弟子屈町

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てしかがちょう ウィキデータを編集
弟子屈町
Hokkaido, Japan, Lake Mashū, 2008.jpg
Flag of Teshikaga, Hokkaido.svg Emblem of Teshikaga, Hokkaido.svg
弟子屈町旗 弟子屈町章
1961年4月1日制定[1]
日本の旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道釧路総合振興局
川上郡
市町村コード 01665-9
法人番号 3000020016659 ウィキデータを編集
面積 774.33km2
総人口 6,715[編集]
住民基本台帳人口、2022年10月31日)
人口密度 8.67人/km2
隣接自治体 釧路市川上郡標茶町
網走郡津別町美幌町
斜里郡小清水町清里町
標津郡中標津町
町の木
町の花 つつじ
町の鳥 白鳥
弟子屈町役場
町長 徳永哲雄
所在地 088-3292
北海道川上郡弟子屈町中央2丁目3番1号
北緯43度29分07秒 東経144度27分33秒 / 北緯43.48528度 東経144.45928度 / 43.48528; 144.45928座標: 北緯43度29分07秒 東経144度27分33秒 / 北緯43.48528度 東経144.45928度 / 43.48528; 144.45928
弟子屈町役場庁舎
外部リンク 公式ウェブサイト

日本地域区画地図補助 01660.svg

弟子屈町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

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春前の氷が融け始めた摩周湖
2008年平成20年)3月16日撮影
硫黄山
冬の川湯温泉
津別峠から見た屈斜路湖

弟子屈町(てしかがちょう)は、北海道釧路総合振興局管内の川上郡にあるである。

地理[編集]

釧路総合振興局の北部に位置する。釧路市から北約80キロメートルに位置。

地理的には釧路総合振興局に属するが、地勢はオホーツク総合振興局に近い。 冬季の冷え込みは厳しい。 川湯では空気中の水分が凍ってキラキラひかる「ダイヤモンドダスト現象」が見られることがある。

弟子屈(1991年 - 2020年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 6.2
(43.2)
7.6
(45.7)
16.4
(61.5)
27.5
(81.5)
35.7
(96.3)
33.7
(92.7)
34.4
(93.9)
34.4
(93.9)
31.3
(88.3)
25.1
(77.2)
19.1
(66.4)
12.9
(55.2)
35.7
(96.3)
平均最高気温 °C°F −3.1
(26.4)
−2.7
(27.1)
1.4
(34.5)
8.2
(46.8)
14.6
(58.3)
17.8
(64)
21.2
(70.2)
22.4
(72.3)
19.6
(67.3)
14.1
(57.4)
6.9
(44.4)
−0.2
(31.6)
10.0
(50)
日平均気温 °C°F −7.2
(19)
−7.1
(19.2)
−2.9
(26.8)
2.8
(37)
8.5
(47.3)
12.5
(54.5)
16.4
(61.5)
17.9
(64.2)
14.9
(58.8)
8.9
(48)
2.1
(35.8)
−4.5
(23.9)
5.2
(41.4)
平均最低気温 °C°F −12.6
(9.3)
−12.7
(9.1)
−8.0
(17.6)
−2.2
(28)
3.1
(37.6)
8.1
(46.6)
12.7
(54.9)
14.3
(57.7)
10.6
(51.1)
3.4
(38.1)
−3.2
(26.2)
−9.9
(14.2)
0.3
(32.5)
最低気温記録 °C°F −23.1
(−9.6)
−26.7
(−16.1)
−21.1
(−6)
−14.7
(5.5)
−5.3
(22.5)
−0.9
(30.4)
2.0
(35.6)
5.6
(42.1)
−1.0
(30.2)
−8.0
(17.6)
−16.3
(2.7)
−21.4
(−6.5)
−26.7
(−16.1)
降水量 mm (inch) 50.6
(1.992)
43.4
(1.709)
64.5
(2.539)
82.3
(3.24)
99.9
(3.933)
80.2
(3.157)
106.2
(4.181)
154.3
(6.075)
154.1
(6.067)
119.2
(4.693)
71.6
(2.819)
66.0
(2.598)
1,092.3
(43.004)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 9.4 7.7 9.6 10.6 10.4 9.4 11.1 11.9 12.1 10.1 9.3 9.6 121.3
平均月間日照時間 134.2 139.7 163.6 157.7 162.7 133.2 108.4 115.6 131.3 150.7 134.4 132.9 1,664.4
出典1:Japan Meteorological Agency
出典2:気象庁[2]
川湯(1991年 - 2020年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 7.4
(45.3)
8.9
(48)
15.9
(60.6)
30.9
(87.6)
36.0
(96.8)
34.4
(93.9)
35.0
(95)
35.1
(95.2)
31.7
(89.1)
26.9
(80.4)
19.3
(66.7)
13.7
(56.7)
36.0
(96.8)
平均最高気温 °C°F −2.9
(26.8)
−2.3
(27.9)
2.2
(36)
8.8
(47.8)
15.5
(59.9)
18.8
(65.8)
21.9
(71.4)
23.1
(73.6)
20.0
(68)
14.4
(57.9)
7.1
(44.8)
0.0
(32)
10.6
(51.1)
日平均気温 °C°F −8.9
(16)
−8.8
(16.2)
−3.5
(25.7)
2.8
(37)
8.7
(47.7)
13.0
(55.4)
16.8
(62.2)
18.2
(64.8)
14.6
(58.3)
8.2
(46.8)
1.4
(34.5)
−6.0
(21.2)
4.7
(40.5)
平均最低気温 °C°F −16.8
(1.8)
−17.2
(1)
−10.6
(12.9)
−3.1
(26.4)
2.5
(36.5)
8.1
(46.6)
12.8
(55)
14.1
(57.4)
9.5
(49.1)
1.8
(35.2)
−4.6
(23.7)
−13.1
(8.4)
−1.3
(29.7)
最低気温記録 °C°F −33.4
(−28.1)
−34.0
(−29.2)
−30.3
(−22.5)
−20.5
(−4.9)
−7.6
(18.3)
−3.7
(25.3)
1.9
(35.4)
3.5
(38.3)
−1.8
(28.8)
−9.8
(14.4)
−18.5
(−1.3)
−27.1
(−16.8)
−34.0
(−29.2)
降水量 mm (inch) 53.2
(2.094)
33.8
(1.331)
53.2
(2.094)
71.3
(2.807)
81.5
(3.209)
70.3
(2.768)
92.7
(3.65)
132.6
(5.22)
137.0
(5.394)
105.2
(4.142)
63.1
(2.484)
68.5
(2.697)
962.2
(37.882)
降雪量 cm (inch) 128
(50.4)
102
(40.2)
96
(37.8)
51
(20.1)
3
(1.2)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
1
(0.4)
19
(7.5)
101
(39.8)
505
(198.8)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 10.9 8.2 9.9 11.1 11.4 9.4 10.7 11.4 12.3 10.3 9.9 9.7 125.2
平均月間日照時間 109.3 121.4 143.8 149.3 157.3 129.9 111.7 114.0 122.0 131.6 115.6 108.3 1,514.2
出典1:Japan Meteorological Agency
出典2:気象庁[3]

