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ティモフェイ・モズコフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ティモフェイ・モズコフ
Timofey Mozgov
クリーブランド・キャバリアーズでのモズコフ
(2015年)
基本情報
ロシア語 Тимофей Павлович Мозгов
国籍 ロシアの旗 ロシア
生年月日 (1986-07-16) 1986年7月16日(38歳)
出身地 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦 ロシア 南部連邦管区
クラスノダール地方の旗クラスノダール地方クラスノダール
身長 216cm (7 ft 1 in)
体重 125kg (276 lb)
キャリア情報
出身 ロシアの旗 LenVoサンクトペテルブルク
NBAドラフト 2010年 / ドラフト外
プロ選手期間 2004年–2022年
ポジション C
選手経歴
2004-2006
2006
2006-2010
2010-2011
2011-2015
2011
2015-2016
2016-2017
2017-2018
2018-2019
2019-2021
2021-2022
LenVoサンクトペテルブルク
CSK VVS-2サマーラ
BCヒムキ英語版
ニューヨーク・ニックス
デンバー・ナゲッツ
BCヒムキ
クリーブランド・キャバリアーズ
ロサンゼルス・レイカーズ
ブルックリン・ネッツ
オーランド・マジック
BCヒムキ
ルナ・バスケット・モスクワ
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
代表歴
キャップ ロシアの旗 ロシア
獲得メダル
ロシアの旗 ロシア
オリンピック
銅メダル - 3位 2012 ロンドン チーム
ユーロバスケット
銅メダル - 3位 2011 リトアニア チーム

ティモフェイ・パブロビッチ・モズコフ英語: Timofey Pavlovich Mozgovロシア語: Тимофей Павлович Мозгов1986年7月16日 - )はロシアクラスノダール出身の元プロバスケットボール選手。ポジションはセンター

来歴

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ヨーロッパ時代

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2004年、ロシアの2部リーグに所属するLenVo St. Petersburgでプロ生活を始めた。2006年にCSK VVS-2 Samaraに移籍、2006-2007シーズン開幕前にヒムキBCに移籍して2009-2010シーズンまで所属した。

NBA

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ニューヨーク・ニックス

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2010年にNBAニューヨーク・ニックスとの3年総額970万ドルの契約に合意した[1]。11月23日のロサンゼルス・クリッパーズ戦でブレイク・グリフィンにダンクショットを許したが[2]、自身の頭上から決められたシーンのポスターで知られている[3]。2011年1月30日のデトロイト・ピストンズ戦でシーズンハイとなる23得点、14リバウンドを記録し、チームは124-106で勝利した[4]

デンバー・ナゲッツ

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2月22日にカーメロ・アンソニーが絡む大型トレードでデンバー・ナゲッツへ移籍した[5]。同年夏、NBAのロックアウト中にBCヒムキに復帰した[6][7]

2013年7月27日にナゲッツとの延長契約に合意した[8]

2014年4月10日のゴールデンステート・ウォリアーズ戦でキャリアハイとなる23得点、29リバウンドを含む3アシスト、1スティールを記録し、チームは100-99で勝利した[9]

クリーブランド・キャバリアーズ

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2015年1月7日に2つの2015年のプロテクト付き1巡目指名権とのトレードで、2015年のドラフト2巡目指名権と共にクリーブランド・キャバリアーズへ移籍した[10]。キャバリアーズに移籍するまでは背番号25番を着用することが多かったが、マーク・プライス永久欠番となっていることから、ソビエト連邦のハンドボール選手だった父親の背番号20番を着けていた[11]2016年に自身初かつフランチャイズ史上初となるNBAチャンピオンを獲得し、チームメイトのサーシャ・カーンと共にNBAチャンピオンを獲得した史上初のロシア人選手となった。

ロサンゼルス・レイカーズ

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7日8日にロサンゼルス・レイカーズとの4年総額6,400万ドルの契約に合意した[12]

ブルックリン・ネッツ

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2017年6月20日にブルック・ロペスカイル・クーズマのドラフト権とのトレードで、ディアンジェロ・ラッセルと共にブルックリン・ネッツへ移籍した[13]

2018年7月6日にドワイト・ハワードとのトレードで、ハミドゥ・ディアロのドラフト権、2021年のドラフト2巡目指名権、金銭と共にシャーロット・ホーネッツへ放出されたが[14]、翌日に3チームが絡むトレードでオーランド・マジックへ放出された[15]

2019年7月6日に、膝の怪我で1試合も出場しなかったがためにマジックから解雇された[16]

ロシアリーグ復帰

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BCヒムキ復帰

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7月31日にロシア・スーパーリーグのBCヒムキとの1年契約に合意したが[17]、2019-20シーズンは膝の怪我により全休した。

ルナ・バスケット・モスクワ

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2021年12月23日にルナ・バスケット・モスクワとの契約に合意した[18]

個人成績

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略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ
  優勝シーズン  

