるが、運用の前後では下荻野操車場(または上荻野車庫)発着で回送される。

厚09は2013年3月18日に新設された系統で、毎時1-2本程度が設定されている。三家入口から三田地区を経由して宿原へ向かう路線で、折り返しは下荻野操車場で行う。

厚11・14は深夜バスで、厚14は近年の終車延長の流れから半原止まりを野外センター方面へ延伸しており、神奈川中央交通の深夜バス路線において最長距離を誇る。そのため運賃も最高額で、半原までの運賃は1160円となっている(2019年10月現在。半原までの運行開始当時は960円)。なお、厚03・厚14で半原を越えて野外センター方面へ乗車する場合は、通常の野外センター経由(厚01)と運賃が合わせられているため、運賃表の表示額が減少していく。

厚66は宿原入口から分岐し、三田・桜台を経由して愛川バスセンターへ向かう路線で、厚木バスセンターと愛川町役場方面を結ぶ路線では唯一国道129号を経由しない。桜台から愛川BCまでは後述の厚64・海09と同一経路となる。厚07・厚89は荻野新宿から神奈川工科大学方面へ向かう路線で、リコー前までは同一経路、ここから分岐し、厚07はあつぎ郷土博物館、厚89は鳶尾団地へ向かう。

厚67は神奈川工科大学への乗客だけでなく、一般客も乗車可能である。情報処理技術者試験日やイベント開催時には臨時便が多数運行されるが休校日ダイヤは運休する。2011年10月3日より一部便に連節バス「ツインライナー」が導入された[11]。厚108はリコー厚木事業所への乗客専用系統で、「ブルーイエローバス」により運行される。

厚09・66・67を除き、午前10時までと深夜バスは本厚木駅始発となり、厚木BCからの出発便は無い。また、厚04・08の一部便は本厚木駅が終点となる。

東京工芸大学・上古沢・毛利台団地方面

  • 厚26:厚木BC - 本厚木駅 - 合同庁舎前 - 黄金原 - 白山 - 六堂辻 - 東京工芸大学
  • 厚26:厚木BC →(急行)→ 東京工芸大学
  • 厚27:古松台入口 → 六堂辻 → 白山 → 黄金原 → 合同庁舎前 → 本厚木駅
  • 厚27:本厚木駅 → 合同庁舎前 → 黄金原 → 白山 → 六堂辻 → 古松台入口(深夜バス)
  • 厚32:厚木BC - 合同庁舎前 - 温水 - 高坪 - 愛名 - 白山 - 台ノ上 - 上古沢 - 上分 - 旗谷下
  • 厚46:厚木BC - 合同庁舎前 - 温水 - 高坪 - 愛名 - 白山 - 台ノ上 - 上古沢 - 上分
  • 厚47:厚木BC → 合同庁舎前 → 温水 → 高坪 → 毛利台団地 → 愛名 → 白山 → 台ノ上 → 上古沢 → 上分
  • 厚48:厚木BC - 合同庁舎前 - 温水 - 高坪 - 毛利台団地
  • 厚48:本厚木駅 → 小田急通り → 合同庁舎前 → 温水 → 高坪 → 毛利台団地(深夜バス)

厚木バスセンターから合同庁舎前を経由し、東京工芸大学・上古沢・毛利台団地方面へ向かう路線である。急行便以外の厚26、厚27と深夜バスを除いて本厚木駅を経由しない。

厚26は毎時3本程度が確保され、朝は休日を除いて急行便が設定されている。なお、急行便は往路のみ通常運行しており、復路は入試などを除くと一年に数回運行されるのみのため、ここでは往路のみ記述している。厚27は2008年11月4日に厚26の終車延長・深夜バスとして新設され、2009年12月4日に厚26の始発便を繰り上げる目的で増発された。松蓮寺からの出庫後は東京工芸大学を経由しないため、「古松台入口」停留所は愛24(愛甲石田駅 - 松蓮寺)と同様に県道63号線上となる。

厚32は、上古沢まで向かう厚29(旗谷経由)、旧・厚46(台ノ上経由)が、厚木市斎場の開場に合わせ2012年3月28日に試験運行として循環化(台ノ上先回りが厚30、旗谷先回りが厚31)された際に、台ノ上・旗谷経由で循環区間終端の旗谷下まで運行する路線として新設された。循環運行は一年で終了し、厚32は存続する一方で、厚32を旗谷下の一つ手前である上分まで短縮した新・厚46を新設して現在に至る。上分止まりは、厚木市斎場敷地内に降車場が設けられ、折返場も敷地内にある。厚32は一日数本のみの設定で、入出庫を兼ねている。

厚48は日中毎時2便が設定されている毛利台団地折り返し路線である。深夜バスも設定されているが、こちらは本厚木駅始発で小田急通り経由で運行する。厚47は2018年10月15日に新設された上分方向のみ運行する片道便であり、途中毛利台団地までは厚48と同一経路を取り、いったん引き返したのち厚46と同じ経路で上分を目指す。平日のみ夜3本が運行される。

神奈中リハビリ・七沢方面

厚33 (あ135) 厚38は中型車限定 (あ19)
厚33 (あ135)
厚38は中型車限定 (あ19)
  • 厚33:厚木BC - 合同庁舎前 - 温水 - 観音坂 - 小野橋 - 神奈川リハビリ - 七沢温泉入口 - 広沢寺温泉入口 - 七沢
  • 厚34:厚木BC - 合同庁舎前 - 温水 - 観音坂 - 小野橋 - 七沢温泉入口 - 広沢寺温泉入口 - 七沢
  • 厚38:厚木BC - 合同庁舎前 - 温水 - 観音坂 - 小野橋 - 神奈川リハビリ - 七沢温泉入口 - 七沢温泉 - 広沢寺温泉入口 - 広沢寺温泉
  • 厚39:厚木BC - 合同庁舎前 - 温水 - 観音坂 - 小野橋 - 神奈川リハビリ

