天栄村

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てんえいむら ウィキデータを編集
天栄村
Lake Hatoriko.jpg
Flag of Tenei, Fukushima.svg Emblem of Tenei, Fukushima.svg
天栄村旗 天栄村章
1972年9月1日制定
日本の旗 日本
地方 東北地方
都道府県 福島県
岩瀬郡
市町村コード 07344-0
法人番号 7000020073440 ウィキデータを編集
面積 225.52km2
総人口 4,987[編集]
推計人口、2022年11月1日)
人口密度 22.1人/km2
隣接自治体 会津若松市郡山市白河市須賀川市西白河郡矢吹町西郷村岩瀬郡鏡石町南会津郡下郷町
村の木 マツエンジュ
村の花 リンドウ
村の鳥 ウグイス
天栄村役場
村長 添田勝幸
所在地 962-0592
福島県岩瀬郡天栄村字下松本字原畑78番地
北緯37度15分19秒 東経140度14分49秒 / 北緯37.25539度 東経140.24708度 / 37.25539; 140.24708座標: 北緯37度15分19秒 東経140度14分49秒 / 北緯37.25539度 東経140.24708度 / 37.25539; 140.24708
Tenei village office.jpg
外部リンク 公式ウェブサイト

天栄村位置図

― 市 / ― 町・村


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天栄村(てんえいむら)は、福島県中通りに位置し、岩瀬郡に属する。村名は1955年の合併の際、村の中央にそびえる天栄山から採られた[1]

地理[編集]

村域は分水嶺(中央分水界)である奥羽山脈を挟んで阿武隈川水系釈迦堂川流域の太平洋側と阿賀野川水系鶴沼川流域の日本海側にまたがり東西の距離は約36kmにおよび、古くから会津中通りを結ぶ重要な交通の要衝であった。また、農業用水の不足しがちな阿武隈川流域の白河地域に農業用水を供給する阿賀野川水系の羽鳥ダムアースダムとして全国屈指の規模を誇り、なだらかなダム湖周辺はゴルフ場、キャンプ場、スキー場、英語に身近に触れられるブリティッシュヒルズなどのリゾート施設のほかに、村内には古くからの温泉も数多く点在している。ケッペンの気候区分では西岸海洋性気候に属する。

隣接する自治体[編集]

大字[編集]

  • 飯豊、大里、小川、沖内、柿之内、上松本、下松本、白子、高林、田良尾、羽鳥、牧之内、湯本

歴史[編集]

年表[編集]

行政区域変遷[編集]

  • 変遷の年表
天栄村村域の変遷(年表)
月日 現天栄村村域に関連する行政区域変遷
1889年(明治22年) 4月1日 町村制施行により、以下の村が発足。[2][3]
  • 牧本村 ← 牧之内村・下松本村・上松本村
  • 湯本村 ← 羽鳥村・田良尾村・湯本村
  • 大屋村 ← 下小屋村・隈戸村・大里村
  • 広戸村 ← 柿之内村・高林村・飯豊村・白子村・小川村
1949年(昭和24年) 4月1日 大屋村の一部(大里)が分立し大里村が発足。
1955年(昭和30年) 3月31日 牧本村・湯本村・大里村と広戸村の一部(飯豊・白子・小川と柿之内・高林の各一部)が合併し天栄村が発足。
  • 変遷表
天栄村村域の変遷表
1868年
以前
明治元年 - 明治22年 明治22年
4月1日
明治22年 - 昭和64年 平成元年 - 現在 現在
牧之内村 牧本村 牧本村 昭和30年3月31日
天栄村
天栄村 天栄村
下松本村
上松本村
羽鳥村 湯本村 湯本村
田良尾村
湯本村
下大里村 明治9年
大里村
大屋村
の一部
昭和24年4月1日
大里村分立
上大里村
安養寺新田村
柿之内村の一部 広戸村 広戸村'
高林村の一部
飯豊村
白子村
小川村

人口[編集]


天栄村(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より


行政[編集]

  • 村長:添田勝幸(2011年~ 現在3期目)

立法[編集]

村議会[編集]