隣接している自治体[編集]

町名の由来[編集]

アイヌ語の「テㇱカカ(tes-ka-ka)」に由来するとされる[4][5]。この名称の解釈は諸説あるがアイヌ語研究者の山田秀三は多くの道内の地名における「テㇱ(tes)」(編み連ねたもの〔=やな〕)が岩盤が川をやなのように横切る様を指していることを指摘したうえで、当地で釧路川を横切る岩盤のことを指したのではないかとしている[4][5]。なお、後ろに「カ(ka)」(~の上)が2つ連なっていることについては「岩盤のところのその岸」という意味合いで2つつけたのではないか、としている[4]。このため、この解釈に沿った場合「岩盤が川を横切っているところの岸」というような意味合いとなる。

歴史[編集]

屈斜路古丹遺跡をはじめ、町内各所に縄文時代の遺跡が残されており、古くより人が暮らしていたことが分かっており、その子孫が現在のアイヌ民族と考えられる。

江戸時代には、テㇱカカ(弟子屈=現在の弟子屈市街)やクッチャロ(屈斜路)などにアイヌが集落を形成して暮らしていたことが松浦武四郎などの記録に残されている。

佐野孫右衛門が政府の許可を受け、1876年(明治9年)から硫黄山の試掘を始める。翌年には採掘を開始したが収益が上がらず、硫黄山は函館の銀行家山田慎によって買収される。 その後所有権は安田財閥安田善次郎に譲渡され、 1887年(明治20年)から硫黄の採掘を開始。1888年(明治21年)には輸送のために北海道で二番目となる釧路鉄道が硫黄山-標茶間に敷設されたが、乱掘により資源が枯渇し、9年後の1896年(明治29年)には操業を停止した。

1880年(明治13年)には更科治郎が入植し、農業を開始した。 1897年(明治30年)には村の大部分が皇室の御料林となり、1898年(明治31年)に農業指導者小田切栄三郎が着任。農業と畜産をおこない、多くの移民を受け入れた。

  • 1903年(明治36年) - 熊牛村(現在の標茶町)から分村し、弟子屈外一村戸長役場を設置する。
  • 1923年(大正12年) - 二級町村制を施行し、弟子屈村となる。
  • 1943年(昭和18年) - 一級町村制施行、弟子屈村
  • 1947年(昭和22年) - 町制施行、弟子屈町
  • 1956年(昭和31年) - 標茶町へ一部分割。
  • 1957年(昭和32年) - 標茶町の一部編入。