大正末期から昭和初期までに六沢自動車商会によって厚木と七沢を結ぶ路線が運行されたのが起源で、同時期には七沢温泉自動車も営業を開始している。厚34を除いて神奈川リハビリテーション病院(通称「神奈川リハビリ」)に乗り入れる関係で、車椅子対応のスロープ板付きバスが比較的早い段階から優先的に導入され、全便ノンステップまたはワンステップバスでの運行となった。1993年頃までは七沢温泉・広沢寺温泉に乗り入れる便は少なく、神奈川リハビリで両路線の乗り継ぎを行う形態だった[12]。全ての系統で本厚木駅を経由しない。

広沢寺温泉入口 - 広沢寺温泉間ではフリー乗降区間となっている。

愛川町・半原・猿ヶ島・原当麻駅方面

上三増折返場 (あ074) 春日台団地 (あ072)
上三増折返場 (あ074)
春日台団地 (あ072)
厚59 (あ152) 厚60 (あ0125)
厚59 (あ152)
厚60 (あ0125)
  • 厚59:厚木BC - 鮎津橋 - 金田神社 - 依知小学校 - 桜台 - 中津 - 愛川町役場 - 三増 - 田代坂上 - 半原
  • 厚59:半原 → 田代坂上 → 三増 → 愛川町役場 → 中津 → 桜台 → 依知小学校 → 金田神社 → 鮎津橋 → 本厚木駅(早朝1便のみ)
  • 厚60:厚木BC - 鮎津橋 - 金田神社 - 依知小学校 - 桜台 - 中津 - 愛川町役場 - 三増 - 上三増
  • 厚61:厚木BC - 鮎津橋 - 金田神社 - 依知小学校 - 内陸工業団地(西通り) - 春日台団地
  • 厚61:本厚木駅 → 鮎津橋 → 金田神社 → 依知小学校 → 内陸工業団地(西通り) → 春日台団地(深夜バス)
  • 厚62:厚木BC - 鮎津橋 - 金田神社 - 依知小学校 - 内陸工業団地(東 - 西通り) - 中平 - 依知小学校 - 金田神社 - 鮎津橋 - 厚木BC
  • 厚63:厚木BC - 鮎津橋 - 金田神社 - 依知小学校 - 内陸工業団地(西通り) - 春日台団地 - 愛川BC
  • 厚64:厚木BC → 鮎津橋 → 金田神社 → 依知小学校 → 桜台 → 中津 → 愛川町役場 → 愛川BC
  • 厚74:厚木BC - 鮎津橋 - 金田神社 - 依知小学校 - 上依知 - 長坂
  • 厚76:厚木BC - 鮎津橋 - 金田神社 - 依知小学校 - 上依知 - 依知神社 - 猿ヶ島
  • 厚76:猿ヶ島 → 依知神社 → 上依知 → 依知小学校 → 金田神社 → 鮎津橋 → 本厚木駅(早朝1便のみ)
  • 厚79:厚木BC - 鮎津橋 - 金田神社 - 依知小学校 - 上依知 - 依知神社 - 原当麻駅
  • 厚79:原当麻駅 → 依知神社 → 上依知 → 依知小学校 → 金田神社 → 鮎津橋 → 本厚木駅(早朝1便のみ)
  • 厚80:厚木BC → 本厚木駅 → 市立病院前 → 金田神社 → 依知小学校 → 上依知 → 依知神社 → 猿ヶ島
  • 厚81:厚木BC - 本厚木駅 - 市立病院前 - 金田神社 - 依知小学校 - 上依知 - 依知神社 - 原当麻駅
  • 厚96:厚木BC - 鮎津橋 - 金田神社 - 依知小学校 - 桜台 - 中津 - 愛川町役場 - 愛川ハイテク団地 - 三増 - 上三増

厚木バスセンターから愛川町方面へ向かう路線は愛甲自動車商会による厚木 - 依知線が前身で、春日台・三増方面は毎時2便、そこへ依知神社経由が1便加わるダイヤだった。平日のみ運行の市立病院経由が加わる時間帯はパターンが崩れる。厚62・74・96は平日朝夕のみ数本が設定されているのみで、厚60については1992年頃に深夜バスが計画されており、小田急線時刻表では1992年(平成4年)4月6日の運行開始が予告されていた。しかし実際には運行されず、翌年の時刻表には記載されなかったことで幻となった。2020年11月16日のダイヤ改正で、厚60の区間便である厚64が、夕方以降のみ設定された。これは、愛川町役場以降の乗車率が低いことと、運用後の入庫を早める為の処置である。

厚59・76・79は上り1便が本厚木駅北口到着となるほか、深夜バスは本厚木駅発となる。厚59は三増から半原へ向かうが朝夕数便の運行に留まっている。厚63は平日中心に運行され、土休日は春日台団地止まりの厚61が運行される。なお、平日も朝夕の一部便は厚61の運行も設定されている。

厚木アクスト方面

厚木アクスト (あ203)
  • 厚105:厚木BC ・本厚木駅南口 - 岡田一本杉 - 岡田電話局 - 厚木アクスト
  • 厚105:厚木BC →(急行)→ 厚木アクスト
  • 厚105:厚木アクスト → (急行) → 本厚木駅東口 → 厚木BC(ツインライナー)
  • 厚105:厚木アクスト → (急行) → 本厚木駅南口(一般路線車)

かつては平塚担当だったが、利用者が急増したことで2004年2月23日から平日便が増発された際に厚木も担当することとなった。当初は臨時便扱いで、10時までは厚木BC、10時以降は本厚木駅南口からの発着となり、時間帯によって乗り場が全く異なる。使用車両については、厚木担当便は連節バス「ツインライナー」限定で、平塚営業所の車両については一般路線車が運用されていたが、2013年3月4日より一般路線車も全て本営業所に移管された。ツインライナーを中心に、PTPSが設置、運用されている。

森の里方面

  • 厚43:厚木BC - 中町四丁目 - 赤羽根入口 - 船子 - 籠堰橋 - 小野橋 - 森の里中学校 - 森の里
  • 厚44:厚木BC - 本厚木駅 -(←中町四丁目 / 栄町二丁目→)- 赤羽根入口 - 温水 - 観音坂 - 高松山 - 森の里青山 - 通信研究所 - 森の里センター - 森の里
  • 厚45:厚木BC → 中町四丁目 → 赤羽根入口 → 船子 → 籠堰橋 → 小野橋 → 通信研究所 → 森の里青山 → 森の里