NBA

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レギュラーシーズン

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2010–11 NYK 34 14 13.5 .464 --- .705 3.1 .4 .4 .7 4.0
DEN 11 0 6.0 .524 --- .750 1.5 .0 .1 .2 2.5
2011–12 44 35 15.6 .526 --- .684 4.1 .5 .3 1.0 5.4
2012–13 41 1 8.9 .506 .000 .769 2.6 .2 .1 .4 2.6
2013–14 82 30 21.6 .523 .167 .754 6.4 .8 .3 1.2 9.4
2014–15 35 35 25.6 .504 .333 .733 7.8 .5 .4 1.2 8.5
CLE 46 45 25.0 .590 --- .708 6.9 .8 .4 1.2 10.6
2015–16 76 48 17.4 .565 .143 .716 4.4 .4 .3 .8 6.3
2016–17 LAL 54 52 20.4 .515 .000 .808 4.9 .8 .3 .6 7.4
2017–18 BKN 31 13 11.6 .559 .222 .767 3.2 .4 .2 .4 4.2
通算 454 273 18.0 .535 .190 .738 4.9 .6 .3 .8 6.8

プレイオフ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2014 DEN 7 5 14.1 .480 --- .500 3.3 .4 .3 .9 4.0
2015 CLE 20 20 26.5 .500 --- .790 7.3 .7 .4 1.8 10.6
2016 13 0 5.8 .400 --- .750 1.6 .2 .2 .2 1.2
通算 40 25 17.6 .489 --- .763 4.8 .5 .3 1.1 6.4

代表歴

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ロシア代表として2009年バスケットボール男子欧州選手権2010年バスケットボール世界選手権に出場している。2010年世界選手権では平均13得点、4.4リバウンドをあげた[19]。 また、2012年のロンドン五輪では3位入賞に貢献した[8]。因みに当時のヘッドコーチは、一時、クリーブランド・キャバリアーズヘッドコーチでもあったデビッド・ブラットである[20]

脚注

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  1. ^ Knicks spy Russian”. ニューヨーク・ポスト (2011年7月11日). 2012年3月17日閲覧。
  2. ^ Henry Abbott (2010年11月24日). “Timofey Mozgov: Blake Griffin almost jumped over me”. ESPN. 2015年5月31日閲覧。
  3. ^ Ananth Pandian (2015年5月26日). “WATCH: Timofey Mozgov posterizes Paul Millsap”. CBSスポーツ. 2015年5月31日閲覧。
  4. ^ Mozgov Shows Knicks What a Big Man Can Do”. ニューヨーク・タイムズ (2011年1月30日). 2012年3月17日閲覧。
  5. ^ Nuggets acquire five players, three picks in three-team trade”. nba.com (2011年2月22日). 2012年3月17日閲覧。
  6. ^ Report: Mozgov to sign with Russian team”. CBSスポーツ (2011年7月20日). 2012年10月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年3月17日閲覧。
  7. ^ Khimki brings back Mozgov, adds Quinn”. euroleague.net (2011年7月21日). 2012年3月17日閲覧。
  8. ^ a b Denver Nuggets Re-Sign Center Timofey Mozgov”. nba.com (2013年7月27日). 2015年5月31日閲覧。
  9. ^ Notebook: Nuggets 100, Warriors 99”. nba.com (2014年4月11日). 2015年5月31日閲覧。
  10. ^ Cavs Acquire Timofey Mozgov”. nba.com (2015年1月7日). 2015年5月31日閲覧。
  11. ^ Chris Fedor (2015年1月9日). “With No. 25 retired, Cleveland Cavaliers center Timofey Mozgov will wear No. 20”. Northeast Ohio Media Group. 2015年5月31日閲覧。
  12. ^ Lakers agreed to a four-year, $64 million contract with Timofey Mozgov
  13. ^ Lakers trading Russell and Mozgov to the Nets in exchange of Brook Lopez and 27th pick
  14. ^ Reed, Steve (2018年6月20日). “AP source: Hornets agree to trade Howard to Nets for Mozgov”. The Seattle Times. 2024年7月29日閲覧。
  15. ^ Denton, John (8 July 2018). “Magic Acquire Jerian Grant and Timofey Mozgov in Three-Team Trade”. NBA.com. 8 July 2018閲覧。 “...the Orlando Magic acquired point guard Jerian Grant and reserve center Timofey Mozgov on Saturday night.”
  16. ^ The Orlando Magic have waived center Timofey Mozgov, President of Basketball Operations Jeff Weltman announced today. Mozgov did not play in any games with Orlando last season due to a knee injury.”. Orlando Magic PR on Twitter (6 July 2019). 6 July 2019閲覧。
  17. ^ Khimki, center Mozgov reunite”. EuroLeague.net (31 July 2019). 31 July 2019閲覧。
  18. ^ Timofey Mozgov agreed terms with Runa Basket”. Eurobasket (23 December 2021). 23 December 2021閲覧。
  19. ^ Timofey Mozgov”. 2010年バスケットボール世界選手権公式サイト. 2012年3月17日閲覧。
  20. ^ Cavaliers trade for Timofey Mozgov”. ESPN (2015年1月9日). 2015年5月31日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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