伊藤春香 (編集者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
はあちゅうから転送)
移動先: 案内検索
伊藤 春香
(いとう はるか)
ペンネーム はあちゅう
誕生 (1986-01-22) 1986年1月22日(32歳)[1]
日本の旗 神奈川県川崎市[1]
職業 ブロガー作家
国籍 日本の旗 日本
ジャンル 著作家
デビュー作 『さきっちょ&はあちゅう恋の悪あが記Super edition』(2005年)
公式サイト はあちゅう主義。はあちゅう(伊藤春香)公式ブログ
Portal.svg ウィキポータル 文学
テンプレートを表示

伊藤 春香(いとう はるか、1986年1月22日[1] - )は、ブロガー作家。別名:はあちゅう[2]神奈川県川崎市出身[1]慶應義塾大学法学部政治学科専攻卒業[1]。在学中に香港大学へ留学[3]

概要[編集]

大学在籍中にブログをはじめて、卒業旅行の際には企業からスポンサーを募り、タダで世界一周を実現したという。

2009年電通に入社し、コピーライターとして勤務したのち、2011年トレンダーズに転職。催眠術師資格を保有している[1]2011年より同社にてドクターエステ・コスメ専門サイト「キレナビ」の編集長をしていた[4][5]が、 2013年12月のサイブリッジ社へのキレナビ事業の売却[6]にてその後動画プロモーションサービス「Tubers Channel」担当ならびに「ウーメディアチャンネル」パートナー・マネージャーを務めた。2014年9月に退職後はフリーとして、執筆活動や講演活動を行っている。 2017年12月、岸勇希(元電通)から長年のセクハラ・パワハラ被害を受けていたと告発した[7]。その一方で、伊藤は過去に性経験のない男性を侮蔑する発言をしており、これがセクハラ行為にあたるとして、伊藤自身がセクハラ加害者であるとしてツイッターが炎上した(後述参照)。

活動[編集]

ライフスタイルプロデューサーの村上萌と有料オンラインサロン『ちゅうもえサロン』を一緒に立ち上げた[8]ほか、トレンダーズファウンダーの経沢香保子ともうひとつ有料サロン『ちゅうつねカレッジ』を運営している[9]

2015年より翌年3月まで、日本テレビ系列情報番組「スッキリ!!」のゲストコメンテーターで出演した[10][11]

人物[編集]

