エンジュ

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エンジュ
PagodaTreeFlowers3.jpg
エンジュ
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
: マメ目 Fabales
: マメ科 Fabaceae
亜科 : マメ亜科 Faboideae
: エンジュ属 Styphnolobium
: エンジュ S. japonicum
学名
Styphnolobium japonicum (L.) Schott[1][2]
シノニム

Sophora japonica

英名
Japanese Pagoda Tree

エンジュ(槐、Styphnolobium japonicum[3])はマメ亜科エンジュ属落葉高木

特徴[編集]

中国原産で、古くから台湾、日本、韓国などで植栽されている。和名は古名えにすの転化したもの。

街路樹や庭木として植えられる。葉は奇数羽状複葉で互生し、小葉は4-7対あり、長さ3-5センチの卵形で、表面は緑色、裏面は緑白色で短毛がありフェルトのようになっている。開花は7月で、枝先の円錐花序に白色の蝶形花を多数開き、蜂などの重要な蜜源植物となっている。豆果の莢は、種子と種子の間が著しくくびれる。また木質は固く、(ちょうな)の柄として用いられる[4]

また、シダレエンジュStyphnolobium japonicum var. pendulum、シノニムSophora japonica var. pendula)という枝垂れる変種があり、公園などに植栽される。

医療用途[編集]

カイカ
生薬・ハーブ
効能 止血
原料 エンジュ(花蕾)
成分 有効成分は不明
臨床データ
胎児危険度分類
  • 不明。妊娠中、授乳中の摂取は避ける。
法的規制
  • エンジュの花・花蕾・果実は「医」
識別
KEGG E00221 D09255
別名 槐花(カイカ)
槐角(カイカク)
カイヨウ

蕾を乾燥させたものは、槐花(かいか)という生薬で止血作用がある。 エンジュに含まれるルチンはサプリメントとして利用されている。 抽出されたトロキセルチン静脈瘤などの静脈疾患用医薬品として海外で利用されることがある。

含有成分[編集]

花・蕾にはルチンを多く含有する。他に、ゲニスタチンとその配糖体のゲニステインケンフェロール、ソフォリコシド(Sophoricoside)などが検出されている。アルカロイドのシチシンを含む。

脚注[編集]

  1. ^ Styphnolobium japonicum information from NPGS/GRIN”. USDA. 2008年2月19日閲覧。
  2. ^ Styphnolobium japonicum - ILDIS LegumeWeb”. 2008年2月19日閲覧。
  3. ^ Sophora japonica あるいは Japanese pagoda tree とも言う。(Styphnolobium japonicum, NCBI Taxonomy)
  4. ^ 釿(ちょうな)”. 竹中工務店. 2012年2月24日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]