ディアンジェロ・ラッセル

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  • デアンジェロ・ラッセル
ディアンジェロ・ラッセル
D'Angelo Russell
D'Angelo Russell (51733686752) (cropped).jpg
ミネソタ・ティンバーウルブズ  No.0
ポジション PG
所属リーグ NBA
シュート
基本情報
愛称 D-lo
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1996-02-23) 1996年2月23日(26歳)
出身地 ケンタッキー州の旗 ケンタッキー州ルイビル
身長 193cm (6 ft 4 in)
体重 88kg (194 lb)
ウィングスパン 206cm  (6 ft 9 in)[1]
シューズ Li-Ning[2]
キャリア情報
高校 セントラル高等学校英語版
モントバード・アカデミー英語版
大学 オハイオ州立大学
NBAドラフト 2015年 / 1巡目 / 全体2位[1]
プロ選手期間 2015年–現在
経歴
20152017ロサンゼルス・レイカーズ
20172019ブルックリン・ネッツ
2019–2020ゴールデンステート・ウォリアーズ
2020ミネソタ・ティンバーウルブズ
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

ディアンジェロ・ダンテ・ラッセルD'Angelo Danté Russell, 1996年2月23日 - )は、アメリカ合衆国ケンタッキー州ルイビル出身のプロバスケットボール選手NBAミネソタ・ティンバーウルブズに所属している。ポジションはポイントガード

経歴[編集]

ハイスクール[編集]

マクドナルド・オール・アメリカンでのラッセル(2014年)

フロリダ州にあるモントヴェルデ・アカデミー高ではベン・シモンズとともに2年連続の全米王者に導き、マクダナルド・オール・アメリカンに選ばれた。オハイオ州立大学進学後も主力として活躍。オールビッグ10ファーストチーム、カンファレンス新人王を受賞した[3]2015年のNBAドラフトアーリーエントリーを表明[4]し、1位指名の予想[5]もあったなかロサンゼルス・レイカーズに1巡目2位で指名された[6]

カレッジ[編集]

2015年1月9日のメリーランド大学戦でキャリアハイの14リバウンドを記録して勝利し、その後1月21日の試合でキャリアハイの33得点を記録し、試合に勝利した。NCAAトーナメント中、ラッセルはVCU戦で28点を記録し、延長戦の末に75-72で勝利した。しかし次のラウンドでアリゾナ大学に73-58で敗れた。オスカーロバートソントロフィー、ウェイマンティスデール賞、ジェリーウェスト賞を受賞し、コンセンサスのファーストチームオールアメリカン、およびファーストチームオールビッグテンとビッグテンフレッシュマンオブザイヤーに選ばれた。2014-15年シーズンは35試合に出場して平均19.3得点5.7リバウンド・5.0アシスト1.6スティールを記録した。シーズン終了後、2015年のNBAドラフトにアーリーエントリーした。

ロサンゼルス・レイカーズ[編集]

2015年6月25日のドラフトでロサンゼルス・レイカーズから全体第2位指名を受け入団した。

レイカーズでのラッセル(2015年)

12月4日のアトランタ・ホークス戦で16得点10リバウンドで初のダブル・ダブルをマーク[7]。2016のライジング・スターズ・チャレンジに出場し22得点7アシストをマークした[8]。3月1日のブルックリン・ネッツ戦でキャリアハイの39得点をマークし、これは2015-16年シーズンのルーキーの中で最多得点であり、レイカーズがロサンゼルスに移転してからの新人記録でもある。また8本の3ポイントシュートを決め、ルーキーでは歴代2位そしてレイカーズのルーキー記録であった[9]。チーム・ルーキーで1位となる1.2スティールをマーク。レイカーズの新人記録となる130本の3ポイントシュートを決め[10]130本を決めた最年少プレイヤーになった[11]NBAオールルーキーチームセカンドチームに選出された[12]

