上総一ノ宮駅
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上総一ノ宮駅* | |
---|---|
西口(2020年9月) | |
かずさいちのみや Kazusa-Ichinomiya | |
◄八積 (4.1 km) (3.2 km) 東浪見► | |
所在地 | 千葉県長生郡一宮町一宮2640-2 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■外房線 |
キロ程 | 43.0 km(千葉起点) |
電報略号 | チミ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
2,631人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1897年(明治30年)4月17日[1] |
備考 | 直営駅 |
上総一ノ宮駅(かずさいちのみやえき)は、千葉県長生郡一宮町一宮にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)外房線の駅である。
歴史
[編集]- 1897年(明治30年)4月17日:房総鉄道大網 - 当駅間開業時に、一ノ宮駅として開設[1]。旅客・貨物取扱[2]。
- 1899年(明治32年)12月13日:当駅 - 大原間延伸開業[1]。
- 1907年(明治40年)9月1日:房総鉄道が買収され、帝国鉄道庁の駅となる[1]。
- 1916年(大正5年)1月1日:上総一ノ宮駅に改称。駅名の重複を解消するためであり、同じ日にはそれまで当駅と同名を称していた3か所の「一ノ宮駅」も三河一宮駅、尾張一ノ宮駅(現・尾張一宮駅)、長門一ノ宮駅(現・新下関駅)に改称している[3]。
- 1971年(昭和46年)7月1日:貨物取扱廃止[2]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[1]。
- 2004年(平成16年)10月16日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[4]。東京近郊区間に組み込まれる[4]。
- 2018年(平成30年)12月27日:1・2番線ホームに待合室を整備[5]。
- 2020年(令和2年)7月1日:2020年東京オリンピックのサーフィン競技が最寄りの釣ヶ崎海岸で開催されるのに伴い[注釈 1]、東口(ICカード専用改札口)を開設[6][7][8]。
- 2022年(令和4年)7月31日:この日限りでみどりの窓口が営業を終了[9][10]。
-
旧西口駅舎(2012年1月)
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線を有する地上駅。木造駅舎備える。ホーム間はエレベーターを備えた跨線橋で連絡している。改札は西口(駅舎側)と東口(跨線橋上)の2ヶ所あり、東口はICカード専用の改札口(精算機・ICカードチャージ機未設置)である[6]。茂原統括センターの直営駅。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1・2 | ■外房線 | 下り | 茂原・大原・勝浦・方面 | 一部列車は3番線 |
2・3 | 上り | 蘇我・千葉・東京方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
- 2番線は主に蘇我・千葉方面当駅折返し始発に使用することが多い。
- 案内標などには明記はされていないが、夜間の数本の下り列車は、本来上りホームが使用する3番線から発車する。
- 外房線は当駅を境にして運行形態が変化するため、京葉線・総武快速線直通の快速は当駅で折り返す。
- 起点の千葉駅から当駅までは複線区間、当駅から東浪見駅までは単線区間となる。
- 三門駅・浪花駅ホームは10両編成に対応していない。このため当駅より大原よりでは特急を除き、8両以下の編成で運行される。
- 一部列車で車両連結・切離しを行う。担当は幕張車両センター一ノ宮派出所。
運転番線 | 営業番線 | ホーム | 千葉方面着発 | 安房鴨川方面着発 | 引上げ線着発 | 電留線着発 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 15両分 | 到着可 | 到着・出発可 | 入出区可 | 入出区可 | 下り主本線 |
2 | 2 | 15両分 | 到着・出発可 | 到着・出発可 | 入出区可 | 入出区可 | |
3 | 3 | 15両分 | 到着・出発可 | 到着・出発可 | 入出区可 | 入出区可 | 上り主本線 |
- 主本線を発着する場合は通過が可能[11]。
- 八積寄りに短い引上げ線があり、主に分割併合で使用される[11]。
- 東浪見寄りにある電留線(電留0番 - 電留2番線、15両対応)は、各線とも最大3編成留置可能[11]。
- 夜間、2番線に京葉線直通1本、電留線に総武快速線直通2本、京葉線直通1本、ワンマン普通列車(2両)1本が留置される。
- 京葉線直通とワンマン普通列車は、電留0番線に縦列で留置される(手前が京葉線直通、奥がワンマン車両)。
-
西口改札(2022年2月)
-
東口改札(2022年2月)
-
駅ホーム(2022年2月)
利用状況
[編集]2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は2,631人である[JR 1]。
1990年度(平成2年度)以降の1日平均乗車人員の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1990年(平成 | 2年)3,092 | [* 1] |
1991年(平成 | 3年)3,150 | [* 2] |
1992年(平成 | 4年)3,273 | [* 3] |
1993年(平成 | 5年)3,254 | [* 4] |
1994年(平成 | 6年)3,219 | [* 5] |
1995年(平成 | 7年)3,218 | [* 6] |
1996年(平成 | 8年)3,218 | [* 7] |
1997年(平成 | 9年)3,225 | [* 8] |
1998年(平成10年) | 3,242 | [* 9] |
1999年(平成11年) | 3,215 | [* 10] |
2000年(平成12年) | [JR 2]3,154 | [* 11] |
2001年(平成13年) | [JR 3]3,113 | [* 12] |
2002年(平成14年) | [JR 4]3,065 | [* 13] |
2003年(平成15年) | [JR 5]3,059 | [* 14] |
2004年(平成16年) | [JR 6]3,050 | [* 15] |
2005年(平成17年) | [JR 7]3,059 | [* 16] |
2006年(平成18年) | [JR 8]3,111 | [* 17] |
2007年(平成19年) | [JR 9]3,089 | [* 18] |
2008年(平成20年) | [JR 10]3,100 | [* 19] |
2009年(平成21年) | [JR 11]3,112 | [* 20] |
2010年(平成22年) | [JR 12]3,052 | [* 21] |
2011年(平成23年) | [JR 13]2,951 | [* 22] |
2012年(平成24年) | [JR 14]2,961 | [* 23] |
2013年(平成25年) | [JR 15]2,993 | [* 24] |
2014年(平成26年) | [JR 16]2,945 | [* 25] |
2015年(平成27年) | [JR 17]2,979 | [* 26] |
2016年(平成28年) | [JR 18]2,962 | [* 27] |
2017年(平成29年) | [JR 19]3,002 | [* 28] |
2018年(平成30年) | [JR 20]3,016 | [* 29] |
2019年(令和元年) | [JR 21]2,976 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)[JR 22]2,188 | |
2021年(令和 | 3年)[JR 23]2,373 | |
2022年(令和 | 4年)[JR 24]2,566 | |
2023年(令和 | 5年)[JR 1]2,631 |
駅周辺
[編集]一宮町の中心市街地に位置する。当駅は東京・千葉方面からの快速電車終着駅であるため、駅周辺では住宅開発が進みつつある。サーファーの聖地や別荘地としても知られるため、サーフショップやカフェ、宿泊施設などが千葉県道30号飯岡一宮線(九十九里ビーチライン)沿いを中心に点在する[12]。また、木造空き店舗をリノベーションしたサテライト・オフィスSUZUMINE(すずみね)などサーフィンと仕事を両立できる複合施設が整備されている[13]。
- 玉前神社(上総国一宮) - 駅名の由来となった神社。
- 国道128号(房総横断道路)
- 千葉県道30号飯岡一宮線(九十九里ビーチライン)
- 千葉県道148号南総一宮線
- 千葉県道228号一宮停車場線
- 一宮町役場