厚木バスセンターから森の里へ向かう路線で、日中は厚43・44がメイン(毎時2-3本程度)である。厚45は平日早朝の厚木バスセンター発の片道のみ運行される。厚43・44は起終点こそ同じだが途中の経路が全く異なる。本厚木駅を経由するのは厚44のみである。厚44は本厚木駅方面のみ、過去に置かれていた、青山学院大学厚木キャンパスの最寄りであった森の里青山停留所折り返し場を、現在唯一使用している。

本厚木駅 - 市立病院 - 戸室・上飯山方面

宮ヶ瀬湖付近を走る厚20 (あ053) 厚22深夜便 (あ0112)
宮ヶ瀬湖付近を走る厚20 (あ053)
厚22深夜便 (あ0112)
  • 厚16:本厚木駅 - 市立病院前 - 戸室 - 千頭 - 光福寺 - 宮の里
  • 厚17:本厚木駅 - 合同庁舎前 - 戸室 - 千頭 - 光福寺 - 宮の里
  • 厚18:本厚木駅 - 合同庁舎前 - 戸室 - 千頭 - 光福寺 - 上飯山
  • 厚19:本厚木駅 - 市立病院前 - 戸室 - 千頭 - 光福寺 - 上飯山 - 尾崎 - 上煤ヶ谷
  • 厚20:本厚木駅 - 市立病院前 - 戸室 - 千頭 - 光福寺 - 上飯山 - 尾崎 - 上煤ヶ谷 - 宮ヶ瀬
  • 厚21:本厚木駅 → 厚木東町 → 市立病院前 → 戸室 → 千頭 → 光福寺 → 上飯山 → 尾崎 → 上煤ヶ谷 → 宮ヶ瀬(土曜運行)
  • 厚22:本厚木駅 - 合同庁舎前 - 戸室 - 千頭 - 光福寺 - 上飯山 - 尾崎 - 上煤ヶ谷
  • 厚22:本厚木駅 → 合同庁舎前 → 戸室 → 千頭 → 光福寺 → 宮の里 → 上飯山 → 尾崎 → 上煤ヶ谷(深夜バス)

大正末期から昭和初期にかけて、萬便自動車商会により運行された路線が前身である。利用者は多くないものの、宮ヶ瀬付近の観光客による利用が見込まれるために本数はある程度確保しており、宮ヶ瀬までは日中時間帯は毎時1便が設定されている。上煤ヶ谷を過ぎると山道に入り、土山峠を過ぎると宮ヶ瀬湖畔を通ることで眺めが良い。厚20は宮ヶ瀬でイベントが行われる際には臨時便が設定されるが、こちらは宮ヶ瀬ダムではなくビジターセンターへ向かう。上飯山までは宮ヶ瀬行きを含めて日中毎時2本、光福寺までは毎時4便が設定されている。

時間帯によって運行経路が異なり、日中は厚16、それ以外は厚17で運行される。2008年から厚17に深夜バスが設定され、2014年8月からは厚22にも深夜バスが設定された。上飯山 - 宮ヶ瀬は自由乗降区間で、停留所以外でも乗り降り可能である。

市立病院前経由の本厚木駅方向のみ、市立病院前では2ヶ所の停留所に停車する。その一方で本厚木駅発は小田急通り・市役所入口を経由し、いずれの路線も厚木バスセンターには乗り入れない。

その他厚木市内路線

厚25深夜便 (あ48)
  • 厚25:厚木BC - 本厚木駅 - 合同庁舎前 - 緑ヶ丘 - 合同庁舎前 - 本厚木駅 - 厚木BC(循環)
  • 厚25:厚木BC → 本厚木駅 → 合同庁舎前 → 緑ヶ丘三丁目(深夜バスあり)
  • 厚95:厚木BC → 本厚木駅 → あつぎ大通り → 厚木警察署 → 王子
  • 厚97:厚木BC - 本厚木駅 - あつぎ大通り - 厚木警察署 - 吾妻団地 - 王子
  • 厚88:本厚木駅南口 -(直行)- 平塚競輪場(神奈川中央交通西・平塚営業所と共同運行)
  • 厚109:本厚木駅南口 - 厚木市文化会館 - 赤羽根入口 - 湘北短期大学 - 東京農業大学

厚25は厚木市内を循環運行する路線で、平日は10分に1便、休日も7分に1便の高頻度で運行されており、伊勢原営業所も担当していた。現在は20分に1便と大幅に減便されたが、厚26と合わせて1時間に6,7便が確保されている(平日)。平日は深夜バスも運行(深夜バスと土休日の最終便は緑ヶ丘三丁目止まり)。

厚95は、2003年4月1日に廃止された厚27・28の代替として運行を開始した。王子行きの場合、それまではLED表示では上段に経由地である「厚木警察署」・下段に行先の「王子」を記していたが、2003年2月からは下段の行き先が「商業・東高校・王子」に変更された(ごく短期間だけ、行き先が「東高校・商業高校・王子」となっていたが、文字数の多さから視認性に難があるため数日で変更された)。2004年4月以降は、上段の経由地に「商業・東高校」・下段の行先は「王子」を記している。LED行先表示では、短期間での全車両の表記変更が容易であることを示した実例とも言える。その後、厚97が新設された。現在は、平日朝の往路便を除き、全便が吾妻団地経由の厚97で運行されている。

厚88は開催日のみ運行の無料送迎バス。平塚と共管であるが、基本的に平塚所属車が充当される。

愛甲石田駅 - 愛名方面

1日4便の愛24 (あ174)
  • 愛24:愛甲石田駅 - 愛甲原住宅 - 愛名 - 白山 - 六堂辻 - 千頭 - 荻野新宿 - 松蓮寺

本厚木駅を中心に放射線状に広がる所管路線が多い当営業所の中で、放射線を横切るように経路が設定されている。1日4往復のみ運行で、従来は本厚木駅 - 愛甲石田駅で愛名地区を大回りする経路だったが、厚木市内の渋滞を避けるための経路変更の結果、現在の運行経路となっている。

