心療内科医・涼子

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心療内科医・涼子』(しんりょうないかい・りょうこ)は、1997年10月13日から12月15日まで毎週月曜日22:00 - 22:54に、読売テレビ制作・日本テレビ系で放送された日本のテレビドラマ。全10話。主演は室井滋

概要[編集]

明邦大学医学部付属病院の心療内科に通院する様々な“心の病”を持った患者の症例を中心に描いた作品。患者役には豪華ゲストが毎回登場した。視聴率も前番組『失楽園』ほどの高水準ではないものの、月曜22時台のドラマとしては堅調な推移を見せた。一方で後述するように、放映当時からその内容については賛否が大きく分かれている。

キャスト[編集]

明邦大学付属病院[編集]

  • 望月涼子(36):室井滋
    心療内科医。「暴走特急」の異名を持つ。自身も暗所恐怖症の症状を持っている。
  • 杉本陽一(37):寺脇康文
    心療内科医局長。
  • 飯島武(25):河相我聞
    心療内科研修医。
  • 川村安奈(26):黒谷友香
    心療内科専修医。
  • 野田周平(26):関口知宏
    心療内科専修医。
  • 松本梨香(22):星野有香
    心療内科看護婦。
  • 田口裕子(22):春菜千広
    心療内科看護婦。
  • 中谷加奈子(20):豊田麻里
    心療内科看護婦。
  • 坂下直子(40):萬田久子
    心療内科看護婦長。

その他[編集]

  • 平岡周(41):日野陽仁
    心療内科医行きつけの「平岡寿司店」主人。
  • チエコちゃん(6):吉谷彩子
    時々涼子の前に姿を現す少女。実は涼子の心の中に存在する「インナーチャイルド」であり、実在しない。

放送日程・ゲスト[編集]

各話 放送日 サブタイトル 症例 ゲスト出演者・役名 視聴率
第1話 1997年10月13日
(22:00 - 23:24)
「盗食する女」 共依存過食症 市枝都:麻生祐未
市枝伸子:藤田朋子
純一:石橋保
15.4%
第2話 1997年10月20日 「虚言する女」 虚言癖 花岡キヨノ:篠原涼子 15.5%
第3話 1997年10月27日 「良い子は母を殴る」 家庭内暴力 須藤早紀:榎本加奈子
須藤芙美子:結城しのぶ
須藤誠一:遠城啓輔
15.7%
第4話 1997年11月3日 「買い物しすぎる女」 買い物依存症 東由香里:斎藤由貴
東茂樹:伊藤俊人
東太一:三觜要介
カウンセラー:小倉久寛
14.7%
第5話 1997年11月10日 「顔を変え続ける女」 身体醜形障害 沢田美樹:菊池麻衣子
悟:東根作寿英
13.7%
第6話 1997年11月17日 「嫁 vs 姑 心理戦争」 心身症、家族 藤川みなみ:羽野晶紀
藤川藍子:水野久美
藤川達郎:山口粧太
14.7%
第7話 1997年11月24日 「水を飲み続ける少女」 父子関係、アダルトチルドレン 館林絵里:奥菜恵
館林祐司:石丸謙二郎
館林千里:岡まゆみ
14.3%
第8話 1997年12月1日 「トラブルメーカー」 境界性パーソナリティ障害 稲村沙織:松嶋菜々子 12.8%
第9話 1997年12月8日 「首が回らない女優」 痙性斜頸、母子関係 仙石カナコ:手塚理美
寺崎満江:谷口香
10.6%
最終話 1997年12月15日 「子供を投げる母」 母子関係、愛 清水麻美:田中律子
麻美の母・則子:絵沢萠子
清水真治:古藤芳治
11.6%
平均視聴率 14.0%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

  • オープニング:Le Couple「Sofa」
  • エンディング:室井滋「風よ」

作品の問題点[編集]

放送開始直後から、心療内科の現場で働く医師による抗議が相次いでいた。主だったものとして、

  • 取り上げる病気が不適切(心療内科ではなく、精神科が扱う病気)。
  • その病気の描写があまりにもセンセーショナル。(心療内科の患者が心療内科に行きにくくなる)
  • 現実の医師は、涼子のような行動はとらない。
  • ドラマを見て、すぐに治ると期待し、結果的に病院を転々としてしまう危険性。

などといった意見が寄せられた。日本心療内科学会でも問題になり、読売新聞に抗議文を出す事態になったが、これに対し読売テレビは、「これから撮影するものに関しては、十分に配慮する」と釈明。また番組のラストに「望月涼子のキャラクター設定上、実際の心療内科医を超えた描写があります」というテロップも出されていた。

こうした抗議について、番組アドバイザーである東邦大学医学部附属大森病院心療内科は、

  • 心療内科の範囲を逸脱しているとテレビ局に抗議した。
  • ただし、心療内科は純粋な心身症だけを見るべきだとの批判には、反論する。本来の心身症の患者は、心療内科受診者の15%にすぎない。
  • ドラマはオーバーな点があるが、精神科の対象になる患者が来ているのも事実。そういうニーズに応えるのも、将来的には大事ではないか。

とのコメントを出している。

また、ある心療内科医は自分のサイト(現在は閉鎖)で、テレビ局に対する抗議として「問題が多すぎるので、即刻、放送を中止してほしい」という内容のFAXを公開していた。指摘していた問題点は主に以下の通り。

  • 患者が窓から飛び降りるシーンがあるが、医師が飛び降りるように呼びかけることは絶対にない。
  • 患者をまるで、気がふれたおかしな人間のように描いている。
  • 型破りの心療内科医という設定のもとで、病院だろうと外だろうと、ところ構わず治療をしている。
  • 涼子の治療はただの説得で、患者を理解しているとは思えず、本当の治療とは言えない。
  • 看護婦が患者の噂話をしている。現場の看護婦に失礼だ。

関連商品[編集]

  • 心療内科医・涼子 Vol.1-Vol.4(バップ) 1998年2月21日発売 VHSの単品商品。
  • 心療内科医・涼子 サントラ-イン・アワーズ・タイム (ポニーキャニオン) 1997年11月9日発売
  • 心療内科医 涼子 (読売テレビ放送株式会社・編 アミューズブックス発行) 1997年12月12日発売 - 専門家の解説が付いたノベライズ本。6話以降については収録されていない。現在は絶版の模様 ISBN 978-4-906613-26-7

外部リンク[編集]

読売テレビ制作・日本テレビ 月曜10時枠連続ドラマ
前番組 番組名 次番組
失楽園
(1997.7.7 - 9.22)
心療内科医・涼子
(1997.10.13 - 12.15)
冷たい月
(1998.1.12 - 3.16)