  • 「はあちゅう」は2歳のときに自分でつけたあだ名。周りから「春ちゃん」と呼ばれていたのがよく聞きとれず、自分の名を「はあちゅう」だと思い込んだことがきっかけ[12]。大学生時代に「はあちゅう」名義で、中川早紀と一緒に2か月限定のブログ「さきっちょ&はあちゅうのクリスマスまでの悪あが記」[13]を立ち上げ、注目を浴びた。2歳の時からずっと作家になることが夢だった[14]。好きな作家は林真理子。「林さんの本を読んで生き延びてきた」と言うほどの大ファン[15]
  • 2017年3月27日、自身のTwitterに「影響力絶大!人気のある有名な「読モライター」まとめ!」[注 1]と題された「NAVERまとめ」のURLを貼り付け、「私、ライターではない」とツイートした。続けて、自身は「ライター」ではなく「作家」であり、その違いを「作家→自分の意見を書く」「ライター→誰かの意見(自分以外に取材)を書く」と自分なりに定義して提示した。また、肩書がライターになっていたときはすべて修正してもらっていることも明かした[16]。これに対して、数多くの著名人とのインタビューを行っている吉田豪が反論した。吉田の解釈によれば「作家」とは小説が本業の人であるため、伊藤もライター枠の人だと思っているとツイートした。この吉田の反論をきっかけに、SNS上で肩書についての議論が起こり、能町みね子及川眠子深町秋生津田大介掟ポルシェ春日太一などの有名人も持論を展開した[16][17]。その中で、小説家の深町はプロ11年目になっても「作家」を名乗るのは「恥ずかしい」と述べ、自身のことを「ミステリ小説家」と濁していると発言。そして伊藤にはそうした臆面や含羞がないために作家を自称していると憶測し、「実にスジが通っている」と評すものの、「彼女が作家とは全然思っていない」とコメントした[17]
  • 彼女が「ブロガー・作家」と名乗るのは、上述の林真理子からの影響を挙げている。林が賞を獲るまで自分から作家を名乗らなかったという話が好きだった彼女は、自身も「名乗ることと認められることは違う」と自分に言い聞かせてきたが、林にその話をしたところ「はあちゅうさんが作家という肩書きつかって悪いことないよ、自分鼓舞する意味でもそう名乗っていけばいいよ」と言ってくれたという[16]。フリーライターの西澤千央は、この論争の面白さは、伊藤自身の「よくわからなさ」にあると指摘し、一般的には何をしているのかよく分からない人が、よく分からない「作家」「ライター」を名乗るセルフイメージにおかしさがあると述べている[18]
  • 岸から受けたセクハラを告白する一方で、自身は『童貞いじり』とした性行為の多寡で男性を差別するセクハラ投稿をしていたことが発覚したため、謝罪に追い込まれた。しかし後になって、『童貞いじり』に対する批判は「誹謗中傷」であり、納得いかないけどとりあえず謝って済まそうとしただけだったとして謝罪を撤回した[19][20]。「性体験の豊富さ」を重視されるアメリカの学校の凄惨な現場を知る渡辺由佳里は多くの「セクハラ」は認識不足から起こるとして、童貞を笑い者にする言動には「セックスしたことのない男は一人前ではない。ふつうの男ではない」との偏見があると指摘し、問題構造はセクハラと同様であると注意を喚起しており、伊藤の認識不足を指摘している。また、伊藤の童貞発言がセクハラにならないのは発言内容がセクハラにあたらないわけではなく、単に特定個人を対象にしていないからであって、同様の発言を特定個人に行った場合はセクハラが成立するだけの下劣かつ卑劣な発言であり、この点で伊藤のセクハラに対する認識の甘さを指摘している[21][22]

著書[編集]

  • 『はあちゅうの 20代で「なりたい自分」になる77の方法(伊藤春香)』 PHP研究所2008年ISBN 978-4569703572
  • 『わたしは、なぜタダで70日間世界一周できたのか?(伊藤春香)』 ポプラ社2009年 のち幻冬舎文庫(「はあちゅう」名義)
  • 『アドガール 大手広告代理店新人日記(伊藤春香)』 主婦の友社2011年ISBN 978-4072770320
  • 『自分の強みをつくる (U25サバイバル・マニュアル)(伊藤春香)』 ディスカヴァー・トゥエンティワン2012年ISBN 978-4799312056
  • 『恋愛炎上主義。』 ポプラ社、2014年ISBN 978-4591140314
  • 『半径5メートルの野望』 講談社2015年 のち講談社文庫(完全版)
  • 『かわいくおごられて気持ちよくおごる方法』幻冬舎 2015
  • 『就活・転職でもやもやしたら読む本』ゴマブックス 2015
  • 『無所属女子の外交術』監著 KADOKAWA 2015
  • 『とにかくウツなOLの、人生を変える1か月』 KADOKAWA2016年ISBN 978-4041042274
  • 『疲れた日は頑張って生きた日 うつ姫のつぶやき日記』マガジンハウス 2016
  • 『真夜中にシュークリーム』毎日新聞出版 2016
  • 『言葉を使いこなして人生を変える』大和書房 2017
  • 『通りすがりのあなた』講談社 2017
  • 『「自分』を仕事にする生き方』幻冬舎 2017.12.20発売

共著[編集]

連載[編集]