海老名駅 - 愛川町方面

  • 海01:海老名駅西口 - 金田神社 - 依知小学校 - 内陸工業団地(中央通り) - 春日台団地 - 愛川BC
  • 海09:海老名駅西口 - 金田神社 - 依知小学校 - 桜台 - 中津 - 愛川BC

海老名駅西口のららぽーと海老名前バスターミナルから、国道246号新相模大橋国道129号を通り愛川町へ向かう路線。国道129号に入ると本厚木駅発のバス経路と合流するが、海01の内陸工業団地内の経路は本厚木発のバスが来ない道路を通る。海01はおおむね毎時2 - 3本(海老名駅西口発の昼前後は毎時1本)、海09は毎時1本程度の運転。

田名バスターミナル - 半原方面

  • 田01:田名バスターミナル - 高田橋入口 - 箕輪辻 - 田代 - 田代坂上 - 半原

淵野辺駅と半原を結んでいた旧・淵59を田名バスターミナルで系統分割した路線で、淵59は当時の峡の原操車所(現・橋本営業所)が担当していた。2017年3月16日~2021年3月12日までは橋本営業所が担当し、峡の原操車所時代から数えて約3年ぶりに半原への乗り入れ復活だった。

愛川町内循環バス

既存路線では愛川町内の移動手段を満たせないことから、愛川町が神奈川中央交通より貸切車を借りる形で、1995年7月17日より運行を開始した。当初は4コースを午前・午後2便ずつの運行としていた[13]。詳細は愛川町内循環バスを参照のこと。

愛川・高峰ルート
  • 愛川町役場 → 愛川BC → 箕輪辻 → 田代運動公園 → 半僧坊 → 清雲寺 → 半原 → 野外センター → 半僧坊 → 箕輪辻 → 愛川BC → 愛川町役場
中津西南部ルート
  • 愛川BC → 愛川町役場 → 中津 → 中津小学校 → 桜台五差路(桜台)→ 県営団地 → 桜台団地 → 県営団地 → 愛川町役場 → 愛川BC
中津東部・小沢ルート
  • 愛川BC → 愛川町役場 → 春日台入口(春日台団地)→ 大塚 → 六倉 → 上六倉 → 六倉坂 → 下六倉 → 下小沢 → 小沢坂上 → 大塚 → 愛川町役場 → 愛川BC

愛川バスセンターとは愛川町が整備したバス折返場で、愛川町役場と同一停留所の扱いのために正規停留所とは見なされていないが、上記の愛川町循環バスをはじめ、愛川町役場を発着する一般路線バスについては、循環バスの愛川・高峰ルートを除いて全てここで折り返す交通の結節点として機能している。なお、愛川町役場 - 愛川バスセンター間のみの乗降は出来ず、あくまでも同一停留所扱いとされている。ただし、中津方面からの愛川町役場行き(厚66・海09)は愛川町役場でも乗降を行うほか、厚59・60・96は停車しない。