  • 定数:10名
  • 任期:2012年(平成24年)3月 - 2016年(平成28年)3月
  • 議長:小山克彦(無会派、3期)
  • 副議長:後藤修(無会派、3期)
会派名 議席数 議員名
日本共産党 1 大浦トキ子
無会派 9 大須賀渓仁、服部晃、廣瀬和吉、揚妻一男、渡部勉、熊田喜八、須藤政孝、後藤修、小山克彦

※2014年6月1日現在。

福島県議会(須賀川市・岩瀬郡選挙区)[編集]

  • 定数:3名
  • 任期:2011年(平成23年)11月20日 - 2015年(平成27年)11月19日
氏名 会派名 当選回数
宗方保 民主・県民連合議員会 4
斎藤健治 自由民主党福島県議会議員会 1
川田昌成 ふくしま未来ネットワーク 6

※2014年3月24日現在。

経済[編集]

産業[編集]

天栄村は、ヤーコンが特産で、東京等でPR活動を実施したりしている。また、揚げ饅頭や酒饅頭も有名で、須賀川市のショッピングモール等で買うことができる。

米は米・食味分析鑑定コンクール:国際大会で日本で唯一9年連続、金賞受賞を誇るブランド米である。[4]

教育[編集]

小学校
  • 天栄村立広戸小学校(大字飯豊字新山28)
  • 天栄村立大里小学校(大字大里字畑田25)
  • 天栄村立牧本小学校(大字牧之内字文舎35)
  • 天栄村立湯本小学校(大字田良尾字野仲)
中学校
  • 天栄村立天栄中学校(大字白子字西原5)
  • 天栄村立湯本中学校(大字田良尾字五倫林山10)

交通[編集]

鉄道[編集]

村内に鉄道の駅はないが東北新幹線が村東部を通過する。村役場から最寄りの駅はJR東日本東北本線鏡石駅(鏡石町)ないしは矢吹駅(矢吹町)である(ともに約10km程度の距離)。

バス[編集]

高速道路[編集]

東北自動車道鏡石スマートIC矢吹ICが最寄となっておりともに車で15分程度の距離である。

道路[編集]

道の駅[編集]

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

温泉[編集]

スキー場[編集]

  • グランディ羽鳥湖スキーリゾート

ゴルフ場[編集]

  • 太平洋クラブ&アソシエイツ白河リゾート
  • 白河メドウゴルフ倶楽部

天栄村出身の有名人[編集]

この村を舞台とした作品[編集]

つげ義春が昭和40年代に訪れ、「来てよかった。いままでで最高の所だ。」(『颯爽旅日記』)と絶賛した岩瀬湯本温泉街。当時は茅葺の民家や旅館が多く残されていた。

つげ義春資料館[編集]

2018年より、NPO法人「湯田組」が村の指定管理者となり、つげの資料館整備を始めた。湯本地区には2014年に福島県建築文化賞で特別部門賞を受賞している築140年の村農村交流施設(別称「智恵子邸」)があり、これを活用するもので、館内に新たにつげ義春展示コーナーを設けてつげ義春全集や当時の掲載誌などの資料を展示し、つげ作品の魅力を発信する拠点にするほか、ファン同士の交流の場にしたい意向で、同年6月開館を目指す。和室の一部は無料休憩所「えんがわカフェ」として開放する予定[5]

つげは昭和40年代に同村内の二岐温泉や岩瀬湯本温泉に足しげく通い、実在する湯小屋旅館をモデルにした漫画『二岐渓谷』や豪壮な茅葺屋根が建ち並ぶ当時の岩瀬湯元温泉の町並みなどをイラストに残している。なお、湯小屋旅館に関しては老朽化で取り壊す話が持ち上がったが、現行の姿のままに残してほしいとのつげファンの根強い声を受け、古い建物を直しながら別箇所に新しい旅館を建てることが検討されるなど、つげ義春ゆかりの地であることを利用した地域おこしが進んでいる[6][5]

東日本大震災の影響[編集]

2011年に発生した東日本大震災東北地方太平洋沖地震)で村内の多数の家屋が損壊するなど大きな被害が発生した。また、同時に発生した東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う放射性物質流出が、天栄村にも影響している。農作物の売上げ不振や価格の下落、更には観光業(温泉・リゾート施設)への影響など社会的問題が発生している。2012年5月現在、村内の空間線量は文科省の放射線モニタリング情報でリアルタイムに確認することが可能である[7][8]

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

行政
観光