  • 幻冬舎plus「東京いい店 やられる店」
  • AdverTimes「PRガール」
  • 毎日新聞「はあちゅうエッセー・東京ミーハーダイアリー」
  • 女性向け恋愛WEBマガジンAM「毒吐きはあちゅうのアラサー恋愛入門」
  • ゲスなことしか喋りません!【ゲスアワー】[23]

主な出演[編集]

テレビ[編集]

Web[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 「読モライター」とは、ウェブ上でのタレント性の高いライターたちのことを指す言葉[16]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f 伊藤春香 (はあちゅう) : はあちゅう主義。
  2. ^ http://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/01031561
  3. ^ [1]【ご報告】1年間留学します : はあちゅう主義。
  4. ^ トレンダーズ『キレナビ』編集長・伊藤春香さんインタビュー”. 良活プロジェクト. マイナビ (2012年11月8日). 2014年6月12日閲覧。
  5. ^ 仲暁子私にあるのは、炎上能力だけです(笑) 「キレナビ」編集長 はあちゅうに聞く(下)」 2013年11月05日 東洋経済オンライン
  6. ^ 「キレナビ」事業の譲渡に関するお知らせ (PDF)”. トレンダーズ (2013年12月24日). 2014年6月12日閲覧。
  7. ^ “はあちゅうが著名クリエイターのセクハラとパワハラを証言 岸氏「謝罪します」”. BuzzFeed Japan. (2017年12月17日). https://www.buzzfeed.com/jp/takumiharimaya/hachu-metoo 2017年12月19日閲覧。 
  8. ^ 伊藤春香 (2013年11月30日). “ちゅうもえサロン一周年&次回メンバー募集について。”. はあちゅう主義。. 2014年6月12日閲覧。
  9. ^ 伊藤春香 (2014年8月2日). “【告知】経沢さんと一緒にオンラインサロンを始めます。”. はあちゅう主義。. 2014年9月14日閲覧。
  10. ^ a b 上重聡アナ「スッキリ!!」のMCに!松坂投手との“誓い”明かす”. シネマトゥデイ (2015年3月6日). 2015年3月6日閲覧。
  11. ^ 「スッキリ!! を卒業しました」はあちゅうオフィシャルブログ
  12. ^ U25 「自分の強みのつくりかた」 はあちゅう(伊藤春香)さんインタビュー 2012/08/27
  13. ^ 伊藤春香(はあちゅう) 『自分の強みをつくる』 ディスカヴァー・トゥエンティワン、77頁
  14. ^ だっちゃん 「CAREAL 伊藤春香さん
  15. ^ Woman Type 伊藤春香(はあちゅう)のコンプレックスを救った林真理子さんの著書【特集:秋の「必読」推薦図書】 2012-10-19
  16. ^ a b c d “はあちゅうは「作家」か「ライター」か? 吉田豪、掟ポルシェ、津田大介、及川眠子、春日太一らで議論勃発!”. リテラ. (2017年4月3日). http://lite-ra.com/2017/04/post-3044.html 
  17. ^ a b “はあちゅう「私はライターじゃない」に吉田豪が反論 肩書に対する考え方が議論に”. エキサイトニュース. (2017年3月28日). http://www.excite.co.jp/News/smadan/20170328/E1490686851227.html 
  18. ^ “はあちゅうさんが「ライター」じゃなく「作家」を名乗るワケ”. 週刊文春. (2017年3月28日). http://bunshun.jp/articles/-/1987 
  19. ^ https://twitter.com/ha_chu/status/944108904329363456
  20. ^ はあちゅう、「童貞いじり」謝罪を撤回 「よく考えたら、謝るようなことしてなかった」 : J-CASTニュース”. 2017年12月26日閲覧。
  21. ^ 渡辺由佳里公式アカウント
  22. ^ セクハラ告発のはあちゅう氏 過去の「童貞」めぐる発言に批判相次ぎ謝罪
  23. ^ http://logmi.jp/tag/%E3%82%B2%E3%82%B9%E3%82%A2%E3%83%AF%E3%83%BC/page/2

外部リンク[編集]