11月15日のネッツ戦で32得点をマーク[13]するなど順調な滑り出しだったが11月23日に左膝にPRP注射をし[14]2週間後に復帰した。2月2日のワシントン・ウィザーズ戦でキャリアハイの11アシストをマーク[15]。2年連続でライジング・スターズ・チャレンジに選出された[16]。3月19日のクリーブランド・キャバリアーズ戦ではレイカーズの最年少記録となる40得点をマークした[17]

ブルックリン・ネッツ[編集]

ネッツ時代のラッセル (2019年)

2017年6月23日にブルック・ロペスと2017年ドラフト指名権(後にカイル・クーズマになる)とのトレードで、ティモフェイ・モズコフとともにネッツへ移籍した[18]

2017-18シーズン、2017年10月18日の開幕戦でインディアナ・ペイサーズに140-131で敗北したが、30得点5アシストを記録した。10月31日、彼はフェニックス・サンズに122-114で敗れたが、シーズンハイの33得点を記録した。11月17日にネッツはラッセルが同月11日のユタ・ジャズ戦で負った怪我のため左膝の手術を行ったと発表した。負傷するまでの12試合で平均20.9得点、5.7アシストを記録していた[19]。2018年1月19日に行われたマイアミ・ヒート戦で32試合の欠場を経て手術から復帰し、約14分プレーした[20]。3月13日のトロント・ラプターズ戦で32得点を記録、試合はラプターズに116-102で敗れた。この試合では第1クォーターだけで24得点を記録し、ネッツの選手が第1クォーターに記録した得点としては、2005年4月4日のボストン・セルティックス戦でヴィンス・カーターが24得点を記録して以来の高得点となった[21]。3月23日のラプターズ戦で自身初となるトリプルダブルを記録した。2010年4月9日にテレンス・ウィリアムズが記録して以来、ネッツでは初のトリプルダブルとなった。


2018-19シーズン、2019年12月18日の試合では古巣のレイカーズを相手に22得点13アシストを記録し、勝利した。2019年1月18日のオーランド・マジック戦で当時のキャリアハイ・タイとなる40得点を記録した。第14週目(1月14-20日)の週間最優秀選手賞にも輝くなどチームを牽引した。2月には、ケガのビクター・オラディポに代わりオールスターゲームのリザーブ枠に選出された。同ゲーム出場は、ネッツの選手としては2013-14シーズンのジョー・ジョンソン以来となる。この年はエースに成長し、チームを42勝40敗のイースタンカンファレンス6位でプレーオフ進出に導いた。

ゴールデンステート・ウォリアーズ[編集]

2019年6月30日にサイン&トレードでゴールデンステート・ウォリアーズへ移籍し、4年1億7000万ドルの契約を結んだ。2019年11月8日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦でキャリアハイとなる52得点を記録した。ステフィン・カリークレイ・トンプソンの両エースを怪我で欠き、リーグ最下位に低迷するチームにおいて、キャリアハイの平均23.6点を記録するなど奮闘した。

ミネソタ・ティンバーウルブズ[編集]

2020年2月6日にアンドリュー・ウィギンズとドラフト指名権(後にジョナサン・クミンガとなる)とのトレードで、オマリ・スペルマンジェイコブ・エバンスと共にミネソタ・ティンバーウルブズへ移籍した[22]。ラッセルは親しい友人であるカール=アンソニー・タウンズとNBAで一緒にプレーするという夢を実現させた。しかしタウンズと交互に欠場することになるなどタイミングが合わなかった。2020年NBAドラフトにてドラフト1巡目全体1位で獲得したアンソニー・エドワーズが中心選手の1人として成長したこともあり、タウンズとラッセルがダイナミックデュオとして始動した2021-22シーズン、プレーメーカー・スコアラーとしても大きく貢献し、チームをディビジョン5位でのプレイオフに進出に導いた。

プレースタイル[編集]

独特なリズムや高精度の外角シュートやフローターなど優れた得点技術と、ピンポイントで通す高いパススキルで味方の高いシュート成功率を引き出している。また、素早いトランジションを数多く生み出すゲームメイクを得意とする。課題だった守備もゾーンディフェンスなどではアンカーになるなど、改善を続けている[23]