2014年3月31日までは行先も「愛川町役場行き」と案内していたが、4月1日より「愛川バスセンター行き」と案内している。

廃止・移管路線

一般路線

青山学院大学に停車中の厚36 (あ24)
厚88は観光用車両が専属で使用 (あ13)
厚85の側面行先表示
厚101(初代)の行先表示
上古沢折返場

停留所名称は廃止当時の名称で記述する。

  • 厚03(初代):厚木BC - 本厚木駅 - 厚木東町 - 県立病院 - 妻田 - 荻野新宿 - 上荻野車庫 - 田代 - 半原
2002年10月16日に廃止。
  • 厚09(初代):松蓮寺 → 妻田 → 県立病院 → 元町 → 小田急通り → 本厚木駅
2003年4月1日に廃止。
  • 厚23:厚木BC - 合同庁舎 - 温水 - 観音坂 - 高松山 - 青山学院大学
青山学院大学厚木キャンパスへのアクセス路線。世田谷キャンパスとの統合移転によって必要性が無くなり、2003年4月1日に廃止された。
  • 厚27(初代):厚木BC -(急行)- 東高校
  • 厚28:厚木BC -(急行)- 商業高校
東高校と商業高校への急行便だが実際は両校が隣接しており、実質的には同一路線。どちらも高校関係者専用で一般客は乗車不可だった。2003年4月1日に廃止され、代替として王子方面への厚95・97が運行中。
  • 厚29:厚木BC - 合同庁舎 - 温水 - 高坪 - 愛名 - 白山 - 旗谷 - 上古沢
上古沢付近の循環化によって2012年3月28日に厚30・31(二代)へ代替廃止。
  • 厚30(初代):厚木BC - 合同庁舎 - 黄金原 - 白山 - 六堂辻 - 上古沢
  • 厚31(初代):厚木BC - 合同庁舎 - 黄金原 - 白山 - 六堂辻
2003年4月1日に廃止。
  • 厚30(二代):厚木BC → 合同庁舎 → 温水 → 高坪 → 愛名 → 白山 → 台ノ上 → 上古沢 → 旗谷下 → 白山 → 愛名 → 高坪 → 温水 → 合同庁舎 → 厚木BC(15:00 - 終車まで)
  • 厚31(二代):厚木BC → 合同庁舎 → 温水 → 高坪 → 愛名 → 白山 → 旗谷下 → 上古沢 → 台ノ上 → 白山 → 愛名 → 高坪 → 温水 → 合同庁舎 → 厚木BC(初便 - 14:59まで)
2012年に厚29・46の代替として一年間の試験運行として新設された循環路線。2013年3月18日に廃止され、同日新設された厚32と新・厚46に代替された。
  • 厚35:厚木BC - 合同庁舎 - ユニシアジェックス
2003年4月1日に廃止。実際はユニシアジェックスから厚木へ戻る循環路線だった。
  • 厚36:厚木BC - 赤羽根入口 - 船子 - 籠堰橋 - 小野橋 - 通信研究所 - 青山学院大学
青山学院大学厚木キャンパスへのアクセス路線だがこちらは小野橋経由だった。世田谷キャンパスとの統合移転によって必要性が無くなり、2003年4月1日に廃止された。
  • 厚37:厚木BC - 合同庁舎 - 温水 - 観音坂 - 小野橋 - 通信研究所 - 森の里青山
2003年4月1日に廃止。
  • 厚39(初代):厚木BC - 合同庁舎 - 温水 - 観音坂 - 小野橋 - 神奈川リハビリ - 七沢温泉入口 - 七沢病院
リハビリ経由で七沢病院へ向かう路線。1987年10月6日に愛甲石田駅発着の愛11へ代替廃止。
  • 厚40:厚木BC - 合同庁舎 - 温水 - 観音坂 - 小野橋 - 小野
2010年1月16日に廃止。最末期は平日のみ3往復するだけだった。
  • 厚41:厚木BC - 赤羽根入口 - 温水 - 観音坂 - 高松山 - 青山学院大学
青山学院大学厚木キャンパスへのアクセス路線。世田谷キャンパスとの統合移転によって必要性が無くなり、2003年4月1日に廃止された。
  • 厚44:厚木BC - 赤羽根入口 - 船子 - 籠堰橋 - 小野橋 - 通信研究所 - 松蔭女子短大
1987年10月6日、愛甲石田駅発着の愛18に代替廃止。
  • 厚45(初代):厚木BC - 合同庁舎 - 温水 - 高坪 - 愛名 - 愛名入口 - 小野橋 - 小野
  • 厚45(二代):厚木BC - 合同庁舎 - 温水 - 高坪 - 愛名 - 愛名入口 - 愛甲原住宅 - 愛甲石田駅
1987年10月6日に二代目へ経路変更して愛甲石田駅へ乗り入れ。1993年4月5日、愛甲石田駅発着の愛24に代替廃止。
  • 厚46(初代):厚木BC - 合同庁舎 - 温水 - 高坪 - 愛名 - 白山 - 小鮎公民館 - 上古沢
上古沢付近の循環化によって2012年3月28日に厚30・31(二代)へ代替廃止。
  • 厚47(初代):厚木BC - 合同庁舎 - 温水 - 高坪 - 愛名 - 白山 - 六堂辻
2003年4月1日に廃止。
  • 厚50:厚木BC - 合同庁舎 - 赤羽根入口 - 片平入口 - 東名中学 - 酒井 - 大神
  • 厚51:厚木BC - 市役所入口 - 東名厚木 - 門沢橋 - 社家駅 - 中新田 - 海老名駅東口
厚木バスセンターと海老名駅を結んでいた路線。2002年10月16日に廃止。
  • 厚52:厚木BC - 合同庁舎 - 赤羽根入口 - 片平入口 - 東名中学 - 酒井 - 本厚木駅南口
厚木バスセンターから赤羽根地区を経由して本厚木駅南口へ向かった路線。現在は運行していない。
  • 厚58:本厚木駅 - 旭町 - 酒井 - 大神
  • 厚64:厚木BC - 本厚木駅 - 県立病院 - 荻野新宿 - 神奈川工科大学 - 厚木北高校 - 棚沢 - 桜台 - 中津 - 愛川町役場 - 三増 - 上三増
路線設定の都合で運行区間こそ上記経路だが、実際の運行は厚木北高校 - 上三増間のみだった。厚27・28と同じく関係者専用路線で一般客の乗車は出来なかった。
  • 厚65:厚木BC - 本厚木駅 - 県立病院 - 荻野新宿 - 神奈川工科大学 - 厚木北高校
  • 厚65:厚木BC -(急行)- 松蓮寺 -(急行)- 厚木北高校
急行便でも松蓮寺には停車していた。関係者専用路線で、一般客の乗車は出来なかった。
  • 厚75:厚木BC - 鮎津橋 - 金田神社 - 昭和音楽大学 - 中平 - 上依知 - 依知神社 - 小沢
  • 厚77:厚木BC - 鮎津橋 - 金田神社 - 昭和音楽大学 - 中平 - 上依知 - 依知神社 - 昭和橋 - 上溝 - 千代田十字路 - 市役所前 - 相模原駅
  • 厚78:厚木BC - 鮎津橋 - 金田神社 - 昭和音楽大学 - 中平 - 上依知 - 依知神社 - 昭和橋 - 上溝
厚木バスセンターから上溝・相模原駅へ向かう長距離路線だが、2003年4月1日に廃止。
  • 厚79(初代):本厚木駅 - 相模大橋 - 河原口 - 座間四ッ谷 - 新戸 - 原当麻 - 番田 - 上溝
愛高自動車商会による路線が起源で、1936年の相模鉄道買収を経て戦時統合で神奈中の路線となった。ほぼ全区間で相模線と並行していた。
  • 厚80(初代):本厚木駅 - 相模大橋 - 河原口 - 座間四ッ谷 - 座間キャンプ - 相武台前駅
  • 厚81(初代):本厚木駅 - 相模大橋 - 河原口 - 座間四ッ谷 - 相武台下駅
  • 厚82:本厚木駅 - 相模大橋 - 河原口 - 海老名駅西口
  • 厚83:本厚木駅 - 相模大橋 - 厚木ナイロン - 海老名駅東口 - 座間駅入口 - 相武台下駅
  • 厚84:本厚木駅 - 相模大橋 - 厚木ナイロン - 海老名駅東口
本厚木駅から北部の海老名・座間・相武台方面へ向かう長距離路線。現在は全て運行していない。
  • 厚85:厚木BC - 小田急通り -(急行)- 昭和音楽大学 - 内陸工業団地(西通り) - 春日台団地
急行運転区間は往路の昭和音楽大学までで、復路は行なっていなかった。2007年6月15日に廃止。
  • 厚86(初代):厚木BC - 合同庁舎 - 観音坂 - 小野橋 - 神奈川リハビリ - 七沢温泉入口 - 七沢温泉
2002年10月16日に廃止。
  • 厚86(二代):厚木BC - 小田急通り -(急行)- 昭和音楽大学 - 内陸工業団地(東 - 西通り) - 昭和音楽大学 - 金田神社 - 鮎津橋 - 厚木BC
厚85と異なり、内陸工業団地から厚木バスセンターへ戻る循環路線で、こちらも急行運転区間は往路の昭和音楽大学までで復路は行なっていなかった。2007年6月15日に廃止。
  • 厚87:神奈川リハビリ - 七沢温泉入口 - 七沢温泉
  • 厚88(初代):神奈川リハビリ - 七沢温泉入口 - 広沢寺温泉入口 - 広沢寺温泉
神奈中リハビリで厚33・34と接続する支線系統で、運賃は乗り継いでも通算だった。厚木バスセンター発着でないにも関わらず、系統番号は「厚」を付与されていた。
  • 厚92:厚木BC - 合同庁舎 - 観音坂 - 小野橋 - 森の里小学校 - 七沢森林公園 - 七沢温泉入口 - 広沢寺温泉入口 - 上谷戸
2002年10月16日に廃止。
  • 厚93:厚木BC - 赤羽根入口 - 船子 - 籠堰橋 - 小野橋 - 森の里センター - 森の里四丁目
森の里まで延伸されて厚97(初代)に変更。
  • 厚97(初代):厚木BC - 赤羽根入口 - 船子 - 籠堰橋 - 小野橋 - 森の里センター - 森の里
森の里四丁目止まりだった厚93を延伸させた系統。2003年4月1日に廃止。
  • 厚98:本厚木駅 - 相模大橋 - 二大縄 - 海老名駅東口
2002年10月16日に廃止。
  • 厚99:厚木BC - 合同庁舎 - 温水 - 観音坂 - 小野橋 - 森の里小学校 - 七沢森林公園 - 広沢寺温泉入口 - 七沢温泉入口 - 上谷戸 - 上煤ヶ谷
2003年4月1日に廃止。
  • 厚101(初代):厚木BC -(直行)- ふれあいプラザ
  • 厚102:ふれあいプラザ -(直行)- 鳶尾団地 - まつかげ台
  • 厚103:ふれあいプラザ -(直行)- 毛利台団地 - 森の里三丁目
ふれあいプラザへの直行アクセス路線。先に厚102・103が廃止され、残った厚101も2002年10月16日に廃止。
  • 半71:上荻野車庫 - 野外センター - 半原
  • 半72:上荻野車庫 - 田代 - 半原
上荻野車庫と半原を結ぶ折り返し路線だが、2003年4月1日に廃止。
  • 半73:愛川町役場 - 三増 - 田代坂上 - 半原
厚59の補完として愛川町役場と半原を結んでいたが、2002年10月16日に廃止。
  • 海02(初代):海老名駅東口 - 国分 - 座間駅 - 立野台 - 相武台前駅 - 相武台団地(循環)
  • 海02(二代):海老名駅西口 -(急行)- 昭和音楽大学 - 中平 - 内陸工業団地(中央通り) - 春日台団地 - 愛川町役場(愛川BC)
二代目は内陸工業団地を経由して愛川町役場まで運行した路線。厚86(二代)と同様に急行運転を行っていたのは海老名駅 - 昭和音楽大学間のみだった。2007年6月15日に廃止。
  • 海03:海老名駅東口 - かしわ台駅
  • 海04:かしわ台駅 - 海老名駅東口 - 蚕業センター - 有馬高校
  • 海05:海老名駅東口 - 蚕業センター - 有馬高校
  • 海07:海老名駅東口 - 河原口 - 鶴間駅
  • 海10:海老名駅東口 - 国分 - 座間駅 - 立野台 - 相武台前駅
  • 台01:相武台前駅 - 相武台団地(循環)
  • 台02:相武台前駅 - 相武台グリーンパーク
  • 台03:相武台前駅 - 座間日産
  • 台04:相武台前駅 - 座間キャンプ - 相武台下駅
  • 台05:相武台前駅 - 立野台 - 座間駅 - 相武台下駅
  • 台06:相武台前駅 - 座間キャンプ - 相武台下駅 - 磯部
  • 愛11:愛甲石田駅 - 愛甲原住宅 - 愛名入口 - 玉川農協前 - 神奈川リハビリ - 七沢病院
  • 愛19:愛甲石田駅 - 愛甲原住宅 - 籠堰橋 - 小野橋 - 通信研究所前 - 森の里青山