経済[編集]

産業[編集]

主要産業は観光酪農摩周湖屈斜路湖摩周温泉川湯温泉が主要観光地で全国から多くの観光客が訪れる。 本州からの移住者も多い。

金融機関[編集]

農協[編集]

郵便局[編集]

  • 弟子屈郵便局(集配局)
  • 川湯郵便局(集配局)
  • 美留和郵便局(集配局)
  • 屈斜路郵便局
  • 川湯駅前簡易郵便局

宅配便[編集]

公共機関[編集]

警察[編集]

消防[編集]

病院[編集]

姉妹都市・提携都市[編集]

国内[編集]

  • 日本の旗 鹿児島県日置市
    1983年(昭和58年)11月 - 東市来町(当時)と弟子屈町の間で友好都市盟約締結
    2005年(平成17年)10月28日 - 市町村合併により東市来町は日置市の一部となり、合併後の日置市と弟子屈町の間で友好都市盟約再締結

海外[編集]

地域[編集]

人口[編集]

Population distribution of Teshikaga, Hokkaido, Japan.svg
弟子屈町と全国の年齢別人口分布(2005年) 弟子屈町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 弟子屈町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

弟子屈町(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より


2010年(平成22年)10月1日現在

  • 総数 8,278人(男3,919人、女4,359人)
  • 世帯数 3,632世帯

消滅集落[編集]

2015年国勢調査によれば、以下の集落は調査時点で人口0人の消滅集落となっている[6]

  • 弟子屈町 - 屈斜路湖(国有地)、摩周湖(国有地)、字鐺別、字跡佐登

教育[編集]

弟子屈高等学校
高等学校
中学校
小学校
大学施設
閉校した学校

交通[編集]

摩周駅

空港[編集]

鉄道[編集]

バス[編集]

  • 阿寒バス - 川湯温泉街に川湯営業所があったが、平成26年3月31日で閉鎖。弟子屈市街地内の摩周営業所に統合された。

道路[編集]

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

美羅尾山にあったビラオスキー場
摩周湖展望台からみた美留和側
和琴温泉

文化財[編集]

重要無形民俗文化財[編集]

  • アイヌ古式舞踊 - 弟子屈町屈斜路古丹アイヌ文化保存会

天然記念物[編集]

弟子屈町指定文化財[編集]

  • 仁多獅子舞 - 仁多獅子舞保存会
  • 鐺別獅子舞 - (鐺は金へんに當)鐺別獅子舞保存会
  • 屈斜路湖マリゴケ

レジャー[編集]

  • ビラオスキー場(廃止)
  • 桜ヶ丘歩くスキーコース
  • 乗馬、酪農体験、釧路川源流下り

観光[編集]

  ⇒ 現在は建物が道の駅の一部となっていて、外観だけが当時の状態で残っている。

  • 900草原 - 町営牧場

祭り[編集]

ダイヤモンドダストin KAWAYUのイルミネーション
  • ダイヤモンドダストin KAWAYU(1 - 2月 : 2015年の予定)

その他[編集]

  • クッシー - 屈斜路湖にいるとされる怪獣(未確認生物)。屈斜路湖砂湯には、クッシーの像がある。
  • 和琴ミンミンゼミ北限地。
  • 2005年(平成17年)6月から、市外局番が3桁「015」になった(北海道では札幌「011」以外では初)。
  • 弟子屈町CIとして、てしかがの「て」をモチーフにしたシンボルマークを制定している。
  • 第二次世界大戦後、御料林は国有財産となったが、そのうち町の面積の約25%にあたる11,800ヘクタールは宮内大臣の名義のまま残されていた。これらは2001年(平成13年)に処理方法が決定され、登記の移管、売却、抹消等がおこなわれた。

出身またはゆかりの有名人[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 図典 日本の市町村章 p16
  2. ^ 弟子屈 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2022年8月8日閲覧。
  3. ^ 川湯 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2022年8月8日閲覧。
  4. ^ a b c 山田秀三 (2018-11-30). 北海道の地名. アイヌ語地名の研究 別巻 (2 ed.). 浦安市: 草風館. p. 273. ISBN 978-4-88323-114-0 
  5. ^ a b アイヌ語地名リスト ツキサ~トヨコ P81-90P”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2020年6月28日閲覧。
  6. ^ [|総務省統計局統計調査部国勢統計課] (2017-01-27) (CSV). 平成27年国勢調査小地域集計01北海道《年齢(5歳階級),男女別人口,総年齢及び平均年齢(外国人-特掲)-町丁・字等》 (Report). 総務省. https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files/data?fileid=000007841019&rcount=1 2017年5月20日閲覧。. ※条町区分地の一部に0人の地域がある場合でも他の同一区分地で人口がある場合は除いた。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]