個人成績[編集]

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ  *  リーグリーダー  †  優勝シーズン

NBA[編集]

レギュラーシーズン[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2015–16 LAL 80 48 28.2 .410 .351 .737 3.4 3.3 1.2 .2 13.2
2016–17 63 60 28.7 .405 .352 .782 3.5 4.8 1.4 .3 15.6
2017–18 BKN 48 35 25.7 .414 .324 .740 3.9 5.2 .8 .4 15.5
2018–19 81 81 30.2 .434 .369 .780 3.9 7.0 1.2 .2 21.1
2019–20 GSW 33 33 32.1 .430 .374 .785 3.7 6.2 .9 .3 23.6
MIN 12 12 32.7 .412 .345 .873 4.6 6.6 1.4 .3 21.7
2020–21 42 26 28.5 .431 .387 .765 2.6 5.8 1.1 .4 19.0
2021–22 65 65 32.0 .411 .340 .825 3.3 7.1 1.0 .3 18.1
通算 424 360 29.5 .420 .356 .781 3.6 5.6 1.1 .3 17.7
オールスター 1 0 12.0 .400 .400 .000 1.0 3.0 .0 .0 6.0

プレーオフ[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2019 BKN 5 5 29.6 .359 .324 .846 3.6 3.6 1.4 .2 19.4
2022 MIN 6 6 32.7 .333 .387 .793 2.5 6.5 1.5 .0 12.0
通算 11 11 31.3 .349 .353 .79.3 3.0 5.2 1.5 .1 15.4

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ D-Angelo Russell”. draftexpress.com (2015年). 2017年10月閲覧。
  2. ^ NBA rumors: Li-Ning pushing for lucrative contract with D'Angelo Russell” (英語). NBC Sports. 2022年3月8日閲覧。
  3. ^ View 2015 All-Big Ten Men's Basketball Teams & individual honors
  4. ^ Ohio State guard D’Angelo Russell to enter 2015 NBA Draft
  5. ^ Buckeyes freshman D'Angelo Russell declares for NBA draft
  6. ^ Lakers select Ohio State's D'Angelo Russell second overall in NBA draft
  7. ^ Turnovers spoil D’Angelo Russell’s double-double in Lakers loss: What you need to know
  8. ^ Clarkson, Russell Fuel USA's Rising Stars Victory
  9. ^ Lakers rookie D'Angelo Russell feasts with 39-point game
  10. ^ Russell Breaks Franchise Rookie 3-Point Record
  11. ^ 2016 Player Capsule: D'Angelo Russell
  12. ^ D'Angelo Russell Named to All-Rookie Second Team
  13. ^ Lakers Fall Despite Russell's 32 Points
  14. ^ D'Angelo Russell Has PRP Injection On Left Knee
  15. ^ Lakers' D'Angelo Russell: Double-doubles again in loss to Wizards
  16. ^ Running Diary: 2017 Rising Stars Challenge
  17. ^ Russell Goes Off For Career-High 40 Points
  18. ^ リポート:レイカーズとネッツ、ディアンジェロ・ラッセルとブルック・ロペスのトレードに合意
  19. ^ ネッツのディアンジェロ・ラッセルが左ひざを手術、復帰時期は未定”. NBA.com (2017年11月18日). 2018年1月18日閲覧。
  20. ^ Carroll scores 26, leads Nets past Heat, 101-95” (英語). ESPN.com. ESPN (2018年1月20日). 2018年2月7日閲覧。
  21. ^ Valciunas scores 26, Raptors beat Nets for 9th straight win” (英語). ESPN.com. ESPN (2018年3月13日). 2018年3月16日閲覧。
  22. ^ ウォリアーズがディアンジェロ・ラッセルをウルブズにトレードし、アンドリュー・ウィギンズを獲得” (日本語). 2020年2月7日閲覧。
  23. ^ ウルブズを指揮するクリス・フィンチHCは、特にゾーンディフェンス時のラッセルの働きを高く評価

外部リンク[編集]