深夜急行・夜行高速

  • 深夜急行:新宿駅西口 → 相模大野駅 → 小田急相模原駅 → 相武台前駅 → 本厚木駅
  • 夜行高速:本厚木駅・町田BC・横浜駅東口 - 花巻・北上・盛岡
岩手県交通車は、神奈中グループ撤退後も昼間は厚木営業所で休憩する。

清川村営バス「ゆめバス」

清川村営バス
  • 煤01:上煤ヶ谷 - 尾崎 - 七沢 - 広沢寺温泉入口 - 七沢温泉入口 - 神奈川リハビリ
  • 煤02:上煤ヶ谷 - 尾崎 - 七沢 - 広沢寺温泉入口 - 七沢温泉入口 - 神奈川リハビリ - 県立七沢森林公園 - 森の里中学校

2003年4月1日より清川村営バスの運行受託も開始した。愛称は「ゆめバス」で、車内での現金両替は出来ないが、バス共通カードや一日乗車券、「かなちゃん手形」が利用可能(SuicaPASMOは利用不可)である[14]。運行経費を清川村が負担するため「村営バス」としており、運賃制度も一般路線と同様で自治体より運行補助金を受けて運行する過疎路線バスに近い形である。2006年5月1日より、土休日運休となった。

使用車両は、運行開始当初は既存の神奈川中央交通の保有車両だったが、2003年8月よりトヨタ・ハイエース(あ13)となった[15]。しかし車椅子の利用が出来ないため、車椅子利用者は乗務員が手配した福祉タクシーを利用することとなる。この場合、福祉タクシーの運賃は村営バスと同額になるが、事前予約制で運賃適用区間は村営バス区間内に限られる。