- 千葉地方裁判所一宮支部
- 茂原警察署一宮幹部交番
- 千葉県立一宮商業高等学校
- 一宮町立一宮中学校
- 一宮町立一宮小学校
- 一宮郵便局
- JA長生一宮支店
- 千葉銀行一宮支店
- 一宮乗馬センター
- 一宮城跡(一宮陣屋)
- 九十九里浜一宮海水浴場
- 釣ヶ崎海岸[注釈 1]
- 小湊鉄道「一宮駅」停留所
-
一宮町役場
-
千葉地方裁判所一宮支部
-
釣ヶ崎海岸鳥居
-
玉前神社
-
一宮城(大手門)
その他
[編集]隣の駅
[編集]- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■外房線
- 特急「わかしお」停車駅
脚注
[編集]記事本文
[編集]注釈
[編集]- ^ a b 最寄駅は東浪見駅であるが2020年東京オリンピックアクセシブルルートとなっている[14]。
出典
[編集]- ^ a b c d e 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 31号 内房線・外房線・久留里線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年2月21日、22-23頁。
- ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、614-615頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 今尾恵介『日本全国駅名めぐり』日本加除出版、2018年、123頁。ISBN 978-4-8178-4482-8。
- ^ a b 『首都圏でSuicaをご利用いただけるエリアが広がります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2004年8月23日。オリジナルの2019年7月9日時点におけるアーカイブ 。2019年7月29日閲覧。
- ^ 『千葉支社管内の駅がますます使いやすくなります! 〜よりご利用いただきやすい設備へのリニューアルを進めています〜』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道千葉支社、2018年12月26日。オリジナルの2020年5月19日時点におけるアーカイブ 。2020年5月19日閲覧。
- ^ a b “上総一ノ宮駅東口開設について”. 一宮町. 2020年8月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月16日閲覧。
- ^ 『上総一ノ宮駅が変わります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道千葉支社、2020年1月31日。オリジナルの2020年1月31日時点におけるアーカイブ 。2020年1月31日閲覧。
- ^ “上総一ノ宮駅「東口」7月1日開設 五輪サーフィン会場玄関口”. 千葉日報. (2020年6月29日). オリジナルの2020年6月30日時点におけるアーカイブ。 2020年6月30日閲覧。
- ^ “駅の情報(上総一ノ宮駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2022年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月1日閲覧。
- ^ “現業機関における柔軟な働き方の実現について 窓口閉鎖・営業統括センター化提案!!” (PDF). 国鉄労働組合千葉地方本部 (2022年4月27日). 2022年4月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月27日閲覧。
- ^ a b c 今尾恵介『JR東日本全線【決定版】鉄道地図帳vol.4 水戸・千葉支社管内編』学研プラス、2010年3月19日。ISBN 978-4056057652。
- ^ “サーフタウン一宮町”. 一宮町. 2020年11月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月5日閲覧。
- ^ “取組団体の紹介「千葉県一宮町」”. 総務省. 2021年2月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月5日閲覧。
- ^ “会場 釣ヶ崎海岸サーフィンビーチ”. 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会. 2020年11月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月5日閲覧。
利用状況
[編集]- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ a b 各駅の乗車人員(2023年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2019年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2020年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2021年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2022年度) - JR東日本
- 千葉県統計年鑑
- ^ 千葉県統計年鑑(平成3年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成4年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成5年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成6年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成7年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成8年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成9年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成10年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成11年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成12年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成13年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成14年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成15年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成16年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成17年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成18年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成19年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成20年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成21年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成22年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成23年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成24年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成25年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成26年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成27年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成28年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成29年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成30年)
- ^ 千葉県統計年鑑(令和元年)
- ^ 千葉県統計年鑑(令和2年)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(上総一ノ宮駅):JR東日本