葛尾村
かつらおむら ![]() 葛尾村 | |||||
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![]() 日山と竜子山 | |||||
| |||||
国 |
![]() | ||||
地方 | 東北地方 | ||||
都道府県 | 福島県 | ||||
郡 | 双葉郡 | ||||
市町村コード | 07548-5 | ||||
法人番号 | 8000020075485 | ||||
面積 |
84.37km2 | ||||
総人口 |
314人 [編集] (推計人口、2023年11月1日) | ||||
人口密度 | 3.72人/km2 | ||||
隣接自治体 | 田村市、二本松市、双葉郡浪江町 | ||||
村の木 | 赤松 | ||||
村の花 | ツツジ | ||||
村の鳥 | キジ | ||||
葛尾村役場 | |||||
村長 | 篠木弘 | ||||
所在地 |
〒979-1602 福島県双葉郡葛尾村大字落合字落合16番地 北緯37度30分13秒 東経140度45分52秒 / 北緯37.50353度 東経140.76431度座標: 北緯37度30分13秒 東経140度45分52秒 / 北緯37.50353度 東経140.76431度 ![]() | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |


葛尾村(かつらおむら)は、福島県浜通りに位置し、双葉郡に属する村。
2011年3月11日に発生した福島第一原子力発電所事故の影響により、村内全域が警戒区域又は計画的避難区域に指定され[2]、全村民が村外に避難したが、(2013年3月22日に避難指示解除準備区域・居住制限区域・帰還困難区域に再編された)帰還困難区域を除き2016年6月12日に避難指示を解除した。同区域の特定復興再生拠点区域については2022年6月12日に避難指示を解除した。
再生可能エネルギー(太陽光発電など)と蓄電池、スマートメーター、電気自動車(EV)を組み合わせたスマートコミュニティによる村の再生をめざしている[3]。
原子力発電所事故後、仮役場を会津坂下町に設置したが[4]、2011年6月15日に仮役場を三春町に移転した[5]。その後、2016年4月1日より、全業務を本来の葛尾村役場で再開した。
地理[編集]
阿武隈高地の中にあり、村中心部の標高は約450メートル、最も高い場所にある集落の標高は約700メートルと、比較的標高が高い。
自然[編集]
- 山:日山、竜子山、中ノ森山、手倉山、五十人山、蟹山
- 河川:高瀬川、葛尾川
隣接する市町村[編集]
歴史[編集]
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行にともない、上野川村、野川村、落合村、葛尾村の4か村が合併し標葉郡葛尾村が発足。津島村と組合村を形成。
- 1896年(明治29年)4月1日 - 標葉郡および楢葉郡の一部(川前村を除く)の区域をもって双葉郡が発足。双葉郡葛尾村となる。
- 1923年(大正12年)3月31日 - 津島村との組合村を解消。
地域[編集]
人口[編集]
葛尾村(に相当する地域)の人口の推移 | |||
総務省統計局 国勢調査より |
教育[編集]

中学校[編集]
- 葛尾村立葛尾中学校
小学校[編集]
- 葛尾村立葛尾小学校
幼稚園[編集]
- 葛尾村立葛尾幼稚園
警察・消防[編集]
- 双葉警察署葛尾駐在所
- 双葉地方広域市町村圏組合消防本部浪江消防署葛尾出張所
経済[編集]
郵便[編集]
- 葛尾郵便局(震災前は集配郵便局だったが震災後は閉鎖、その後2016年に無集配郵便局として再開。集配機能は三春郵便局の集配分室となる)
交通[編集]
鉄道[編集]
村内を鉄道路線は走っていない。最寄り駅は、JR東日本磐越東線船引駅。
道路[編集]
- 一般国道
- 主要地方道
- 一般県道
バス[編集]
その他[編集]
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- 村内の各住宅にはテレビ電話などのブロードバンドインターネット接続回線が引かれ、医師の往診などがテレビ電話で行われている。
- 2010年3月、村主体で情報通信の整備が完了し、村内全世帯に地上デジタルテレビ放送視聴機器が設置され、また希望世帯は超高速インターネットが利用可能となった。
- この設備は難視聴地域である葛尾村の環境を考慮して村が村内全世帯に光ケーブルを敷設、それを利用して情報送信、地上デジタル波再送信を行い、市街地と格差が無い情報通信を行うものである。また、村内の電話は無料で、希望者は光電話加入により、従前の電話料金より安くサービスを受けられるようになった。
- 過疎が進み、現在の高齢者率は31%を超えている。村内にはこれといった産業がなく、人口流出が加速している。
- 村が行った調査によると、現在避難している村民の内、3割は、村に帰還できる状況が整っても戻らないと回答している[7][8][9][10]。
- 過去、村内における交通死亡事故ゼロ13,261日を達成している[11]。これは、記録が残っている単独の自治体としては国内最長である。
- 2016年4月より「しみちゃん」という名の、葛尾村の郷土料理「凍み餅」をモチーフにした葛尾村としては初のゆるキャラが誕生している。
注釈・出典[編集]
- ^ 『図典 日本の市町村章』p50
- ^ 第1原発20キロ圏「警戒区域」指定区域[リンク切れ]福島民友新聞みんゆうNet
- ^ 葛尾村スマートコミュニティの運用を開始しました 葛尾村役場(2021年3月1日閲覧)
- ^ 「福島県双葉町 役場ごとさいたま市へ…1500人が集団避難」[リンク切れ]スポニチアネックス(2011年3月19日 16:49)
- ^ ひろがる和 - 福島県葛尾村へ
- ^ 平成29年4月1日より、乗合バスの路線並びに停留所の改変があります。 (PDF) - 福島交通公式ページ 2017年3月24日、2017年4月20日閲覧…2017年4月で移経由葛尾線の新設が公表されている。2006年以前は三春駅からの運行ダイヤであった。
- ^ 条件付き「戻る」が6割超 葛尾村が村民アンケート[リンク切れ]福島民友ニュース
- ^ 福島民報:福島県の新聞社:ニュース|福島のニュース[リンク切れ]福島民報
- ^ 葛尾村民3割「戻らない」…担当者ショック : 福島原発 : 特集[リンク切れ]YOMIURI ONLINE(読売新聞)
- ^ 「戻らない」3割超 葛尾村住民調査-マイタウン福島[リンク切れ]asahi.com
- ^ - 葛尾村の交通死亡事故ゼロ記録の歩み - 葛尾村ホームページ(2019年12月14日閲覧)