上煤ヶ谷 - 七沢は自由乗降区間で、停留所以外でも乗降可能である。

2007年5月28日、清川村議会において村営バス「ゆめバス」を含む生活交通確保体系の在り方について検討することが要請された。村民へのアンケート実施などによる意識調査を実施するなど検討した結果、2009年9月17日の村議会において、村営バス「ゆめバス」の廃止について了承が得られた。その後、広報誌「きよかわ通信」や該当地域での説明会を開催して村民への説明が実施された。同年11月9日、神奈川県生活交通確保対策地域協議会へ協議結果の変更申請申出書が提出され、同年12月31日をもって運行を終了した。

宮ヶ瀬湖シャトルバス(受託終了)

  • 宮ヶ瀬シャトル:宮ヶ瀬 → 宮の平 → ダム水とエネルギー館 → ハイキングコース入口 → あいかわ公園 → 鳥居原ふれあいの館 → 宮ヶ瀬

2008年4月4日に運行開始された宮ヶ瀬湖周辺を走る観光シャトルバス。3月から11月の土休日のみ運行され、冬期運休となる。運行主体は宮ヶ瀬ダム周辺振興財団で神奈川中央交通が運行を受託していた。その後、振興財団がマイクロバスを用意して運行することとなり、神奈川中央交通は2009年4月26日をもって受託を解消した。一般路線バスとは別扱いで、運賃は大人・小児とも100円均一。バスカード・PASMO・環境定期券・かなちゃん手形・1日乗車券は利用不可だが、公式サイトの時刻表検索・バスロケーションシステムには対応していた。

車両

概要

2020年11月29日現在、厚木営業所に111台(特定車含む)、厚木北営業所に67台の配置がある。

厚木営業所は、高度経済成長期による大規模団地の造成などによる乗客急増によって規模が徐々に拡大していき、1981年の時点で所属車両は163台となり、戸塚・町田に次いで3番目に多い営業所となった。その後は団地造成に加えて私立大学、研究所の移転が相次ぎ、1985年には所属台数が200台を超え、神奈川中央交通最大規模の営業所なった。最終的に、路線車の所属台数は227台(1991年)となった。その後、1990年代後半になると道路渋滞による遅延などで路線の移管、短縮、廃止が相次いで行われ、2005年時点では戸塚、相模原に次いで3番目の規模となっている。同年2月には当営業所管内全路線でバスロケーションシステムの稼働が開始されたため、現在運行中の車両は(愛川町循環バスを除く)全車両がGPS搭載車となっている。

その愛川町循環バスには日野・ポンチョ(あ12)とトヨタ・ハイエース(あ199・200)が専属で使用される[16]。また、厚38(厚木バスセンター - 広沢寺温泉)用として中型車が2台[17]、厚08(急行)・67・105用の連節バスが4台(あ201 - 204)在籍する以外は全て大型車となっている。当営業所には三菱ふそう・エアロスター貸切兼用車(ワンロマ車)「ブルーイエローバス」が、後述のあ13も含めて5台配備され、主に厚88・108などで使用されているほか、厚木北営業所には茅ヶ崎営業所から転入した自転車ラックバス仕様のエアロスターが4台在籍(うち3台は専用塗装車)しており、厚16・19・20を中心に運用されている。

神奈中全体の車両概況と同様、三菱ふそう製の車両の比率が高いが、日産ディーゼル(当時、現「UDトラックス」)製の車両も存在する。中でも、貸切兼用車において1台だけ在籍していた日産ディーゼル[18]は、神奈中の貸切兼用車の中でも唯一の日産ディーゼル製前中扉車であった。なお、2004年以降、日産形低公害車(尿素SCRシステム)の実証実験を当営業所が担当することとなり、AdBlueステーションを設置した関係から日産ディーゼル車が継続的に配備されている。三菱ふそう・エアロスターのOEM供給車、スペースランナーAは神奈中では本営業所のみに配備されている。中型車は現在いすゞ・エルガミオが配備されている。かつてはエアロミディSが配置されていたが、2009年8月に大和へ転属した。2014年1月に三菱ふそう・エアロミディMKツーステップバスが上荻野車庫に3台転入したが、2015年8月までに廃車された。

拠点となる本厚木駅は、小田急電鉄の単独駅ではトップクラスの乗降人員で、厚木市・愛川町・清川村からの路線の大半が本厚木駅に集中し、この規模の都市の営業所としてはかなりバス利用者が多かったため、山間部の狭隘路線を抱えるにもかかわらず、全長11m級の車両(長尺車)の導入が行なわれていた[19]。一方、2003年から投入が開始されたノンステップバスについては、原則として全長10m級(K尺)で導入されている[20]他、2017年3月に伊勢原から2台転入した。かつては夜行高速バス本厚木・町田・横浜 - 盛岡線は当営業所が担当しており、夜行高速バス車両も1台配置されていた[21]が、車両代替後に湘南神奈交バスへ移管された。

あ13

「あ13」という車番は、本営業所でも特徴的な車両に附番される。1994年に導入された、神奈中に在籍する三菱U-MK218Jで唯一の前扉車がこの車番を附番されている[22]ほか、2003年に導入された清川村営バス専用のトヨタ・ハイエースもこの車番を名乗っている[23]

連節バス

メルセデス・ベンツ・シターロ O530G

厚木営業所に導入された連節バス「ツインライナー」 (あ201)

2008年2月4日より、厚105にて連接バス4台の運行が開始された。連接バス導入は、神奈川中央交通としては茅ヶ崎営業所に配置されている、湘25(慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス線)に続き2例目である。

当初は2005年度に導入が予定されており、この年に厚木市の予算に補助金が計上されていたが、ネオプランセントロライナーが日本仕様の供給を中止したことから、車種選定を改めて行う必要に迫られた。さらに新しく選定したメルセデス・ベンツシターロGについても、製造メーカーであるエボバス側の事情で、生産ラインに投入されたのが2007年にずれ込むなど、さまざまな要因により導入が遅れた。

