タラップ
この項目は航空機に関する設備に内容が偏っています。記事発展のため、船舶に関する設備の加筆について協力をお願いします。(2013年9月) |
タラップ(オランダ語: trap)は、船や飛行機の乗り降りのために一時的に架設される構造物。梯子、階段、スロープなどの形態をとる。パッセンジャーステップ[1]、舷梯(げんてい)ともいう。オランダ語の「trap」は階段という意味がある。
概要[編集]
種類[編集]
飛行機の場合、空港で用いられるものは動力があるため容易に移動でき、高さを調節できる場合が多い。現代の中規模以上の空港では飛行機とターミナルビルを直接結べるようパッセンジャーボーディング・ブリッジ (PBB) という可動橋が備えられていることが多く、タラップが使用されない空港もある。なお、客船の搭乗時においても、PBBが用意されていることも多い。
ただし、PBBの数以上の航空機が集まる混雑時、PBBが設置されていない地方の小空港や、ロシアやアフガニスタンなどの開発途上国の空港、PBBの使用料を削減したい格安航空会社、ボーディングブリッジが接続できないボンバルディア CRJやATR 42などの小型機の乗降、また、乗降時の写真撮影が行われることが多く、かつ一般客と切り離す必要のある要人の乗降にはタラップが使用されることが多い。
機体内蔵・後付け[編集]
マーチン2-0-2、マーチン4-0-4、ヤコブレフYak-42、マクドネル・ダグラスのMD-80やMD-90などのように、機体自体に備えられた乗客が乗り降りするための階段を「エアステア (Airstair)」という。エアステア自体は上げ下げして収納する。
また、製造段階で装備されていなかった機体に、後付けでタラップを追加するよう改造された機体もある(VC-25など)。
なお、セスナなどの小型軽飛行機には、ドア兼用になって数段の階段を内蔵しているものもある。
VC-25に装備されたタラップ。
ベースであるボーイング747-200Bにはタラップが装備されていない。タラップを降りる竹下登首相
問題点[編集]
飛行機の搭乗時にタラップを使用する場合、乗客がターミナルと飛行機の間を徒歩やバスで移動する際に雨天時に雨に濡れてしまう上、車椅子や杖の使用が必要な身体障害者の乗り降りに困難を伴うケースが多いことから、大型屋根付きのタラップ、スロープタイプのタラップ、上下動が可能なリフト、車いす階段昇降機[2][3]などが用意されているケースもある。
その他[編集]
ワシントンD.C.のダレス国際空港や、メキシコシティのベニート・ファレス国際空港などでは、「モバイルラウンジ」と言う、上下動が可能なバスを使いターミナルと飛行機の間を移動することもある。同様な車として、機内食を機内に搬入する「フードローダー車」が存在する。また、主に車いす利用者がタラップ・エアステアを使用せずに搭乗するための「パッセンジャーボーディングリフト」(リフトバス)[4][5][6]も存在する。
機体ドアに階段が内蔵されたエアステア (CRJ-700NG)
出典・脚注[編集]
- ^ “航空業界用語辞典 - パッセンジャーステップ”. JALグランドサービス. 2017年2月24日閲覧。
- ^ “機内用フルリクライニング車椅子 - ANA”. 全日本空輸. 2016年12月24日閲覧。
- ^ “JAL - 空港での備品・設備(JALプライオリティ・ゲストサポート)”. 日本航空. 2016年12月24日閲覧。
- ^ “機内用フルリクライニング車椅子 - ANA”. 全日本空輸. 2016年12月24日閲覧。
- ^ “PBL(パッセンジャー・ボーディング・リフト)車”. 茨城空港. 2016年12月24日閲覧。
- ^ “パッセンジャー・ボーディング・リフトバス”. 新明和工業. 2016年12月24日閲覧。
関連項目[編集]
- エプロン (飛行場)
- プッシュバック
- エアステア
- ボーディング・ブリッジ
- 機内ペーパーテスト - クイズ番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」の予選方式。合格判定をタラップで行っていた。
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