シターロの日本への輸出例は、単車体の車両も含めて初である。導入された車両はイギリス仕様車をベースにしているが、車体幅は2.55mと欧州規格のままになっているほか、非常口についても日本の法規で定められた非常扉は設置されておらず、窓ガラスをハンマーで破って脱出するという、欧州においては一般的な方式で、それぞれ特別認可によって実現した。また、夏季に高温多湿となる日本の環境では、寒冷地であるイギリス仕様のままでは夏季の冷房能力不足が懸念されることから、冷房装置についてはアフリカ向け車両などに使用される熱帯仕様となっている。排出ガス規制はユーロ5に適合している。

定員は130名と一般型路線バスの2倍であるものの、1台あたり7200万円と高価であるため[24]、政府や厚木市から補助金が交付されている。

当初は厚105のみに使用されていたが、2009年12月24日以降は厚08の急行便にも使用されるようになった。さらに、2011年10月3日からは平日に限り、厚67の一部便にも導入された[11]

その他

薪バス「三太号」(2007年10月、ファミリー鉄道展にて)
  • 薪バス復元車「三太号」は当営業所で保管されている[25]
  • 厚59の長尺車では切り返しが必要な箇所があった[26]。標準尺車では切り返しなしで通過可能。
  • 1988年5月9日に神奈中バスカードが利用開始となったが、3000円バスカードには宮ヶ瀬虹の大橋を渡る当営業所所属の車両(あ213)がデザインされていた。しかし、実際に当営業所がカード対応になったのは同年9月26日で、カードの図柄になった当営業所の車両でカードが利用出来ない期間があった。
  • 湘南ひらつか七夕まつりの開催期間中に運行される直行便の平塚駅 - 本厚木駅南口間は、当営業所からの車両も応援が入る。

関連項目

脚注

  1. ^ a b 営業所・路線図について - 神奈川中央交通(2018年03月14日閲覧)
  2. ^ 神奈川中央交通公式サイトバスの前面に自転車を乗せられる「自転車ラックバス」本厚木駅~宮ヶ瀬間で、平成22年9月27日(月)より実験運行を開始!”. 2010年9月13日閲覧。
  3. ^ 本厚木駅~宮ヶ瀬間の「自転車ラックバス」を平成23年3月31日(木)まで実験運行!”. 2016年5月19日閲覧。
  4. ^ バスの前面に自転車を乗せられる「自転車ラックバス」平成23年4月1日(金)より「本厚木~宮ヶ瀬間」で本格運行へ!”. 2016年5月19日閲覧。
  5. ^ 神奈川中央交通公式サイト3/24(月)から厚木営業所管内(一部を除く)で乗降方式が変更”. 2014年2月17日閲覧。
  6. ^ 神奈中グループバス会社の会社名・営業所名の変更について 2016年12月26日、神奈川中央交通(2017年1月31日閲覧)
  7. ^ a b 神奈中グループバス会社の会社名・営業所名の変更について(PDF形式ファイル) 2016年12月26日、神奈川中央交通(2017年1月31日閲覧)
  8. ^ 神奈中グループバス会社の会社名・営業所名の変更について 2017年12月12日、神奈川中央交通(2017年12月20日閲覧)
  9. ^ a b 神奈中グループバス会社の会社名・営業所名の変更について(PDF形式ファイル) 2017年12月12日、神奈川中央交通(2017年12月20日閲覧)
  10. ^ 相武台前駅と厚木営業所は9km程度で、麻溝車庫と相武台前駅は6km弱である。
  11. ^ a b ツインライナーの運行について”. 神奈川中央交通 (2011年9月26日). 2011年10月4日閲覧。
  12. ^ 小田急時刻表1992年ダイヤ改正号p371では、七沢温泉行きが8:20・14:40の2便だけの設定だった。
  13. ^ 『鉄道ジャーナル』通巻349号 p.134
  14. ^ ワゴン車による村営バス
  15. ^ 神奈川県「交通関係ソフト施策実施事例集」3-Bによる
  16. ^ 「あ12」は以前は三菱ふそう・エアロミディMEに使用されていたが、2016年11月にポンチョへ置き換えられた。
  17. ^ 田01専用の中型車は橋本営業所に転属されたため、厚木北営業所の車両は再び大型車のみとなった。
  18. ^ あ68・KC-UA460LAN
  19. ^ バスラマ・インターナショナル68号(ユーザー訪問・神奈川中央交通)では、長尺車については「厚木を中心に」という表現がされており、巻末の車両一覧でも当営業所に長尺車が多いことが分かる。
  20. ^ 2005年に伊勢原から転入した1台のみ全長11m級のM尺車で、厚105を中心に運用されていたが、2016年6月に廃車となっている。
  21. ^ あ701・三菱エアロクィーンM
  22. ^ バスジャパンニューハンドブックス23 神奈川中央交通
  23. ^ バスジャパン・ハンドブックシリーズR・57「神奈川中央交通」
  24. ^ 厚木市のプレリリース(PDF)2ページ目を参照
  25. ^ 神奈川中央交通公式サイト神奈中バス 代燃車『三太号』”. 2010年6月13日閲覧。
  26. ^ バス・ジャパン9号でもこの箇所が紹介されている。

参考文献

  • 神奈川中央交通株式会社創立80周年記念行事準備委員会『神奈川中央交通八十年史』神奈川中央交通、2001年。 
  • 神奈川中央交通株式会社70周年記念行事準備委員会『神奈川中央交通七十年史』神奈川中央交通、1991年。 
  • 神奈川中央交通株式会社60周年記念行事準備委員会『神奈川中央交通六十年史』神奈川中央交通、1982年。 
  • バスジャパン・ニューハンドブックシリーズ・23 神奈川中央交通』BJエディターズ、1997年。ISBN 4434072722 
  • 『バスジャパン・ハンドブックシリーズR・57 神奈川中央交通』BJエディターズ、2006年。ISBN 4434072722 
  • 日本バス友の会、鈴木文彦「Bus Corner」『鉄道ジャーナル』第349号、鉄道ジャーナル社、1995年11月、132-134頁。 
  • 「バス事業者訪問69 神奈川中央交通」『バスラマ・インターナショナル』第68号、ぽると出版、2001年10月、43-66頁、ISBN 4899800681 

外部リンク